|
2002.12
12月1日(日)
◆しまった12月になってしまった。今日はいい天気。
◆だいたいが積極的に人の名前を覚えようとしない。今日は町内会ボランティアでインターネット講習講師を小学校でしていたのだが、それに参加する皆さんは私の名前をちゃんと呼んで話しかけてくれるのだが私は皆さんの名前を覚えていない。ほとんど榎木津状態。いやまったく申し訳ない。m(_ _)m
◆読書はメフィスト賞を受賞したという日明恩さん(たちもりめぐみさんって読むんだって)「それでも警官は笑う」(講談社)。メフィスト賞なのに講談社ノベルスではなくハードカバーということはそれなりのものがあったんでしょうね。まだほんのさわりしか読んでないので感想は後日。
◆北野武監督の「BROTHER」をテレビでやっていたので観る。以前に観たときはああもう2回目は観なくていいなと思ったんだけど、意外に楽しめた。北野武がハリウッドに乗り込んである程度ハリウッドスタイルと自分のスタイルを妥協させながら作ったというインタビューを読んだのだけど、そこらへんが今回「ああなるほどな」と納得できたかも。北野監督の作品の“間”って芸人の間なんだろうね。ここまで伸ばすぞっていう間じゃなくてここまでなら我慢できるぞっていう。
12月2日(月)
◆曇り。
◆読書は日明恩さん「それでも警官は笑う」(講談社)を読了。楽しく読むことができました。ストーリー的には拳銃密売や麻薬といったなかなかにハードな物語なんです。展開にもそれほど無理がないし、読後感もいい。ただ登場人物達はそれぞれに個性的ですけど、みんないい人なんですよね(^_^;)。個人的にはそういうのが大好きなんですけど、これだけハードな内容での警察小説と来るならもっともっとブルージーな部分や登場人物に“普通”の人がほしいなぁと思ってしまったのは贅沢でしょうね。うん。結局こういう小説でどこまでリアリティを追及できるかっていうのは、フィクションの登場人物の中にいかに普通の人を存在させられるかってところだと思うんだけど思うだけでなかなか自分でもできないんだけど。
◆掲示板にも書きましたが、知り合いのパソコンがウィルス被害に遭いまして、そこに入っていた僕のメアドにもウィルスメールが送られてきました。ないとは思いますが、僕のメアドを擬装してどこかに送られた可能性もあります。ご注意くださいm(_ _)m。ま、僕はMacなんで被害はないんですけど。
12月4日(水)
◆晴れ時々曇り。星がきれいだ。新月なのかな?
◆読書は萩原浩さん「神様からひと言」(光文社)。ふーむ。語り口はやわらかくもう若いとは言えないサラリーマンのを主人公にしてユーモアとかペーソスとかそういうものをしっかりと読ませてはくれるんです。うん。それなりに楽しめるんですが、もうひとつガツンとくるものがないかなぁ。たぶん、ディフォルメされた人物とそうではない人物のバランスがちょっと悪くてなんとなく違和感を感じるのかもしれない。主人公にもいまひとつ感情移入できなかった。
◆引き続いてT・ジェファーソン・パーカー「サイレント・ジョー」(早川書房)。アメリカ探偵作家クラブ賞を受賞したというなかなかに静謐な印象を持つハードボイルドかな。まだ途中なので感想は後日。
◆眠い。また明日。
12月5日(木)
◆曇りときどき晴れ。寒かったね。
◆そろそろクリスマスツリーを出さなきゃ。今週末にでも。
◆読書はT・ジェファーソン・パーカー「サイレント・ジョー」(早川書房)を読了。うぅむ、なるほど。これはなんというかみっしりと詰まったハードボイルドだなぁ。すべてはこの主人公である“サイレント・ジョー”のキャラクター造形故でしょうね。過去に傷を持つがゆえに寡黙だったりひねくれていたりする探偵はどこにでも転がっていますけど虐待で実の親に硫酸をかけられ、何度かの手術にも関わらず心無い人間に“牛のクソみたいな顔”と言われるような探偵は少ないのでは? そういう(たぶん顔の半分がケロイド状なのでしょう)顔なので、ジョーは自らを礼儀正しい紳士であれ、と言い聞かせている。こういう顔でもそういうきちんとした態度で接すれば他人は自分の話を聞いてくれるだろうと。実際ストーリーの中でいついかなる場面においても彼はまるで執事のように礼儀正しい言葉遣いで対応するんですよ。これが非常に効果を挙げていますね。地味なお話なんですが、ジョーの初めてのラブロマンス(彼はまだ21歳なのだ)も絡めて読者に“ああなんとかこのジョーに救いを”という思いを持続させて最後までしっかり読ませてくれます。いいですね。傑作とは言いませんが読んで損なし。
◆織田裕二主演の「真夜中の雨」というドラマを観ていたら、某ゲームを制作している時によく行った店でロケをやっていた。有名な店なんだろうか? 制作会社の近くにあったので行ってただけなんだけど。ちなみに恵比寿にあります。オープンカフェになっている。
12月6日(金)
◆雪が降る。一面の銀世界。
◆クリスマスツリーを出した。次男は喜んで飾り付けをするけど長男はめんどくさそうにしぶしぶ。中一なんだけど考えたらこの時期はいちばんこういう行事に関心がなくなる時期かも。中学生の男子なんて一生のうちでいちばんバカな時期だからね(^_^;)。
◆WC記念の500円硬貨をカバンの中に入れっぱなしにして忘れていた。そういえば記念切手も買ったはずだ。そのうちにちゃんと保存しなきゃ。孫子の代まで(^_^;)。
12月8日(日)
◆雪だ雪だ雪だ雪だ。この二日間であっという間に積もってしまった。今シーズン初の雪かき。
◆再びご近所ボランティア。小学校でのインターネット講習会。今回のテーマは年賀状を作ろう! ということでエセデザイナーとしてレイアウトのコツなどを伝授。いいのかオレがそんなことを言って(^_^;)。まぁ長年デザイナーさんたちと仕事をしていればある程度は覚える。自分でカッコイイデザインが出きるかどうかは別の問題だ。
◆何度も言うけど本当に町内会の皆さん名前知らなくてごめんなさい。でもどうしてみんな私の名前を知っているの?
◆読書は……しまった昨日返却してしまった。えーと角田光代さん「エコノミカル・パレス」だったかな? すいませんあやふやです。あまり女流作家の作品を読まないというのは何度もここで言ってますが、日本人作家と限るなら、好んで読むのは宮部みゆきさん、森絵都さん、梨木香歩さん、恩田陸さん、川上弘美さん、小野不由美さん……なんだけっこういるんじゃん。角田さんも比較的読んでいる方ですね。
◆今日はセリアA、パルマ対レッジーナ。日本人対決と騒がれていますが、中田はそんなに騒ぐな、と。これが当たり前の状況にならなければならないんだと。その通りだ。さぁパルマが有利なのは動かないけど、どうなるかな。
12月9日(月)
◆晴れ。でも寒い。
◆なんでも東京では積雪で大変なことになっているとか。雪に慣れていない地方では大変ですね。ちなみに札幌市街地は今日現在積雪ゼロです。札幌から電車で20分ほどの我が家近辺は積雪20センチほどになってます。さらに電車で北に10分ほど行った町では40センチほどになってます。ほんのちょっとの違いでこんなにも雪の量が違うんですよ。
◆読書は北森鴻さん「触身仏」(新潮社)。なんだかんだ言いながら読んでしまう北森さん。民族学という学問にはもちろん多大なる興味があるし、北森さんがこのシリーズで描いている世界は大好きなんですが、いまひとつ熱をもって読めないでいるシリーズ。なんでしょね。相性としか言い様がないですけど。探偵役となる蓮杖那智という学者のキャラにいまひとつ馴染めない。とは言え、中身は非常に楽しい話題が一杯。神話から即神仏までなんでもござれ。楽しめました。あーいやどうでもいいことなんだけど文中に“鏡は左右を逆に映す”とあってもちろんそれは一般常識なんだけどものの本によると左右が逆なのではなく、前後の軸が反対になって映るんだとの説が。私はそれを割に気に入ってます。
◆帰りの電車の中で。幼稚園の女の子を連れて席に座る若いお母さん。目の前に立ったおばあさんに席を譲って立ったのだけど、まぁこのおばあさんが話し好き(^_^;)。ずーーーーーーーーっと話しかけられて相づちを打つのに必死になってました。私はその隣に立ってたんですけどね。苦笑をこらえるのに必死でした。
12月10日(火)
◆晴れ。引き続き寒いっ。相変わらず札幌中心地は積雪0。
◆読書は大崎善生さん「アジアンタムブルー」(角川書店)。札幌出身だそうです。同じ道産子。“本年度最高の恋愛小説”と帯にあるんで、うーん恋愛小説はなーと思いながらやはり札幌出身ということで友人知人からこれおもしろいの? と盛んに訊かれるのでいっちょ読んでみるか、と。で、いやー本当にこれは恋愛小説だ。ごめんなさい、おもしろくないわけではないです。しかしあまりにもリリカルな比喩やどうしようもなくドラマチックなセリフなどが続くとどうにも居心地が悪くなってしまう自分がいます。登場人物達はそれぞれにリアリティがあってああうまいな、と思わせるんですがところどころに散らばるエピソードがとても甘いので(スウィートの方)なんというか書割りの中で演じられるような印象を受けてしまいます。
◆「このミス」を本屋で眺める……ふーん……そうなのかぁという感じ。なんだかズレを感じるなぁ。
12月13日(金)
◆晴れ。しかし更新を休んでいた昨日一昨日と我が家近辺は降るわ降るわ雪が。札幌中心部がなんにも雪がないのに。雪かきばかりしていた。
◆しかしいざこういうことになってしまうとどう書けばいいものやら。sakka-lanなどと名前を付けたこのサイトを立ち上げて、あと数日で6周年。毎年のように“来年こそ皆さまに作品を読んでいただきます”などと書いてきましたけど、どうやらその約束を果たせそうです。
◆実は昨日出版社のK社の方と打ち合わせをしてきました。わざわざ北海道までおいでいただいて恐縮ですm(_ _)m。ここに来られる方はご存知の方も多いと思いますけど、『メフィスト賞』をいただきました。先月の日記にあった“嬉しいニュース”とはこのことでした。今発売中の『メフィスト』最後の方の編集者座談会最後のページで触れられています。
◆来年の桜の季節には、ゲームシナリオではない、僕の“小説”を読んでいただけるかと。
◆なんか騒ぐのも恥ずかしいのでこの辺で(^_^;)
12月16日(月)
◆晴れ。暖かくて雪ががしがし融けてしまいました。
◆次男がついに土曜日の朝に入院。気管支性肺炎で、私が付添いで泊まり込みしていました。実は土曜日は講師をしている学校の学園祭の準備日。日曜日本番で今日は後片づけと、出なければいけなかったのですが、ごめんなさいをしてしまいましたm(_ _)m。しかしまるで計算したかのように次男は今日退院になりました。心配していただいた皆さまありがとうございます。まだ治りきってはいないものの、熱は下がり食欲も出たので後は自宅療養になりました。
◆メフィスト賞受賞について、本当にたくさんの方からメールや掲示板にカキコミをいただきました。あらためてお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。本を出す出すと言っておきながらなかなか出ないていたらくが数年続き、狼少年ならぬ狼中年にならなくて良かったなぁと(^_^;)心底ホッとしています。
◆受賞作は、来年の北海道の桜が咲く頃、つまり私や息子達や亡き父の誕生月に刊行予定です。これもめぐりあわせなんでしょうけど、作品は、幼いころを過ごした町を舞台に亡き父の思い出も絡めながら仕上げたものなのです。メフィスト賞ですがノベルスではなく、ハードカバーでの出版になります。急いで推敲して、さらに完成度を上げて皆さんに読んでもらおうと思っています。
◆あ、“メフィスト”の座談会に書いてあった作品タイトル『GESUMONO』(解す者って読むの)は変更の予定です。元々のタイトルは違ったんですよ。メフィスト用に雰囲気を変えて新しいタイトル付けたんだけど元の方が良いって言われてしまった(^_^;)
◆受賞を機にS社さんからの刊行の話も復活しそう。来年が原稿書き漬けの日々になるように頑張らなきゃ。
◆当然のように読書はなし。もうすぐ6周年だし、いい機会なので少しこのサイトの形態も変えようと思ってます。
12月17日(火)
◆また雪が降って雪かきだい。
◆読書はエラリィ・クィーン「Xの悲劇」(ハヤカワミステリ文庫)。あー読むものがないーと思ってサッと手に取ったんだけど考えてみればドルリィ・レーンは最近読んでいないよなーと。じっくり読んでみよう。新たな発見があるかも。
◆受賞作のタイトルを考えるのに四苦八苦。元々のタイトルは「パルプタウン・フィクション」というのです。もちろん映画「パルプ・フィクション」のもじりで詳しい由来は読んだときのお楽しみをそぐので言いませんがまったくの仮題だったんです。大体僕は最初は仮題を適当に付けておいて、完成してから本番のタイトルを付けるのですよ。小説すばる新人賞の最終選考作品だった「僕は長い昼と長い夜を過ごす」なんて最初は「眠れぬ夜(byオフコース)」でしたもん。今回も普通の日本語のタイトルを考えようと思いながらどうしても出てこないでそのままになってたんです。で、「パルプタウン・フィクション」は、これはこれで非常にコンセプトに沿ったタイトルなのでそのままサブタイトルにしましょうと編集さんに言われて、じゃあ正式な日本語のタイトルを、と。
◆で、未だに思い付かない……うー。
◆明日で6周年。なんで、明日から少し新しくしてお届けします。
12月19日(木)
◆夜には吹雪。500メートル歩くのに遭難しそうになった。
◆というわけで、6周年記念。プチリニュアルしました。なんだかまだ本も出ていないのに名前を変えるのもいやらしいなぁと思いつつ、まぁいい機会ですからsakka-lanの名前もちょっと変えました。でも読み方は変わんないんで、リンクしてくださっている方々は特にいじらないでも(^_^;)。映画とか必殺を新ページからは外してしまったけど、後から復活させます。さすがに全部いっぺんには無理なんで。ま、ゆっくり全般的に直していきますんで。
◆早いですね、もう6周年。いろいろありましたけど、ここを続けることが作品を書き続けることのひとつの動機にもなっていたのでまぁ良かったなぁと。ここに来てくださっている方々へ、ありがとうございました。今後ともひとつよろしくお願いします。
◆昨日で僕の担当講義は終了。今日からは冬休みということでゆっくり作品の推敲を。
◆読書はエラリィ・クィーン「Xの悲劇」(ハヤカワミステリ文庫)を読了して引き続きヒラリィ・ウォー「失踪当時の服装は」(創元推理文庫)を再読。少し読書ペースは落ちるかな。
◆そろそろ息子へのクリスマスプレゼントを極秘に買っておかねば。次男はまだサンタさんを信じている。
12月20日(金)
◆晴れ。
◆読書はヒラリィ・ウォー「失踪当時の服装は」(創元推理文庫)を読了。やはり上手い。これはいくら時代が変わっても色褪せない良さがあるよなぁ。そういえば随分と新刊を買っていない。もうすぐギャラが入るから(普段の仕事のギャラね)久しぶりに本屋で暴れるか。
◆とはいえ基本的に電車内読書なので講義が終ってしまったからしばらく読書する時間がないな。
◆次男がサンタさんに頼んだプレゼントがどこにも売ってない。毎年のことなんだけど、子供向けのキャラクター商品で人気のあるものは必ずこの時期品切れ状態になる。しかも予想外というわけではなく絶対これは売れるよな、とわかっているものが品切れになる。これはメーカー側の怠慢だと思うのだがどうでしょバンダイさん。子供の夢を守るおもちゃ会社が子供の夢を壊していいものでしょうかね。
◆まぁ例によって言葉巧みに誘導してサンタさんにお願いするものを変えたからいいんだけどさ。ちょっと怒っちゃうよ。
12月21日(土)
◆晴れ。明日はかなり冷え込むという。札幌で12度ぐらいだとか(もちろんマイナス)。
◆大掃除の日一日目。机周りの本やら書類やらを整理してしかも終ってない。明日もやるぞー。
◆当然のように読書はなし。仕事はレギュラーでやっている札幌の百貨店のサイトの来年用のページデザイン。あまり紹介したことないんですが、ここです。明治の開拓期からある老舗中の老舗。丸井今井と言いますが東京の丸井とはいっさい関係がありません。札幌へお越しの際はどうぞご贔屓に。
◆読書がないと書くことがない日記。あ、過去の日記を一部お蔵入りさせました。前からやろうと思ってたんですけどちょうどいいやってんで。
12月22日(日)
◆雪が降る。ちょっと重たい雪。でもそんなには冷え込まなかったね。
◆読書は井上剛さん「マーブル騒動記」(徳間書店)。第3回日本SF新人賞を受賞した作品ですね。おや珍しいSF。そうなんですよ。実はこの井上さん、もう何年も前にメールをいただいていて同じ作家志望ということでそういう話しをしていたんです。ところが先日受賞おめでとうございますとメールをいただきまして、ありがとうございますと読んでいたらなーんと実は昨年この賞を受賞していたって言うじゃありませんか。もー早く言ってくれればいいのに(^_^;)。というわけでさっそく。いやおもしろかったです。決して知り合いだからっていうわけじゃなくて本当におもしろかった。知能を持ってしまった牛とそれをめぐる人間の物語。おもしろい物語というのは何でもそうだと思うけど、どういう結末になるんだろう?っていう興味を最後まで持続させるものですよね。この作品にはそれがありました。ラストも非常に僕好みです。
◆我が家の憩いのひとときになっているダッシュ村(^_^;)。いいよなぁ。
12月23日(月)
◆ちょっと雪が降る。
◆大掃除をしながら、レギュラーの仕事を片づけていく。特にここで明記したことはないけど、サイトデザイン(というほどのものではないけど)の仕事とシナリオライティング講師が今現在のレギュラーの仕事という事になる。ゲームシナリオは依頼が来ないとないからね。
◆まぁ自分の小説を書くことが本業になればそれはベターなんですが、デザインというものやゲームというものにも強く魅かれるのでそういうこともできればな、と。というわけでそれらが合体する“物語というものをメインにしたデジタルメディア”というものも、自分の作品としてゆっくり進行させてます。うまく行けばいいけど。
◆仕事と大掃除で読書はなし。
◆さんざん悩んでいた受賞作のタイトルは一応決めました。K社さんの方で気に入ってくれればオッケー。ダメだし出たらどうしよう(^_^;)。
◆ペンネームもどうですか? と言われてうんうん唸っているんだけど、やはり本名以外思い付かない。自分の作品の登場人物の名前なら簡単につけられるんだけどね。どうしようかなぁ。
◆世界中の人に、幸せな時間が訪れますように。メリークリスマス。
12月24日(火)
◆晴れのち曇り。比較的暖かい日。
◆読書は恩田陸さん「ロミオとロミオは永遠に」(早川書房)。まだほんのとっかかりなんで感想は後日。
◆引き続きレギュラーのサイトデザインの仕事を片づけていく。それに飽きたら受賞作の推敲。一息ついたら来年の講義の原稿書き。全然違う仕事を何本も抱えて同時進行というのは慣れないと大変なんだけど全然平気。広告屋時代に養ったものは非常に役立っている。そういう意味では前の会社には感謝している。
◆当然のように仕事のサイトの更新は明けて1月1日なんだけどその頃は実家に帰っているんだよねー。通信環境がないので携帯で繋いでやっているんだけど遅くて遅くて。早い通信カードでも買うかなぁ。でも東京行ったときとかしか使わないしねぇ。
◆クリスマスイブ。きっと日本中で良いカップルもバカップルもそうでない人もそれぞれの聖夜を楽しんでいるんでしょうね。でもクリスマスは明日だからね。明日が本番なんだからね。我が家は手巻き寿司とチキンとケーキ。この辺のハイブリッド(^_^;)な晩餐風景がいかにも日本的。中学生になった長男は最近ようやく白身の魚の刺身の美味さがわかってきたらしい。
◆あ、年賀状書かなきゃ。
12月25日(水)
◆曇り時々雪。
◆あー年賀状書かなきゃ。
◆引き続き、仕事を片づける。講義がないので家でじっくりやれるのは嬉しいけどこういう生活が長く続いているので、時々オフィスのあの雰囲気が懐かしくなる。僕は決して通勤やオフィスでの仕事が嫌なわけではないのだ。
◆というわけで実は以前の仕事仲間で一緒に仕事をしようと準備している。準備ばかりでちっとも進まないんだけど(^_^;)。サイトのドメインももう夏頃に取ってあっていつでも開けるのだけどこちらもまだまだ準備中。でも放っておくのもお金がもったいない。こちとら貧乏人なのだ。なので、ここのサイトから近日中にそちらへ移行しようと思っています。アドレスはhttp://www.solas-solaz.org/sakka-run/になる予定。移行しましたら、リンクを張ってくださっている方には改めてメールを出しますのでよろしくお願いします。
◆ちなみに名前は“ソラスソラズ”と読みますが言いにくいのでソラソラと略してます。由来はそのうちにゆっくり。
◆読書は引き続き恩田陸さん「ロミオとロミオは永遠に」(早川書房)。まだ途中。
12月26日(木)
◆雪が降る。あちこちで大変だ。
◆メフィスト賞を受賞したことでどうやらここのアクセスは少し増えているようですね。いやカウンターもないしアクセス解析も何もしていないんだけど、受賞したってんで初めてここに来たという方からメールを何通かいただいている。その中の一通に「あんたの書評は気にくわん。どうしてそんなに高飛車なんだ」という内容がありさらに「作家になりたいなどと公言してる奴にロクなものを持っている奴なんかいない。いい気になるな。所詮S社でものにならなかったんだろう」とどうしてそんなにあなたは怒っているの? という内容。
◆単なる個人的な率直な読書感想にすぎないし高飛車なつもりもまったくないんだけどね。まぁ確かに偉そうな物言いはあると思うけど、それはある程度“人に読まれている”という部分を意識して自分の見解というものを分かりやすく出そうと心がけるからそういうふうになってしまうかも。好きな部分があればこういうところが好き、合わないところがあればこういうところがあわない、と自分なりに考えて言うのが感想文だと思うんだが。
◆作家になりたいと公言している奴にロクな奴がいない、というのはまぁある部分では的を得てるかも知れないけど(^_^;)S社でものにならなかったというのはかなり失礼。僕に対してもS社に対してもね。まぁこういう事をそのまんまメールしちゃう人なんかは基本的に無視しますけど。
◆で、読書は恩田陸さん「ロミオとロミオは永遠に」(早川書房)を読了。あとがきで“映画「大脱走」が頭にあった”と書いてあってああなるほど、と。そういう物語だったのかぁと納得。相変わらず少年たちを描くのが上手くて彼らの生活を描いていくだけでグイグイ読ませていってしまうんだけど、メインになる人物が多すぎてちょっとこちらの読み方の視点が散漫になってしまった。なんか昔のNHKの少年ドラマシリーズのような感じでなかなかに楽しく読めましたけど、ちょっとこういうのは意外だったかも。
12月27日(金)
◆ものすごい雪。あちこちで高速道路は通行止めになり、JRは遅れて飛行機は飛ばない。まぁ毎年一回はあることとは言え大変。なんか一日中雪かきしていたような気がする。
◆といっても実は北海道はほとんど豪雪地帯ではないんですよ。時々「2階まで雪が積もるんでしょ?」と言われますがそんなことは一度も経験したことありません(^_^;)。あと“かまくら”もありません。
◆読書は待望の新刊浦沢直樹さん「20世紀少年」11巻(小学館)。耐乏してるんだけど買ってしまった。しかもケンヂの歌CD付き。この浦沢さんの物語もそうだけど、気がつけば世の中には20世紀を懐かしむものが溢れだしている。クレヨンしんちゃんだって重松清さんだって恩田陸さんだっていろんな人があの時代の物語を作っている。どうやらその真ん中にいるのは昭和30年代に生まれた“谷間の世代”だ。“団塊の世代”と“新人類”に挟まれた僕たちの世代。すべてがあってすべてがなかった時代に生まれて育った僕らはいったい何を歌おうとしているのか。相変わらずおもしろいこの物語の中で浦沢さんはどうやって“落とし前”をつけてくれるのかな。楽しみ楽しみ。
◆もう年末。仕事納めの人も多いんでしょうね。
12月28日(土)
◆ようやく落ち着いた雪。
◆一緒にゲームを作った(今も一緒に試行錯誤している)某社のディレクターが東京から来道。いつもはメールで打ち合わせをしているのだけど半年ぶりぐらいに顔を合わせてなんやかやと話をする。小説という形での“物語”は基本的に自分の中で完結できるけどゲームはそうはいかない。そこに非常に魅力を感じるんだよね。いつかデジタルならではの“物語の悦楽”というものを作り上げてみたいなぁと思っている。決して単なるノベルゲームとかRPGとかいう枠組みではなくね。
◆読書は本棚本でブレイク・モリソン「あなたが最後に父親と会ったのは?」(新潮クレストブック)。まだ父が存命中に読んで、いつかこういう時が、死んでしまった父親の事を思う時が来るんだろうなぁとしばし思いにふけった物語(エッセイ)。父が死んで来年の1月で三回忌。あらためてこのエッセイを読むと当然だけどいろいろな事が頭に浮かんでくる。そのときの日記にいつか父の死について僕は書くんだろうな、と書いたけどまだ書ききれないでいる。果たして書くことができるのかどうかもわからないけど、ただひとつわかっているのは、エッセイにはならないということだけ。僕はどうがんばってもフィクションライターにしかなれない。現実をそのまま書くなんて耐えられない。だって根っからの嘘つきだからね。
◆変な話だけど、幼稚園の時に嘘をつこうと思ってついた事をはっきりと覚えている。まぁ実にくだらないささいな事なんだけど、意図的な嘘というものをついたのはたぶんその時が初めてだったんじゃないかと思う。そしてその“嘘の世界”を作り上げるということが実に楽しい作業だったことを覚えている。
◆そうして未だに“嘘”を作り続けているわけだ。物語という魅力的な嘘を。
12月29日(日)
◆また吹雪。視界0。
◆年末正月の実家巡り。あと何年これが続くか。子供たちの成長は早い。
◆読書は年末年始用に京極夏彦さん「覘き小平次」(中央公論社)。あーようやく読めるね。まだほんのさわりなんで感想は後日ゆっくり。
◆“あいのり”という番組があって、僕はまったく興味が持てないんだけど、この番組はなんというか不思議な番組だよねー。素人さんの恥ずかしくなるような行動を観るのも一興だけどそれよりおもしろいのはホスト役の連中だよね。晴彦くんだったっけ? そんなに泣くなよ(^_^;)。
◆この年末年始の番組でおもしろいものはあるのかなぁ。昨日江口くんの「赤ひげ」を観たけどやはりまぁこんなものかな、と。江口くんは現代の医者をやった方がいい。救命救急はもう一度やってもいいよね。あれはハマリ役だー。
12月30日(月)
◆また吹雪。高速道路は通行止め。夜になって収まったようだけど。
◆ついさっきも札幌の地下鉄で人身事故があった。二三日前にはJRでもあったし。事故といっているけど、ほぼ飛び込み自殺だろうね。確かに痛ましいが、何故公共の交通機関に迷惑をかけるのか。
◆読書は京極夏彦さん「覘き小平次」(中央公論社)。ほとんど読書の時間などとれないのでかなりのスローペース。もちろん僕は京極さんの熱狂的ファンなのでどれを読んでもおもしろいという感想しか出てこないんだけどさ。また後ほど。
◆スマスマを見ていてデビュー当時のスマップの貴重なプライベートな肉声を聴けた。香取くんがまだ小学六年の頃だとか。スケジュール確認をする電話でのやりとりなんだけど、そういう頃からあの芸能界という特殊な職業についた彼らに何か意識的に共通の何かはあるんだろうか。興味深いところだ。あいにく芸能人の近しい知り合いがいないので分析しようがないんだけど。
◆ドリフターズの特番もやっていた。「8時だよ! 全員集合」いやー懐かしい。あの一連のコントは次男も長男にもけっこうウケていた。やはり身体を張ったお笑いというのは時代を越えるね。次男なんか笑いすぎて涙を流していた。この次男の笑いというのが本当に絵に描いたように心の底から可笑しい、というような笑い方をするので周りの人に笑いが伝染してしまう。その笑い声があまりに可笑しくて皆が笑うのだ。貴重な才能かもしれない(^_^;)
12月31日(火)
◆今日もところによっては吹雪だったらしい。荒れ模様の北海道。
◆今年も終ってしまう。今年は、前に所属していた広告会社で本当に僕のことを親身に考えてくれた先輩が交通事故で亡くなってしまうという事件が起きた。今も、あの人がもう会えない存在だなんて信じられない。残された僕たちは、結果として悔いが残ったとしたも、その瞬間まで懸命に走り続けなければいけないのだと改めて思う。本当に一日一日が大事なんだと実感する。
◆ええかっこしいだと自覚している。カッコつけて何が悪いと思っている。だから、作家志望だ、などと公言してサイトをやっていくことなんて本当にカッコ悪いと思っていた。でも言いきってしまってそれを実現できればそれはそれでカッコイイかと考えて今までやってきた。なんとか、本当になんとかその目標の第一歩を踏み出すことができる。マジでホッとした。でも、それで食っていくことが本当の目標。それに向かっていかないと。
◆ここで出会った方々にたくさんの励ましやお祝いの言葉をいただきました。ありがとうございます。今年もお世話になりました。来年もここは続けていくのでよろしくお願いします。
◆ではみなさん、良いお年を。
|