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2004年2月
2月3日(火)
◆曇り時々晴れ。穏やかな日
◆ひとまず完成した原稿をプリントアウトしてフロッピーとともにS社さんへ送る。気に入ってもらえるかどうか毎度の事ながらめちゃ不安。
◆余裕ができたら(印税が入ったら)モノクロレーザープリンタを買おう。50枚ぐらいしか紙が入らない今の家庭用プリンタじゃ印刷がめんどくさい。
◆一息ついて読書はS・J・ローザン「苦い祝宴」(創元推理文庫)。好きなシリーズ。今回はリディアが主役。
◆ドラマで「僕と彼女と彼女の生きる道」。結局パターンとして前作(ではないんだけど)「僕の生きる道」を踏襲するってやつなんですね。草なぎくんはこういう役をやらせるといいですね。小津の時代に生れていたら良かったかも。
◆一息入れたら推敲をしよう。それが終わったら、次はどうしようか。講談社さん三作目出してくれるかなぁ。
2月4日(水)
◆晴れたり曇ったり雪が降ったり。今年の冬は雪が少ない。
◆読書は引き続きS・J・ローザン「苦い祝宴」(創元推理文庫)。んーちょっと今回はのっけからもたつき加減かも。
◆月曜日にとある地方メディアの取材インタビューでパルプ町へ行ってきた。よくあるパターンだけど作家が自作品の舞台を訪ねるというもの。デビュー作の舞台になった「パルプ町」をまともに訪ねるのは三十年ぶりぐらい。国道沿いにあるのでちらちらと眺めていて様変わりしているのはわかっていたものの、改めて流れた時間の長さを思い知りましたね。
◆予想はしてましたが、かつての「六角交番」も「社宅」も「ボロ寮」も「サクラバ」も「釣具店」も消えていました。
◆でも「シラゲさんの床屋」と「駅」は今も当時の佇まいのままで残っていて本当にびっくり。
◆もちろん「パルプ工場」は今も健在ですし「パルプ町」はしっかりとそこにあります。
◆さて、2作目のタイトルが決定しました。
「高く遠く空へ歌ううた pulp-town fiction2」です。
3月15日、講談社よりハードカバーで刊行予定です。
◆もちろん前作と同じ世界観を持つ物語なんですが、すべてがそのままの続編というわけではありません。あんまり言うのも興を削ぐでしょうから、出てからまたお話しします。
◆よろしくお願いします。
2月5日(木)
◆雪が降る。一部でJRの遅れも。
◆本当にね、ウィルスメールなんとかしてほしいです。一日に十通ぐらい届くのですよ。これを書いている間にも二通。泣ける。
◆赤飯が好物でもある。それも北海道独特の甘納豆の赤飯。別にめでたいことがあったわけでもなんでもないけど今夜は赤飯だったのでついつい食べ過ぎ。胸焼け。
◆読書はS・J・ローザン「苦い祝宴」(創元推理文庫)を読了。最初もたついたけど徐々にペースを取り戻していつもながらのさわやかさが残る幕切れ。そろそろリディアとビルはくっつかないものだろうか。なんとかしてほしいと思うのは私が男だからでしょうか。
2月6日(金)
◆夜には晴れ。丸い月。
◆本日のウィルスメール、21通。マジでキレそう。
◆読書は梨木香歩さん「家守奇譚」(新潮社)。いえもりきたん、と読みます。明治の頃か、学士(といってもガクシくんではない)が書き残した奇譚の数々。木に岡愡れされたり、河童が遊びに来たり、犬が訳知り顔で走ったり。いいなぁこういうの。大好きだ。梨木さんの押さえた文章もいい。
◆次男の友達がお泊まりに来てもう大騒ぎ。
◆すこしずつ推敲と、次作の練り込み。
2月8日(日)
◆曇り……かな?
◆いろいろと忙しかった。故郷の町でちょっとした集まりがあって土曜にはそれに出席。しかしサッカーも忙しい。調子の良い中田やサッカー日本代表のマレーシア親善試合や今日はU-23日本代表のイラン戦や久しぶりに復帰の中村やらもう本当に大変。
◆故郷の町での集まりでは単純に気持ちの良い時間を過ごす事ができた。またいつか会いましょう。
◆で、サッカーですが、日本代表のマレーシア戦はもう親善試合というよりは練習試合と言ってもいいようなもので、まぁ収穫は小笠原のやる気が見えた事でしょうか。海外組へのいい競争心を確認できた事は良かったと思います。それよりも楽しかったのはU-23オリンピック代表の試合ですか。A代表より僕好みの選手が多いので非常に楽しめました。コンサドーレ出身の山瀬も今野もいるし。鈴木にトリプル田中に根本も良い。そしてなんといっても高校生平山ですねー。ここで決めてしまうのがスゴイ。今はA代表よりU-23の方が楽しみですよ。
◆そしてボローニャ中田。水を得た魚という表現がもうピッタリですね。ジーコ監督が日本代表でもレジスタの位置にしようかと考えるのもムリはないです。いや楽しい試合でした。
2月9日(月)
◆晴れ。
◆ガクンとウィルスメールが減った。良い事だ。
◆読書はマイクル・Z・リューイン「探偵家族・冬の事件簿」(ハヤカワポケミス)。久しぶりのリューインはあの探偵一家の再登場。楽しい。
◆少しテンション下がり気味。うーん……。まぁでも上を向いて歩こう。
◆次作の練り込みを少しと預けてある原稿の確認作業。
◆ここしばらく故郷の町が全国のニュースをにぎわせていた。自衛隊派遣の一件だ。先日行った時にも町のあちこちに黄色いハンカチが揺れていた。中学から高校時代を過ごした家は自衛隊の近くにある。それこそ消灯ラッパの聞こえる範囲に。だからといって自衛隊の存在が身近だったというわけじゃないけど、違和感のない風景であることは確か。
◆なにもかもを棚上げしてまったく個人的に言えば(以前にも書いたけど)自衛隊はサンダーバードにしてしまった方が良い。国際救助隊だ。人命を守るために自然災害や大事故と戦う事にその存在価値を見いだせばいいといつも思っているのだけど。
◆僕が独裁者になったらまっさきにそれをするな。あ、あと禁酒車両の設置も。
2月10日(火)
◆晴れ。ここのところいい天気が続く。
◆大急ぎでゲラ校正。急いでもいいことはないんだけど急がなきゃ。
◆読書は引き続きマイクル・Z・リューイン「探偵家族・冬の事件簿」(ハヤカワポケミス)。
◆ドラマは「僕と彼女と彼女の生きる道」。子役の女の子がめちゃカワイイ。草なぎくんは笑うとどうしてもスマスマのキャラ顔になってしまうので笑わない役をやった方がいいです。
◆マウスはワイヤレスにして非常に快調なんだけど不満がひとつ。電池の減りが早いです。たかが電池代されど電池代。
◆卒業した教え子がサイトを開いた。才能豊かな若者(とはもう言えないか)。まだ中身はあまりないけどリンクをはっておきます。これから彼が表現者としてどう歩んでいくのか楽しみです。こちら。
2月11日(水)
◆曇り。
◆引き続きゲラの著者校正。明日には返却。
◆読書はなし。一日中机に向かっていたなぁ。
◆さてスケジュールが目一杯のサッカー日本代表、今日はU-23オリンピック代表がなんとロシアのフル代表と親善試合で引き分け。いくら親善試合でしかもコンディションが悪いとは言ってもフル代表ですからね。負けたら恥ずかしいんで向こうもかなり戦ってくれました。胸を借りる試合でしたけどなかなかどうして頑張ってくれました。下手したら勝てるかも? とまで思いましたよ。闘莉王は勢いがあるねー。まさかロシアの中盤もDFの選手があそこまで持ち込むとは思っていなかったようでふいをつかれたという感じでした。彼の存在はこのチームに明らかにひとつのモチベーションを与えましたね。まだDFは荒いように見えましたけど。明日はフル代表か。どんな試合を見せてくれるでしょうか。
◆S社さんに送った原稿に関して、担当編集さんから電話が入る。もう少し練り込んでさらに完成度を高めましょう。気合い入れなきゃ。
2月13日(金)
◆曇り。
◆明日から大荒れだとか。やれやれ春はまだ遠いか。
◆さて、昨日のサッカー日本代表のイラクとの親善試合。なにをやっているんだぁと叫びたくなるような前半でしたね。疲れが残っているとかそういう問題じゃなく明らかに布陣の悪さじゃないかと。3バックの方が良いような気がするなぁ。それでもまぁ勝ったし負ける気がまったくしなかったのも事実なんですけど。実際、ジーコジャパンの最大の良さは層の厚さではないかと。中盤から後ろは誰が出ても安心感を与えてくれるし、U-23の方でも着々と人は育っているし。まぁ何はともあれ来週から始まるドイツWCへの長い道のり。頑張っていただきましょう。
◆引き続き、作品の推敲作業。
◆時間がなくて読書は休止中。
2月16日(月)
◆晴れ後曇り後雪。
◆それほど荒れなかったね。
◆読書はマイクル・Z・リューイン「探偵家族・冬の事件簿」(ハヤカワポケミス)はすでに読了。楽しかったです。この家族には引続き会いたい。さらに奥泉光さん「新・池底旅行」(朝日新聞社)。こちらも楽しい冒険譚。地方メディアの書評で仕事絡みの読書。
◆引き続き、次作の推敲やネタのツメの作業を急ぐ。
◆考えてみたら一日中仕事をしている状態ですね。
2月18日(水)
◆晴れ。
◆いよいよ始まったサッカー日本代表、ドイツWCへの道。アジア一次予選初戦はオマーン。いやーしびれましたね。いろんな意味でしびれる試合でした。とにかく勝ったのでそれでOK。これで気分的にも楽になるでしょう。ジーコも含めて選手の緊張が伝わってくるような試合でした。今日のキーマンは中村でしたね。かなり精力的に動いて気合いは感じられました。よいプレーもあったけど決定機に外しまくったのも事実。きっと本人もかなり悔しがっているでしょう。全員の気合いは感じられたし、同時に全員に細かなミスがあった。坪井はビビったようなフィードを何本かするし、宮本のクリアミスもあった、稲本は前半いなかったし、遠藤の折り返しは外れてばかり。それでもいい感じの気合いはありましたし、攻撃的な姿勢を崩さなかったのは良かったです。何にしても、まずは勝つ事が大事。ホッとしましたね。
◆しかしやっぱり4バックでいいのかなぁと疑問は残る。右は山田でいいのかなぁ。
◆引き続き推敲の日々。苦しい。
2月21日(土)
◆雨がふる。雪がどんどん融けていきます。
◆たぶん日本中の良きサッカーファン全員が思っているはずの「今はA代表よりU-23がおもしろい」。オリンピック選考へ向けて最後の親善試合、韓国戦を戦いました。いやー韓国代表のコンディションの悪さを割り引いても素晴らしい。良い内容の試合でした。とにかく選手たち全員の気迫が伝わってくる。そしてその気迫がいい具合に流れを作っていく。少し残念だったのは山瀬のポジショニングですね。前半だけでしたけど、決して悪いというのではないけど、うまくタメを作る事ができなかったようですね。それにしても平山が良い。ドイツも期待しちゃうよね。体の使い方なんかは高原より巧いんじゃないでしょうか。何にしても3月に始まるアウェーでの予選。ワクワクしてしまいます。頑張ってくれ。
◆読書はなし。時間がないッス。
◆ひたすら推敲とツメの日々。
2月23日(月)
◆大荒れ。またしても牙を剥いた冬。
◆学校は午前で終わったり休みになったりJRは動かないし事故は起こるし。本当に大変な一日。結局講義も休講にして家にいました。これで最後にしてほしいなぁ。
◆講師と作家以外の仕事が重なってめちゃハードだった週末。ずーっとマウスを操っていて腱鞘炎になりそうでした。講師も含めてそういう仕事はもちろん家族の生活を支えるために必要不可欠なのでやっているのですが、いつか無用の道を歩かねばと思いながら何年も経っています。今年はなんとかしなきゃならない岐路に立ちそうです。毎年のように言ってますが。
◆ジーコ監督を解任しろというデモがあったとか。代表を愛するが故に、今のジーコ体制は我慢がならないと。気持ちはよーくわかりますけどね。今のA代表つまんないし。いつか書いたようにも思うけど僕は最初からジーコ監督に不安を感じていて、でもあの秋田を含むバックスをどんと入れ替えた時にあぁなんとかやってくれるのか、と思いましたね。そういう事ができる監督なら大丈夫かなって。
◆確かに今の欧州勢無条件レギュラーには疑問を感じる。でもひとつの明快な方針としては認めざるをえないと思う。海外で認められた人間にはそれだけのものがある。それは実戦の中で必ず必要なものなんだと、他でもない選手として一流であったジーコの拠り所だと思うんです。それがダメなら自分もダメなんだと思っているんじゃないでしょうか。
◆なんのビジョンも感じられない戦術(そもそもそれがないような気もするし)やこれまでの結果にA代表に興味を失っている人も多いんでしょう。それでも僕はジーコを含む日本代表を応援します。だって好きなんだもん。同じ日本人が世界のピッチに立って戦う姿が。彼らはプロなんだから、素人の私はただただ見つめ続けるだけ。見事な試合をしたならさすがプロだと称賛してふがいなければそれでもプロかと嘆きます。それが楽しいんだからさ。
2月24日(火)
◆晴れ。
◆大荒れの天気のせいでゲラの到着も遅れるとか。やれやれ。
◆ずーっと読書がないようですが、実はちょこちょこ読んでいます。仕事の合間合間に本棚本とか。まぁ一冊読み通しているものがないということで。
◆ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」を観る。お母さんのりょうが出てきましたか。この女優さんの顔は割りと好きな方です。どういう結末にするんだろうなぁ。いくつかのパターンが考えられますが、私なら、子供のために三人でやり直す、という結論を出させますね。それは穏やかな生活というものじゃなくて、子供のために自分を押し殺すという意味で。
◆で、実はエピローグでりんちゃんが大人の姿で現れて「結局三人の生活は二年しか続かなかった」とかモノローグさせるのだ。「私は、悩んだ末に父と一緒に暮らすことを自分で決めた。私と離れたことできれいになっていった母をもう一度見たかったのだ。優しく変わっていった父をもう一度感じたかったのだ」とかね。ありきたりですねそうですね。
2月27日(金)
◆大雪。大荒れ。まったくもう。
◆講談社さんの二作目は無事にゲラは校了。あとは3月の発売日が遅れないことを祈るばかり。今回の装幀も1作目と同じメンバーです。またまた著者本人にはかなり似合わない可愛さで仕上がっています。
◆S社さんに預けていた作品にもGOサインが出て、どうやら夏頃には新刊としてお届けできるかも。
◆引き続き、別のS社さんの作品の手直しを進める。こちらもうまく行けば今年中には。同時に、K社さんからの新作のネタを進める。この状態が続くことを祈るばかり。いや祈ってもしょうがないんで自己の作品を磨いていくしかないんだけどさ。
◆札幌近辺の方、札幌駅のステラプレイスの館内誌には私が書評を書いています。ステラプレイスを歩くとあちこちに置いてありますんで、よろしければ。
◆読書はなし。本を読みたいけどそれ以上に書きたい方の意欲が勝っています。
◆平原綾香さんはいいですねー。久しぶりに女性アーチストのアルバムを買ってしまいました。
2月28日(土)
◆雪かきで大変。と思ったら今日は気温が上がってどんどん融けていく。んだよまったく。もう雪はいらないからね。
◆引き続き、S社さんの作品を手直し。
◆ずーっと読んでいたのに最近新刊を買っていないコミックも増えている。明日は本を買ってこようかなぁ。
2月29日(日)
◆晴れ。しかし大荒れの地方もあったとか。
◆あれほど一気に積もって今年一番うずたかくなった雪があっという間に融けて行く。なんだよまったくこのいいかげんな天気は。
◆引き続き、作品の手直しを進める。
◆さて久しぶりに話題にする我がコンサドーレ札幌。仕上がりは順調とは言えないようだ。とにかく平均年齢が22歳という若さ。それもベテランの佐藤とか29歳ぐらいだったはずだからそれを入れて22だからね。かなり若いチーム。練習試合なんかの結果を見ると格下のJFLに引き分けとかやっているので、得点力の無さは相変わらずのようだ。それでも、前期の最初だった柱谷監督の時より報道の仕方が変わっているように思う。とにかく〈どういう意図を持って練習しているか〉が事細かく報道されている。これはとりもなおさず柳下監督の目指すサッカーがきちんと理解されて、それをひとつひとつ丹念に仕上げているんだというのが周りにも伝わっているということだろう。良い傾向だと思う。目標は5位と言っている。そこへ向けてしっかりとやってほしい。そうなればこちらも腰を据えて応援できるというものだ。
◆相変わらず良いニュースが入ってこないA代表。なんだかなーと思っていたら元・コンサドーレ札幌で現・浦和レッズのエメルソンがどうやら日本国籍取得に動くそうだ。これはかなり心強い。コンサドーレにいた時はまだわがままぶりが目立っていたけど最近はすっかりチームプレイもできるようになった。何よりもU-23で爆発的な活躍を見せている浦和レッズの田中との相性も良さそうだ。あの得点力は即代表入り間違いなし。
◆結局本は買ってこなかった。
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