2005年2月

2月1日(火)日々 
◆寒い日。大荒れのところもあったようですが我が家近辺は平常。
◆昨年11月に出た
「そこへ届くのは僕たちの声」(新潮社)ですが、それまでの著作と同様、売れ行きはあまり芳しくありません。基本的にはそんなことを気にせずに良いものを書くということだけ考えていればいいんですが、やはり商業作家である以上はそうも言ってられません。担当編集のGさんも地道な努力を続けてくれています。私もたまに本屋を廻ってみよう。
「救命病棟24時」。ようやく展開に慣れてきました。今までの一話完結のシリーズと違うのでとまどっていたんですけどね。ただやはりどうしても間延びしていると感じるなぁ。周辺のドラマを詰め込みすぎているようにも感じます。
「ガイアの夜明け」のような番組を観ていると、「あぁカッコいいなぁ頑張って仕事をしてる人って」と単純に思ってしまう。
◆「小説新潮」さんのコラムのゲラをチェック。
◆G社さん「HT」を進める。他のアイデア出しも同時進行で。

2月2日(水) 
サッカー
◆穏やかな日。少し雪もちらつく。
サッカー日本代表はシリアと親善試合。いいんじゃないでしょうか。僕は小笠原をあまり買っていなかったんですが、この2連戦の動きをしてくれれば何も問題ないと思います。他のメンバーも遠藤と田中に不満は残るものの、それぞれにいい動きをしてました。北朝鮮戦はこのメンバー先発でいいんじゃないですか? 2トップの鈴木と玉田のコンビネーションもかなり上がってきたし。海外組はむしろ交代要員として使う形で。稲本は調子が良ければ先発でもいいかな。身体の強さがあるしね。どうにも膠着状態が続くときに交代で中村のテクニックや高原の身体の強さが効いてくると思いますけど。どうかな。北朝鮮戦が楽しみです。
カリ・ホタカイネン「マイホーム」(新評論)を少し読む。フィンランドのベストセラーだそうです。
◆少し身体の調子が悪い。風邪の引き始めかな。市販薬を飲んでおく。
◆そういえばそろそろ雪まつりか。勤めていた頃は雪まつりの会場である大通公園が会社からすぐそこだったので、人の多さに少しうんざりしてました。
◆次男(小学校低学年)の〈医者になる気〉は高まっているらしい。
「救命病棟24時」を観て「僕は地震が起きても逃げないで治療を続けるよ」とのたまう。うーむ。
◆G社さん「HT」を進める。「MM」と「ST」のアイデア出し。

2月3日(木) 
節分
◆曇り。
東京創元社さんの担当編集Kさんが来札。ミステリフロンティアレーベルから春刊行予定(4月ぐらいです)の「HEARTBEAT」のゲラを前にしてあれこれと。おみやげいただいちゃってすいません。ありがとうございました。何を話したかは例によってほとんどお伝えできないのが残念です。「HEARTBEAT」の次の作品(東京創元社さんからの、という意味で)の話もしましたのでご期待ください。
◆おお「WEB本の雑誌」の〈ほんや横丁〉で、啓文社という本屋さんの児玉さんが「そこへ届くのは僕たちの声」をおすすめしてくれてます。嬉しいです。ありがとうございます。
◆まったくの偶然なんですがデビュー作の中に登場した少年の中に〈ケイブン〉という少年がいたことをご記憶の方はいらっしゃるでしょうか。彼の名前は〈啓文(ひろふみ)〉なんですよ。
◆ふむ。サッカー日本代表、海外組は高原と中村の二人だけ。稲本が呼ばれないのは予想外でしたが、まぁ同じポジションには福西も遠藤も中田も阿部もいるしね。ってことは、北朝鮮戦の先発はシリア戦のメンバーから小笠原と玉田が外れるのかな。普通に考えるならそうなんですが、どうも二人に絞ったということは、最初はこの二人はベンチということも……それはないかな。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラチェックに入りました。しばらくこれですね。

2月5日(土) 
男たちのメロディー
◆曇り。
◆ドラクエ8はレベル40。そろそろ最終戦。
◆ゲラを校正するたびに思うのですが(そして毎回ここに書いていますが)、苦手です。広告制作会社の頃から文字校正は苦手でした。小路に校正はさせるな、と社長に言われたこともあります。社長ご無沙汰してますがお元気ですか。
◆集英社のIさんからTEL。「小説すばる」でのお仕事の話をちらほらと。なんとか載せてもらえるように頑張ります。
◆へーTOKIOが「男たちのメロディー」をカバーしたんだ。「鉄腕DASH!」のソーラーカーのテーマソングになってましたけど、まぁTOKIOらしいかもですね。
◆また、痛ましい事件。防げないものなのか。無力なのか。
◆ネットの書評や感想を眺めているとストレートな善意がこそばゆい、というニュアンスの言葉があります。ただ僕としてはことさら善意を強調してるつもりはまったくないし、その辺りのことは人としてあたりまえの部分しか書いていないつもりです。
◆性善説を支持するつもりもないですよ。良きものであってほしいと願いますが。
◆実は、以前はよく美女にベッドの中で「あなたって悪い男ね」と言われたもんです。
◆すいませんウソです。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラとG社さん「HT」を進める。その他アイデアの練りを織り交ぜながら。

2月6日(日) 痛い
◆晴れ。暖かい日。
◆実はお尻が痛い。連日座りっぱなしのせいだろうと思うんだけど。対策として椅子に座布団を敷いてみました。これでどうでしょう。良い椅子が欲しいなぁ。
◆おおドイツで高原が2得点。いいじゃないですかぁ。北朝鮮戦に弾みがつくってもんです。そしてジーコがなんと海外組を先発で使わないと明言。いやいや予想通りになりましたね。これは国内組も燃えるでしょう。たぶん国の威信を懸けてくる北朝鮮のモチベーションに負けない気持ちでやっていただきたい。
◆日曜の夜はDASH村。
◆巷で人気の
野村宏平さん「ミステリーファンのための古書店ガイド」(光文社文庫)買ってきました。どれどれ……おお地元札幌なのに知らない店が載っている! そして18Pには札幌の「沖本貸本店」も載っている! 地元では裏参道と呼ばれる辺りにあるですが、本当に貸本屋なんですよ。しかも昭和30年代の外観のままそこに存在してるんです。今でこそ住居を札幌から隣町に移してしまったのでなかなか行けませんが、20代の頃はすぐ近所に住んでいたのでよく通ったもんです。いや素晴らしいですこの本。旅必携ですね。
◆僕はミステリだけではなく、アート・デザイン関係にも興味があるので洋書などに強い古書店ガイドもあると助かるなぁ。
横木安良夫・写真「子どもたちの見たもの M7.3」(宙出版)。阪神淡路大震災を6、7、8歳の頃に体験した、今は高校生の子どもたち。彼らの〈子どものときに起きた震災〉についての記憶の声。地震は防げない。だとしたらその対策はどうなのだろう。必ず来ると予測されている東京ではどうなのだろう。
◆今月に入って北海道でも小さな地震が二回もあった。毎月、地震が来ている。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラとG社さん「HT」を進める。その他アイデアの練りも。

2月7日(月) 
◆晴れ。穏やかな日。
吉田修一さん「ランドマーク」(講談社)を読む。んーなるほど。落とし先が少し見えなくて考えてしまった。
◆座布団はなかなかいいかもしれない。しばらく使ってみよう。
◆香取慎吾くんは太り過ぎです。
◆ものすごく大切にしている、というわけではないけど、ここ十五年の間いつもカバンのどこかに入っているものにアメリカのhalf dollarがある。50セント硬貨、という言い方をするのかな。サンフランシスコに行ったときに買物して代金に渡そうと思ったら店員さんが「あぁこれはあんまり見ないから記念に取っておきなさいよ」と言ったもの。へーそうなんですか、と素直に頷いて今までずっと持ってます。本当にあまり見ないものなんでしょうか。
◆小さいときからアメリカは常に憧れの国でした。だからでしょうね、取っておいているのも。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラとG社さん「HT」を進める。なかなかゲラに苦戦している。

2月8日(火)
◆穏やかな日。ここのところもうすぐ春だと思わせる日が続く。
◆さぁ、明日はいよいよドイツワールドカップアジア最終予選の幕開けだ。今さら言うことじゃないけど、マスコミは北朝鮮戦ということばかり強調しているけど、気持ちはわかるけど、勘違いしないでほしい。ドイツWCへ出られるかどうかの最終予選の初戦なのだ。相手がどこだろうと関係ない。予選免除だった日韓WCのときには味わえなかった緊張と興奮の始まりなのだ。ドーハの悲劇とジョーホールバルの歓喜はまだ記憶に新しい。本当にあのときは血圧上下しまくりの日々だった。楽しい日々だった。アジアチャンピオンとして絶対に負けられない、世界のサッカーへ殴り込みをかけるための戦い。
◆楽しもう。とことん楽しもう。心あるサポーターはみんなそう思っているはずだ。そして、試合終了後に両国の代表が互いにエールを送り合えるほどのいい試合ができることを望もう。
◆普通に考えると、日本代表は負けない。もちろん何が起こるかわからないのがサッカーだけど、実力差から言っても負けるはずがない。勝ち点と同時にアウェーのことを、最終局面のことを考えてできるだけ点を取っておきたい。そういう試合をできるかどうか。
「救命病棟24時」。今回は素直にドラマに入り込めた。登場人物たちの役割もすっきりまとまってきましたね。
「ガイアの夜明け」を観て思う。一般企業の会社員も良い仕事をするためには才能を必要とする。家族を守るために一生働き続けることは戦いだ。
◆若い頃、地味で平凡な会社員である父の仕事をバカにしていた。自分はそうはならないと思い続けていた。好き勝手なことばかりしてきた僕を父は怒らなかった。どんなムチャをしても「お前を信用している」と言い続けてくれた。最期まで伝えることはできなかったけど、僕は亡父を尊敬している。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラとG社さん「HT」を進める。

2月9日(水) 
やれやれ
◆曇り。
サッカー日本代表はWCアジア最終予選初戦を北朝鮮をホームに迎えて。2-1の辛勝。もちろん負ける気はしなかったけど、これほどしびれる展開になるとは。北朝鮮の粘りもあったんですが、明らかに日本代表は気持ちのプレッシャーと北朝鮮選手のボディプレッシャーに歯車が少しずつ狂っていた感じですね。やはり最終予選、しかも初戦のホームは怖い。
◆でもそれより怖かったのは北朝鮮のGK。いや試合開始直後から「え? いいの?」という感じで観てました。明らかに硬くなっているのか経験不足なのか、そんなセービングで本当にいいのか? という場面が多かった。これはいつかとんでもないポカをするなと思っていたら最後に出ちゃいましたね。それで助かりましたね。大黒の決勝ゴールの場面は申し訳ないけど明らかにGKのミス。
◆押し込まれる展開を救ったのは海外組。やはり中村のテクニックは効く。高原にはおまえそのシュートは入れれよ、と言いたいのですがあくなきシュートへの執着心を見せて北朝鮮DFを押し込んでくれましたね。
◆何にせよ、勝ちました。勝てばいいとは言え、どうしてこんな試合を演出してしまうのかジーコ。あと5戦。楽な試合はないだろう。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラを進める。

2月10日(木) 
ドラクエ
◆雪のち晴れのち雪。けっこう積もった。
◆何もない一日。ドラクエ8はようやくラスボスを倒す。それにしてもエンディング長い。そしてここから始まるおまけの部分がストーリーの軸となる部分の解明に(ってもわかってるけどね)繋がる部分なのね。
◆ゲーム業界を支えてきた先達には大変失礼だけど、基本的にドラクエのシナリオというのは素晴らしい! と唸るものではない。ここまで幅広い年齢層に対応するために非常にわかりやすく親しみやすいものを心掛けて作っているのだと思う。この世界観を成立させるためには縛りというのも非常に多くなるだろう。それは作りやすくもあるし、難しくもある。
◆その中で、今回のドラクエ8はグラフィックが飛躍的な成長を遂げて、まさに制作者側にとっても長年の夢だった〈世界観〉というものの奥行きを表現できるようになった。つまり、見た目と物語の空気感がここにきてようやく幸福な一体感を得られるようになった。だからこその、この長いタイトル「ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君」になったのだなと納得した。最初はなんでこんな長いサブタイトル? と思ったけど、制作者側の喜びが伝わってくるようなタイトルだと実感できた。
◆「どうです、これこそがドラゴンクエストの世界なんですよ。空と海と大地と、そしてそれがあるからこそ表現できた物語を堪能してください」という堀井さんの言葉が聞こえてきそうだ。
◆いやお会いしたことはないんですけど。
◆それは言いすぎでしょう、と苦笑する向きもあるだろうけど、ゲームと言うのは〈総合芸術〉となるうる可能性を秘めたものだ。映画を構成する要素である〈ビジュアルとストーリーと音〉というものが同じように存在し、なおかつそこに〈操作〉というゲームにしかできない観客を魅了する要素が加わっている。だからこそ多くのクリエィターがそこに参加していくんだけど、残念ながら今のところ〈総合芸術〉とまで言いきれる作品は生まれていない。〈操作〉というゲームにしかない魅力的な要素が逆にゲームを娯楽と言う枠に押し込んでしまっている。所詮子供騙しという先入観から逃れられない。
◆まだまだゲームには大いなる可能性があると思う。制作者の皆さんにはもっと上を見てほしい。悲しいことに上を見ないで作ってもそこそこ楽しめるものができてしまうのが今のゲームだから。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラチェックはほぼ終了。最後にもう一度読み直そう。G社さん「HT」は三分の二終了。あともう少し。

2月11日(金) 
大雪!
◆まいった。局地的な大雪。朝起きたら30センチは積もっていました。
◆雪かきで疲れて昼寝。
五十嵐貴久さん「FAKE」(幻冬舎)を読む。おもしろかった。でも好みとしては最後に●●●が●●されない展開にする方が良かったかな。
◆最近、車のCMで
ランディ・ヴァンウォーマー「アメリカン・モーニング」が流れている(原題は確か違うけど)。僕が一人暮らしを始めた頃に出たアルバムからのシングルカットでかなりヒットしたはずだ。大好きで毎朝その曲をかけていた。初めての一人暮らしの自由とほんの少しの淋しさがこの曲と結びついている。
◆当時は朝起きてかける曲と夜寝るときにかける曲を決めていた。朝は周期的に変えていたけど、夜は何年もの間同じアルバムだった。
ウィリー・ネルソン「スターダスト」だった。当時よく僕の部屋に泊まっていた友人たちは今もその曲を聞くと眠くなるそうだ。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」のゲラチェック終了。手元に郵便局のエクスパックがあったのでそれで送ろうと封をしたところでそういや三連休じゃん、と気づいた。休みの日でもやっている郵便局は遠いしなぁ。そこまで行く予定もないし。Kさんすいません月曜に出します。
◆G社さん「HT」を進める。その他の作品のアイデアの練りを織り交ぜながら。

2月12日(土) 
大雪再び
◆もういいです。雪は。と言っても、この時期の大雪は毎年のようにあるんですよね。まるで降り納めのように。この雪が融け出したら春の足音です。
◆雪かきで筋肉痛です。
◆東京創元社Kさんから
「ミステリーズ!」と東京創元創立50周年記念出版のダニエル・ネイサン「ゴールデン・サマー」をいただきました。ありがとうございます。敬愛するエラリィ・クィーンの一人が書いた物語。楽しみです。
◆最近気になっているボーカリストが
〈世理奈〉さん。ご本名なんでしょうか。去年デビューしたばかりですね。声の質が好きなタイプです。デビュー曲もそれから最近の2ndシングルの「稲村ケ崎」もなかなかイイ感じで好きなんですけど、CCCDなんですよねー。むー。どうしても買う気になれない。どうしようかなぁ。
◆引き続きG社さん「HT」を進める。その他の作品のアイデアの練りを織り交ぜながら。

2月13日(日) 
試練
◆晴れ。暖かい日。
◆長男の受験日が近いため、どこにも出掛けないで(風邪などひいても困るし、大雪で出掛けるのはめんどくさかったのもある)過ごした三連休。執筆以外の時間はドラクエ三昧。
◆思い出すのはドラクエ1や2の頃、長男はまだはいはい歩きの時期で、何度ファミコンのリセットボタンを押されて夫婦で涙を流したかわかりません。その対策にとファミコンをケースに入れて保護しても今度は「だぁーっ!」とケースごとひっくり返されたり。あるいは「ふっかつのじゅもん」をメモした紙をどこかに持っていかれたりと、痛恨の一撃以上のダメージを喰らっていました。
◆人間は挫折やどん底を経験して強くなります。高校受験を控えた長男ですが、まだ挫折もどん底も経験していないでしょう。既にラスボスも倒し竜王も倒して悦に入ってる彼のセーブメモリーを消去してやろうかと考えています。我が子を千尋の谷に突き落とす親ライオンの心情で。
◆いや冗談ですって。
◆G社さんの「HT」を順調に進める。担当編集のIさん、予定通り今月中には送れます。その他、短編として予定しているG社さんと集英社さん2本のアイデア練り。イメージを忘れないように講談社さん「D」を少し進める。

2月15日(火) 

◆昨日はひどい吹雪! さらに今日も午前中は吹雪。本当にもういいです。
◆また、学校での凶行。言葉もない。
◆たとえば、ニュースサイトで今日の社会面のニュースを一覧で眺めてみる。朝の挨拶をした児童が若い男に頭を殴られている。ゴミステーションに嬰児の死体があった。パチンコに行くために子供をクローゼットに三時間も閉じこめた母親に実刑判決。ゴルフクラブで中学生を殴るなど虐待していた内縁の夫を逮捕。3歳児を虐待していた母親を逮捕。
◆こうして書いているだけでやりきれなくなってくる。眉間にシワが寄ってくる。
◆子供たちを主人公にする物語を多く書いてはいるけど、別に極端な子供好きというわけではない。子供はみんな天使ですなどと厚顔無恥に言うつもりもない。でも、子供たちは、それがたとえどんな親だろうと、自分のお父さんお母さんが大好きで拠り所にしているんだという事実を知っている。怒られても怒鳴られても無視されても頭を叩かれても、その手を繋ぎたいと伸ばされる小さな手がそこにある。
◆頼むから、その手を繋いでくれ。子供たちが自分でその手を放すときまで。そうして歩き出した子供たちが、同じ愛情を周りの人間にも注いでいくことを信じて。
◆たとえ現実はそうでなくても。
◆G社さんの「HT」と講談社さん「D」を進める。

2月17日(木) 
人間関係
◆晴れ。
◆昨日行われた津波被災者支援のためのFIFAチャリティマッチ世界選抜対欧州選抜。いやもう楽しませていただきました。もちろんガチンコの真剣勝負もおもしろいんですが、こういうのも本当に楽しい。やってる選手たちも楽しそうでした。それにしてもやはり
中田。彼が帰ってくることによって日本代表は一枚も二枚も厚くなると思う(今の段階ではね)。
西澤保彦さんから「転・送・密・室」(講談社文庫)をいただきました。ありがとうございます。ゆっくり読ませていただきます。
◆あ、MYSCON6決まったんですね。僕は関係者でもないし参加したこともないんですが、今回から(なのかな?)代表を務めるshakaさんはもう六年越しぐらいのお付き合いですし、フクさんにも東京でお世話になりましたね。そらたさんは非常に好意的な書評をいただいています。北海道にいるのでなかなか参加できそうにはないんですが、応援してます。がんばってください。あーでも行きたいなぁ。その時期に誰か打ち合わせで呼んでくれないかしらん。
◆基本的に人当たりのいい人間だし、付き合いやすい男なんですよ。仕事の上でも非常に潤滑に人間関係を築けるしね。でも、その反面、知らない人に会うのがめんどくさくてしょうがないっていう部分もあるんです。でも喫茶店やっていた時期もあって、お客さんが来てくれるのは非常に嬉しかったんです。
◆つまり自分のフィールドの中で、楽にふるまいたいというのがあるんでしょうね。そういう意味で今は非常に楽です。知らない人に会うときも、それは編集者の方だったり作家の方だったりファンの方だったり、作家である自分のフィールドの中でのことなので。小心者なんだな。
ダニエル・ネイサン「ゴールデン・サマー」(東京創元社)を少し読む。
◆G社さんの「HT」と講談社さん「D」を進める。あ、東京創元社さんのコラムもやらなきゃ。締切りはないのかな?

2月18日(金) 
男女
◆晴れ。
◆次男がインフルエンザ。学校から連絡があって迎えに行って病院に行って。
◆一日中バタバタとしてしまいました。
◆観るつもりはなかったんですが、妻が観ていた「日本アカデミー賞」。華やかな女優さんたちのドレスなどに見蕩れていて、ふと思ったのです。女優さんたちがずらりと並ぶと、なんかこう内心でメラメラと何かの炎が燃えているんじゃないか、にこやかに笑いながら眼を合わせても実は火花が散っているんじゃないかと思ってしまうのは一種のセクハラでしょうか。
◆今日出ていた俳優さんの中では、
永瀬正敏くん、オダギリジョーくんが好きですね。プレゼンターでやってきた三国連太郎さんも好きです。
◆いちばん好きなのは
緒形拳さん、山崎努さんかな。必殺コンビ(^_^;)。
◆男優ばかりですけど、別にゲイってわけじゃないですからね。
◆G社さんの「HT」を進める。病院の待合室で集英社さんの短編の構想を練っていた。

2月19日(土) 

◆晴れ。
◆久しぶりに学校へ。
◆次男は回復傾向。受験の長男にうつらなければいいんだけど。
◆雑誌
「広告批評」などを。
◆執筆中は気分転換に飴をなめることが多い。煙草は基本的にノっているときに吸っていて、疲れたり止まってしまったりすると飴をなめる。糖分を摂りすぎないように気をつけてはいるんだけどね。
◆ときどき作品を読んでファンになったという方からメールをいただきます。ありがとうございます。基本的にいただいたメールには必ず返事を返すようにしています。メールをすると迷惑じゃないかと思われる方もいるようですが、一、二回程度のやりとりならば全然苦になりません。忙しいときには素直に忙しいのでまた後ほど、と一言二言で返事します。どうぞお気軽に。
◆「おもしろくない!」という感想はヘコミますので受け付けません(^_^;)。
◆集英社さんから
『小説すばる』3月号が届きました。ありがとうございます。
◆だからというわけじゃないけど、迷っていた集英社さんの短編「Y」にひらめきが降りてきて進む。もうちょっとで完成。
◆G社さん「HT」も進める。

2月21日(月) 
コラム
◆晴れ。大荒れのところもあったようだけど。
◆北海道限定ですが、北海道新聞が発行している『ontona』という情報誌に『そこへ届くのは僕たちの声』が紹介されているようです。
◆新潮社さんから
『小説新潮』3月号が届きました。ありがとうございます。192ページの『思い出テレビジョン』というコラムを書きました。テレビ番組にまつわる思い出を、というテーマのコラムです。興味のある方はぜひ。
◆たまたま観た『本当にあった怖い話』に美山加恋ちゃんが出てました。凛ちゃんですね。あんまり可愛いので次男に「こういう女の子をカノジョにしなさい」と伝えました(加恋ちゃんは次男と同年代)。だって男の子を育てる男親の楽しみなんてそれしかな(以下自粛)。
◆一日中学校で講義。
◆集英社さん「Y」を進める。G社さん「HT」が少し停滞。

2月22日(火) 
デジャヴュ
◆曇り。比較的穏やかな日。
◆学校があちこちで学級閉鎖。インフルエンザにはホント気をつけましょう。
『ガイアの夜明け』で北海道の観光について。ニセコでスキーをするオーストラリアの方々はみんなヘルメットを着用していた。ふーむ、向こうではそれが普通なんだな。確かにその方が安全性は高いが荷物が増えるなぁ。ただでさえスキーは荷物が多くてイヤになるのに。
◆パウダースノーが最高だ、という評判。僕が育った旭川市というところも雪質は最高だと聞いている。生まれたときからパウダースノーだからなんとも思わないんだけど。
『小説新潮』に掲載されていたある作家さんの短編を読んでいたんだけど、あれ? これ読んだことあるぞ? という気持ちに。でもそんなはずないしなぁ。そういえば以前、某出版社の部長さんが僕のデビュー作の概要を聞いて「それ以前に読んだことあるなぁ」と言っていたそうだ。でもそんなはずないしねぇなんて話していたけど、なんとなく読書デジャヴュ状態でしょうか。
◆思えば小さい頃はよく「あれ、こんな場面見たことあるなぁ」というのをよく経験していた。
◆新潮社の担当編集Gさんからメール。おおそんな話が。ぜひぜひ。
◆集英社のIさん、そろそろ「Y」を送ります。
◆G社さん「HT」を進める。少し焦ってきた。

2月23日(水) 
動物王国
◆吹雪。大荒れの北海道。気分も少しダウナー。
◆そういえば昨日は2月22日で2がぞろ目でにゃんにゃんにゃんの猫の日? 我が家には犬はいるけど猫はいない。妻は猫好きなのだけど、様々な事情で猫が飼えない。僕は動物は基本的に嫌いじゃないのでなんでもいい。犬でも猫でも鳥でも猿でも豚でもプレーリードッグでも。蛇とかトカゲとかワニは……まぁ飼おうとは思わないけど迷い込んできたなら拒まない。
◆そういえば、モグラって見たことありますか。ないんです。生まれてこの方モグラを見たことがありません。よく漫画などで畑をもこもこもこって穴を掘って進んでいくのを見ますが、本当にああいうふうになるんでしょうか。そもそも北海道にモグラはいるのか? ……調べてみました。いないそうです。やっぱりいなかったのか。え? なになにトガリネズミ? ネズミといいながら実はモグラの仲間でこれは北海道にもいる? ふーん。
◆録画しておいた
『救命病棟24時』を観る。この後の展開はどうなるのかなぁ。
◆サッカー、もちろんチャンピオンズリーグを観ているんですが話が長くなるので。おもしろいなぁ。
◆集英社のIさん、「Y」を送りました。届いてます?
◆G社のIさんからご機嫌伺いの電話(^_^;)。がんばります。G社さん「HT」を進める

2月26日(土) 
溜息
◆晴れ。穏やかな日。
◆次男はまだインフルエンザが抜けきらない。
◆テレビで
「明智小五郎対金田一耕助」というドラマをやっていた。てっきり芦辺拓さんの原作かと思ったら全然違うんですね。それでもひょっとしたらおもしろいかもと思って観てたんですが、残念ながら途中で「ブロードキャスター」に変えました。あの後結末はどうなったんでしょうか。誰か教えてください。
◆ブンデスリーガ、高原の試合を久しぶりに観たんだけど、解説の金子さんも言ってましたが実に珍しい試合を観た気がします。なんじゃこりゃっていう。あきれるのを通り越して笑ってしまいました。
◆ある事情でかなり煮詰まってます。二三日中には抜け出せると思うけど。
◆G社さん「HT」を進める。

2月27日(日) 
資料
◆晴れ。穏やかな日。
◆次男は明日学校に行けるだろうか。お医者さんはもう学校に行ってもいいですよと言うんだけど咳がひどくて。嫌がられそうだな。
◆積んであった今年中に出したい作品の資料本を一冊ずつ片づける日と決めて読みまくる。どんな本を読んだかは一応隠しておきますけど、小説は一冊もなし。高名な人物の評伝とか日本の近代史とか車の特集ムックとか建築家の本とかアメリカの人物史とかいろいろ計10冊。さすがに疲れたかも。
◆気になるところやピンとくるところに付箋をつけて机の横に積んでおく。がんばらなきゃ。
◆やろうやろうと思っていてまだやっていなかった確定申告の計算を終わらせる。今週中に役所に行ってこよう。
◆妻に髪を切ってもらう。お金もないし子供の髪をいつも切ってるから慣れてるし。さっぱりしました。節約節約。
◆おや、
「小説新潮」さん3月号に書いたコラムがここで読めるようです。知らなかった。よろしければどうぞ。
◆G社さん「HT」を進める。今月中にあげようと思っていたんだけど、もう少しかかりそうです。Iさんすいません。もうちょっと待ってください。

2月28日(月) 
回復
◆晴れ後雪。
◆次男は無事回復。久しぶりの学校を楽しんできたみたいだ。
◆僕は学校に行くことを苦痛に思ったことがなかった。勉強が好きというわけではなかったけれど、友人たちと時間を過ごすことが単純に楽しかった。振り返ってみると、それはとても幸福なことだったんだなと思う。
◆まぁ根がバカだったというのもあるんだろうけど。
◆講義をしている学校に向かう地下街で町内会の方とバッタリ会う。駅でよく顔をあわせてはいたものの、言葉を交わしたことはなかった。挨拶して「新聞で見ました。作家さんだったんですね」と言われて、名刺を交換しました。なんとなく気恥ずかしい。
◆G社さん「HT」を進める。ラストスパート。じっくり行こう。