2005年3月

3月1日(火) しまふくりょう
◆雪。雪かき……。
pongくんのブログで知ったのですが、コンサドーレ札幌が選手寮の愛称を公募で決めたそうです。コンサドーレ札幌のマスコットであるドーレくんはシマフクロウなんですが、それをふまえて、選手寮の愛称が〈しまふく寮〉。しまふくりょう。思いっきり笑わせてもらいました。これを選んだコンサドーレ運営首脳陣は何を考えているんでしょうか。ぜひコンサドーレ札幌の選手でこの寮に入る方は、自慢気に大きな声で言っていただきたい。「住んでいる寮は〈しまふくりょう〉です」。毎日楽しく過ごせるはずです。何よりそれが大事です。今期は期待しています。
『ガイアの夜明け』は日産のゴーン社長を。我が家の車も日産です。
浦沢直樹さん「20世紀少年」18巻。やっとケンヂが登場。で、〈ともだち〉の正体は? ってんで思いつくのはあの二人ですよね。思わせぶりに出てきた割りにはその後登場していない。しかしケンヂのこの行動はやはりウッドストック状態になるんでしょうか。
◆G社さん「HT」を進める。

3月2日(水) 
あずみ
◆晴れ。暖かい日。
◆テレビで上戸彩ちゃんの映画
『あずみ』をやっていたので観る。内容はともかくオダギリジョーの演技や風貌や何かがかつて「必殺」で真田広之さんが演じた悪役にそっくりなのに驚き。まぁああいう設定をしたらそうなるんだな。もう少し殺陣をしっかりやってくれたらなぁ。
◆雑誌
『BRUTUS』を読む。特集は「COFFEE&CIGARETTE」。コーヒーとタバコです。何度も書きますが、私は煙草を吸います。マナーは守ります。
◆ジム・ジャームッシュの映画
「COFFEE&CIGARETTE」観たいなー。
◆嫌煙運動には胡散臭さと嫌気を感じますが、こうなったらもっと嫌煙が広がって、煙草は大人が許可制でしかも特定の場所でしか買えないということになればいいと思います。そうなればマナーの悪い連中も減るでしょう。
◆G社さん「HT」を進める。

3月3日(木) 
お疲れっ
◆晴れ。いい天気。
◆長男の試験は無事終了。しかし狙った学校は倍率が非常に高く二人に一人が受かるかどうかというところ。どうなるかは神のみぞ知る。まぁお疲れさまでした。ゆっくり休んでください。
◆故郷である旭川市立図書館から僕の著作の録音図書製作の許可依頼。本を読めない方にも物語を楽しんでいただこうというもの。楽しんでいただければ嬉しいです。
◆確定申告終了。やれやれ。
村枝賢一さん「仮面ライダーspirits」7巻。いよいよ次巻でクライマックスかな。1号と2号は当然として、風見志郎こと仮面ライダーV3がいいキャラポジション取ってますね。あとストロンガーも。この辺が村枝さんのリアルタイムなのかな。
◆おおっ、Amazonではもうすでに次作の
「HEARTBEAT」東京創元社の予約が始まっている! ぜひとも皆さんよろしくお願いします。
◆新潮社のGさんからメール。了解しました。がんばります。
◆G社さん「HT」を進める。東京創元社さんのコラムも。Kさんもう少しで送ります。

3月4日(金) 
歌舞伎
◆晴れ。引き続きいい天気。このまま春になってくれないかな。
◆いよいよ明日
Jリーグが開幕する。まだ北海道は雪の中なんだけど春が来るんだなぁという気にさせてくれる。昨シーズンは柳下監督を迎えて徹底的に若返りを計り出直しのシーズンとなったコンサドーレ札幌。実力通りに最下位に終わったけど、終盤の頃には来期への期待を感じさせるゲームをしてくれた。今期の目標はベスト5&あわよくば昇格。J1からの降格チームがない今季はある意味ではチャンスかもしれない。弱点だったFW陣がどれだけやってくれるかがポイントだなー。なんにせよ、楽しみです。
◆テレビの特番で
中村勘九郎さんの勘三郎襲名記念特集をやっていました。歌舞伎は一度しか観たことないし(北海道では機会も少ない)、まったく詳しくはないんですが、歌舞伎や能といった日本伝統芸能の世界に生きる方々の考え方や感じ方には魅かれるものがあります。いつかじっくり観たいなぁ。
◆最近本の話題が少ないのでいかんなぁと思っていて。なにせ元々この日記は読書日記としてスタートしたものですからね。一ヶ月に30冊読んだ時期もあったんですが。なので、今までに読んだ本の話を少しずつしようかなと思い立ちました。
◆一冊目は、
アーウィン・ショー「真夜中の滑降」(ハヤカワ文庫)。とにかく大好きなアーウィン・ショー。心の師の一人だと何度も言ってますが、その作品の中でもこれはお気に入りの一冊。落ちぶれた若き元パイロットと中年のギャンブラーの男二人の奇妙な友情の物語。端正でいて、アグレッシブ。どう転がっていくかわからない展開なのに、しっとりとしている。何度読み返しても飽きません。
◆G社さん「HT」を進める。もう少し。

3月5日(土) 
コピーライターは語りかける
◆晴れ。少し雪が降ったけど暖かかった。
◆さぁ
Jリーグ開幕だ。コンサドーレ札幌はアウェーで甲府と2対2の引き分け。先行して追いつかれて逆転されて追いついてという展開。多少バランスが悪かったようだけど、まぁ引き分けに持ち込んだということで良しとしましょう。追いつける地力がついたということで。次は勝とう。
◆この日記にも出てくる元・同僚で友人のコピーライタープロトくんはしばらく潜行しているけれど(元気です)、もう一人の元・同僚で友人のコピーライターがブログを始めた。ハンドルネームは特にないようだけど、そのブログでのIDは〈beatpop〉というらしい。じゃあ本の宣伝してくれよ、と言うと素直に宣伝をしてくれたのでご紹介。ここです。リンクページにも入れておきましょう。
◆コピーライターという職業はライターとは違うレベルで〈書く〉という作業をしなきゃならない職種。良いライターが良いコピーライターになれるわけではないけれど、良いコピーライターは良いライターでなければならないと僕は思う。そういう意味では彼は良きコピーライターであり、良い文章を書いていると思う。
◆探偵というのは職業じゃなく生き方だ、と誰かが書いていたけど、実はコピーライターやデザイナー、もちろん小説家も含めたクリエイターというのも実は職業じゃない。生き方なんだ、とも思う。
◆今日の一冊は、
デイモン・ラニアン「ブロードウェイの出来事」(新書館)。ほぼ同じ内容で「ブロードウェイの天使」というタイトルで新潮文庫からも。残念ながら古本屋でしか見つけられないかもしれないデイモン・ラニアン。1930年代のブロードウェイを舞台にして、そこに生きる市井の人々……ではなくてほとんど悪党かあるいはひとくせもふたくせもあるような連中が引き起こす悲喜こもごもを描いた短編集。僕のバイブルと言ってもいいかも。とにかく、楽しい。笑わせて笑わせてホロッとさせて泣かせてまた笑わせて。こんな街に住んでみたかった、この時代をこの連中と一緒に生きてみたかったと思わせてくれる。古本屋で見つけたら絶対に買って読んでください。
◆東京創元社のKさん、コラム送りましたが届いてますか?
◆G社さん「HT」を進める。もう少し。

3月6日(日) 
コピーライターは語りかける2
◆晴れ。気温が上がりどんどん雪が融ける。
◆物置の屋根に積もった雪を降ろす。その高さ40センチほど。天気が良い日のこういう作業は気持ちがいいんです。
◆昨日、プロトくんは潜行してると書いたけど実はブログをさりげなくやらなかったりやったり。
サンボマスターとかノラ・ジョーンズとか久石譲とかビリー・ジョエルとかケツメイシとかEGO-WRAPPIN’とかいろいろとiTuneへ。サンボマスターは確かにロックなんだけど僕らみたいな世代にはその向こうに透けてみえるものが多すぎて素直になれない部分が多すぎる。ビリー・ジョエルを改めて聴くと、どうしてこんなにほとんどの曲を知っているんだろうと驚く。ポピュラリティだなぁ。
◆フィオレンティーナ対レッジーナ。うーん中田は出ないし中村は消えてるし。粗い試合だったなぁ。なんだか最近のセリアАおもしろくないんですけど。
◆録画しておいた
「救命病棟24時」を今ごろ観る。まとまった一品でしたね。気になるのが緊張感のある脚本のなかに何ヶ所かズレるところがあること。台詞だったり状況だったり。そこで醒めちゃうんだよなぁ。
◆今日の一冊は、
片岡義男さん「ミス・リグビーの幸福」(早川書房)。これは片岡義男さんが書いた私立探偵の物語。21歳のすっきりとした若い探偵マッケルウェイの物語。片岡さんの描くアメリカのストーリーを好きな人ならわかってくれると思うけど、とにかく乾いている。アメリカの空気がそのまま文章になったような片岡さんの物語の描き方は本当に大好きで、僕の根っこになっている部分もある。強い日差しとハイウェイとビールとFMと音楽と拳銃と男と女。それだけで出来上がっている物語。大好きだ。
◆G社さん「HT」を進める。なかなか終われない。ラストシーンで悩んでいる。

3月8日(火) 
三寒四温
◆晴れ、夜になって吹雪。また明日は雪かきだー。
◆昨日は+10度という春を思わせる高い気温になって、どんどん雪が融けていったのにまた冬に逆戻りです。まぁこの時期はこうやって進んでいく。毎年のことなんですけどね。去年の今日の日記を見てみると、なんと雨が降っている。暖かかったんだなー。
『ガイアの夜明け』は緊急特集だったらしい西武グループの特集。妻は西武グループのひとつで働いていました。もう十数年前の話ですけど。考えてみたらバブルのいちばんいい時期にいたのかも。お給料良かったです。当時の僕より(^_^;)。
◆もう五年ぐらい前になるけど、バスケットをやっていたとき、パスを受け損ねて左手の人さし指の先端にボールが当たり、また運の悪いことにそこに僕をマークしていた人の身体がぶつかってちょうどテコの原理で人さし指の第一関節が完璧に90度逆に折れたことがある。こういうのも脱臼というのかな? パキン! と音がしましたよ。もうそれを聞いて指を見たときには一瞬にして全身の血が引きましたね。慌てて指を掴んで引っ張って元に戻したら鈍い音がして元に戻りました。かなり腫れたんですが湿布したら終わる頃には痛みもなくなったので、そのまま病院には行かずに今に至ります。ただねーときどき疼くんですよ。今も少し疼いているのでこんなことを書いています。
◆そういえば、20代の頃、コンサート関係の仕事してまして、その夜のライブが終わって機材の搬出していたんですが、トラックに積み込もうとしていたバかでかいベースアンプ(ハードケース入り。重さ推定40キロ)が何のはずみか僕の脛に落ちてきたんです。しかも角がもろ弁慶の泣き所に。いやもう痛いの痛くないのって痛いんですけど。ぼっかり穴が開いて血が出ていました。でもそのままトラックに乗って次のライブ先まで夜中走って移動だったんで適当に消毒して包帯巻いて済ましたんです。で、そこは今でも黒ずんでへこんでいるんですよ。で、不思議なことに思いだしたように血が滲むことがあるんですよね。医学的にはどうなんでしょこれ。
◆なんだか今日はそんな話ばかりで。
◆G社さん「HT」のラストシーン。悩み中。もうちょっと

3月9日(水) 
カナリア
◆晴れ。気温は低い。
◆実は大荒れの天気だったらしく、実際ほんの数キロ離れた周辺の町ではかなりの吹雪。高速道路も通行止めだったし。でも我が家近辺はポッカリと台風の目のように青空が広がっていた。
◆もうすぐ公開される
『カナリア』という映画。カルト教団に入信させられた母に連れられて施設で育てられた兄妹。その12歳になる兄が主人公。言うまでもなくあの事件がモチーフになっている。あらすじで読む限りでは、希望のある結末になるらしいのだけど、できればそうあってほしい。
◆このカルト教団の施設で育てられた子供、というモチーフは僕の中にもずっとあった。ただあまりにも重く難しいものだけにどうやって物語を組み立てればいいのか迷っていた。公開されたら観てみようと思う。
◆それとは別にこの映画のキャストを見て思わずおっ、と声を上げてしまったのは
甲田益也子さんが出演していること。甲田さんと言えば、30代後半以上のan・an読者には懐かしい顔だと思う。当時のトップモデルだった方。好きだったな。
◆今日の一冊は、
イーサン・ケイニン「あの夏、ブルーリヴァーで」(文藝春秋)。破天荒な兄と、慎重な弟と。懐かしい日々を語る少年たちのボーイズストーリーでもあり、現実の今を生きる男たちの物語でもある。成功した弟の家にふらりと現われたのは、浮浪者のような姿をした兄。そこから始まる物語。イーサン・ケイニンの描き出す世界は、淋しくて物悲しくて、でもどこかこっけいで暖かくて。寡作なのが本当に悲しい。もっとたくさん読みたいんだけどなぁ。
◆G社さん「HT」のラストシーン。さらに悩み中。本当にこれでいいのか。

3月10日(木) 
完成
◆曇り。少し雪が降る。まだ春は遠いなぁ。
◆「さくら」。またそういうタイトルのケツメイシの歌が売れている。僕らみたいな年齢層にも何かしらのものを与える言葉だし、若い人にもそうなんだろう。
◆全然深く考察していないので、単なる印象にしか過ぎないんだけど、Dragon Ashが99年にブレイクした頃から、歌詞の中に僕らにとってさえ古くさいと思える〈言葉〉や〈表現〉が多くなってきたように思う。だからこそ若い層には印象的に響くのだろうけど。
◆G社さん「HT」を書き終える。頭を少し冷やして、最初から読んで直しをいれよう。G社のIさん、もう少し待ってください。データで送ります。

3月11日(金) 
卒業
◆曇り。雪もちらつく。
◆講師をしている学校の卒業式に顔を出す。何回も書いているけど、彼らと同じ年だった頃の僕は、何にも考えていなかった。ただただ、自分の好きなことだけで生きていこうと思っていた。甘かったと思う。でも、自分はそうやって生きていけるものだと信じていた。
◆それぞれの生き方があると思う。それを見つけるまでが大変だけど、頑張るしかないと思う。頑張ってください。
◆実は長男も明日卒業式。彼は何を見つけることができるのやら。
◆おそらく4月に出せると思う、東京創元社からの新刊
「HEARTBEAT」ですが、東京創元社の近刊案内の方でこのように紹介されています。よろしくお願いします。またかよって言われるかもしれませんが、今回も複数の人間の視点で物語が進んでいきます。
◆G社さん「HT」の仕上げ。もう少しです。

3月13日(日) 
真面目
◆また雪が降る。気温は高かったけど。
◆ドラえもんの声優陣が決まったそうな。ま、どう転んでも最初は違和感ありまくりなのはしょうがないでしょうね。長い目で見ましょう。
◆気になるCM。プリンだかなんだか覚えてないけど「ミルクかけに来ましたー」とふわふわした女の子がやってきてミルクをかけながら「彼女とかいますか?」「なってあげる」などと映像はフィルム風に喋りは素朴さ(素人くささ)を前面に出す、というCM。全体を素朴な作りにして、そして最後の「次は……」などという台詞で落としてはいるものの、あからさまな隠微な隠喩、というほど高級なものでもないか、お下劣な下ネタを軽くフューチャーしてみましたって感じがたまらなくイヤだ。キャスティングも含めて。基本的には目くじら立てるものでもないんだけど、このCMに限っては作り手の品性の浅さが見えてしまう。反省しろっ。真面目にやれっ。
◆ところでいつも思うんですが〈真面目〉ってすごい漢字の当て方ですよね。
◆G社さん「HT」の仕上げ。これでいいかなぁ。

3月14日(月) 
暖かい
◆曇り。少し暖かかった。
◆書き忘れていたけど、
コンサドーレ札幌はサガン鳥栖と0-1の負け。なんともはや。出だしは良かったものの本当に序盤だけ。中盤がまるで機能していない。位置取りとかは間違っていないのでめたくたになることはないんだけど、とにかく攻撃のための連携がほとんど見られない状態。思うに先発メンバーはバランスを重視したのだと思う。確かにバランスは悪くなかった。でもそれだけ。やじろべえは止まっていたら面白くないのだ。ぐらぐらと揺れてこそ面白い。まぁ収穫は先制されても下を向かない気配と新加入の選手たちがなかなか良い気配を見せていることぐらいかな。先は長い。頑張れ。
◆ふと頭に浮かんだので書いておく。北海道のみならず全国区で人気のある「水曜どうでしょう」などで活躍するタレント・構成作家・俳優・映画監督のミスターこと鈴井貴之くんは仕事での昔馴染み。まだ僕が広告制作会社でプランナーをやっていて、彼は劇団を旗揚げしたばかりの頃、ちょっとしたことから知り合いになり、いろんなしょうもないお仕事を頼んでいた。ごくまれにばったり会うとその頃の苦労話を笑い話にしている。
◆G社さん「HT」のデータを送る。自信は……うーん。
◆そろそろ東京創元社さん「HEARTBEAT」の再校ゲラが上がってくるようだ。
◆やらなきゃならないものはたくさんある。講談社さん「D」G社さん「T」東京創元社さん「MM」新潮社さん「MF」。焦るなぁ。


3月15日(火) 
気温上昇
◆晴れ。暖かい。これでどんどん雪が融けてくれるかな。
「ガイアの夜明け」は出版業界モノ。なんだか見ていたら身につまされたり腹が立ったりなんじゃそのまとめ方はってあきれたり。
◆どこで腹が立ったかはヒミツ。
サッカー日本代表に欧州勢が揃って復帰。中田・稲本・小野・中村と久しぶりの黄金のカルテット。どうするんだろうなージーコ。様子を見て決めるとか言ってるけど、出すんだろうな全員。そうなると中盤は北朝鮮戦とガラリと変わってしまう形になる。個々の実力は問題ないとしても連携がなー。ま、とにかく楽しみなのは言うまでもありません。
「救命病棟24時」は来週で終わりかー。
◆いつ頃からテレビドラマはこんなにワンクールが短くなったんでしょうね。以前は一年とか続く人気ドラマがあったのに。
東京創元社さんからコラムの初校ゲラが届く。返しましたー。よろしくお願いします。
◆急いで、ネタを詰める。

3月16日(水) 
合格
◆晴れ。暖かい。どんどん雪が融けていきます。そろそろ雪割りの季節。
◆長男は無事公立高校合格。おめでとう。
◆僕は不合格を経験していて、それでも人生は何とかなるものなので(^_^;)やきもきはしていませんでした。大事なのはどこに入るかではなく、何を経験してどう考えるかですからね。
◆ここに来てくださる学生の方もいるでしょうか。また春から新しい生活が始まるわけです。楽しく有意義な学校生活を送ってくれることを願います。何よりそれが人生の財産になると思います。
◆もちろん、楽しく有意義にするためにはそのための意志が必要だと思います。
◆次作、
「HEARTBEAT」東京創元社4月27日頃を予定しているようです。少しあらすじでも書こうかなぁと思ったのですが、どうも要約しづらい話で(^_^;)。担当編集のKさんは、決して自分のところから出すから言うのではなく、「今までの作品で表現された〈小路さんらしさ〉がひとつにまとまった感じですね。僕はこれがいちばん好きですよ」と言ってくれました。
◆今日の一冊は、
ネビル・シュート「パイド・パイパー」(創元推理文庫)「渚にて」という名作SFの著者であるネビルですが、この作品も僕は大好きです。第二次世界大戦の頃、フランスから故郷であるイギリスへ帰ろうとした老弁護士はさる理由から二人の子供の手を引いて、戦火の中を進むことになる。というお話。これは例えば戦争を皮肉ったコメディにもできるような素材なんだけど、「渚にて」と同じように作者は真摯に淡々と老人と子供たちの道中を伝えていきます。ロードムービーのように。
◆ネタを詰める。

3月17日(木) 
気持ちが良い
◆曇り。夜になって雨。
◆拙作
『空を見上げる古い歌を口ずさむ』『高く遠く空へ歌ううた』の装画を描いてくれたイラストレーター・絵本作家の荒井良二さんが、世界の児童文学に貢献した作家に贈られるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞というものを受賞したそうです。おめでとうございます。なんだかまったく関係ないのに嬉しいです。
◆沖縄出身のミュージシャンとしてはすっかり古株になってしまった
BEGINのアルバムをiTuneに。一五一会(打ち間違いではない)という彼らオリジナルの楽器で奏でるカバー集『ドライブインシアター』。これ、かなり気持ち良いです。
◆次男が「さよなら三角またきて四角……」の話題を。えええそれってまだ生き残っているのか。びっくりですね。地方によっていろいろなバリエーションがあるようですが、僕が覚えてるのは「さよなら三角またきて四角、四角は豆腐、豆腐は白い、白いはうさぎ、うさぎは跳ねる、跳ねるはノミ、ノミは赤い、赤いはホオズキ、ホオズキは鳴る、鳴るは屁、屁は臭い、臭いは便所、便所は長い、長いは廊下、廊下は滑る、滑るはオヤジのはげ頭」でした。
◆ネタを詰める。

3月19日(土) 
美しさ
◆晴れ。昨日は少し雪が降った。
◆さて
コンサドーレ札幌は今期からJ2入りしたザスパ草津と。4-1での今期初勝利。まぁ実績から言えば勝ってもらわないと困る試合だったわけだけど。試合展開としては前節の方が良かったかもしれない。ザスパの勢いに押され気味の時間帯が続いたしCKから先制点も奪われる。ただ、ザスパのDFの甘さをついて効果的に得点を重ねて振りきった感じかな。良く言えば甘いところをしっかり突いて点が取れるようになったと。ただまだ中盤の連携が出来ていない。効果的な攻撃のパターンがない気がする。身体にキレがあったFWの堀井が堀井らしい形で2点取れたのは収穫ですね。とりあえずはこの初勝利で気分を良くして、連勝を狙おう。
◆女子フィギュアの試合を観た。相変わらず得点の方式がよくわからないんだけど、通して観るとやはりベスト3の巧さや美しさはよくわかるなぁ。
西澤保彦さんから「両性具有迷宮」(双葉文庫)をいただきました。いつもありがとうございます。
東京創元社さんから次作「HEARTBEAT」の再校ゲラが届く。急いでやります。

3月20日(日) 
反省と勉強の日々
◆晴れのち曇り。
「HEARTBEAT」の再校と格闘中。なのでそんな話題しかありません。
◆まぁよくある話なんだけど「袖擦り合うも多生の縁」ということわざ。僕はずっとそう覚えていたんだけど「袖振り合うも他生の縁」でも良いらしい。初めて知ったけど。
◆長いことライターやってるからって漢字博士とか学者のように言葉に関する知識がめっさあるわけじゃない(標準よりはあるだろうけど)。調べてみて「えっ! そうだったの!」と驚くことも多いです。特に作家になって自分の作品を出版社の校閲部の方がチェックするようになってから。深く反省してます。人間何歳になっても勉強が必要です。
◆それにしても今回は表記の統一がメチャクチャだった。もうこれでプロとして作品を仕上げるのは七作目だというのに。なんでこんなふうになっちゃったのか。
◆振り返るに途中で大幅に構成を考え直して新キャラを作り出し、尚且つ自分でも知らないうちにそのキャラが勝手に動き出して育っちゃったせいだなぁと。その後の修正がきちんとできていなかったんだなぁ。今回ほど自分の校正下手さ加減に情けなくなったことはありませんでしたね。ホントにすいませんでした東京創元社のKさん。
◆明日も一日再校と格闘。
◆再校チェックの合間にG社さん「A」を進める。G社のIさんまだメール見てないかな?

3月22日(火) 
メイド・イン・ジャパン
◆曇り。
◆道路の雪もすっかり融けて、どんどん春らしくなっていく。まだまだ家の庭には雪がうずたかく積もっているけど、それが消えて草花の芽吹きが見えてくるのももうすぐだろう。
◆雪がない地方に住んでみたいとは思うけど、住んだら住んだで雪のない冬が物足りなくなる。友人の話ではそういう気持ちが消えるまでに十年ぐらいかかったそうだ。最初の二三年は雪がなくて嬉しい、でも五年を過ぎる頃に雪が恋しくなる。十年経ってようやく雪のない冬があたりまえになる。
◆そんなものなのかもしれない。
「救命病棟24時」が終了。おもしろかったけど、やはりテーマが大きすぎたという印象もあったなぁ。江口くんの弾けた演技がそろそろ観たいぞ。
「ガイアの夜明け」。父たちの世代が築き上げた〈メイド・イン・ジャパン〉の誇りを取り戻すことはやはり必要だと思う。より進化した形で。
◆東京創元社さん「HEARTBEAT」は再校を送付。よろしくお願いします。
◆G社さん「A」を進める。

3月23日(水) 

◆薄曇り。
◆この時期になると土もそろそろ顔を出してきて、雪解けとあいまってぐちゃぐちゃなところが増えてくる。そこで困るのが犬の散歩。汚れるんですよね、足とかお腹とか。我が家の犬は白いもんで非常に目立つ。まぁ拭くのにわかりやすくていいんですけど、実は足を拭かれるのが大嫌いで、いつもウ〜ウ〜ウ〜と唸っています。きれいにしてあげているのに怒るんじゃないっ。
「半落ち」をテレビでやっていましたね。実は原作は読んでいないんですが、あまりにも話題になったので内容はほぼ把握。柴田恭兵ももう50代ですか。若い頃は身体のどこかにバネが入っているんじゃないかと思うぐらいでしたよね。そういえば「あぶない刑事」をまたやるとか。タカとユージもさすがに50代になるとどこがあぶないのかわからなくなったりして。
◆雑誌
「ku:nel」「BRUTUS」「number」などを。
◆今日の一冊は、
ウィリアム・サローヤン「パパ・ユーア・クレイジー」(れんが書房新社)。いつぐらいだろう。高校時代かなぁ。サローヤンの名前よりむしろ翻訳の伊丹十三さんの名にひかれて読んだ。でも、そこに描かれていた息子と父親の関係が心地よくて、もう30年近く手元に置いてある本。意識したことはなかったけど、案外僕が描く父と息子の関係の原点はこの辺なのかもしれないなぁってふと思ったり。確かどこかで文庫本でも出ていたはず。作家の父と10歳の息子の日々をただ綴っていく物語ともいえない物語。必ず、心地よくなれると思います。
◆G社さん「A」を進める。もう少し。

3月24日(木) 
初戦突破
◆晴れ。暖かい。
◆どんどん雪が融けていくんだけど、なんと明日からはまた雪だとか。あまり降らなきゃいいなぁ。
◆球春。甲子園が始まった。去年の夏の甲子園を制した駒大苫小牧はプレッシャーをはねのけて初戦突破。昨年のチームほどの爆発力はないようだけど、きっちり抑えたのは素晴らしい。頑張ってほしい。
◆プロ野球に興味を失ってしばらく経つけれど、身体に染みついた野球魂(^_^;)は死ぬまで消えない。小学校の頃は明けても暮れても三角ベースばっかりやっていたし、巨人の試合は毎試合見ていたんだから。自然と「いいスイングだ!」とか「腰が高いよ」などという言葉が口をつく。
◆明日はいよいよ
サッカー日本代表の試合。ドイツワールドカップ最終予選。中田ら欧州組が入ったことによって4バックにするようだけど、不安ばっかりがムクムクと。いやもうジーコの采配にやきもきすることはヤメタ。なんとかしてくれと選手たちに祈るしかない。
◆いろんなことをなんとかしなきゃな、と思いながら日々が過ぎていく。
◆何はともあれ、春だ。気合いを入れ直さないと。
◆G社さん「A」を進める。

3月25日(金) 60%
◆曇り。寒い。
◆やはり少し雪が降る。うっすらと積もった状態。すぐに融けるだろうけど、一部の地域ではかなり荒れたようだ。
サッカー日本代表はアウェイでイランと対戦。1-2で敗戦。
◆正直かなり評価のレベルを落として見ていた。負けてもいいと思っていたのだ。6戦ある中で星勘定として負けてもいい試合があるとしたらここだなって思ったのだ。4バックへの移行や欧州組の起用や不安要素はてんこ盛りだったんだから、その中でどこまでできるかと思って見ていた。
◆そういう意味では、悪くなかったと思う。中田の動きもまずまずだし良さが出ていた。周りの選手もその意図を汲もうと動いていたように見えた。4バックもかなり神経質に皆が動いていて、崩される場面はほとんどなかった。失点は2点とも運がなかった。こじつければ2点目の失点は4バックの影響が見えたと思う。センターではじき返すべき
中澤が引きずり出されて、そこに運悪くDFに当たって方向が変わったセンタリングが行ってしまったから。中澤もインタビューで言っていたけど失点は『ほんのちょっとしたこと』だったのだ。崩された完璧な失点ではない。
◆誤算はFW。
高原玉田がまるで機能していなかった。玉田に関しては周りの選手がうまく使えなかった。裏へ抜ける、あるいは一瞬のスピードを生かせる場面がほとんどなく、これは連携不足からだと思う。高原はまるでダメだった。くさびになってタメを作らなければならない立場なのに、それがまったくできない。トラップさえ満足にできずファールも取れない。後半から入れ替えてもいいんじゃないかと思っていたんだけど、このあたりはジーコの言う〈海外組の経験〉に頼った故の失敗かと思う。
鈴木がケガで出られなかったのが痛かったか。僕は鈴木という選手を昔から買っていて、とにかくボールを受け止められるFW、ためが作れる、ファールをもらえる。その相手のファールを誘うもしくはファールに見せかける身体の動きは世界トップレベルだ。一芸に秀でているのだ。日本人選手に足りないものを、鈴木は持っている。ジーコが彼をFWの柱と言っているのは決して得点に期待しているんじゃなくて、そういうところだと思う。
中村のFK、中田のスルーパス、中澤のボンバーヘッド、鈴木のファール取り。一芸に秀でた選手こそ使いやすく頼りになる。ここぞと言うときにそれが生きてくる。そういう意味では柳沢もいい一芸FWなのだ。今回も短い時間ながら見せてくれたボールが来たときにDFを抜く一瞬の動きはまさに居合抜きのような鋭さ。残念ながら高原にはまだそれがない。
◆ジーコが4バックにこだわるのなら、今回の試合は重要な、そしてある程度狙いが成功した試合だったんじゃないかと思う。確かに3バックは熟成されたろう。でもそれで日本らしい攻撃の形や得点パターンが見えていたわけじゃない。また同じ中澤の言葉を引き合いに出すけど『今まで日本はちょっとしたことで勝ってきた』だけなのだ。ジーコを全面的に支持するのなら、ジーコは黄金の中盤を使い、4バックを完成させて〈ワールドカップで戦える日本代表〉を作ろうとしている。そのためのシステムが、彼の中では〈4バック〉であり、中田と中村と小野と言う3人の天才が並び立つ中盤なのだと思う。
◆それにまったく異論はない。でもなんでここで4バックと言われたら、今までの3バックでメンバー固定は、欧州組を呼べない中田が使えないで致し方なく次善の手段としての方法だったんだと思う。
◆ジーコに監督を任せた。ならば、もうあーだこーだ騒がずに観ていればいい。もし次のホームでのバーレーン戦で負けるようなことがあれば、更迭もあり得るだろう。個人的には次で負けてもその次のアウェイのバーレーン戦まで引っ張るような気がするが。
◆うわー長々と書いてしまった。サッカーに興味のない方、本当にすみません。書きたかったんです。
◆G社さん「A」の修正を。Iさん、今日明日あたりで送ります。

3月26日(土) 
機嫌
◆雪。
◆昨日の日本代表の負けに続いて、コンサドーレ札幌はもう言いたくもない負け方。楽しみにしていたこの二日間のサッカー三昧が最悪の結果になってしまった。あまりそういうものを表には出さない人間だけど、さすがに機嫌が悪かった。友人のコピーライター〈beatpop〉は札幌ドームにコンサドーレの試合を観に行ったそうでさすがにご愁傷様としか言えんな。まだまだだ柳下コンサドーレ。
◆夜は旧友夫妻と食事会。いつもの、楽な気持ちになれる時間。めでたく全員が四十代となった。話のタネは脂っこいものが食べられないとか物忘れがひどいとか年寄り臭いものばかりだ。出会ったときは十九歳だったのに。
◆G社さん「A」の最終調整。

3月28日(月) 
疲労
◆晴れ。風が冷たい。
◆先週の土曜日に、某書評誌さんから音楽のコラムを書いてくださいとメール。はいはい書きます書きます。すぐに書きます。
◆それにしてもそのメールが来たのが午後11時ぐらいで、返事を書いたのは午前0時を回った頃、さらにそれに返信が来たのが午前4時でした。土曜のそんな時間まで仕事しているんですね。お疲れさまです。
◆いつも思うんですが、編集さんは本当にタフです。と言いながら私もそういう仕事をしているときはタフだったんですが、もうすっかりダメダメです。今日も会議があって学校に行ったのですが、疲れてしまって家に帰って晩ご飯を食べたら眠ってしまいました。
◆ついでに本屋を廻ってきて、欲しい本は山ほどあるんだけど、今現在、完璧なほどに金がないので文庫本も買えない。ひたすら我慢。
◆G社さん「A」はデータを送りました。どうかな。
◆音楽コラムの題材を決めて、講談社さん「D」を進める。他のネタも詰めなきゃ。

3月29日(火) 
経験
◆晴れ。風が冷たい。なかなか一気に融けてくれないね。
◆高校野球、春の選抜。昨年の夏の甲子園で見事優勝旗を初めて北海道に持ち帰った駒大苫小牧は2回戦。負けちゃいました。完敗でしたね。これを経験にして、また夏を目指してもらいましょう。もちろん他の北海道の高校球児たちも頑張って。
◆大泉洋さんが
「笑っていいとも!」に。そして「救命病棟24時」アナザーストーリーにも。東京での活動をアウェイと言う(^_^;)。そんなに北海道にこだわらなくてもいいように思うのだけど。
◆もちろん自分の生まれ育ったところだから、北海道は好きだけど、ことさらそれを強調するのはイヤだ。大自然に恵まれた田舎に住んでいる人が皆純朴であるはずもないし、皆いい人であるはずがない。優しい時間ばかりが流れているはずもない。
◆僕はそれをネタには絶対にしたくない。
◆街の地図を作り続けたい。
◆今日の一冊、
マイクル・Z・リューイン「A型の女」(ハヤカワ文庫)。ハードボイルドの系譜のリューイン。でも酒は飲まないし拳銃も撃たないし軽口も叩かないし女も取っ換え引っ換えしない。いつもお金に困っていて細かい計算をしているし、損ばかりしている。マイク・ハマーも好きだけど、リューインの描くアルバート・サムスンは僕の理想の探偵。自分の信念と知性だけを頼りに、街を歩く。
◆講談社さん「D」を進める

3月30日(水) 
方向性
◆雪。冬に逆戻りだ。
◆サッカー日本代表はドイツWCアジア最終予選をホームでバーレーンと。1-0の辛勝。緊迫した試合、というふうに見えたのは、バーレーンが常にカウンターを狙い、日本は常にそれを気にしていたという展開で、それぞれのDF陣が本当に良かったから。
◆これはもういわずもがなだけど中田のボランチはいい。セリアAの試合でも中田の守備の巧さと言うのは目立っている。危ないところへちゃんと詰めていってその芽を摘み取れる。今回の試合でも中田の守備で助かった部分はたくさんあった。
◆相変わらずダメなのは高原。イラン戦よりはマシだったけど。こんな緊迫した試合になってしまうのはひとえに頼りになるFWがいないからだよ。ジーコは考えていないのかなぁ。
◆欧州組を加えた守備のめどはついた。中田をボランチに下げた試合をひとつこなしたことで連携も生まれたろう。これで小野が復帰しても、システムの方向性は見えたと思うんだけど、ジーコのことだからどうかな。
◆講談社さん「D」を進める。

3月31日(木) 
騒がしい一日
◆晴れ。暖かい。雪が融けていくぞ。
◆気持ちが良いのでベランダに積もっていた雪をかき分け、ドアが開くようにする。ほんの何日か前まではうずたかく雪が積もっていたのに。
◆朝から電話が何度も鳴ったり来客があったりと騒がしい一日だった。中でもいちばんのヒットは間違い電話。どうもおばあさんらしいのだが、何度違いますよと言ってもわかってくれない。苦笑しきり。
◆犬の散歩は長男の役目だったんだけど、4月から高校生だし帰りが遅くなることもあるだろうってんで、そろそろ次男にも。まだ少し引きずられるけどね。
◆明日から4月かぁ。
◆G社のIさんからTEL。「HT」はこれで行きましょうと。ホッとする。細かい点を早急に修正して送ります。
◆講談社さん「D」。どうしてもしっくり行かなかった部分にアイデアが降りてきて、頭から修正をかける。これで行けそうかな。