5月1日(日) あいくるしい
◆曇り時々雨
◆次男はおばあちゃんの家へ、初めての一人旅。今ごろはどんな気持ちでいるんだろうか。一人少ないとやはり家の中が広い。
◆浦沢直樹さん『プルートウ』2巻。あちこちで大好評なので何も言うことはない。できれば、物語の終わりにはアトムやゲジヒトやウランたちの笑顔を見たいのだけど、テーマから考えるとそうも行かないんだろうなぁ。『MONSTER』や『20世紀少年』もそうなのだけど、それ以前の浦沢作品のような(『Happy!』や『YAWARA!』や『MASTERキートン』のように)主人公たちの最高の笑顔を観たいと思う。
◆ドラマ『あいくるしい』。やっぱり家族の愛をストレートに描くのだね? いろいろな問題や悲しみは襲ってくるけれど、そういうものを描くドラマなんだと認識して観るとちょっと物足りなさが残る。登場人物が多いのでもっと一人一人のエピソードをじっくり描いてほしいけど、ワンクールじゃそうも行かないんだろうな。楽しみにしているわけじゃないけど、何となく観ている。泣いてばかりいる唄ちゃんがかわいい。
◆結局今クールは『タイガー&ドラゴン』と『あいくるしい』ぐらいかな。あとはもういいや。
◆日曜日は『鉄腕DASH!』。
◆新刊『HEARTBEAT』への感想もいくつかいただいています。いつも読んでいただいてありがとうございます。そろそろ札幌の本屋さんにも入ったかなぁ。
◆G社さん『HT』のゲラをチェック。やる度に書くけど、文字校正は苦手だ。ゲラチェックも苦手だ。
5月2日(月) 〈辣韮〉読めた
◆晴れ。穏やかな日。庭の桜の芽も膨らんできた。今年はどれだけ咲いてくれるだろう。楽しみだ。
◆『ネプリーグ』。深夜のときは時々しか観てなかったけど、やっぱおもしろいね。〈雁字搦〉なんて何十年ぶりかに見たよその漢字!
◆大好きな海野弘さん『ホモセクシャルの世界史』(文藝春秋)。まったくお金がないんだけど高いんだけど買ってしまった。読みふける。おもしろいなぁ。僕のその傾向はまったくないけど、いやもちろん醜い中年よりは美少年が好きだが(^_^;)。この問題は深いなぁ。
◆あ? 『アストロ球団』を実写化? おいおいいくらなんでも。あれを実写化してどうする。いや観てみたい気もするけど。ジャコビニ流星打法とかのトンデモ必殺超人技ばかりがネタになるけど、確かあれって『南総里見八犬伝』からネタ取ってましたよね? すごいよなぁ、野球漫画に八犬伝だもの。
◆集英社のIさんからTEL。ごぶさたしてました。お待ちしています。
◆東京創元社のKさんからTEL。お久しぶりです。お待ちしています。
◆G社さん『HT』のゲラをチェック。
5月3日(火) 疲労
◆晴れ。良い天気。
◆GWの渋滞を気にしつつ、実家のある町へ次男を迎えに行く。孫の特権を目一杯フル活用しておじいちゃんおばあちゃんに甘やかされ放題だったようです。欲しかったレゴのシリーズも手に入れてたし。やれやれ。
◆日帰り往復300キロは疲れる。家に帰ってきて半分は寝てた。夜になってようやく気力体力回復。
◆そういえばなんだかんだで観ていなかった『離婚弁護士』。前シリーズはずっと観ていたんだよね。テンポの良さは相変わらずですが、関係者が多いのが気になるなぁ。
◆『ガイアの夜明け』は、働こうとしない若者たち〈ニート〉の特集。何でも〈名付けて〉しまうことに非常に抵抗があるんだけど、やっぱりそうすることで安心するんだよな人間って。働かない暮らして行けるならそんな楽なことはないけれど、それはとてもつまらないものだということをわかってると思う。自分で考えてそこから一歩踏み出す勇気。
◆今、講義をしている学校で印象に残ったことがある。学校でいじめにあい、ずっと引きこもりで友人もいなかった。他人と関わるのが怖かったという学生が入学してきた。友達を作りたいと、顔を赤くして、俯きながらたどたどしく、それでも真剣に自分のことを話す学生に、クラスメイトから拍手が起こった。「がんばれ」と声が上がった。そのときの、初めて見せた彼の笑顔が今も忘れられない。
◆就職を決めて卒業していった彼は、元気でやっているだろうか。
◆がんばれ。自分で動くことでしか、何も変えられない。
◆今日は休養日。
5月4日(水) 仲間
◆曇り後晴れ後雨。
◆さてコンサドーレ札幌は横浜FC相手に1-0でホーム初勝利! 前半は本当に見事なサッカーだった。サイドから正面からと縦横無尽に全員が動いていた。あれがずっとできればJ2で優勝もできると思うぐらい。攻撃も守備も見事に機能していた。でも後半はもうボロボロ。疲れたのかどうなのか今後の課題だね。しかし虎の子の1点を守り切ったのは見事。この調子で行こう。
◆夜になって、いつもの元・同僚のメンバーで会合。コピーライター×2、グラフィックデザイナー×2、ディスプレイデザイナー×1、作家(すいません一応)×1。男4人女2人。そういう職業構成だからって創作論を戦わせるわけでなく、終始バカ話に興じる。平均年齢40歳なんだからもう少し大人の話をした方がいいだろうと思うがムリかもしれない。ジャームッシュの『COFFEE&CIGARETTE』はやはり観たいなぁ。
◆札幌の書店さんを回ってみたけど、旭屋書店さんにはなかったです。でもそこで買った友人もいるので売り切れかなぁ。紀伊国屋書店さんにもなかったしなぁ。なにわ書房さんにもなくてちょっとブルー入りました。三省堂さんには一冊だけありました。書店の皆様、ぜひともなにとぞよろしくお願いします。
◆原田知世さんが結婚したのかぁ。熱心なファンではないが、ボーカリストとしての彼女の醸し出す雰囲気は好きで、CDも持っている(彼女の演技力の話はやめよう)。おめでとうございます。
◆東京創元社のKさん、荷物届きました。早急に片付けて送り返します。
◆G社さんのゲラを直す。もう少しで終了。
5月5日(木) 日々
◆晴れ時々曇り。
◆『HEARTBEAT』、サイン本プレゼント用の本にサイン終了。希望した方には今月末には届くようですね。もう少々お待ちください。
◆GWらしいことは何もしなかったのだけど、まぁいいか。好き好んで人の多いところへ行くこともないだろうし。
◆昨日会った友人の一人に「小路さんの本の設定って、基本的にゴージャスなのよね」と言われた。その友人は基本的に言葉選びが達人の域に達しているのでもう一度聞き直すと、貧乏臭い設定の人がいない、と言う。この〈貧乏臭い〉というのもそのまんまの意味ではないので説明するのがなかなか難しいのだが言いたいことはわかった。確かにそうかなぁと思う。それはネットでの感想にもよくある〈やさしい〉とか〈善意あふれる〉〈悪人がいない〉とかの部分にも通じるんだろう。
◆だって〈貧乏臭い〉奴らばっかり出る物語なんて書きたくないもん。いろんな意味で。
◆昨日、メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』6月号が届いていました。ありがとうございます。ミュージックのページで小さなコラムを書いていますので、よろしかったらどうぞ。
◆だらだらと過ごしてしまった日。
◆G社さんのゲラ直し終了。明日には発送できるかな。
5月6日(金) 家
◆晴れ。いい天気。
◆今期は町内会の班長をしている。ここに引っ越してきて2回目の班長。かれこれ10年にはなるからすっかり古株になってしまった。
◆10年もの間、同じ家に住んでいるというのは初めてだ。いやもう自宅なのだから何かとんでもないことがない限りずっとここにいるんだけど。
◆予備校通いになって、一人暮らしを始める前に、一人で札幌に行って、適当に歩き回って部屋を探した。今ならアパマンなんとかに行けばすぐに見つかるだろうけど、当時はそんなこと考えなかった。学生街に行けば適当なアパートに〈空き部屋あります〉の張り紙ぐらいあるだろうと思っていたのだ。そして、金銭的なことは別にして、親と一緒に部屋を探したくなかった。一人で暮らすことを一人で決めたのだから、一人で探したかったのだ。
◆見つけたのは今にも崩れ落ちそうな木造アパート。アパートというより下宿屋といった趣だった。ビール瓶を床に置けば、端っこまで転がっていった部屋。当時にしたって珍しいぐらいの古さだった。決め手はやはり家賃。親のスネは齧るのだから、なるべく安いところにしようと思っていた。まだ高校生の僕が一人で部屋を決めにやってきたことに、大家の夫婦は驚いていたっけ。
◆それからもう四半世紀が過ぎた。あのアパートにいた北大生やOLのお姉さん、妙な占い師や離婚した中年のおっさんは、今ごろどうしているんだろうか。
◆金曜日は『タイガー&ドラゴン』。今日の話は意外性はなかったかな。
◆細々した用事で一日が終わる。今日は休養日だ。
5月7日(土) 心根
◆曇り後雨。寒い日。
◆なんと実家のある旭川市では雪が降った。GWの雪というのは十何年ぶりだとか。覚えてるんだこれが。まだ広告会社にいた頃で、イベントプランナーという仕事をしていた。旭川のファッションテナントビルの立ち上げで、現場の作業指揮をするために旭川にいた。夜中に作業が終わって帰ろうとしたら雪が積もってやがんの。どうやって夜の凍った道路を札幌まで帰ろうかと思ったけどね。当時はジープに乗っていて、ええいままよ四駆だし何とかなるだろうと帰ってきました。
◆広告会社に入る前には、コンサート関係の仕事をしていた。主に照明の方だったんだけど。いろんなコンサートやライブの照明の仕込みをやっていた。広告会社でもイベントなどの現場仕事が多かった。なので、身体が現場の楽しさと厳しさを覚えている。
◆たまに、例えばデパートのショウウィンドウの切り替え作業とか、何かのイベントの準備をしている現場を通りかかると、身体がうずうずしてくる。
◆最近のヘビロは〈BEGIN〉。デビューの頃から渋い連中だなぁと思っていたけど、最近になって聴きだしてその良さを再認識。
◆講談社さん『D』がストップしていたので少し直しながら進める。その他のネタを整理する。GW気分で休養が続いたので、気持ちを執筆に引き戻す作業。
5月9日(月) 桜
◆曇り後雨。寒い日。
◆まだ桜が咲かない。札幌近辺では早咲きの桜がようやく二分咲きといったところ。おまけにここ二日ばかり本当に寒い。我が家の庭の桜もピンクの蕾がようやく見えてきたところでとまっている。
◆昨夜は集英社のIさんが来札。プライベートで遊びに来たのにわざわざ会う時間を取ってくれた。ありがとうございます。おまけにごちそうさまでした。
◆基本的に編集者の方は年下が多いので、ごちそうしてもらうのは本当に気が引けますというのは建前でちゃんと領収書処理してね。いやホント(^_^;)。
◆Iさんは偶然なんだけど、僕の『Q.O.L.』の舞台になった湘南出身。以前に会った時にそう伺っておずおずと「雰囲気出てました?」と訊くと「バッチリですよ」と返ってきたのでホッとした経緯がある。今進めてもらっている短編の話を中心に、いろいろと次作の話などさせてもらいました。ありがとうございました。お疲れさまでした。
◆で、早急にその短編のネタを詰める作業。どうもネタを詰める作業が重なって執筆が進まない。
5月10日(火) 日々
◆曇り時々雨。寒い。札幌で開花宣言は出たけど、我が家の桜はまだ咲かない。
◆『離婚弁護士』。やっぱり半分ぐらいしか観なかったけど、パート1に較べて細かい設定が多すぎるような気がするなぁ。テンポはいいけれど。
◆『ガイアの夜明け』。日本の映画産業について。この番組はつかみ所が浅いのがちょっと難点。でもまぁ軽く俯瞰するにはいいんだろうけど。それはさておき、映画ファンとしては日本の映画界が元気になってほしいのは山々。一時期のていたらくぶりからようやく抜け出した感はあるけれどね(本当に一時期〈邦画=駄作〉のイメージがあった)。〈映画産業〉ととして成り立たないと本当の意味でハリウッドや世界と勝負できないっていうのは確かにそうなんだけど、それを支える消費者の方はどうなのか。映画というエンタティメントな芸術を観る環境作りはどうなのか。卵と鶏の話になってしまうけど、そういう話をするときにいつも思う。日本という国は、サブカルも含め、文化というものを育てる土壌が本当にあるんだろうかと。
◆あったはずなんだ。歴史を眺めると確かにそれはあったはずなんだけど。もちろん、自戒も込めて。
◆邦人拘束のニュース。十年間も会っていない兄の突然の消息判明がこういう形に。ニュースの文面でしか確認していないけど、会見をした弟さんの言葉に何か感じるものがあった。
◆コンサドーレ札幌は先日の土曜日にしょうもない試合をして負けたんだけど、上層部スタッフの不祥事のニュースが飛び込んできた。怒りがこみ上げる。使うのも恥ずかしい言葉だけど、彼らは「夢」を売る仕事をしているはずだ。そういう人間として最低のことをやってしまった。
◆自分がいったい何をやっているのか、ということを考えられない人間が多すぎるような気がする。仕事の大小ではなく、自分がどうやって生きていくのかという自覚。それさえあれば、おかしなことはできないはずなのに。例えばアジアで買春をする人間、映画や音楽などの著作物の海賊版を売る人間、それを買う人間、ただ漫然とつまらない表現物を作る表現者、それを流し続けるマスコミ、それを何も考えないで楽しむ人々。
◆もちろん、さらに自戒を込めて。
◆ネタを詰める作業。なかなか進まない。
5月11日(水) 日々
◆曇り時々晴れ。少し暖かくなった。
◆映画『地球で最後のふたり』を観る。浅野忠信はもちろん大好きな俳優さんで、この映画でもその不思議な存在感をしっかり表現しているけど、映画全体としては少しだけ不満が残ったなぁ。二人の恋を描く部分と、二人の間の事件を描く部分のバランスが少しだけ緩くて緊張感が味わえなかった。でもそれは単純に好みの部分かもしれない。最後まで飽きずに楽しめた。おもしろかった。
◆自分の作品に登場する人物の名前ですが、決めるのはいつも苦労しています。主人公格の人物に関してはうんうん唸ってイメージで決めていますが、脇役たちは知り合いの名前をアレンジすることが多いです。なので、もしここを読んでいる僕の古い知り合いがいましたらごめんなさい。勝手に名前を使ってます。中には作中で死んでしまう人もいますが、もちろん他意はありませんので御容赦を(^_^;)。
◆悲しいけどなかなか札幌市内の本屋さんに『HEARTBEAT』が見当たらない。
◆ネタを詰める作業。ちょっと急がないとマズイ。
5月12日(木) 日々
◆晴れ。いい天気。
◆暖かくてようやく我が家の庭の桜の木も、ごく一部が一分咲き(^_^;)。明日には咲くかな。楽しみだ。
◆いや、申し訳ないけど笑ってしまった。プジョーが〈「猫科の野獣の顔」をイメージ〉した新型車を発売する、というニュースで写真があったのだけど、これはどう見てもトトロの〈ネコバス〉ではないでしょうか(^_^;)。もしくは悪・ドラえもん。
◆思わぬところからコラムの執筆依頼。一応まだ伏せておきますけどアメリカ生まれの某有名雑誌の『E』さん。いやーびっくりした。最近でこそペースは落ちましたが、広告屋時代はいつも読んでいた好きな雑誌から依頼が来るなんて! と大喜び。ありがたいです。これから書きますけど、来月発刊の号に掲載してくれるようです。お楽しみに。
◆あ、正宗九さんが拙著『HEARTBEAT』をプッシュしてくれてます。ありがとうございます。よろしくお願いします。ついでと言ってはなんですが、最近の検索で見つけた僕の本をおもしろいと言ってくださっている方々第三弾(第一弾は2004年12月1日、第二弾は2005年1月15日の日記に)。〈mickoさん〉〈hukiraさん〉〈street-kidsさん〉〈wandererさん〉〈cdefgさん〉〈ゆうきさん〉〈NasAさん〉〈秋芳さん〉。ありがとうございます。その他にもいらっしゃいましたら、ご連絡ください。訪問させていただきます。
◆もちろん、批判は甘んじて受けますが、愛のないただのいちゃもんは読んだ端から忘れてしまいますので御了承ください(^_^;)。
◆講談社さん『D』を進める。いい加減仕上げないとマズイ。その他にも短編とコラムか。気を入れ直さないとマジでヤバイ。
◆こんなに一生懸命書いているのにどうして財布が軽いんだろうとじっと手を見る。
5月13日(金) 日々
◆晴れ。いい天気。
◆ただ夕方からぐっと冷え込んでくる。また来週も気温は低めだとか。桜が咲かないうちに初夏が来てしまうぞ北海道。
◆『タイガー&ドラゴン』。んー展開に慣れてきたせいかパワーダウンしてる気がする。そろそろガツンとした展開を。わがままですが。
◆懐かしい映画『ペーパー・ムーン』を観る。やはり名作。展開がわかっていてもついにやにやしてしまう。
◆話題にするのも腹が立つ監禁事件。二度と世に出ちゃいけないバカな男がまたやったと。監禁調教モノのエロゲーを多数所持していたとか同じ事をしたかったとかとにかくそういうバカな男をさらにバカにさせていくモノが多すぎる。
◆創造するための想像力には闇が必要なんだ。
◆講談社さん『D』を進めつつ、その他の作品のネタ詰め。
5月14日(土) 日々
◆晴れ。でも寒いっ! なんだこの風の強さと冷たさは。
◆ようやく我が家の庭の桜が開いたものの、風の強さにアップアップ。写真もボケボケになってしまいました。まだ気温が十度ぐらいにしかならないんですよ。本当に寒い春。こういうのも珍しい。
◆コンサドーレ札幌は水戸と試合。オウンゴールを含む2-0で勝利。まぁまぁですか。強風のせいで危なっかしい試合でしたけど、オウンゴールで余裕を持って、2点目を入れて勝てたというのはいいパターンでした。ただ後半になると全員がぐだぐだになるのがここ3試合ぐらい続いているのでなんでしょうね。前半飛ばしすぎるせいなのか。なんとかしていただきたい。不祥事はあったけど、それはチームとして結果を出していくしかない。まだまだ前半戦、上位を狙える位置にいるので頑張れ。
◆ところで柳下監督の若手育成には定評があるようで、それに関しては昨年からのチーム力の向上を見ると疑問は持たないんだけど、実際のゲームでの選手交代には疑問を持っている。手堅いようなそうでないような。ちょっと微妙。
◆『ブロードキャスター』。今回の邦人拘束でニュースにも出てきた民間の戦争請負人たち。映画やマンガの世界ではもう何年も前から常識でしたよね。新谷かおるさんの「エリア88」や「砂の薔薇」を思い出しました。「戦争を商売にしているのを遺憾に思う」ってコメントがあったけど、そもそも昔から戦争と景気は密接に結びついていませんでしたか。
◆講談社さん『D』を進めつつ、その他の作品のネタ詰め。進まない……。
5月15日(日) 日々
◆小雨混じりの曇り。パッとしない天気。
◆ドラマ『あいくるしい』。どうもいまひとつ狙いがはっきりしないドラマという印象を受けるのだけどどうだろうか。きっと何かの意図があるんだろうと見続けているんだけど、このまま姉弟のそれぞれを描くドラマで終わるのかな?
◆『小説すばる』で漫画を連載している常盤雅幸さんというイラストレーターをご存知でしょうか。実は昔からのファンで、申し訳ないけど「小説すばる」で必ず読むのはこの漫画なのです(^_^;)。一冊にまとめた『真ッ赤な東京』という本が、単行本・文庫本で集英社から出ています。大ファンだったので、わがまま言っていただいてしまいました。Iさんありがとうございます。常盤さんのサイトはこちら。漫画も読めます。とにかく、おもしろい。大絶賛。
◆さらに以前にこの日記で欲しいけど高くて買えないーと騒いだべヴァリー・スワーリング『ニューヨーク』(集英社)も集英社のIさんにわがまま言っていただいちゃいました。17世紀、入植が始まった頃からのニューヨークを舞台にした一族の光と影の物語。おもしろそうなんだこれが。冒頭だけ読んだけどやっぱりおもしろそうなんだこれが。二段組620ページ。厚さ四センチ。活字中毒者にとってはたまらない重みと厚みの本ですな。明日からしばらくはこれで過ごせそうです。
◆〈期限付き先生〉が増えているという記事を読む。いってしまえばアルバイト教師ということだろうか。次男の今の担任の先生もそうらしい。講師をやってみて初めてわかったのだけど、学生を(生徒を)教えるというのは、ものすごい責任を背負う。正直、十四年間の広告会社勤務で得た様々なトラブルやプレッシャーに耐えた経験がなければできなかったんじゃないかと思う。資質もあるのだろうけど、先生という職業に就く人間は、一度別の社会を経験してからの方がいいように思う。どうだろうか。
◆ちょっとした知り合いのデザインスタジオのサイトなのだけど、ここにある北の旬のもののイラストや食材のイラストが良い。色合いといいその表情といい、どこかなごんでしまうのだ。興味のある方はぜひ。こちら。
◆とにかくすべてが進まない。ちょっとスランプ気味かも。
5月16日(月) 日々
◆晴れ。暖かい日。庭の桜もきれいに咲いている。年々花の数が増えていっている。単純に嬉しい。林檎の木も葉っぱが出てきた。
◆べヴァリー・スワーリング『ニューヨーク』(集英社)を読んでいる。おもしれー。まだ本当に最初の部分だけど。しかし持ち歩いて読むには重すぎる。
◆あーようやくですか。ニール・ケアリーシリーズ。待ち続けましたよホント。北村薫さんの『ニッポン硬貨の謎』も楽しみだぁ。
◆あ、shakaさん『HEARTBEAT』の感想ありがとうございます。叱咤激励、胸に染み入ります。
◆紀伊国屋書店札幌本店さんにも『HEARTBEAT』が再入荷してまして、ご挨拶してきました。Kさん今後ともよろしくお願いします。
◆この日記にも何回も書いているんだけど、趣味というものがない。音楽観賞や読書や映画観賞はほとんどそのまま仕事に直結してしまうので自分の中では趣味と言えない。老後を楽しくするためにも何か趣味を見つけなきゃならんと思っているんだけど、見つける暇も金もない。唯一やっていたバスケットもチームが解散してここ数年やってない。
◆何かないかなぁ。
◆少しスランプ脱出。集英社さん『L』やG社さん『T』のネタを練り込んで各担当さんにメールする。よろしくです。さらに講談社さん『D』を進める。こちらは少し頭から考え直さないとマズイかもしれない。
5月18日(水) ホラー?
◆曇り一時雨。パッとしない天気。
◆東京創元社のKさんからメール……え? 昨日の『めざましテレビ』の週間ブックランキングで『HEARTBEAT』が映ってた? ブックファースト渋谷店のホラー部門で2位? ホ、ホラー? いやたとえ一瞬でも2位というのは非常にめちゃくちゃ嬉しいけど、何故ホラー部門?
◆どうやらブックファースト渋谷さんでは、デビュー作からずっと僕の本はホラーの棚にあるらしい。なるほどぉ、まぁ確かにデビュー作ではそういう部分を意識したところもあったけどね。ブックファースト渋谷さんありがとうございます。でもあのーできれば、〈ミステリ〉とか〈エンタティメント〉とか〈男性現代作家〉とかとか、そういう棚にあると嬉しいですが(^_^;)。
◆ちなみに三省堂札幌店さんでは、「パルプタウン」と「HEARTBEAT」がミステリの棚に。「Q.O.L.」と「そこへ届くのは僕たちの声」は現代男性作家の棚にあります。迷わすような中途半端な作風ですいません(^_^;)。
◆コンシューマーゲームの御三家の新しいマシンが続々と発表されている。Xbox360にプレステ3、そして任天堂のrevolution。一応ゲームシナリオ作家の肩書きもある身(全然仕事来ないんだけど)としてはチェックしてますが、どうにもこうにもなんだかなぁという思いを抱いてしまう。
◆Xboxもプレステも現行のマシンの数十倍のスペックを用意して、そこまでやるのか、という表現力を実現させているのだけど、正直お腹いっぱいなのだ。
◆だから、現段階では、任天堂の方向性に(たとえそれがXboxとプレステへのカウンターとしての方向性だとしても)好感を抱いてしまう。さすがにブロードバンド対応に走っているけど、それはなんと過去のゲームをダウンロードして楽しむためでもあるというのだ。ファミコンやスーパーファミコンの名作ソフトをダウンロードして新しいマシンで楽しめるという。下位互換の可能性の追求としては最高の答えのような気がする。
◆技術革新があってこそブレイクできるものがある。だからMicrosoftもSONYもその方向性を否定はしないし、ハイスペックで楽しむローテクというやり方ももちろんある。でも、今のところ、ゲーム機はスタンドアロンであるべき、とかつては言い切った任天堂に少しだけ期待している。
◆そしてXboxの新しいゲームで、なんと「スラムダンク」の井上雄彦さんが原画を担当し、作家の重松清さんがストーリーを担当したというRPGが発表された。めちゃくちゃ豪華な組み合わせで思わず唸ってしまったけど、どんなものに仕上がっているのかなぁ。期待より不安が大きいかも。
◆おお、山本周五郎賞に荻原浩さんが。一度御挨拶しただけですけど、なんか嬉しい。おめでとうございます! 垣根さんもかぁ、すごいなぁ。なんだか遠い話だなぁ……。
◆集英社さん「L」の構想を進める。
5月19日(木) 不調
◆曇り時々雨。風が強い。桜も散ってきた。
◆元サッカー日本代表の前園が引退を表明した。うーん……。そう決断したのか。海外に新天地を求めていて、駄目だったらもう少しJ2ででもできるんじゃないかと思っていたんだけどな。あの頃の前園は本当にすごかった。相手チームにとっては、バイタルエリアで最も危険な仕事をする選手だった。キレのいいドリブルと闘志がチームを鼓舞していた。新しいサッカー人生で頑張ってほしい。
◆当事者にとっては不謹慎極まりない話ですが、もう誰もがわくわくしてしまう謎の〈ピアノマン〉。いくらでもドラマが作れそうだ。しかし確かに事実は小説より奇なりです。
◆今日いちばんホッとした瞬間は、二本足で立つレッサーパンダの風太くんを見たとき。
◆むーやっぱりあまり進まない。どうしたらいいいかなぁ。不調。
5月20日(金) 不調
◆晴れ。いい天気で気温もようやく平年並みになった。上着をいらないと感じたのはこの春初めて。
◆直立するレッサーパンダの風太くんには間違いなく広告会社からCMのオファーが来ている。そういうものだ。
◆『タイガー&ドラゴン』。寄席など一度しか行ったことがないのに、どうしてこんなに落語の筋を知っているのか不思議だ。まぁ今までのはどれもこれもメジャーなものばかりだからね。そういえば小さい頃親父がテレビで落語を観ているのを一緒に観た記憶があるな。
◆雑誌『E』の映画についてのコラムを書き上げて送る。Mさんよろしくお願いします。
◆映画『レオン』の完全版を観た。もちろん好きな映画なので何度も観たけど完全版は初めて。何度観ても、やっぱりレオンには生きていてほしかったと思ってしまう。
◆映画『バグダッド・カフェ』も久しぶりに観る。っていうか劇場公開で観て以来だ。
◆なんでそんなに映画を観ているかというと、完全逃避。何もかもが進まない。マジでヤバイ、ような気がする。でも誰も助けてくれない。そういうものなんだ。一人で創るということは。
◆咳をしてもひとり。とは少し違う。
5月21日(土) 日々
◆晴れ。良い天気。このまま初夏になってほしいのだけど、どうやら来週はまた寒い日が続くようだ。
◆妻が所用で外出、長男は部活。なので一人淋しい次男を連れて〈開拓の村〉へ。リンクで飛んでいただけるとわかりますが、北海道開拓時代からの歴史的な建造物や民家を集めたいわゆる歴史村です。デビュー作に出てきた〈パルプ町の社宅〉と同じ雰囲気の家々が建ち並んでいて、どこかホッと出来る場所。
◆ふと思うのだけど、では100年後もこの開拓の村は残り続けるのだろうか。では現代の建造物が〈歴史的〉と呼ばれることはないのだろうかと思う。あったとしたら、例えば敬愛する矢作俊彦さんの著作『新ニッポン百景』(小学館)が語っているように、おろかなモノとしてしか残らないんじゃないか。この本、もし機会があればぜひ。日本という国はどうしてこんなオロカなんだろうと自虐的に愛さえ感じてしまいます(小説ではありません。ルポです)。
◆たくさんの人がブログもしくはサイトに拙著の感想を載せてくれている。特にブログはすぐにコメントを付けられるので、付けたい誘惑にかられるのだけど、そうなるとすべてのものにコメントを寄せないと気が済まなくなるし、そうなると後々のレスのチェックもしたくなるしで(^_^;)、なんだかんだとかなり時間をとられてしまうので、自粛しています。もうしわけない。この場で御礼を。
◆講談社さん「D」。その他ネタの詰めを少しだけ。
5月22日(日) 日々
◆晴れ。夕方から少し風が冷たかった。
◆コンサドーレ札幌は昨日の試合で湘南を3-0で下した。今日になってスカパーの録画放送で見たのだけど、試合自体は確かに出来が悪い。湘南の方がいい動きをしていたのだけど、コンサドーレはシュート7本で3点という実に見事な決定力。しかもその3点だけがまさに決定機という効率の良さ。やはりシュートは枠に飛んでナンボ。今まで惜しい試合を落としていたから、プレゼントだろうと苦笑いした柳下監督の言葉も頷ける。ま、結果オーライ。これで初の連勝だ。波に乗ってくれれば、まだ全然大丈夫。
◆で、キリンカップでサッカー日本代表はペルーと戦って0-1で負け。しかもロスタイムにカウンター喰らっての負けだ。相変わらずバイタルエリアからの展開力と決定力がまるでない。収穫は、WC最終予選のバーレーン戦を前にして気を引きしめる効果と、不慣れな右サイドで頑張った三浦、久しぶりの登場だけど攻撃面で良さを見せた稲本(守備に不安が残った)、そして相変わらずゴールの予感を感じさせる大黒の動きか。それにしても、口にするのも飽きたけど、神様ジーコのわからなさ。いやもう言うまい。何を言っても、もう願うしかないのだから。バーレーン戦はすぐそこまで来ている。
◆おお! 〈WEB本の雑誌〉の「炎の営業日誌」で杉江さんという本の雑誌社の営業さんがおっとびっくり他社本なのに『HEARTBEAT』を推薦してくれているではないかあ!(「本の雑誌」風言い回し) 20日付けの日記ですね。ここを読んではいないだろうけど、杉江さんありがとうございます。よろしくお願いします。
◆家の用事に追われて何もできなかった。しょうがない。
5月23日(月) 日々
◆雨混じりの曇り。
◆あぁ、そういうことだったのか「MASTERキートン」の問題って。なるほどぉ。まぁ問題を難しくしているのは人間なんですね。
◆東京創元社さんからヒラリィ・ウォーの著作をいただきました。Kさんありがとうございます!
◆集英社さんのIさんからTEL。短編とコラムの打ち合わせ話を少し。また『小説すばる』さんでコラムを書かせていただけるようです。
◆あ、この間書いたコラムはもう送ったから言っていいのかな。いいんだろうな。言っちゃえ。雑誌『エスクァイア』さんの来月号に映画についてのコラムが載ります。よろしければぜひ。
◆コラムの仕事もプロフィールのところに書いておこうかな。今後のためにも。
◆なんかつまらない日記だ。
◆ネタを詰める。
5月25日(水) BGMは〈New York State Of Mind〉
◆晴れ時々曇り。午後から少し寒くなった。
◆溜息が出そうなぐらい、美しい土星の写真。もし、宇宙船に乗ってこんな姿を観てしまったら、涙が出るかも。
◆ヒラリー・ウォー『事件当夜は雨』(創元推理文庫)。つい〈ヒラリィ〉と表記してしまいたくなる。敬愛するエラリィ・クィーンもエラリーという表記より、エラリィの方が好きだ。名作と呼ばれる『この町の誰かが』『失踪当時の服装は』の二冊は読んでいたんだけど、それ以外はまだ未読だった。おもしろいよぉ。
◆出版社さんから本を貰えて読めるなんて、なんて幸福なんだ、と思う。
◆犬を飼っている。まだ実家にいた頃にも、犬を飼っていた。シェパードが混じった雑種で、ダンという名前だった。それなりに可愛がっていたけど、高校を卒業して家を出て、確か五年後ぐらいに死んでしまった。ただただ一人暮らしの毎日が楽しく忙しい頃で、父親から「ダンが死んだぞ」という電話が入っても、「そう」と答えたぐらいだった。今思い返すと、少しだけ後悔の念が湧きあがる。
◆カメも飼っていた。小学生の頃だ。イシガメとクサガメの二匹を飼っていた。クサガメのモンジロウが冬眠に失敗して死んでしまって、母は学校から帰ってくる僕になんて言おうか悩んだそうだ。死んでいたと母から聞かされた僕は、自分の部屋に閉じこもってしまった。泣いていた、のなら非常にいい話なのだけど、涙も出ない自分にびっくりしてしまったのだ。悲しいという感情はあったのに、それにまったく身体が反応しなかった。実は、『高く遠く空へ歌ううた』のギーガンは、このときの僕の分身だ。思えば僕はそのときに、泣きたかったのだと思う。
◆コラムを書く。集英社『L』を進める。
5月26日(木) BGMはThe Style Council
◆晴れ。一日中穏やかな天気。
◆庭の雪柳の花がきれいに咲いていたので携帯で写真を。ちょっとピンボケ。林檎の花ももう少しで咲きそうだ。春はやっぱり気持ちが良い。
◆Amazonで自著の検索をしていてひとつ気になったことが……。新刊の『HEARTBEAT』のところに〈か行の作者〉と出るのだ。ん? ひょっとして、間違ってませんか? わたしは〈しょうじ〉です。〈こうじ〉とか〈こみち〉ではありません。よく間違えられますけどね。いちばん笑ったのは〈ころ〉と呼ばれたときです。犬かいっ。
◆調子に乗って、ヒラリー・ウォー『冷えきった週末』(創元推理文庫)を読んでいる。まだ途中。
◆草なぎくんのドラマ『ヒルズに恋して』を久しぶりに観たのだけど、うおっいつの間にそんなに出世したんだ鈴木島男。演技者としての草なぎくんのいいところは、笑顔と真剣な顔と犯罪者顔がどれも真面目そうに見えることだと思う。演技はワンパターン(失礼)なんですが。
◆アジアの問題。ニュースだけを眺めていると、どうしても政治家はバカばっかりという結論しか出ないのはどうしてだろう。常々考えていることがある。書きだすと長くなるので思いっきり短くすると、平和は金では買えないということだ。だから、国を治める者が同じひとつの星を見上げないと本当の仲間にはなれない。でも、夜空の星は多すぎて、同じひとつの星を観続けるのはムズカシイ。
◆集英社さん『L』を進める。
5月27日(金) BGMはNorah Jones
◆晴れ時々曇り。
◆キリンカップサッカー、日本代表はUAEと。ああもうジーコの解任さえ考えてもいい結果でしょう。バーレーン戦を控えてやらないだろうけどさ。これでもしバーレーンに負けたらたぶん考えるだろうね。後任は誰だろう。確かに小野が入ることによってペルー戦とは見違えるような流れができていたけど、そこまで。相変わらずバイタルエリアで仕事をする人間がいない。ペナルティエリア内で審判が笛を吹くのを待っているようなシーンさえあった。正直、高原や柳沢が入っても同じだと思う。これだけ長い間まともに点を取っているFWがいないというのに。どうするんだ。今日の収穫はやはり小野。素晴らしい。大黒も良かったけど。もうドイツには神頼みで行くしかない。
◆と、文句は言ってみたものの、そんなに極端に悪くない試合だったのに結果が出ないというのは、選手がいちばんキツイだろう。頑張ってくれ。
◆まぁほんと結果が出ないってのはキツイんだ。マジで。
◆『タイガー&ドラゴン』。今日はおもしろかったねー。最高。キリンカップのもやもやを吹き飛ばしてくれました。
◆ヒラリー・ウォー『冷えきった週末』(創元推理文庫)を読み終わって、さらに今回の目玉だったヒラリー・ウォー『待ちうける影』(創元推理文庫)に突入。あっ! なんとフェイ・ケラーマンの新刊も出るんじゃないですか! 大好きです(^_^;)。
◆集英社さん『L』を進める。
5月29日(日) 日々
◆晴れ。いい天気。
◆昨日のコンサドーレ札幌は草津と3-1で快勝。これで3連勝だ。ようやく勝ち方というものを掴んだようなこのチーム。何といっても堀井の怪我で先発を掴んだ相川がいい。去年から良い動きをしていたのにどうして最初から出さないんだと疑問には思うけど。最近元気のなかったキャプテン和波も素晴らしかった。元々日本代表も狙える資質があるのだから、もう一伸びしてほしい。19歳の上里や石井や鈴木もだんだんゲームコントロールができるようになってきている。もう一人の19歳桑原も加えて、このnineteenの4人が大化けしてくれれば、このチームはすごいことになると思う。
◆ヒラリー・ウォー『待ちうける影』(創元推理文庫)。パターン的によくあるものなんだけど、細かい部分の設定が素晴らしかった。これは映画にするとおもしろいだろうなぁ。ひとつだけ気になったのは主人公の名称。最初はリアルネームで登場して次のシーンから愛称で書かれて?がついてしまった。
◆以下の話題は多少お聞き苦しい内容を含んでいます。また、いないとは思いますが、作家小路幸也に美しいイメージを抱いている方は読まずにすませた方が無難かと思います。
◆今までの人生の中でいちばん苦しかったことは? と訊かれて考えた。「それは、息子の幼稚園の親子遠足の帰り道。バスに揺られているときに猛烈な尿意に襲われたとき」と答えた。大人なら尿意はある程度我慢はできるだろうが、そのときは半端なものではなかった。むろんそのバスにはトイレは付いていない。バスをどこかで停めてもらえばいいではないか、という向きもあるだろうが、親子遠足の帰り道なのだ。バスの中には息子も含めたくさんの園児と御父兄が一緒に乗っている。そんな中で大の大人が、「すいません、ちょっとトイレで……」などと言えるだろうか? 「おまえのお父さんトイレでバス停めたよな」と後々息子はいじめられて人格形成上、取り返しのつかないことになってしまうんじゃないだろうか? しかし、正直限界だった。どれぐらい限界だったかというと、疲れて皆が眠っているのをいいことに、手持ちのタオルに少しずつ染み込ませようかなどととんでもないことを考えたぐらい限界だった。もはや一刻の猶予もならない。「トイレでバスを停めた親」という不名誉と「バスで漏らした親」という不名誉を較べればどちらを取るべきかは明々白々だ。私が手を声を上げようとしたまさにその時、「せんせいー! おしっこー!」。Nちゃんだった。息子とも仲良しのカワイイ女の子、Nちゃんだった。私の周りで天使たちがラッパの音も高らかに舞ったことは言うまでもないし、その後Nちゃんが我が家に遊びに来たときにわざわざケーキを買ってきたあげたことも言うまでもない。が、そのときにわたしが「いつかこの子どもたちのために素敵な物語を書こう」と誓ったのが作家小路幸也の出発点だったというのはネタである。
◆いやホントあのときはマジで苦しかった。死ぬかと思った。
◆集英社さん『L』を仕上げる。Iさんよろしくお願いします。
5月30日(月) 日々
◆曇りときどき晴れ。
◆二子山親方が亡くなられたようだ。55歳。若すぎる死だと思う。親方の現役時代の頃は相撲に興味がなく、まったく知らない。息子たちの若貴時代は、本当に相撲がおもしろかった。御冥福をお祈りします。
◆作家の藤原伊織さんがガンであることを公表されたようだ。厳しい生存率らしい。著作は一二作しか読んでいないのだけど、好きな作家さんだ。もっと書いていただきたい。
◆スマスマに甲斐よしひろさんが出ていた。ヒット曲『HERO』をずいぶん久しぶりに聴いた。甲斐バンドが『バス通り』でデビューしたのは僕が中学生の頃。大好きでシングルを買ってコピーしたのを覚えている。『裏切りの街角』『東京の一夜』『きんぽうげ』『かりそめのスウィング』『ダニーボーイに耳をふさいで』と、『HERO』でブレイクする前の一連の悲しい荒涼感の漂う曲想が好きだった。あーなんか久しぶりに聴きたくなったな。ベスト盤でも借りてこようかな。
◆増田俊郎さんというミュージシャンをご存知の方はいるだろうか。主には70年代後半から80年代前半にメジャーで活躍された方だ。乾いた匂いのするブルースで、大好きだった。LPも持っている。アマチュアミュージシャンだった頃に、この方に影響された曲作りもした。そういえばある世代の人はポプコンで受賞して世界歌謡祭にも出たと言えば思い出す人もいるだろう。先日、ふと気まぐれに検索すると、増田さんのサイトがあり、今も現役でライヴを続けていることを知り、嬉しくなってしまった。
◆ネタを詰める。
5月31日(火) 日々
◆晴れ後曇り。
◆知人のお父さんが亡くなられた。これぐらいの年になるとそういうものが多くなる。遠い地なので葬儀に出席はままならず、弔電と、ご冥福を祈る。
◆『ガイアの夜明け』は、あの電車の事故の特集。事故を未然に防ぐ努力。なによりもそれを第一に。
◆何もそれはプロに限らない。普段、車を運転している個々のドライバーにだって、その意識は必要だと思う。毎日、交通事故で人は死んでいるんだ。運転していて、暴走や猛スピードで走り去る車を見ると怒りを感じる。若さの無軌道で済ませられる問題ではないんだ。
◆どうして、制限速度をはるかに超えるスピードで走行できる車が売られているのか、それも疑問でしょうがない。
◆新しい出版社さんから執筆依頼のメールをいただきました。R社さん、ありがとうございます。期待に沿えるよう頑張ります。
◆ネタを詰める。なかなか進まない。