8月2日(火) 日々
◆晴れ後曇り後雨。雷もともなう激しい雨が。瞬電も起きました。
◆雷は怖いけど、見てる分には気持ち良い。自然の驚異。
◆G社の担当Iさんよりメール。次作の装幀があがってきた。シンプルな(といってもいつもシンプルなんだけど)、何というか、静けさを感じるものに仕上がっている。何日か前に言ったけど、ちょいとサプライズも。聞かされたときにはマジで驚いたんですけどね。発売日・タイトルなど正式に決まったら、内容紹介も含めてここでお知らせしますが、今月発売は間違いないようです。
◆集英社『小説すばる』編集担当のIさんからTEL。どうやら今月発売の『小説すばる』9月号に、短編が掲載されるようです。初の短編掲載です。ちょっと、っていうかかなり嬉しい。これで連載でも決まればようやく借りは返したって気になるんだけどなー。まだまだ道半ばだな。
◆ドラマ『海猿』を観る。続いて『ガイアの夜明け』。サッカービジネス。相変わらず浅い掘り下げの構成だけど、これぐらいがちょうどいいかも。
◆ジーコ監督が東アジア選手権の中国戦は先発メンバー総入れ替えを明言。わはは。相当頭に来たんだな北朝鮮戦のふがいなさを。でもまぁこれぐらいやってくれよと思っていた。ドイツで勝つために、ここで一度チームの再構築をしないと間に合わない。連携の面でボロボロになって負けてもいいですよ。それを帳消しにするぐらいの気力ときらめきを控えメンバー及びアテネ五輪のメンバーが出してくれれば。いやでもあのメンバーがそれぞれに力を出してくれればそう簡単には負けないと思うけどね。
◆R社さん『KT』の執筆。講談社さん集英社さん東京創元社さんのネタ詰め。
8月3日(水) 日々
◆雨。北海道は大雨警報。あちこちで土砂崩れなどの被害。
◆サッカー東アジア選手権は女子も男子も同時開催。女子の方のレベルは正直わからないのだが、今日の中国戦はよくやったと思う。が、やはりシュートは枠に飛んでナンボ。その辺の精度か。で、メンバー総取っ換えで挑んだ男子の方。序盤は良かった。メンバーのモチベーションが高く、惜しいチャンスを何度も作ったし急造とは思えないほどの面白い攻撃を見せてくれた。が、そこで点が取れない。そして疲れが出たところで失速。2点先行される。でも正直逆転できると思っていた。個々の力の差は明らかに上。攻め込んでファールを貰うとか、こぼれ球を狙うとか、そういうことが何度かあれば勝てるなと思っていた。事実、2点はそういうふうに取った。ところがどっこいそこからの展開がまるでできない。ただボールを回すだけ。リスクを冒して点を狙うということが全然できない時間帯が20分ぐらいあった。そんだけあればファールのひとつでも取れないのか! と。結局引き分けて、これでたぶん優勝の目は消えた。
◆でもまぁ収穫もあった。田中達はいい。今後は玉田を呼ぶより田中達だろう。巻も悪くないけど、正直高原と変わらない。だったら経験の差で高原。あとは阿部。やっぱり君のフリーキックはゼツい。そして今野・駒野といったアテネ五輪組はやはり良い。あとは経験と連携だけだ。なので、次の韓国戦は、田中達、大黒、小笠原、阿部、今野、サントス、駒野、中澤、宮本、田中誠でお願いします。優勝はもう他チーム頼みなんだから、おもしろい試合をして勝ってくれ。
◆集英社『小説すばる』担当のIさんからTEL。今月17日発売の9月号に掲載される短編の最終直しを電話で。『リバティ』という短編です。余裕のある方はぜひお買い求めを。で、読者カードに〈小路幸也サイコー〉などと書いていただければ、そういうのがたくさんあれば連載も夢ではないと思いますので、どうかひとつ(^_^;)。
◆同じく集英社のCさんからメール。ネタにオッケーが出たのでめちゃよろこんでスケジュールに組み入れ執筆準備。
◆S社の担当MさんからTEL(昨日だったかな?)。新しく書く予定の作品のイメージ確認作業。お互いに書いてほしいもの、書きたいものをすり合わせてネタ詰めスタート。こちらもスケジュールに組み入れる。
◆R社さん『KT』の執筆。講談社さん集英社さん東京創元社さんのネタ詰め。
8月4日(木) 日々
◆曇り。
◆暑い。蒸し暑い。なんでも東北の梅雨前線の影響とか。とにかく珍しく蒸し暑い。明日はからりと晴れそうだが、30度を越えそうだとか。アヂー。
◆甲子園。連帯責任というのはどうしても納得いかない。たぶんほとんどの人がそう思っていると思うのだけど、どうしてその慣習が無くならないんだろう。
◆それとは関係ないが、悪いのは全部他人、という感覚の人が増えている気がするのは、単に情報のインフラでそういう話を聞く機会が増えただけなのか。ささいなことだ。本当にささいなことなんだけど、スーパーの入口で立ち止まり買い物カートで塞いで平気な顔をして携帯で話をしている。他の人が通れないだろう。注意をすると怒る。そういうような人間。年齢に関係ない。20代も30代も40代も50代も。何がそういう人をそうさせているのか。
◆appleがついにiTunes Music Storeを開始。音楽配信がますます身近になる。と、同時に昔の感覚もどんどん消えていく。レコートショップに行って、LPを一枚一枚手で探し、これはと思うものを視聴カウンターに持っていって聴く。それが、僕らの学生時代のスタイルだった。消えていくものと現われるもので、何が変わって何が変わらないんだろう。
◆少なくとも、いい音楽を聴いたときの喜びは変わらない。
◆R社さん『KT』の執筆。
8月7日(日) 夏祭り、七夕
◆晴れのち曇り。
◆ここ何日かの暑さでちょっとバテ気味でダウン。町内の夏祭りから帰って少し横になったら熟睡してしまって、サッカーを見逃すところでした。あぶないあぶない。
◆北海道は七夕。もっともここのところは7月7日にしてしまうところも多いし、デパートやそういったイベントも7月7日に合わせてしまう。なのであんまり七夕という気がしない。
◆土日は好天に恵まれた町内会の夏祭り。小学校のグラウンドにやぐらを組んで、その回りで夜店や出店、盆踊りにさまざまなイベントに花火大会。多少風情には欠けるものの、毎年にぎわっています。小学校PTAとして出店を手伝う妻や、ひたすら豚串や焼き鳥を焼き続ける手伝いに出た長男、ただひたすら友だちと遊び回る次男。僕は次男と一緒に焼そばやお好み焼きで晩ご飯を済ませるとそそくさと帰宅して一人でサッカー観戦。もうしわけない。
◆韓国との最終戦を、いわゆるサブ組先発という決断をしたジーコ。結果だけ見れば1-0で勝って、なんとか2位でこの東アジア選手権を終わる。アジアチャンピオンの面目は一応保ったという形か。相手の韓国はこの大会はとにかく低調で、世代交代などがうまく行ってないらしい。その韓国を相手に若き日本は攻め込まれながらも、持ちこたえる。でも、中国戦で見せたようなおもしろい攻撃がまったく鳴りを潜めてしまう。勝たなければならないというプレッシャーもあったのかもしれない。結局目立ったのはベテランのGK土肥と後半途中から坪井の怪我で出た中澤という結果になってしまった。中澤の安定感はやはり違う。おまけに点まで取ってしまったんだからもう千両役者というほかないでしょう。
◆サッカー日本代表にとって、この東アジア選手権はどういうものを残してくれたか。相変わらずの得点力不足は置いといて、やはりジーコの先発全取っ換えによって活性化した〈ドイツ仕様の代表争い〉だろう。欧州組が参加できればやはりジーコは使うだろう。そうなるとこの大会で魅力あるプレーを見せた阿部や今野といった激戦区のプレイヤーをどう扱うのか。固定し続けた両サイドはどうするのか。楽しみが増えたことは間違いない。
◆長嶋有さん『ジャージの二人』を読んだ。このぬるさ加減は嫌いじゃない。
◆東京創元社さんから『ミステリーズ! vol12』をいただきました。ありがとうございます。
◆ここのところずーっと緊縮財政を迫られている我が家の家計。これもひとえに亭主の稼ぎが悪いせいなんだけど、そのせいかなんだか物欲というものが薄れてきた。何を見ても欲しいという衝動が湧いてこない。それはそれでまぁいいことなんだけど、淋しい気もする。
◆ドラマ『女王の教室』。んーちょっと展開がマンネリになってきたかな。まだこの先の数回をどうやって引きつけていくのか。
◆R社さん『KT』の執筆。しかしこう暑いとなかなか進まない。
8月8日(月) 暑い
◆晴れ。いい天気だ。
◆次男を連れて今年初めての海へ。男としては全然自慢にならないんだが、僕は色白だ。集合写真を撮ると、黄色人種の中に白人が交じっているようだ。なので、日焼けしても真っ赤になって痛くなって終わり。ちっとも小麦色の肌にならないのだ。いやなったところでどうだというわけでもないんだが。
◆今書いている作品は海辺の町が舞台なので、イメージをかためるのにもちょうどよかった。
◆夜はもらいものの花火。夏の一日。
◆世の中の煙草撲滅気運にもめげずに煙草を吸い続けているのだけど、いつも買っている煙草のパッケージにもついにあのお言葉がデカデカと印刷されてきた。けっ。こんな奇形のデザインを世に流通させて満足かよ。でも愛煙家のみなさん、マナーは守りましょう。っていうかマナー悪いやつはもう煙草を吸うな。迷惑だ。
◆R社さん『KT』の執筆。講談社さん、東京創元社さん、S社さんのネタ詰め。
8月9日(火) 新刊予告
◆晴れ。今日もいい天気。
◆カラッとした北海道らしい晴天が続く。夜は長袖のシャツでちょうどいいぐらいです。寝苦しい夜はシーズンに一日二日あるかないか。だから、個人的には北海道の車にもクーラーは必要ないと思うんですけどね。本当に必要なのは一週間あるかないかでしょう。温暖化を防ぐためにもそういう話をしなきゃならないのでは?
◆さて、新刊のお知らせです。今月、8月29日発売予定で、幻冬舎さんから『HOMETOWN ホームタウン』が出ます。1,600円(税別)です。東京方面では26日(金)あたりには並ぶのではないかと言ってました。どうぞよろしくお願いします。装幀の写真ももらってはいるのですが、多少修正がかかっているようなので、こちらは見本が届いてからにします。
◆内容を少し。帯コピーを引用しますと〈僕らはあの夜、故郷の街を逃げ出した。もう二度と、帰れないと思いながら〉。ということになります(今回の帯にはちょっと驚くことが。その辺は発売されてからまた)。舞台は、札幌と旭川と小樽。北海道以外の方にもお馴染の三都市が舞台です。主人公は27歳。札幌市内のとあるデパートの男性社員です。今回は彼の一人称だけで視点切り替えもないシンプルな構成です。空から声が聴こえたり幽霊が出たり子供が活躍したり、はなく、今までの作品の中ではいちばん〈現実的〉なストーリーかもしれません。ただひとつ、彼は、行島柾人という青年はデパートの社員でありながら、少し変わった職種に就いています。
◆行島柾人とその妹である木実。ある過去を背負い故郷を捨てた兄妹が求めてやまないもの、決して得られないと思っているもの。そして、彼らを取り巻く様々な世代の人間の物語です。楽しんでもらえたら嬉しいです。
◆ついで、といっては何ですが、今月17日発売の集英社『小説すばる』9月号に掲載される短編『リバティ』の方は、小学校六年生の奈留、という女の子が主人公です。児童養護施設で暮らす彼女には動物たちが寄ってきます。その理由、そしてそれが引き起こす様々な事件と自分の境遇に彼女が勇気を持って立ち向かっていく物語です。正直、長編になりそうなお話なので、できればこの先も続けて書きたいなと思っているんですよ。よろしくです。
◆今年は、あともう一冊、11月ぐらいに子供たちが主人公のものを出す予定です。そして、来年早々には、あの物語を出したいと考えています。さらに、桜が咲く季節には今から僕自身も書くのを楽しみにしている、ある〈ファミリー〉が大活躍する物語を出す予定です。
◆これはまったく個人的な希望なんですが、単行本10冊目とか、デビュー何周年とか、キリのいいところで、僕の原点とも言うべき物語を書き上げたいなと思ってます。本好きなら誰もが知り、おそらく日本の小説の中で永遠不滅の輝きを放つ彼らの物語を。まぁこの辺はおいおいと。
◆R社さん『KT』の執筆。講談社さん集英社さん東京創元社さんのネタ詰め。
8月11日(木) 日々
◆晴れ。今日も暑いー。
◆幻冬舎のIさんからTEL。販促用の色紙とPOPを書いてくださいとのこと。はいはい書きます書きます。何でも書きます。で、言うの忘れてたんですけど、あのー幻冬舎さんのサイトの新刊情報のところにも載せてくださいね(^_^;)。
◆R社のSさんから残暑見舞いをいただく。書店を通じておそらく読者の方からの新刊への問い合わせがあったとのこと。嬉しいです。がんばります。
◆甲子園。北海道代表の二校は初戦を終えた。旭川工業は残念ながら敗退。惜しい試合運びが悔やまれる。前回優勝校の駒大苫小牧はプレッシャーをはねのけて初戦突破。正直連覇は高望みだと思っているので、精一杯悔いのないように、甲子園を楽しんでください。しかし林くんはいいバッティングをする。
◆いつものようにお盆には帰郷予定。
◆小心者なので、書いておきます。新刊『HOMETOWN ホームタウン』は、前作『HEARTBEAT』とは趣きが違う作品になっています。今までの作品から言えば『Q.O.L.』のラインの作品になりますね(あくまでもラインですけど)。できればニュートラルな気持ちで読んでいただければと。
◆R社さん『KT』の執筆。講談社さん東京創元社さん新潮社さんのネタ詰め。
8月13日(土) お盆
◆晴れ。とにかく暑い。こんなに暑い日が続くのも久しぶりだ。
◆いつものお盆のスケジュール。
◆いつもと違うのは、昨日なんと二十数年ぶりの中学校時代のクラス会があったこと。あったことって言ってるけど幹事だったんだけどね。卒業のときに幹事になって以来初の幹事。いや皆さんもうしわけなかった(^_^;)。不義理をこれで許してくれ。
◆懐かしい顔、覚えていたこと、まるで忘れていたこと、思い出したこと。とにかく、ただただ楽しかったです。あ、ナミンチチさんも出席です。
◆あとは、墓参りやら、ついでに少し回り道して作品のためのちょっとした取材やら。普段はまるで使わないクーラーもずっと使ってました。さすがに今日は暑かった。
◆夜になって少し涼しくなり、ホッと一息。R社さん『KT』の執筆。東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月15日(月) 夏の終わり
◆晴れ。今日も暑かった。
◆お盆の実家巡りのスケジュールを終え、帰宅。バタバタと荷物を片付ける。そろそろ夏も終わり。まだまだ暑いけどね。
◆帰ったらちょうど荷物が届いていた。幻冬舎さんから新刊『ホームタウン』の販促用のPOPと色紙。色紙はまぁサインだけだからいいとして、POPはどういうふうに書けばいいのか。しかも五枚も。僕は字が下手なんだ。すぐに送り返さなきゃならないんだけど、悩みそうだ。担当編集のIさんは夏休みで国外へ脱出とか。いいなーいいなーいいなーいいなー。
◆集英社さんから「小説すばる」9月号をいただきました。Iさんありがとうございます。初の短編掲載号。マジで嬉しいかも。目次に写真載ってるけど、うわー変な写真(^_^;)。切り抜きみたいじゃん。いいのを撮って送れば良かった。
◆甲子園。前大会覇者の駒大苫小牧は大勝でベスト8へ! すごいな。すっかり強豪の貫録が付いている。ツキも実力のうちか。
◆大切なものがどれだけ心に残っているだろうか。持ち続けていけるだろうか。それが多ければ多いほど、その人の人生は豊かになるんじゃないか。
◆大切なものがある、心の中に宝物がある、と改めて思った夏の日。
◆お盆休みでなまってしまった頭の整理。
8月16日(火) 日々
◆いい天気。でももうそんなに暑くない。
◆うんうん言いながら幻冬舎さんに頼まれたPOPを書く。これでも前職は広告屋でコピーライターの真似事だってしたのだから凝ろうと思えばいくらでも凝れるのだけど、作家手書きのPOPが妙にカラフルだったり妙にコピーコピーしてるのもなんだろう。素直に一文書いて終わりにする。残念ながらこの手書きPOP、札幌の某書店さんのみです。
◆クラス会の写真をお店でカラープリントして皆に手紙で送る作業。デジタルビデオカメラの静止画機能を使って撮ったのだけど、うまいことフラッシュが働かなかったのが数枚あり。許せ。とくに中学教師のHくん。
◆地震。北海道でも震度2から3。けっこう長く揺れていた。
◆R社さん『KT』の執筆。東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月17日(水) 勝利!
◆晴れ。またまた暑い日。でももう夜は涼しい。
◆いやー驚いた。甲子園、北海道代表の駒大苫小牧。7回で6-1となったときには正直あきらめました。5点差はキツイ。ところがどっこいその裏にミラクル。疲れが出たのか相手ピッチャーの玉が高めになってきたのを逃さない逃さない。あっという間に逆転。そして逃げ切り。駒大苫小牧にはなんかツイてると友人が言ってましたがそんな感じですね。これでベスト4。昨年の覇者としての面目は充分に保ちました。あとはもう楽しんでください。
◆そしてサッカー日本代表はWCアジア最終予選の最終戦をイランと。いわゆる国内組のレギュラー組が先発になって2-1の勝利。見事グループ1位終了。気合いが入っていましたね。サブ組との総取っ換えの効果が出ていたように思いました。今野と阿部のオリンピック組もしっかり最後を締めて、さぁこれからドイツWCへの最終調整。どういうメンバーが最後にドイツへと旅立つのか。楽しみだ。
◆スポーツ観戦三昧の一日。
◆世界で飛行機の墜落やトラブルが相次ぐ。昔から言われていることだけど、飛行機事故って続くんだよね。何故なのか。
◆R社さん『KT』の執筆。東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月18日(木) 日々
◆晴れ。明日から久しぶりの雨になるとか。
◆ドラマ『菊次郎とさき』を観ている。大学に行かずに母親に反発し、家を出るたけし。内緒のアルバイトやら学費滞納やら。よくある話だし、自分もそうだったから身につまされる(^_^;)。
◆18歳の頃。早く家を出たかった。札幌の大学へ行くと言うのは名目で、とにかく家を出て一人暮らしをしたかった。〈家族〉というものに希薄な思いしかなかった。どうでもいいと思っていた。学校へ行っているといいながら実は昼は喫茶店でアルバイトして、ミュージシャンになろうと思って夜はライブハウスでバイトしながら歌っていた。なれないなんて思っていなかった。実家に帰ることなんてほとんどなかった。生活費が足りなくて姉に借金したこともあったな。まだ返してないや。すまん。
◆嘘がバレたとき、父は怒らなかった。ただ、「母さんにだけは心配かけるな」と言われた。その口調も怒っていなかった。「おまえのことを信じている」。そうも言っていた。
◆そのありがたさに気づいたのも、ずいぶん後になってからだけど。
◆今は息子二人の父親だけど、とっとと家を出て好きにやれや、と思っている。自分の人生だ。帰ってきたいなら帰ってくればいい。可愛い恋人や嫁さん連れて来ればもっといい(^_^;)。
◆R社さん『KT』の執筆。東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月19日(金) いやいやいや
◆曇り時々小雨。でも思ったより天気が崩れなかった。
◆もう、頭が下がります。駒大苫小牧。去年の夏は北海道中がヒートアップしましたが、今年は無理だろうと誰もが思っていたのに、やってくれました。決勝進出。間違いなくあちこちで悲鳴と歓声が響き渡っていたと思います。しかし、後半の攻防は本当に心臓に悪かった。
◆楽しんでやってくれ、と言いましたが、ここまで来たら、勝とう。勝てなくてもいいけど、勝とう。そういう意志を持って(持ってるだろうけど)頑張ってほしい。
◆理論社さんから岡田淳さん『扉のむこうの物語』『不思議な木のみの調理法』をいただきました。Sさんありがとうございます。楽しんで読ませていただきます。『扉のむこうの物語』の主人公の名は〈ゆきや〉で僕と読みが同じですね。
◆北海道は明日からRSR。また今年も盛り上がるんだろうなぁ。 でも天気が悪いんだよね。行かれる方は雨対策をしっかりとね。
◆ホリエモンが出馬。ふーん。正直ホリエモンにはなんの興味もないんだけど、ああいう方が政治の世界に行ってなにかやらかしてくれるんなら、歓迎。正直、政治家ってみんなバカに見えませんか? どう考えても、頭の悪そうなことしかやってませんよね? どうして高学歴の頭の良い方が政治の世界に入るとバカなことばっかりするんでしょう? 元々バカなプロレスラーとかが政治家になると、余計にバカになるんでしょう? 結局、保身に回らざるを得なくなるんですよね。そうしないと自分の立場を維持できない。昔『侍ジャイアンツ』という野球漫画があって、主人公は大嫌いな巨人軍を腹の中から破って倒すために入団するんですけど。そういう気概のある方が政治家になっても、結局その立場を守るために保身に回る。それがずっと繰り返されている。
◆僕は政治に何も期待していない。むしろ独裁者が現われないかと思っている。いい意味での独裁者。愛と言う名の爆弾を抱えて、平和という名の刃をきらめかせる。すいません戯言です。
◆R社さん『KT』の執筆。東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月20日(土) 歓喜
◆曇り時々雨。
◆駒大苫小牧は夏の甲子園で連覇! すごいの一言。北海道中が揺れたと思います。49年ぶり? とにかく去年とは違うチームなんだから、それで優勝してしまうんだから本当にすごい。それにしても昨年は二年生でサイクルヒットを打ち、今年は主将でホームランや大事なところできっちり打った林くんはいい選手だ。バッターボックスでの佇まいがどこかイチローに似ているような気がする。とにかく、楽しませてもらいました。今年も良い夏になりました。ありがとう。
◆夜になって近くの町の花火大会へ。規模は大きくないんだけど、打ち上げが至近距離なのでかなり迫力。空気の震えが伝わるぐらい。
◆RSR、ライジングサンロックフェス。盛り上がっているかなー。野外コンサートってスタッフ以外で行ったことないんだ。
◆19、20の頃、コンサートの仕事をいろいろやっていて、ツアースタッフとして道内を回ったりしていた。主に照明の方だったんだけど。いちばん印象に残ってるのはクィーンの札幌公演かな。初めて外国人のスタッフたちの仕事ぶりや、日本とは感覚の違う照明のやり方に度肝抜かれた。向こうのスタッフにお尻触られて誘われたし。男にね。丁重にお断りしましたが。
◆ドラマ「女王の教室」と「ブロードキャスター」を観る。
◆R社さん『KT』の執筆。東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月21日(日) 『HOMETOWN』
◆曇り後雨。かなり降っている。
◆甲子園での興奮さめやらぬ。そんなときに幻冬舎さんからの新刊『HOMETOWN』の見本が届いた。そういえば去年も駒大苫小牧が優勝を決めた日に『Q.O.L』が届いたんだっけ。めぐりあわせかな。ご覧の通り、かなりシンプルな装幀になりました。薄ぼんやりとした町の写真ですね。帯を外した画像はprofileのページにあります。
◆さて、帯……え? こ、これはっ(^_^;)。画像で読めるでしょうか。どうやらどなたかの推薦文が載っているようですが……乙葉? え? あの乙葉さん? 今現在幸せ一杯の乙葉さん? そうなんです。聞かされたときにはめちゃ驚きました。まさか自分の本の推薦文にタレントさんが出てくるとは。しかしまぁこれも一興でしょう。老後に良い土産話ができました(^_^;)
◆profileのところの作品紹介のところにも書きましたが、〈家族〉というものがひとつのキーワードになっています。これまでの僕の作品を読んでくれている方には意外に聞こえるかもしれませんが、僕は〈家族〉というものへの思いが希薄な人間です。若い頃からずっとそう思っていました。何故だろうと考えることが多く、そんなときに思いついたアイデアがストーリーの核になっています。何の仕掛けもない、視点切り替えもない、主人公の一人称のシンプルなお話です。
◆百貨店というものが舞台のひとつになっていますが、広告制作会社時代の経験もストーリーに生かしています。北海道の人が読めば「あぁこの百貨店は○○○だ」と思うでしょうが、ストーリーの中の出来事はあくまでもフィクション、僕の想像の産物ですので(^_^;)。
◆六冊目の単行本です。どうぞよろしくお願いします。
◆坂本九さんのドラマをやっていた。「上を向いて歩こう」。読んでいただいた方はわかるように、僕のデビュー作『空を見上げる古い歌を口ずさむ』の古い歌とは「上を向いて歩こう」のことだ。正直、僕が音楽に興味を持つ頃には坂本九さんは既に過去の(失礼)スターで、それほど興味があったわけじゃない。ただ、やはり幼い頃から耳にしていた「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」などは、つい口ずさんでしまうほど馴染んでいた。父の時代の僕にとっての幼い頃の歌をモチーフにと考えたときに、素直にその曲が浮かんできた。誰かが坂本九さんのことを思って、その歌を歌うとき、つい込み上げてしまうものがある。改めて、坂本九さんとあの事故で亡くなった多くの方の御冥福を祈る。
◆R社さん『KT』の執筆。講談社さん東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月23日(火) 激怒
◆晴れ。でももう赤とんぼが飛んでいる。北海道の秋は駆け足で。
◆駒大苫小牧の暴力事件。何故、このタイミング? 保護者の姿勢や校長の態度や何もかもがわからないことだらけだ。ただひとつ言えることは、生徒には何の責任もない。校長も大会が終わるまでと考えたんなら、最後まで自分の責任を遂行してほしい。高野連の判断に任せるってなんだそれ。生徒を守ることが、あなたの使命だ。同時に、自分の息子を守ることが親の使命だ。どちらも現段階では不透明すぎる。この時点で不透明すぎるってことが、嫌らしい。
◆書いてるうちに腹立ってきて暴言吐きそうなのでこの辺で。
◆森絵都さん「いつかパラソルの下で」(角川書店)を読む。あ、これ僕好きです。
◆『ガイアの夜明け』を見る。うつ病か。まわりにそういう人がたくさんいる。残念ながら、なったことがないので本当の苦しさはわからない。アドバイスもできない。仕事の苦しさは、数多く経験していると思うけど。死んだ方が楽だなと思ったこともあるけれど。
◆自分の力を信じよう。
◆R社さん『KT』の執筆。講談社さん東京創元社さん新潮社さんS社さんのネタ詰め。
8月25日(木) 日々
◆晴れ後曇り。陽射しが暑かった。東京方面、台風はどうなんでしょうね。
◆えー「ハチミツとクローバー」を映画化? うーん出演者は主役以外は割りと好きな役者さんばかりでそれはそれで観たいか。でもこのメンバーが演じる恋愛模様なら観ても良いけど、ハチクロをやるのかぁ。難しいぞぉ。あ、最新刊まだ買ってないや。
◆『ハチクロ』で描かれている世界は、とてつもない古い世界だ。あそこに出てくる教授のじいさんたちじゃないけど、まさしく正しき〈青春〉が描かれている。それは僕らみたいな世代が少年の頃に少し上の世代を仰ぎ見たときに感じたような〈青春〉。作者はいったい何歳なのか。知りたいものだ。
◆先日の中学のときのクラス会でも思ったのだけど、卒業して二十年以上が経つ。それなのに、誰一人変わっていないのだ。そりゃあ経験値は上がっただろう。中学のころとは比べ物にならないぐらいの様々な経験を経ているだろう。でも、変わったのはせいぜい体形と白髪が増えたのと身体が動かなくなったことぐらいだ。あとは何も変わっちゃいない。生きていくための肩書きが、中学生の男子女子からお父さんお母さん(もしくは男性女性)になっただけだ。
◆『菊次郎とさき』を観る。
◆R社さん『KT』の執筆。ちょっと予定より遅れぎみなので、ラストスパートをかける。しばらくこれにかかりきり。
8月28日(日) 発売
◆晴れたり曇ったり小雨が降ったり。秋の気配と残暑が入り交じる北海道。
◆新刊『HOMETOWN ホームタウン』(幻冬舎)が店頭に並んでいるようだ。今までの作品とはかなり違うスタンスで書いてみた。といっても自分の中で新しいことをしたわけではなく、アマチュア時代にはこういうふうに書いていたものも多い。その違いが出ているかどうかは読者の方の判断に委ねるしかないのだけど。
◆駒大苫小牧の事件は、ほぼ、皆が望む形での決着を見た。過ぎたことはもういい。駒大苫小牧の生徒の皆さんはすべてを忘れて、新しい目標に向かってほしい。
◆ただ、疑問は残る。どうしてこういうことになってしまったのか。憶測はいろいろできるので書いてもしょうがない。個人的な印象としては、他人のことを考えられない複数の大人がしでかしたこと、としか思えない。
◆妻に頼まれた買い物を間違えて、失笑される。すみません。値段を確かめなかった。
◆ダウナー気味の気分のなかで、なんとかR社さん『KT』を書き上げる。もう一度頭から読み直して、調整。Sさんすいません、予想はしてたのですが、長くなってしまいました……。後からメールで送ります。
8月29日(月) ガメラ
◆晴れ。
◆ところが我が家近辺では僕の留守中に短時間のものすごい雷雨があったらしい。停電もしたらしい。そのときに家に居て仕事してなくて良かった……。
◆札幌の紀伊国屋書店本店に行くと、入口正面の〈話題の本〉のところに『HOMETOWN ホームタウン』が九面付け! しかもサインも飾ってある(^_^;)。紀伊国屋書店さんありがとうございます。思わず携帯取り出して「写真撮っていいですか?」と店員さんに聴くと苦笑されたが撮った。でもちょっと恥ずかしく慌てていたら保存に失敗していた……。もう一度戻って撮る勇気はなかった。
◆『ガメラ』が復活するようだ。しかも、子供の味方というかつてのコンセプトを全面に押し出して。なんだか嬉しい。平成ガメラ三部作も好きだけど、あの頃の『ガメラ』は、初代こそただの怪獣だったけど、僕らが夢中になって観たのはやはり「強いぞガメラ強いぞガメラ強いぞガメラ〜」という主題歌をバックに子供を手に乗せて飛んじゃうような〈子供の味方〉だった。そういうガメラが好きだった。楽しみに待っていよう。
◆東京創元社Kさんから、S・J・ローザンの新刊『春を待つ谷間で』(創元推理文庫)をいただきました。ありがとうございます! 中年の男の探偵ビルと女性探偵リディアが交互に主役を務めるこのシリーズ大好きなんです。こういうのを書きたいなぁ。未読の方はぜひ! シリーズ1作目『チャイナ・タウン』から!
◆幻冬舎Iさんから『パピルス』創刊二号をいただきました。ありがとうございます。特集は中田かぁ。いいなぁ。取材に行けて(^_^;)。
◆プロになってから周期的にダウナーな気分が襲ってくる。なんとかそういう気持ちをシャットアウトして仕事をしているんだけど、根っこがイイカゲンな男なので鬱にならないで助かっている。
◆さ、大急ぎでネタ詰めだ。
8月31日(火) 旭山動物園の話をしよう
◆晴れ。蒸し暑い。
◆また旭山動物園は日本一の入場者数を獲得してしまったようだ。ますます足が遠のいてしまうなぁ。何度か言っているけど、僕は旭山動物園のある北海道旭川市出身だ。当然のように、旭山動物園には物心つく前から足を踏み入れている。旭川市民だったら思い出の一つや二つは必ず動物園に繋がっている。小さい頃やおじいちゃんやおばあちゃんと、学校に入ってからも遠足や写生会や、友達と行くようになればデートコース。もう何十回通ったかわからない。眼を閉じれば全景を思い浮かべられるほど。のんびりとしたところだったのだけど、ここ数年のブームは本当に痛しかゆしだ。次男が最後に行ったのは二年前。帰省するときは混雑のピークだから、なかなか行く気になれない。
◆中学の頃に、友人たちと旭山動物園の裏手にある沢に釣りに行っていた。さほど釣れはしないんだけど、静かな山の中で大騒ぎした覚えがある。道なき道を進んで迷ってしまい民家に水をもらいに行ったこともある。思い出せば本当にたくさんの思い出がある。小学校の時に好きな女の子と肩を並べて階段に座り、動物園の遠景を描いたのは何年生だったか。
◆長男が小さい頃、夏休みの動物園夜間開放に出掛けて、ホタルを見たり、カブトムシの抽選会に参加したこともあった。まだ存命中だった父が、二人の孫にちゃんとカブトムシがあたりますようにとやきもきしていたことも思い出す。
◆有名になるのは地元民として嬉しいけど、少し淋しい気もする。でも、とてもおもしろいところだから、ぜひ一度どうぞ。
◆S・J・ローザン『春を待つ谷間で』(創元推理文庫)を我慢できなくて読んでいる。
◆ううっ。講談社さんYさんからお電話。「うちの方の作品は……」ごめんなさいごめんなさい。がんばります。
◆集英社IさんからTEL。はーい了解しました。
◆ひたすらネタ詰め。