2006年10月の日記

10月1日(日) 日々
◆曇りときどき晴れ。
◆他人の家の芝生は青く見えるものだ。という話をすると「芝生は青くないッスよ、緑ッスよ」と若いもんはツッコむ。そんなとこツッコまんでええねん。葉っぱは青々と繁るもんやねん。
◆確実に〈ツッコミ文化〉というものが浸透してしまっているんだけど、これはもうゼッタイにネット文化だと思う。もちろんテレビの影響もあるだろうけど、実践の場はネットやらケータイだと思う。まぁ頭の回転を速くする訓練にはなると思いますが。
◆ガーナ戦の
サッカー日本代表が発表された。怪我をしている連中や調子が落ちている選手が外れて、新しい選手も増えている。FWは現在Jリーグの得点ランキングで日本人の上位4人というわかりやすさ。播戸はコンサドーレにも在籍したことのある選手で、当時から気に入っていたので嬉しい。こうして見るとFWはJのFWの中でも特に気の強い選手ばかりだ。ガンガンやっていただきたい。
◆現在J2の得点王、鳥栖の新居には日本代表スタッフも注目しているようだ。彼はコンサドーレでも有望視された若手だったのに、飲酒運転で傷害事故を起こしてしまった。当時、まだ若いから寛大な処置をしてほしいと願ったのだけど、上層部の判断は解雇。将来性を考えて再起のチャンスを与えてやってほしい、と当時の日記には書いたのだけど、ここまで這い上がってきた新居はあっぱれ。ぜひ、日本代表を目指していただきたい。ただし飲酒運転は絶対にするなよ。
◆ひたすら書く。

10月2日(月) 日々
◆晴れ後雨。
◆細かいことで恐縮だが、妻が観ていた
「世にも奇妙な物語」をどれどれ、と観てみた。で、堂本光一くん主演の物語で、エンディング近く。テロップで〈七年後〉と入って、その後の登場人物の台詞で「もうすぐ七回忌ね」というのがあったんだが、七回忌は六年後だろう。いやまぁ種々様々な事情があるだろうから七年後に七回忌をやってもいいんだろうけどさ。小説に書いたら絶対に校正さんからチェックが入ると思うぞ。誰も気づかなかったのか制作班。見間違いだったらゴメン。
◆ここを見てるかどうかわかんないけど、去年卒業したHくん。おみやげ確かにいただきました。頑張れよ。
◆言うまでもなく
〈Dragon ash〉を一気にメジャーに押し上げたアルバム〈Viva La Revolution〉だが、正直僕もこれで彼らの音楽というのを初めて知ってお気に入りのグループになった。いろいろ言われているようだけど、好きだ。実は拙著『Q.O.L』(集英社)の龍哉という登場人物には降谷建志を少し重ねている。
新潮社のGさんからポール・オースター『ティンブクトゥ』(新潮社)をいただく。ありがとうございます! オースター好きです。
小学館さんから『きらら』もいただいています。ありがとうございます。書き下ろし遅れててホントにすいません(;_;)。
◆書いてます。

10月3日(火) 日々
◆晴れたり曇ったり。10月にしては暑い日。
◆電車に乗ったのだが。車両の座席が二人掛けの車両だったのだ。で、サラリーマン風の男の横に座ったのだが、そいつが妙に幅を取っている。はてそんなにいい体格でもなさそうだが、と思いつつもまぁ少し通路側に身体を寄せて座っていた。で、しばらくして、鞄の中からiPodを取りだそうとしたら肩やら肘やらが隣りの男の腕とかに触れたのね。ぶつかったんじゃないの、触れたの。そしたらそいつは舌打ちしやがったの。舌打ち。無用に肩張ってデカイ態度で座ってるのはそっちなのに。
◆よっぽど髪の毛引っ捕まえて窓に頭を打ち付けて「どうかしましたか?」って訊いてやろうかと思ったんですが、大人げないのでやめておいた。しかしまぁ帰りが同じ方向らしいからまた遭うこともあるかもしれない。僕は誰に対しても温厚ってわけじゃねぇぞ。
◆アルバムは
〈sion〉〈東京ノクターン〉。このアルバムはアコースティックでシンプルなサウンドでじっくり歌を聴かせてくれる。良い。sionの歌を好きな人とはじっくりゆっくり酒でも飲みながら話したい。たぶんほぼ同い年。大好きだ。sion、俺もがんばってるよ。がんばってくれ。たまごさんによろしくね。

10月5日(木) 日々
◆晴れ。まだ少し気温が高いようだ。
◆昨日行われた
サッカー日本代表対ガーナ代表の親善試合。ゴールできるときにできないという弱点は相変わらず。ただ、おもしろかった。急造のDFラインでしかも日本代表ではほとんど記憶にないマンマークのような守備陣形。その中で今野と水本と阿部のDFラインはものすごく良くやっていたと思う。能力値の高い選手たちであることは承知していたけど、正直今野がここまでDFをこなすとは。いやもちろん今野は元はコンサドーレの生え抜きの選手で、よーく知っている。そして実はまだまだ伸びしろがある選手。オシム監督の元でもっともっといろんな使われ方をしたのなら、きっと日本を代表する選手になる。その確信をさらに確かめさせてもらった。その他にもMFの中村憲、いいねぇ。川崎の試合はあまり観ていないので知らなかったけど、実に可能性を感じさせるプレーだった。
◆可能性は感じさせてもらったし、おもしろかった。次は進化を見せてもらいたい。
◆ただ、三都主と遠藤を使い続けるオシム監督の意図がわからない。遠藤は確かにいい選手だけど、オシムに呼ばれてからはほとんど精彩を欠いているようにも見えるんだけど。単純に〈経験値〉のバランスの問題かなぁ。それと、この試合に限ってはところてん方式のような選手交代ね。どうしても戦術的な交代には見えなかった。単に疲れた選手を替えるってやつ。まぁ親善試合だから多くの選手を使う、という意味合いでのことならいいんだけど。
◆書いてます。

10月6日(金) 東京
◆大雨風。台風じゃないか。
◆実は東京にいる。毎年顔を出している鮎川賞の受賞パーティ。まずはホテルに着いたらさっそく
徳間書店のKさんと打ち合わせ。長編のチョイスを決定して、その後まだ未決定だけど短編などの打ち合わせもちらほらと。がんばります。よろしくです。
◆パーティはいつものように。今年はメフィスト賞組が、えーと黒田さん蘇部さん乾さん霧舎さん、えーともうおひとかた居たんだけどうわーごめんなさい忘れっぽいもので。僕も含めて6人一時同じテーブルにいましたね。そうそう、篠田真由美さんにもご挨拶できました。それから思いがけずお会いできたSFの方の井上剛さん、ほぼ十年越しの初顔合わせでした。そして今度ミステリフロンティアから出す北國浩二さん、また次回ゆっくりお話しを。あ、フクさん、政宗九さん、また今度よろしくです。
◆その他、
集英社の姉とも慕うベテラン編集Cさんにお会いしたり角川書店のKさんや講談社のAさんなど担当編集の方に次々にお会いしているうちに、スーツを着た方がすーっと近くに。てっきりどこかの編集さんか本屋さんの方かなぁと思ったら、おいおいおいおい誰だ君は(^_^;)。いやーびっくりshakaさんったら。
◆まだまだお会いしたかった人はたくさんいるんだけど、打ち合わせがあったため集英社の担当美女二人組に拉致されるようにして会場を後にする(誇張してます)。あ、その前に
東京創元社のKさんを捉まえて『DHB』の進行具合を。どうやら来年早々には出せそうです。雨風になぶられるようにして食事の店へ。集英社のHさんWさんお疲れさまでした。ごちそうさまでした。Hさんが女流ミステリ作家の大御所Kさんにそっくりなのは内緒だ。
◆打ち合わせが半分、あとの半分は四十男が二十代のうら若き女性編集に人生を語りながら(^_^;)、ホテルに帰ってきたのは次の日だったけど、がんばって原稿を書く。ええ書きましたとも。
◆明日も東京。打ち合わせ三昧。

10月7日(土) 東京
◆快晴。昨日の天気が嘘のよう。
集英社のWさんと連れ立って下町散歩しながら打ち合わせ。となればわかってしまうだろうから書くけど「東京バンドワゴン」の続編のための打ち合わせ。詳細は興を削ぐので省くけど、まるで下町の神様の思し召しのような出来事に遭遇して二人で感激して眼がうるうる。単なる偶然で片づけられない出来事でした。「東京バンドワゴン」を書け、と神様が背中を押したんですかね。お昼ご飯や茶店で一服などの時間を含めるとなんだかんだで五時間。いや十二分に下町風情を堪能しました。Wさんおつかれさまでした。ごちそうさまでした。
◆夜になって
祥伝社のWさんとTさんとでご飯を食べながら打ち合わせ。北国出身のお二人とで北国話に花が咲く。同じ北国でもところ変わればですね。打ち合わせ終了後ぶらりと歩きながらカフェでお茶。オープンカフェはもちろん札幌にもあるが、一年の半分は雪に閉ざされる札幌ではやはりその風情が落ち着かない。こういうときは東京っていいなと思う。Wさんがサッカー日本代表の彼に似ていると思っていたのは内緒だ。短編連作がんばります。
◆我ながらこんなに打ち合わせして頭がこんがらないのかと思う。
◆明日は帰道。

10月8日(日) 日々
◆北海道は大荒れ、だった。東京との昼間の気温差は10度以上。
◆無事、帰宅。あれこれあれこれ片づけ。何より文芸誌掲載の短編のスケジュールを整理しないとヤバイかも。各担当の皆様、後でメールするかもしれません
◆アルバムは
〈サイモン&ガーファンクル〉〈Bridge over troubled water〉。〈明日に架ける橋〉ですね。本当にガーファンクルの歌声は天使のようだ。これからの季節にはピッタリじゃないだろうか。名曲揃いであれこれあれこれいろんなことが浮かんでくるアルバム。
◆札幌と東京を行ったり来たりすると、その空気の違いに愕然とすることがある。文字通り、空気がまるで違う。誰かのわなにはまって禁煙対策ばっかり考えてないで、車の排気ガスというのを世界中でストップさせなきゃならないんじゃないか。悪いが煙草の煙を吸っても直接には死なないが、排ガス吸ったらその場で死ぬんだぞ。もう車はガソリンではなく他のクリーンなエネルギーに一斉に切り替えることを考えろ。
◆書こう。それが僕の生きる道だ。

10月9日(月) 日々
◆晴れたり曇ったり。すっかり涼しくなってしまった札幌近辺。
◆暖房を入れてもいいぐらいなのだが、灯油価格高騰の折り、節約節約。冬物のカーディガンを着ていればまだ大丈夫。
◆どうでもいいことなのだが、デビューして丸三年が過ぎて四年目になっている。今月末に出る
『東京公園』(新潮社)が9冊目の単行本。ということはその次に出る本が区切りのいい10冊目ということになる。今のところの予定では『DHB』(東京創元社)になる予定だ。だからなんだってわけじゃないんですけど。ふと思ったのです。
◆その東京創元社さんから
ロバート・ライス『ルシタニアの夜』(創元推理文庫)をいただきました。Kさんありがとうございます!
◆鳥取で妖怪検定が行われたそうだけど、実は僕も妖怪好きだ。たぶんその検定は軽々とクリアーできる。小さい頃は水木しげるさんの描く妖怪を全部覚えていた。むろんかつての妖怪映画もすべて見た。京極夏彦さんがデビューしたときには狂喜乱舞したのは言うまでもない。小さい頃に見たものでいちばん印象に残っているのは〈妖怪あかなめ〉だ。当時の家のお風呂はほとんどが木でできた桶で、あかなめが木の桶を嘗める様が妙にリアルに感じられた。お風呂の方からかすかな音がする度に「あかなめが出た?」と思っていたような子供だった。
◆妙にテンションが低かった日。

10月11日(水) 風邪
◆曇り。雷雨。ものすごい雨が降ったり雷がすごかったり、すごい天気だった。
◆朝目覚めると尋常ではない身体の重さと怠さ。寝不足かと思ったがそうではなく、風邪だったようだ。昨日テンションが低かったのはこのせいなのか。いかんともしがたく朝ご飯を食べて風邪薬を飲んでアリ○ミンVを飲んで寝る。大したことはなく夜にはどうやら回復したがまだ怠さは残る。リハビリでこうして更新しているというわけ。どうやらこのまま起きていても大丈夫かな。
サッカー日本代表はアジアカップ予選をインドと。まだ自分たちのサッカーというものを模索している中で、独特の雰囲気を持つアジアの国々でのアウェイ。やはりその空気に飲まれてしまっているという印象。阿部や鈴木や今野といったユーティリティの高い、かつ状況判断に優れた選手のおかげで後ろは安心できるけれど、攻撃の部分がまだ今一つ。FW陣とMF陣が同じ絵を描けていないかな。ま、ひとつひとつ確実に。
◆もうまもなく発売になるはずの
角川書店『野性時代』に短編『ソバニイルコト』を書きました。大学生の男女のラブストーリーと言えばラブストーリー。ま、ラブシーンも愛の言葉も何もないんですけど。今後に続く物語のプレ短編みたいな感じです。ぜひ。
◆今月末の新刊
『東京公園』(新潮社)はネットでも書影が出ているようですね。新潮社さんのサイトではこちら。なんかプロフィール古いかも(^_^;)。見本が届いたら詳しく。
◆まだ身体が怠いんだけど、頑張ろう。

10月12日(木) 日々
◆晴れ。
◆某地方新聞のインタビューの予定をすっかり一週間ズレて覚えていた。H新聞のTさん、大変失礼しました。申し訳ない。まったくインタビューをすっぽかすなんざぁ十年早いぞ小路幸也。
角川書店『野生時代』11月号をいただきました。Kさん届きました。これに短編『ソバニイルコト』が載っています。
◆いやー北海道日本ハムファイターズ。劇的なサヨナラ勝ちでリーグ優勝。すごいね。野球大好き国民の底力を観た気がした。明らかに観客の力がナインを後押ししていた。コンサドーレ札幌も奮起しろ。しかし、破れたホークスのピッチャーの姿が勝負の厳しさを教える。たったひとつの内野安打。でも、すべては自分が出してしまった四球が招いたワンプレーだった。
◆アルバムは
〈つじあやの〉さんの〈COVER GIRL〉。絶妙の選曲とアレンジ、というか大げさに言うと音楽に対する姿勢というか。もうただただ肩の力を抜いて(抜けて)しまう音楽。これはもうつじあやのさんという存在そのものが希有なものなんだろう。こんな季節に心をほんのり暖めてくれる。
◆83歳になる日本の名優、
三国連太郎さん。佐藤浩市さんのお父さんとして知ってる人も多いだろう。あ、「釣りバカ」シリーズのスーさんで知ってる人も多いか。テレビを観ていて「この俳優すごいな」と思うことはあまりない。三国さんはすごい、と思った俳優さんの一人だ。今度「恍惚の人」を演じるそうだ。何というか、やっぱりすごい。
◆書いてます。

10月13日(金) 日々
◆晴れたり曇ったり。すっかり夜は寒い北海道。
◆もう二十年近くスモーキングジャケット&執筆用カーディガンとしてこの季節から春先まで愛用しているパイル地のカーディガンがある。とても人前には出られないほどクタクタになっているのだが、つい二日ほど前から行方不明。どこへ行ったかと思ったら次男が学芸会の扮装用に持っていったらしい。何の扮装かと思えば〈おばけの先生〉らしい。黒のマント代わりに使用してるとか。まぁ確かにマントっぽいけど。
◆アルバムは日本を代表するギタリスト
増尾好秋さんの〈Good Morning〉。ジャズフュージョンの名盤だ。70年代から80年代にジャズから派生したフュージョンというスタイルは正に世を席巻したのだけど、本当にこの時期には名盤がたくさん出ていた。このアルバムもかなりヘビロで聴いたなぁ。タイトルのように、本当に爽やかな名曲揃い。知らない人でもきっとどこかで聴いたことがあるはず。
◆ここはブログではないのだよ。10年前から変わらずまぁ懐かしいテキストサイトだ。ま、その定義があいまいなんでいいんですけど。トラックバックとかコメントとかできません。掲示板へどうぞ。
◆実業之日本社さんから、
わたせせいぞうさん『The Motorcycle Letters four seasons』(実業之日本社)をいただいた。Sさんありがとうございます。わたせせいぞうさんを見ると、70年から80年代を思い出すなぁ。
◆書いている。

10月14日(土) 日々
◆秋晴れ。快晴だ。
◆Amazonで新刊
『東京公園』(新潮社)の予約も始まってるんだ。Amazonはこちら。まだ見本が来てないので色校の画像を小さく載せましょう。
◆とある映画へのオマージュにもなってます。小さい頃に見て、本当に印象に残った映画。たぶん初めて見た洋画でしかも大人の恋愛モノ。どきどきしながらその世界に憧れていたのを覚えてる。担当のGさんと、新潮社での前作
『そこへ届くのは僕たちの声』はある意味では非常に凝った物語だったので、シンプルな「何も起こらない」物語はどうでしょうと話し合い、それならあの映画の世界を僕なりの物語に描いてみたいと決めました。
◆主人公はカメラマン志望の大学生、圭司。アーティストを目指す同居人のヒロと、圭司の中学の同級生でもある女の子富永(こちらはフリーター)がメインの登場人物。詳細はまた後日。買ってね(^_^;)。
◆いじめによる自殺が相次いでいるようだ。弱者と強者は必ず生まれるものだろう。どちらかが悪くてどちらかが良いということでもないだろう。当事者でないものの言葉は無力だ。
◆話題の漫画家、
オノ・ナツメさん『La Quinta Camera 5番目の部屋』(小学館)を読んだ。うーん、これ大好きだ。素晴らしい。慌てて同じくオノ・ナツメさん『さらい屋 五葉』(小学館)も手に入れる。久しぶりにお気に入りの漫画家さんが増えて嬉しい。この人の作品は必ず買うことになるな。
◆冬のための靴を買う。
集英社『小説すばる』11月号が届きました。ありがとうございます。コラム書いてます。緒形拳さんが好きだというコラム(^_^;)。
◆書いてます。

10月15日(日) 日々
◆晴れ。穏やかな日。
◆久しぶりにダッシュ村を見たような気がする。里山の暮らしというのは幼い頃の体験もあり非常に羨ましいが、実際に住むとなると、基本的には都会っ子(もう子供ではないが)なのでキツイよな。ビル街もまた懐かしいんだから。
◆で、また北海道にはいない動物や虫というものが気になった。以前モグラがいないということを確認したけど、ヤモリもいない。
◆ヤモリというのは物語にも頻繁に登場するので一度見てみたいものだが、まだお目に掛かったことはない。写真で見るとけっこうかわいい奴だ。
◆タモリさんには会ったことがある(^_^;)。
実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』11月号をいただきました。ありがとうございます。
◆書いてます。

10月16日(月) 元気だ。心配するな
◆晴れ。穏やかな日。
◆いろんなことを考えるのだが、まとまらない。コミュニケーションの発達により人間は強い気持ちを失っていったんじゃないかというのは、以前にも書いたような気がする。まだ電話もなかった時代、遠くへ行った者に対しては手紙でしか「元気か」と言えなかった。返事が帰ってくるまで、何もわからない。「便りの無いのは元気な証拠」なんて言葉もあったぐらいだ。電話が普及して気軽に「元気か」と声を掛けられるようにはなった。携帯電話はいつでもどこでも連絡が取れるようになった。その分、人間は心配する時間が短くなった。相手のことを〈思う〉時間が無くなっていった。
◆遠くに居る子供を、恋人を、思い人を、「元気でいるだろうか」と思い、心配になる。でも連絡が取れなければ、相手を信頼してじっと我慢するしかない。がんばれ、と願うことしかできない。心配に思う気持ちを押し殺して、相手を信頼して、日々の暮らしを続ける。そういうことが、できなくなってしまった。
◆「可愛い子には旅をさせろ」と言った。それは様々な経験をする子供が成長するのと同時に、親も成長する。我が子を信頼する気持ちを育てる。そういうのも、少なくなっているのか。
◆人の気持ちが、心が、どんどん弱くなっている。
◆いじめとか、自殺とか、キレるとか、鬱病とか。何もかもをいっしょくたにするのはよくないだろうけど、やはり心が弱くなっているとしか思えない。
◆だから、「元気だ。心配するな。そっちも元気でやれ」と。元気かな、と心に思う相手がいれば、人間は強くなれると思う。

10月17日(火) 日々
◆雨模様。
◆久しぶりに、2ちゃん〈小路幸也について〉通信。『東京バンドワゴン』現在は4刷です。もうひと伸びを期待して。ジュンク堂さんたくさん展開してくれてありがとうございます。はんなりほっこりっていうのは、京都弁かな? ありがとうございます。オノ・ナツメさんについては以降。(って2ちゃん〈小路幸也について〉を読まないとわからないコメントすいません)。
オノ・ナツメさん『リストランテ・パラディーゾ』(太田出版)を購入。何より素晴らしいのはこの人の描く空間に漂う雰囲気。小説ならば行間というべき部分。好き嫌いはあるでしょうけど、僕は大好きです。初期の頃との絵柄の違いはあってもその良き雰囲気は変わらずに気持ちよい。老眼鏡紳士という設定はもちろん今を反映したものではあるんだろうけど、デビュー作(オノ・ナツメとしてのかな?)『La Quinta Camera 5番目の部屋』(小学館)を読む限りではもともとこの方はイタリアの男たちが好きなんでしょうね。そのあたりの映画もたくさん観ているんじゃないかなぁ。コマ割りも展開も実に映画的です。BLの方でも別名義で活躍しているそうだ。大人気で今後あちこちから本を出しそうですね。楽しみです。装幀をしてくれないかなぁ。僕の小説に出てくる元気なジジィたちを描いてほしい。カクさんとか草場さんとか勘一とか我南人とか(^_^;)。
◆徳間書店のKさんからメール。よろしくお願いします。
◆集英社さんから毎年恒例の受賞記念パーティの招待状が届く。出版社の受賞記念パーティというのは、今のところ新潮社さん、集英社さん、東京創元社さんのものに出ていますけど、別に選んだわけじゃなくて招待状が届いたところに出ているのです。他の出版社さんからは招待状が来ないのですよ。まぁそんなにたくさん来ても交通費も宿泊費も辛いので出られないんですけど。
◆悩みながら、書いています。悩む、というのは僕の場合は「書けない」という悩み方ではなくて、「いかにして前作を越えればいいのか」という悩み方。それは創作者の姿勢としてはあたりまえなんでしょうけど。
◆考えたプロット通りに書くことは実はけっこう簡単にできてしまうんだけど、それじゃ自分でもつまらないし成長もないだろう。どうすればこのプロットを生かして、今までの著作にはないものを目指していけるのか。そういうところ。
◆辛いけど、楽しい。楽しいけど、悩む。

10月18日(水) 日々
◆晴れ。穏やかな日。
◆大好きな本、ということで
イーサン・ケイニン『あの夏、ブルーリヴァーで』(文藝春秋)。寡作なイーサン・ケイニンだけど出ている本はどれもこれも珠玉の作品ばかり。大好きだ。特にこの長編は全体に漂う空気感が何よりもいい。こういう作品を書きたいものだと思う。兄弟の物語なのだけど、僕は姉しかいなかったせいか、兄弟の物語というものに魅かれるみたいだ。
◆ふと思い立って以前ご招待を受けていたmixi。僕のコミュニティがあるというのでそこだけちょっと見てみました。50名近くの方が参加しているんですね。まだデビュー前からのネット仲間で〈小路幸也〉より〈RE-QUIN〉としてお付き合いのある方もたくさん(^_^;)。立ててくださった方は、こちらの掲示板でもご挨拶させていただいた方ですね。皆さんありがとうございます。ちょこちょこと見てみます。
幻冬舎のIさんからTEL。書き下ろしの『Z』がめちゃくちゃ遅れていてごめんなさい。でも『papyrus』に掲載中の『21 Twenty one』は順調です。もう言ってもいいのかな? 12月に発売予定のものに『21 Twenty one〈3rd〉』が載る予定です。
講談社のAさんからメール。こちらも遅れている書き下ろし『SH』。ごめんなさい。がんばります。
◆遅れているのはひとえに僕の見通しの甘さが原因です。申し訳ない。でもこんなに執筆依頼が来るなんて思ってもみなかったんだもん。嬉しい悲鳴。
◆『SASUKE』の特番を見た。なんかこういうものに夢中になれるのはうらやましい。
◆とういうわけで書いてます。

10月20日(木) 日々
◆晴れたり曇ったり。秋の穏やかな日が続く。
◆でも、もう雪虫が飛んでいた。雪の訪れを告げる使者。長い冬がもうすぐそこまで来ている。
朝日新聞社『小説トリッパー』編集部のNさんからTEL。あ、名前違ったかも。申し訳ないどうも人の名前覚えるの苦手で。昔、カウンターの中に入ってコーヒー淹れていた頃は得意だったんだけどなぁ。新しく、お付き合いさせていただくお話しをいただいた。どうもありがとうございます。よろしくです。
実業之日本社のSさんからTEL。作品についてあれこれ。お気遣いどうもです。がんばります。
小学館『きらら』をいただきました。ありがとうございます。
徳間書店『SFJAPAN』をいただきました。ありがとうございます。
◆SFJAPANをいただいたのでふと思ったのだけど、SFというジャンルはもちろん大好きだった。
星新一さんの本を小学校の図書館で読みふけっていたし、何より光瀬龍さんの『百億の昼と千億の夜』にはやられた。しかもその後大好きな漫画家の萩尾望都さんが漫画化したものだから余計にやられた(さらに言えば萩尾望都さん『ポーの一族』は僕のバイブルと言ってもいい)。久しぶりにSFを読みたくなってきた。そういえば『レンズマン』シリーズも大好きだったなぁ。うわなんだかSFを書きたくなってきたぞ。徳間書店さんに頼んでみようかしら。
◆書かなきゃ。

10月21日(金) 日々
◆曇り。
◆観るつもりはなかったのだけど、たまたま通りかかると竹野内豊さんと渡哲也さん(以下敬称略)が共演する『家族』というドラマをやっていた。竹野内豊は好きな俳優なのでそのまま何気なく観ていたのだが、最後の最後で違和感を感じてしまった。離婚騒動中の妻が、自分の子供の誕生日を忘れていた、という設定だ。夫である竹野内が忘れていたのはそれまでの物語の流れからはしごく当然のように思えたのだが、母親が忘れていたというのは、どうだ? という違和感。離婚するために自分の仕事を確たるものにするために必死になっている、という設定はわかるし流れとして妻をまず悪役にするためのものなんだろうけど、うーん。非常にノーマルな演出と脚本の流れでそれなりに楽しめたのだけど。
◆という具合に最近ドラマを観ると細かいことで違和感を感じることが多くて楽しめないので観ないのだ。その原因がドラマの作り手の側にあるのか僕の中にあるのかよくわからないけど。
◆いやもちろん観ている暇もないのだが。
◆集英社のWさんからメール。よろしくです。

10月24日(火) 日々
◆晴れ。
◆更新が止まっているのは、ひたすら書いているため。死にそうです(嘘です)。
新潮社のGさんからTEL。もうすぐ発売の『東京公園』の見本がそろそろ届くとか。届いたら写真やあらすじをアップします。よろしくお願いします。
朝日新聞社さんから『小説トリッパー』をいただきました。Oさんありがとうございます。
実業之日本社さんから『こんなに楽しい! 妖怪の町』(監修:水木しげる)をいただきました。ありがとうございます。妖怪好きなんで嬉しいです。
◆ええっと、特にないや。ただただ書いています。それだけ。

10月26日(木) 『東京公園』
◆晴れ。祝・日本ハム。新庄の涙にもらい泣きしちまった。
新潮社さんから『東京公園』の見本が届いた。Gさんありがとうございます。
◆とある映画へのオマージュでもあります。主人公はカメラマン志望の大学生、圭司。アーティストを目指す同居人のヒロと、圭司の中学の同級生でもある女の子富永(こちらはフリーター)がメインの登場人物。公園で〈家族〉の写真を撮ることを趣味にしていた圭司が、ある日頼まれた奇妙な尾行のアルバイトがきっかけで、それまでの普通の日々の中に、ほんの少しのさざなみが立っていきます。
◆たぶん初めての普通の恋愛小説と言ってもいいかもしれません。
『HEARTBEAT』もある意味では(^_^;)恋愛小説だったのですが、今回はごくごく普通の若者たちの普通の日々の中での出来事が語られていきます。ですが、恋愛と言ってもラブシーンも愁嘆場も修羅場もありません。本当に何も起こりません。
◆大きな事件も、仕掛けもひっかけも何もなしです。担当編集のGさんが言うには『とてもやわらかな手触りの』物語だそうです。楽しんでいただければ嬉しいです。写真で読めると思いますが、帯コピーがちょっと気恥ずかしいぐらい恋愛モノの感じですね。似合わねーと言わずによろしくお願いします(^_^;)。
◆集英社のHさんからTEL。『小説すばる』掲載予定の短編についてあれこれ。がんばります。
◆集英社のWさんからTEL。『東京バンドワゴン』についてあれこれお話しを。
◆祥伝社のWさんからメール。予定している短編について。がんばります。
◆書く。

10月29日(日) 日々
◆晴れ。
◆〆切がわんさかと重なったり、人生において避けては通れない重要な諸問題が振りかかってきたりして、正直、しんどい。でも頑張る。頑張るしかないだろ。
◆言っとくぞ。生きていくのは、あたりまえのことだ。
◆新刊
『東京公園』(新潮社)は、東京辺りではそろそろ店頭に出たころだろうか。さっき気づいたんですが、今までの著作の中でいちばんお求めやすい金額となっております(^_^;)。ひとつよろしくです。
コンサドーレ札幌。まぁ2-0で勝つには勝った。全体的には悪くはなかった。DFもしっかり対応していたし大きなポカもない。ただ昇格がなくなって、この後の試合をどう戦うのか、というところは見えなかったな。ただ勝ち点だけ取っていくのか、来期のことを考えていくのか。そのあたり、もっとサポーターに向けてしっかり打ちだしていかなければならないんじゃないかと思う。
◆書く。

10月30日(月) 日々
◆晴れ。今日は暖かかったね。
幻冬舎『papyrus』12月号をいただきました。ありがとうございます。表紙が田中麗奈ちゃんだ。
西澤保彦さんから新刊『春の魔法のおすそわけ』(中央公論新社)をいただきました。西澤さんいつもありがとうございます! 
東京創元社さんから多島斗志之さん『海上タクシー〈ガル3号〉備忘録』(創元推理文庫)をいただきました。ありがとうございます!
◆本当に本をいただくと心の底から嬉しい。

◆様々なニュースのことを考えると気が滅入るので今は考えないようにしている。
◆書かなきゃ。