2006年6月の日記

6月1日(木) 日々
◆しとしとと雨。のち曇り。のち晴れ。はっきりしない天気が続く。
◆6月か。
◆講談社のAさんや新潮社のGさんなどから励ましなどのメール。ありがとうございます。
◆先日ついに2ちゃんに僕のスレが立ったけどあっという間に消えたという話をしたら改めて〈小路幸也について〉というスレがミステリー板に立ったようだ。まぁまたあっという間に過疎化して消えるのだろうな。話題のない地味な男で申し訳ない(^_^;)。
◆仕事の予定のM出版さんはメディアファクトリーさんやミリオン出版さんではないです。もう少しお待ちください。
◆我が家の犬は散歩嫌いで困る。特に雨の日は行きたがらない。うらめしそうに上目遣いで「行くんですか?」という顔をする。右の写真は某日我が家の塀に乗っかっているところだ。肉の垂れ具合が運動不足を物語る。拙作『HOMETOWN』に犬を書いたけど、モデルはこの犬。
◆雑誌〈BRUTUS〉を買うのを忘れていた。本の特集だったのに。
◆それぞれを少しずつ進める。新潮社「TK」はもう少し。

6月3日(土) 運動会
◆晴れ。今までのぐずぐずした天気が嘘のような青空。
◆札幌近郊の小学校では運動会が。次男の通う小学校も本日。徒競走もあるし赤組白組で勝敗も決める。そういうことを経験するのは、いいことだと思う。笑ったのは赤組がコンサドーレのユニフォーム、白組がファイターズのユニフォームを着て行った競技があったこと。なるほど赤と白だ(^_^;)。頑張れ北海道のプロチーム。
◆運動会の話になると世のお父さんは「俺は足が速かった」などと見栄を張ることがあるらしいが、言っておく。僕は速かった。運動会ではいつもリレーの選手だった。小学校まではスポーツ万能だったのだ。小学校までは。
◆コンサドーレ札幌はホームで山形と2-2の引き分け。2点先行されて、しかし2点を奪って追いついたのは確かに素晴らしい。試合をあきらめない、という姿勢も見えたが、明らかに連携の面では落ちている。守備も攻撃もちぐはぐになってしまっている。一度崩れたリズムを必死に立て直している途中なのか、そしてその成果が少しずつ形になって引き分けにつながったのか。とりあえずそう好意的に解釈しておこう。頑張れ。
◆重版のときには気づかなかったのだが「東京バンドワゴン」に誤植発見。3刷りで直したいので祈っておく。
◆疲労困憊。

6月5日(月) 日々
◆晴れ。穏やかな日。
◆サッカー日本代表、マルタと1-0で勝利。まぁでもいつものことだよね。相手に合わせちゃうんだよなぁ。強豪になると燃えていい試合をするのに。正直っつーか、半端というか。中田が言っていたように収穫はまるでなし。確認できたのは稲本も小野もやっぱり豪華な控えということと、あとここでヤバイという危機感を持っておいた方が初戦のためにはいいんじゃないかってことで。ま、ここでじたばたしてもしょうがないでしょう。ゆっくり体を休めてコンディションとモチベーションをW杯期間中に最良を保てるようにしてもらうしかない。頑張れニッポン。
◆とにかく執筆予定が遅れまくっている。これはひとえに執筆スピードが落ちているせいで、今まで10枚書けた時間に3枚しか書けないといった事態。つまり一ヶ月に300枚書けたのに100枚しか書けてないのだ。そりゃ遅れるよね。何故そんなふうになっているかは、これはまぁ担当編集さんと膝突き合わせて話すような内容なので割愛するけど、解決の手段は僕の中にしかないので頑張るしかない。皆さんすいません。もう少し待ってください。ペースを取り戻します。
◆こういう事件が起こる度に書くが、どうしても理解できない。幼い子供の命を何故奪えるんだ。
◆講談社「SH」、幻冬舎「Z」を進める。新潮社「TK」は頭から見直し中。S社「MK」をスタートする。

6月7日(水) 日々
◆曇ったり晴れたり。
◆雑誌
「ユリイカ」「ku:nel」を購入。「ユリイカ」は随分久しぶりに買ったなぁ。というのも特集が〈任天堂〉だったので。すでにゲーム業界から足を洗ってしまって久しいけど、〈おもしろいゲーム〉を作りたいという欲求はまだある。そして〈任天堂〉という企業のスタンスや彼らの作るゲームには非常に興味がある。何がどうなるかわからないデジタル業界だけど、確実に言えるのは今現在〈任天堂〉は〈ゲーム〉というメディアに非常に誠実な企業である、ということだ。
◆WCの騒ぎにも淡々と続けられるJ2。
コンサドーレ札幌はザスパ草津と2-2の引き分け。最後はオウンゴールで引き分けになってしまったが、それで済んで良かった。とにかく走れていないし連携が悪い。同じ絵を描けていない。柳下監督の進退問題も浮上しているが、このていたらくではそれもいたしかたない。何が悪いのかはハッキリしているはずなのだが。
◆庭の林檎の花も散った。今年は受粉が上手く行っただろうか。どれだけ実をつけてくれるかな。
◆今月末に出る新刊
『キサトア』(理論社)は23日に配本になるようです。詳細はまた後日に。
◆今はもうなんか女性が胸の谷間を見せるのはあたりまえのようになってしまっているし、しゃがんだときに腰のあたりが丸見えになるなんてのも日常の光景。ハッキリ言おう。反則だ。美女ならいざしらず見たくないものも男の本能として見てしまう。やめてください。
◆今月上京するので、各担当さんたちとメールでやりとり。
◆講談社「SH」、幻冬舎「Z」を進める。新潮社「TK」はブラッシュアップ中。S社「MK」を固める。

6月9日(金) 祝増刷、祝開幕。
◆曇り、小雨も降ったりするぐずついた天気。
◆そんな天気の中、晴れやかなニュースを告げる集英社の担当編集WさんからのTEL。
「小路さん、増刷です。3刷、決まりました!」
「マジかよ!」

というわけで、目出度く
『東京バンドワゴン』、早くもまた増刷です。しかも先月の2刷より部数アップです。しかも帯付け替えるっていうじゃありませんか。いやもう本当に皆さんのおかげです。ありがとうございます。おかげで誤植も直せます(^_^;)。よし、書いておこう。目指せ4刷。
◆そして! さぁ、ワールドカップだ! はっきり言ってそればっかり観続けて何もしたくないんだけど家庭持ちであり社会人である以上そうはいかないし執筆は遅れている。でも観る。執筆は火事場の馬鹿力でなんとかする。ま、講義もあるので観られない試合も多いんですけど。
◆思いっきり、希望的観測を入れたWC予想、決勝トーナメント進出はドイツ・スウェーデン・アルゼンチン・ポルトガル・イタリア・ブラジル・フランス・チュニジア・イングランド・ポーランド・メキシコ・オランダ・日本・アメリカ・スペイン・スイス。そして4強にはドイツ・ブラジル・オランダ・日本という本当に希望だけの予想(^_^;)。さらに決勝で再度日本対ブラジルという絶対にありえないけどそれぐらい気合いを入れて応援したいという予想。でも優勝はブラジルかなぁ。
集英社「小説すばる」の担当IさんからTEL。次に書く短編についての話をちょっと。
東京創元社さん「ミステリーズ!」Vol.17をいただきました。Kさんありがとうございます。思いっきり推理物の短編って書いてみたいなぁ。無理か、無理かな、無理だな。
◆新潮社「TK」のブラッシュアップ中で少し悩み中。S社「MK」を固める。

6月10日(土) サッカー三昧
◆曇り。
◆ドイツに行けなくたってサッカーは楽しめる(負け惜しみ)。
◆いちいち書いていくと長ーくなるのでWCのそれぞれの試合については省略。ドイツを優勝候補にしてみたけどマジで危ないなあのDFラインは。しかし1点目と4点目は本当にビューティフルゴール。イングランドはなんだかなー、もうちょっとやってくるかと思ったんだが。まぁでも勝つことが第一。よく1点を守ったってところか。
◆地味に続くJ2。
コンサドーレ札幌はホームで徳島と。4-2でなんと10試合ぶりの勝利。まぁこれも多くは語るまい。ようやく勝てたので良しとしよう。これをきっかけにしてメンタル面でどん底だった選手達も顔を上げられるだろう。今はそれはいちばんだ。次を勝って連勝でもすればいいサッカーができるだけに上昇気流に乗れるんだろうけどなぁ。
角川書店「野性時代」をいただきました。Kさんありがとうございます。
◆新潮社「TK」ブラッシュアップ中で少し悩み中。

6月12日(月) 書評
◆曇り。寒い日。
◆いよいよ日本代表の初戦が始まるんだが、たぶん更新なんかしないので先に書いておく。
◆昨日の朝日、読売、日経の各誌書評欄に「東京バンドワゴン」の書評が載っている。ってすごいじゃんそれ! と驚いたのだ。確認してみるとどれもちゃんとしたスペースで書影入りで朝日は書評家の池上冬樹さん、読売は作家の逢坂剛さんだ(日経は記者の方かな?)。皆さん褒めてくださっていて、本当にありがたい。いやしかしびっくりした。こんなのは初めてですね。
◆各担当編集さんからメールなど。確認事項をあれこれと。
◆幻冬舎のIさんからTEL。進んでいない「Z」についてお詫び。いやもうしわけない。
◆というわけで日本戦に備えます。

6月13日(火) 語るなら明日の糧に
◆晴れ。
◆ワールドカップでの日本代表の敗戦。負けたのは事実。後の2戦を勝つしかない。ジーコの監督能力をここで言ってもしょうがない。次の監督はジーコではないのだから。
◆この試合を観ている次の日本代表候補、あるいは今参加している日本代表選手たちが、そしてサッカー協会の幹部達が、この敗戦を糧に4年後の南アフリカ大会での勝利をもぎ取るために考えなきゃならない。何が足りなかったのか。
◆いやーでもね、試合始まってすぐに不安を覚えました。「この審判、マズイな」と。ファウルの取りかたが曖昧。動きが不安定。こりゃあ一悶着あるかもしれないなと思っていたら案の定。日本の得点は明らかにファウルでしょう。それはまぁ時の運としても、後半駒野がペナルティエリアで倒されたのは明らかにPKでしょう。日本に得点を与えてしまったからあのPKを取らなかったんじゃないか。あの審判は日本の敗戦の理由のひとつでもあると思う。
◆ワールカップは日本代表だけじゃないよ。世界各国の代表選手達の意地と誇りがぶつかりあう素晴らしいプレーを目に焼き付けろっ。
◆今日の試合は観ない。執筆します。(ってブラジル戦は観るかも)。

6月14日(水) スペイン強すぎ
◆晴れ。暑い。ようやく季節が正常化も。
◆いやもうワールドカップに関しては語りません。ええ、長くなりますから。観てるだけでも他のことなんにもできないっていうのに。スペイン強いわ。
◆お付き合いのなかったJ社さんからメール。文芸誌へのエッセイの依頼でした。ありがとうございます。あのー正直エッセイやコラムはまだ修業中でおもしろくないと思うんですけど頑張ります。
◆理論社のSさんからメール。いろいろと確認事項。今月の23日に予定されている
理論社さんからの新刊『キサトア』ですが、こちらの理論社さんのサイトの〈書店様向け〉のページ(普通に見られます)。『キサトア』の詳しい紹介や、なんとカラー版の注文書(解説付き)がPDFファイルで観られるのです。思わずダウンロードしちゃいました(^_^;)。記念に取っておこう。どんな本かがよくわかりますのでぜひ。
◆2ちゃんの〈小路幸也について〉を見ると〈なぎら健壱にちょっと似てるって言われませんか〉というカキコミがあって少しへこむ(なぎらさんごめんなさい)。まぁ確かにいい男ってわけじゃないけどさ。なので前にそうしようと思って用意していた写真をプロフィールに載せてみた。
◆新潮社『TK』のデータを送る。Gさんよろしくお願いします。
◆M出版『CB』のデータを送る。こちらはもうすぐウェブ連載開始の予定です。もう少々お待ちください。
◆講談社『SH』、幻冬舎『Z』を進める。S社「MK」のプロット詰め。

6月15日(木) 日々
◆晴れ。少し蒸した日。
◆次男がハリーポッターのDVDが欲しいと言い出した。レンタルではなく手元に置いておきたいと。最近本も全部読んでいるし、僕の部屋から『架空動物事典』という分厚い資料用の本も持ちだしていった。なんでもハリポタの旧作DVDが今キャンペーンで980円なのだそうだ。まぁそんなに観たいならねと買ってきた。
◆子供を甘やかすわけではないが、本や音楽や映画に関しては欲しいと言ったものは買い与えるようにしている。僕自身、小さい頃に触れたそれらすべてのものが今の糧になっているから。
◆息子たちがクリエイティブな方向に進むとは限らないけど。
◆ついでに『ガイアの夜明け』のテレビサントラCDが欲しいなぁと探したんだけどなかった。ならばと『Lost in translation』の映画サントラCDを探したんだけどそれもなかった。うーむとアン・サリーのCDを探したけどそれもない。どこのCDショップとは言わないが品揃え少なすぎ。
◆執筆に関して少し考え中。本当にこれでいいのかと悩む。

6月16日(金) ウェブ連載スタート『カレンダーボーイ』
◆霧雨。晴れたり曇ったり。風強し。
◆さて、以前から言っていたウェブ連載がスタートしました。
牧野出版さんがやっているウェブマガジン〈パブリディ〉で今日から連載開始です。
◆タイトルは
『カレンダーボーイ calendar boy』です。初回は一挙二話分公開。
◆主人公は48歳の中年男二人。同じ大学に勤める教授の三都(みと)と事務局長の安斎。この二人、実は小学生の時の同級生。ある日、気がつくと三都は小学五年生の自分になっていました。48歳の自分の意識だけが小学五年生の自分にタイムスリップしてしまったのです。ところが教室を見回すと、安斎もおかしな顔をしています。そう、安斎も同じように意識だけがタイムスリップしてきたのです。時代は、1968年です。わけもわからず、実家に帰り懐かしい日々を過ごす二人。しかし、寝て起きると現代に戻っていました。2006年です。夢だったのか、不思議な夢もあるもんだと、大学で顔を合わせた二人は夢の話をしますが……。
◆と、ここまでが初回更新分です。いわゆるタイムスリップものですが、この後、話は急展開をしていきます。僕と同年代かそれ以上の方は気づくでしょうか。1968年に起こった大事件。そう〈三億円強奪事件〉。その三億円を奪おうと安斎は言い出します。その事件のせいで死んでしまった同級生の里美ちゃんを救うために。
◆今、話題の映画で『初恋』がありますね。宮崎あおいちゃん主演で〈三億円犯人は女子高生だった〉というお話。題材がかぶってしまいましたが偶然で、『カレンダーボーイ』は実は三億円犯人の正体はどうでもよくて(^_^;)、小学五年生の二人がその三億円を犯人から奪ってしまおう、と考え、同時に死んでしまった憧れていた女の子を救おうというお話です。そして2006年の現実の職場で起きている事件もそれに絡んできます。
◆三億円強奪事件が起きたのは1968年12月10日。この連載も1968年と2006年の日々をいったりきたりしながら、その日、12月10日まで続いていきます。果たして最後まで書ききれるか(まだ最後まで書いていません(^_^;))。ご期待ください。
◆読んだら〈おもしろい!〉という感想ボタンを押してもらって、ついでに更新を知らせるお知らせメールに登録してもらうと、私の株もあがるかもしれませんヽ( ´ー`)ノ。
◆恒例になりそうな2ちゃん〈小路幸也について〉通信(そんな名前かよっ)。プロフィールに写真を載せたら〈J-WALKのボーカルにちょっと似てる〉というカキコミがありました。あー言われたことあります。なぎらさんよりずっと嬉しいかも(なぎらさん本当にすいません)。
◆アルゼンチン強すぎ。なんだよそれー。メッシってば本当にすごいよお前!。
◆いろんな用事が重なってほとんど何もできなかった。

6月18日(日) ため息
◆晴れ。なんだか急に暑い日。昼間は半袖で充分だった。
◆実業之日本社さんから「ジェイ・ノベル」をいただきました。ありがとうございます。
◆ワールドカップ、お互いに後が無い日本対クロアチア。引き分けになってどちらが嬉しいかは明白。ブラジルと戦う日本とオーストラリアと戦うクロアチア。もちろんサッカーは何が起こるかわからないし、これから行われるブラジル対オーストラリアだってそうだ。だからこそ、絶対に勝たなきゃならなかったのに、選手に不満が残る結果。FW陣の足が止まっていたのは何故だろう。飛び込んでいれば店を取れた決定的なシーンがあったのにそこに高原も柳沢もいない。交代して元気があるはずの玉田も大黒も見えない。カードを切って有効に働いたのは稲本だけだった。勝てた試合を落とした、という中田や川口の言葉はその通りだと思う。
◆だから、観ている者を納得させるプレーを、今度こそ、ブラジル戦こそ見せてほしい。それだけ。負けても、いい試合をしたと胸を張れる試合を。
◆全ての進んでいる作品を見直す。本当にこれでいいのか。

6月19日(月) 日々
◆曇り。霧雨も少し。また気温が下がる。
◆先日、近所にできた床屋に行った。実はこの二十何年間ずーっと同じ美容師さんに切ってもらっていたのだが、店が遠くなってしまいなかなか行けなくなったこともありじゃあ行ってみるかと。美容室ではなく床屋に行くのはたぶん三十年ぶりぐらい。床屋とは行っても若い兄ちゃんがやっていてしかも隣はカスタムバイクショップでチョッパーのバイクなどが並んでいる(店内は行き来できる)。さっそく切ってもらったが明らかにカットスタイルは美容師さん。でもしっかり顔も剃ってくれる。歩いていける距離なのでこれから通うかもしれない。
◆絶対訊かれるだろうなぁと思っていたんだけど「今日はお休みですか?」「いや、休みっていうわけじゃ」「お仕事は?」「えーと、まぁ文章を書いているというか……」。未だに「作家です」とは恥ずかしくて言えないのだ。
◆むろん連日観ているワールドカップ。しかし今回大会の暑さは大変みたいだな。最大の敵は太陽。
◆集英社のCさんから激励メール。へーそんな話が。実現したら嬉しいなぁ。
◆集英社のWさんからfax。北上次郎さんがまた雑誌の書評で
「東京バンドワゴン」を激賞してくれている。しかしこんなにあちこちの新聞や雑誌に書評が出るってすごいな「東京バンドワゴン」。立派だよお前。
◆増刷で帯を付け替える3刷は7月頭には書店に並ぶようです。楽しみ。
小学館『きらら』をいただきました。ここでも書店員さんが「東京バンドワゴン」を!
◆ようやく札幌にも〈Apple Store〉が!  嬉しいぞ。あ、でもオープンの日には東京だ。
◆全ての進んでいる作品を見直し中

6月21日(水) 『キサトア』
◆曇り。寒い。
◆もうすぐ店頭に並ぶはずの新刊
『キサトア』(理論社)。今日見本が届きました。Sさんありがとうございます。こんな感じの装幀です。ヤングアダルト、つまり小学校の高学年から大人まで楽しめるものを、ということで担当編集のSさんといろいろお話したのは去年の夏でした。書き上げた順番としては『HOMETOWN』の次ですね。
◆以前にも書きましたが、どこの国とも、いつの時代とも僕の中では限定してません。そういう意味では童話に近いお話しかもしれません。お話の筋も一応きちんとはしてますが(^_^;)、息子たちがまだ小さかった頃、布団の中で「何かお話して」と言われたときに思いつくままに話していくような感じを思い浮かべながら書いていきました。ですから、僕の小さい頃の体験や小さい頃に憧れたものや、いろんなものが詰っているとも言えます。
◆ゆっくりと読んでもらえたら嬉しいなと思います。
新潮社の担当編集GさんとTEL。先日送った新作『TK』について話す。気に入ってもらえてホッと一息。これからボスのチェックなどを経て修正して、こちらもなんとか年内に出たらいいなぁ。
◆しかし毎度のことながら自分の書いた物語がおもしろいかどうかわからなくなる、というのはどうなんだろう。もうこれでデビューしてから10作品も書いているというのに。
◆うっかり見忘れたコンサドーレ札幌は横浜FCに2-1で勝ったようだ。ううん、これは大きい。何せ失点これまでわずか5だった横浜FCから2点取ったのだから。これで3連勝。リズムを取り戻せただろうか。波に乗ってくれ。
◆全ての進んでいる作品を見直し中。

6月24日(土) 東京
◆晴れ後曇り。蒸し暑いってば。
◆実は東京に居る。昨日の山本周五郎賞のパーティに合わせて打ち合わせかたがた上京。まぁ行きますとメールをしたからなんだけど、各社さんとの打ち合わせが山のように入って、芸能人並みのスケジュール。昨日は3本の打ち合わせとパーティに行って、今日は朝から4本の打ち合わせ。各社担当編集の皆さん、ごちそうさまでした。いつもすいません本当。
◆徳間書店のKさん、話半分で終わってすいません。
◆いつもだと来ている作家さんを眺めて「おーあれが」とひそかに楽しむ余裕があったんだけど、今回は入れ替わり立ち替わり担当さんと話をしていて、ほとんど一ヶ所に立ちっぱなしだった。なのでウオッチングができず残念。あ、京極さんが来ていた。いつも書評を書いてくれる吉田伸子さんにもご紹介いただいた。お疲れさまでした。これからもよろしくお願いします。
◆パーティ終了後に打ち合わせを一本こなし、その後作家のナカガワヒロユキくんにTELをして、久しぶりにいろいろ話をする。
◆さすがに疲れたので、その他いろいろは後日。

6月25日(日) 帰宅
◆晴れ、札幌近辺は気温も上がっていい天気。妻は暑いと言ってるけど、東京から帰ってきたので涼しくてしょうがない。
◆ホテルオークラは毎回行く度に迷う。まぁ迷ってもぐるりと回ればつくんだけど、あの大使館を警護している警察の皆さんに白い目で見られるのがコワイ。
◆今回の東京行きで新しいお仕事をいくつかいただいのだけど、気がつけばスケジュールがあっぷあっぷになっている。大丈夫なのか小路幸也。
◆「金春屋ゴメス」でファンタジー大賞を受賞した西條奈加さんに声を掛けられてお話したんだけど、なんと同じ北海道出身だって言うじゃありませんか。知りませんでしたすいません。「しゃばけ」シリーズで大人気の畠中恵さんにも声を掛けられて、なんとここを読んでいるっていうじゃありませんか。ありがとうございます。
◆ホテルのエレベーターホールで外国の方と眼が合いニコッと挨拶。聞けばブラジルの方じゃありませんか。「ワールドカップは残念だったな」「いや、日本はまだまだだよ。でもいつかブラジルにも勝って優勝するよ」「そうだ、何が起こるかわからないのがサッカーだからな。また四年後に今度は決勝リーグで戦おうぜ」「あぁ、頑張るよ。良い旅を」。というような会話を(たぶん)片言の英語で交わしハイタッチをして別れた。
◆いつもPowerBookを東京に持っていくので重くてしょうがない。あのゴロゴロ転がす鞄が欲しい。しかしどうせ買うなら以前に野望として挙げた
PaulSmithLUGGAGEこれがやっぱり欲しい。なので当分買えそうもない。
◆ワールドカップ。サッカー日本代表の話はいずれゆっくり。決勝リーグも始まって、ワールドカップはこれからが本番ですよ。
◆コンサドーレ札幌はなんと4連勝! しかもすべて上位陣だ。ようやくスランプを抜け出したようだ。前にも書いたが戦えるチームになったのは確か。そしてこうやって低迷を抜け出せるということは地力がついているということだ。この調子で進めっ。
『キサトア』(理論社)は店頭に並んだのかな? 明日本屋に行ってみよう。
◆新潮社『TK』、東京創元社『DHB』の最終の直し。急いで。

6月26日(月) 日本代表
◆晴れ。暑い日。
◆オシム・ジャパンが始動するのが確実になっているようだ。8月にはアジアカップの予選が始まる。あのオシムがどんなメンバーを選ぶのか、ひたすらに楽しみだ。ベースはジーコ・ジャパンになるんだろうけど(それさえも覆すかどうかも楽しみ)。涙を見せた中田は再び代表に選ばれるのか、選ばれても来るのかどうか。
◆(ドイツの惨敗の分析はプロがすること。素人である僕たちはそれを受け入れて楽しむしかない)僕は中田が好きだ。プロのひとつの形を体現していた彼が大好きだったし、プレースタイルも好きだ。日本サッカーの歴史の中でもナンバーワンの選手だと思う。ジーコは迷わずに彼中心のチームにするべきだった。自分が最初に描いた〈黄金の中盤〉を不変のチームに作っていくべきだった。国内組を中心にせざるをえなくなって、そして国内組に可能性を見出したときにジーコは自分の最初の直感を捨てた。そこが間違っていたんじゃないかとずっと考えていた。中田・中村・稲本・小野が顔を揃えた試合はわずかだったし熟成されてないチームは不完全だったけど、そこには確かに輝きがあったのに。
◆それにつけても、新生オシム・ジャパンの顔ぶれがどうなるのか。本当に楽しみだ。オシムの教え子であり代表に漏れた阿部の選出は確実なのか。埋もれてしまったアテネ世代の今野・徳永・闘莉王のDF陣はどうだ。大久保・田中達のFWはどうだ。平山・森重の若きFWはどうだ。小野・中村は再び挑戦できるのか。
◆個人的には、中田と小野をベテランとして重用する、若き日本代表を見てみたい。
◆倖田來未は僕の叔母さんにクリソツ。
◆新潮社『TK』、東京創元社『DHB』の最終の直し。

6月27日(火) 日々
◆ずーっと雨。夜になってようやく止んだ。
『ガイアの夜明け』。老人福祉や介護問題は観るのが辛い。すぐ目の前にある問題なのだが。
◆ワールドカップ。いやぁ久しぶりにイタリアの底力を観た気がした。カテナチオは健在か。本当に二重三重に鍵を掛けられたみたいだよ。最後のPKは確かに微妙だが。
◆久しぶりに2ちゃん〈小路幸也について〉通信(^_^;)。たまたま見たら『カレンダーボーイ』に関する疑問がカキコミしてあったのだけど、えーと、読み違いというか、登場人物が混乱してますね。ちょっと書いておきましょうか。現段階での登場人物です。連載の方にも必要かなぁ。

二○○六年の人
三都 充  四十八歳。私立友邦大学文学部教授。
三都穂波  三十五歳。その妻。
三都真吾   十二才。小学六年生。
安斎 武  四十八歳。私立友邦大学事務局長。
安斎奈美枝 四十八歳 その妻。
安斎未歩   二十歳。一人娘。父である武の大学へ通う。

一九六八年の人
三都雄一 四十歳。高校教師。厳格な父。
三都雪子 三十七歳。その妻。元教師。厳しい教育ママ。
三都潤子  十六歳。充の姉。漫画家を目指す。
三都 充  十一歳。信富小学校五年一組。あだ名はイッチ。
安斎茂男 三十八歳。安斎豆腐店店主。
安斎睦美 三十二歳。その妻。
安斎 武  十一歳。信富小学校五年一組。呼び名はタケちゃん。
安斎 瞳   八歳。信富小学校二年生。
古内里美  十一歳。信富小学校五年一組。可愛らしく頭もいいクラスのアイドル。
権藤 健  ゴンド。信富小学校五年一組。クラスメイト。

こんな感じです。一九六八年の語り手は〈三都充(イッチ)〉です。二○○六年の語り手は〈安斎武(タケちゃん)〉です。よろしくお願いします。
◆たった今気づいたんだけど、登場人物の女性の名前にやたら〈み〉がついてますね。今さら直せないや……_| ̄|○
◆新潮社『TK』、東京創元社『DHB』の最終の直し。急げ。

6月28日(水) 悔しさ
◆曇りのち晴れ。
◆ワールドカップが一息ついて、ぽっかりと空いた頭の中のサッカースペースにどうしても入り込んでくるのは日本代表のこと。考えてもしょうがないと思いながらもどうしても考えてしまう。
◆何を言っても戦った人間にしかわからない。だから、どうして倒れるまで走らなかったのか、とか、チームワークがどうこう、とか、中田と他の選手の溝、などなどなどなど。何をどう言っても、結局は〈プロフェッショナル〉であったかどうか、という一言に尽きるのだろう。プロではないプロ(と言われる)チームに入って何かを為さなきゃならない厳しさは、そういう状況に入った人でなければわからない。
◆話を同じにするな、と怒られそうだけど、広告の世界もゲームの世界も〈プロ〉が集まってチームで何かを作り上げる作業だ。そこに集まったメンバーは紛れもなくその道でメシを喰っている〈プロフェッショナル〉のはずなのだけど、温度差も実力差もあるのが現実だ。でき上がったものは〈最高の作品〉とはほど遠いものができあがり、それが〈プロ〉の作品として世に出回る。これはドラマの世界も映画の世界も同じだろう。
◆ただ、日本代表は文字通り〈国の代表〉なのだ。レベルが違わなきゃならない。温度差があろうが実力差があろうが、それを越える〈何か〉を抱えて戦わなきゃならない。それができた選手が何人居たのか。わかっていた選手が何人居たのかということだろう。精神が肉体を越える瞬間があることを一流のアスリートならわかっているはずだ。越えるための〈何か〉を、あのピッチ上で持っていたのは誰だったのか。
◆中田の涙だけを美化しようとは思わない。けれども、紛れもなく中田はプロフェッショナルだった。もう少し見ていたいと思わせた日本代表は、中田、川口、巻、稲本、加地の5人だけだった。

6月29日(木) 祝・4刷!
◆晴れ。いい陽気。
◆その陽気に誘われたのか(そんなことはない)、集英社の担当編集WさんからTELが入る。
「小路さん、また増刷が決まりました」
「え? 増刷って、この間3刷決まったよね?」
「実は●●●●で『東京バンドワゴン』が●●●だったんです」。
「えー! マジで?」
(伏せ字部分は来月まで言えません)。
◆というわけで、なんと4刷決定です。といってもようやくこれで累計が売れてる方の初版刷り部数になったぐらいでしょうけど(^_^;)。皆さんのおかげです。ありがとうございます。
◆というわけで祈っておこう。目指せ5刷。
◆でも、これでようやくJFLの上位にくいこんで、来期はJ2を狙えるか? といったラインに過ぎないんだ。まだまだだぞ小路幸也。精進しろ。
◆幻冬舎さんから
『papyrus』をいただきました。ありがとうございます。
◆新潮社『TK』、東京創元社『DHB』の最終の直し。もうすぐ終わります。

6月30日(金) 日々
◆晴れ。暑い! ようやく陽射しが初夏らしくなったけど、夜になったら涼しい北海道。
◆蚊取り豚を買う。これは印象でしかないんだけど、北海道では蚊取り豚を使う習慣があまりないように思うんだけどどうだろう。少なくとも小さい頃の実家にはなかったし、友人知人親戚宅でも見たことはない。もちろん蚊取り線香は使うけど、お皿とか灰皿とかを灰受けに使っていた。
◆何故かと考えるがその理由はわからない。単に夏が短いせいだろうか? 蚊の被害も少ないのか? そういえば蚊帳も使う習慣がなかった(小さい頃に祖母の家で使ったことはあるがほんの数回だった)。確か日本脳炎を媒介する蚊が北海道にはいないとかいう話もあったなぁ。やはりそうなのかも。
◆で、何故蚊取り豚を買ったかと言うと、使ってみたかったから(^_^;)。
◆で、今年初めての蚊取り線香を焚く。夏の匂い。
◆自分の中でいろいろと確かめるために
『number』をまとめて買う。『エスクァイア』も買う。
◆幻冬舎のIさんからTEL。ちょこっと無駄話。
◆新潮社『TK』のデータをGさんに送る。
◆東京創元社『DHB』の最終の直しは今晩で終了予定。
◆講談社『SH』、幻冬舎『Z』を進める。