2007年1月の日記

1月1日(月) 明けましておめでとうございます
◆晴れ。とても気温が高く穏やかな新年の朝。
◆忙しいのだけどやはり新年は身内がわらわらとやってきたりなんだりでゆっくりで執筆もできず。まぁそれは正月なんだししょうがない。変わらない正月の風景。あとどれぐらいこの風景を楽しめるかもわからないのだから。
◆新年の抱負は〈良い作品〉を書くこと。新年の目標はそれが〈売れる〉こと。大衆小説を書く作家ならそれが第一条件だと個人的には思う。頑張ります。
◆今年もどうぞよろしくお願いします。
◆まだ絶賛執筆中なので短めで。

1月3日(水) 日々研鑽錬磨
◆本当に穏やかな年の暮れから新年。
◆雪が少ないんですよ。天気も良いし。年末正月と遠出をして実家に帰る身としては非常にありがたいんですけど、異常気象かなぁと思ったりもする。
◆洒落にならないぐらい執筆予定が詰っていて、それはそれで非常にありがたいことで新年早々景気の良い話なんだけど。自分を見失わないように。それ以前にまだ自分を見つけてもいないかもしれない。四十をとうに過ぎたというのに惑ってばかりだ。
◆ただ、惑ってばかりの日々でも経験則というのは身に付く。身の丈を越えた仕事をこなしていくうちに何かが見えてくるというのは確かにある。そういう仕事を与えられるという運に感謝して日々研鑽。日々錬磨。
◆何かが見えてくることを、それに結果が伴うことを信じて。
◆書こう。

1月5日(金) 日々
◆晴れ。まったくもって雪がないシーズン。明日は雨が降るとか。スキー場は困っているだろう。
◆未だにWiiの『ゼルダの伝説』ができない。悲しい。
◆しかし正月に実家で皆が集まっているときに『Wii SPORTS』と『はじめてのWii』はやってみた。これは楽しい。まったくゲームをやったことのない五十近い親戚たちにもやらせてみたのだがほとんど惑うことなくできた。ボーリングのリアル感はかなりのものじゃないか。似顔絵を作れるものも本体にはついているんだけどこれがまた大盛り上がり。友人たちと部屋で過ごす時間がこれで倍は盛り上がること請け合いだと思う。任天堂の狙いは確実に成功していると思う。まぁ後は今後どういうソフトが出るかなんだろうけど。あと、まだネットには繋いでないのでそれがどうかな。今度やってみよう。
◆無残な事故や事件は果てしなく続く。でもそれと同じぐらいの数で、頑張っている人や嬉しくなるようなニュースはきっとあるはずだ。そう願う。
◆ようやく一本書き下ろしを終えて、次の書き下ろしへ。今月中に書き下ろし(途中まで書いた)を二本と連載短編二本と短編一本とエッセイ一本をやるつもりなのだが書き下ろし二本は絶対無理だと思うけど頑張る。
◆書こう。

1月6日(土) 10周年記念に何をしよう
◆曇り。相変わらず雪が降らない。明日から大荒れということなのだが。
◆うーん、魚の名前を変えるってか。このニュース。要するに〈イザリウオ〉とか〈オシザメ〉という差別的な言葉が名前についているのを変えるというのだね。まぁ変えたところで大多数の方には何の影響もないだろうしそれはそれで一つの見識ではあるだろうけど。神経質になり過ぎてませんか。
このニュースにも少し驚いたぞ。新成人の五割が「いじめ」を受けた経験があるって。五割というのはすごい数じゃないか。そういう経験のない僕にはうかつに語れない問題だけど神経質になり過ぎていないだろうかとも思う。
◆上記二つのニュースを読んでさらにプロトくんのここのところの〈危機意識のない女〉というメモをリンク辿って読んでみると今現在の社会のいろんなものが見えてくるような気がしてしばし沈思黙考してしまった。
◆先月の18日で10周年を迎えたこのサイト。10周年記念に何かやりますと言っておきながら忙しさにかまけて何もしていないのだ。以前はサイン本プレゼントなどしてみたのだが同じというのも芸がないなぁと。
◆もう少し考えます。
◆書いてます。

1月8日(月) 日々
◆晴れ。大荒れになった北海道なのだが、何故か我が家近辺はちょっと風が強かったぐらいでいい天気。ちょっと拍子抜けかも。
◆ホテイーッ! と叫びたくなるような快作。顔も身体も強いがギターはうまい。いい奴かどうかわからないけど僕はさるところで布袋さんのとんでもない姿を見たことがある。武士の情けでここでは書かない(いや実は何年か前に書いたのだけど)。とにかくもう〈魂のセッション〉という看板に嘘いつわりなし。ま、でもセッションしてるCharにはかなわないけどさ(^_^;)。
◆高校サッカー決勝戦。いい試合だった。優勝した盛岡商は本当に最後まで走る力が落ちないいいチームだった。ほんのわずかな地力の差が、優勝と準優勝の差だったね。いや、やはりPKを外した選手がそのすぐ後に素晴らしいゴールを決めたというちょっとしたメンタリティの差だったかもしれないな。
◆眼鏡が少し合わなくなってきたのとツルの部分が色あせてきた。携帯の電池がちょっと話すとすぐ切れるようになってきた。買い替えなきゃな。
◆エッセイの原稿を送る。相変わらず自分のエッセイ・コラムはそれほどおもしろくないと思う。申し訳ないッす。
profileのページを少しだけ変えた。予想外に短編とか増えてきたので、単行本紹介のページを独立させました。
◆書かなきゃ。

1月10日(水) 肩が痛い
◆晴れたり曇ったり。
◆少しばかり雪が降ったのだけどたぶん昨年比で30%ぐらいしか積もっていない。
◆ほんじつわたしは〜ふられまぁしたぁ〜とほんの少し初期の中島みゆきにも似たメロディライン。CMですっかり話題になった熊木杏里さんの〈新しい私になって〉。いい曲だなぁと思ってアルバムも聴いてみたのだけど、僕にはもうひとつがつんと来るものがなかったのでシングルのみ購入。でも、いい声してますね。どんどん伸びてほしいです。
◆北海道にもうひとつプロスポーツチームが。バスケットの〈レラカムイ北海道〉。バスケットは下手の横好きで十年ぐらいやってた。今でも人さえ揃えばやりたいぐらい好きなんだ。ファンは多いのに日本のバスケットは今一つ盛り上がりに欠けている。なんでもかんでもプロ化すれば成功するってもんじゃないんだけど、日本の自治体は(町単位で)もっとスポーツが生活の一部になるように考えた方がいい。ゴルフばっかりやってんじゃねぇよお偉いさんよ(いやゴルフ自体に恨みはまったくない)。
◆それで思い出したが僕の野望のひとつに〈体育館に住む〉というのがある。個人で体育館を所有して、そこの天井の隅っこを部屋にするのだ(ちょうど学校の体育館のステージの上というイメージ)。窓を開けると体育館が見えるという環境に住みたい。そしてそこで好きなだけバスケットをするのだ。夜になって仕事を終えた友人が集まってきて皆でバスケット三昧。飽きたらテニスでもバレーでもバドミントンでも卓球でもフットサルでもいい。汗をかいたらシャワーを浴びて部屋でのんびりすごす。そういう終末を過ごしたい。建築設計士の友人に訊くと「まぁ安く見積もっても建物だけで三億円」と言われた。うん、確かに野望だな。
◆〈iPhone〉キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! アップルがついに噂の〈iPod携帯〉を発表。これでまた楽しみが増えた。日本ではいつになるのかなぁ。
◆書こう。

1月12日(金) 日々
◆少し雪が積もった。
◆ようやく冬らしい景色になったのだけどそれでも屋根の下に積もった雪は例年の三分の一。
◆いわずとしれた〈Dragon Ash〉の〈few lights till night〉。ここのところの彼らの音の傾向はものすごく好み。まぁヘビーな方が好きな方には物足りないんだろうけど。どういう方向性を今後進めていくのはまったくわからないけれど、追いかけていきたいアーティストだ。この曲も本当に良い。去年からすっかりヘビロになってます。
ポプラ社さんから『asta』という文芸誌をいただきました。ありがとうございます。いいですねこれ。紙質といいシンプルなエディトリアルデザインといい好みです。
角川書店さんから『野性時代』2月号をいただきました。ありがとうございます。ここに定期連載中の『ナモナキラクエン』も書かなきゃ(ってことはまだ書いてないってことですね(^_^;))。
◆ちょっとバタバタしてます。

1月14日(日) 日々
◆雪。ようやく雪が降る。今季初の雪かきに追われる一日。
◆ムッシュかまやつ! このジジィ(いや失礼)のことを考えるといつだってニヤリと笑ってしまう。『我が良き友よ』『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』『いつまでもどこまでも』などは今も僕の中の永遠の定番ソングだ。もうすっかりおじいさんになってしまったけれど、不謹慎だけどこの人がもし逝ってしまったら、僕は久しぶりにゴロワーズを買ってきてふかしながらギターを抱えたくなるに違いない。
◆「お上のやることはよぉ、いつだって下のもんのことなんか考えちゃいねぇのさ」と、思わず勘一の口調になって叫びたいようなニュースばかりのこの国。この国は私の国だと胸なんか張れない。
◆「それでもな、生きてりゃいいことあるってもんさ。お天道さんはな、いつだって見てくれているさ」そういう勘一の台詞も、実はやせ我慢であることを皆知っている。
◆それでも、この国で生きていく。やせ我慢をしながら。
◆書かなきゃ。

1月15日(月) 大雪
◆今年一番の局地的な大雪。一晩でたぶん30センチぐらい積もった。
◆何度も書いているけど、ここはブログではありません。昔からあるテキストサイトです。なのでコメントもトラックバックもありません。
集英社さんから『小説すばる』2月号をいただきました。ありがとうございます。
実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』2月号をいただきました。ありがとうございます。これには連作『mourning〈one〉』の後編が載ってます。ちょっとややこしいですけど、要するに〈one〉〈two〉〈three〉と続いていくのですが、その〈one〉が半分ずつ前編後編で掲載されたということですね。四十五歳の男たちが過去を振り返っていくロングドライブ。今後も続きます。
◆読者の方のブログを読んでいるとたまに「小路幸也の本は文庫にならないのか」などという記述があったのですが、どうやら今年は文庫化される作品があるようです。もし文庫化されたらぜひお買い求めを(^_^;)。
◆北海道にはないのですが、有隣堂さんという本屋さん。こちらの月刊情報誌のインタビューを去年受けました。サイトの方にも掲載されたようです。こちらから読めます。
◆書かなきゃ。

1月16日(火) 日々
◆再び大雪。でもこれで例年並みかな。
◆言わずと知れた高橋幸宏さんのアルバム。古いなー。三十年ぐらい前? 坂本龍一はもちろん吉田美奈子や山下達郎も参加しているもう日本のポップスの名盤。いや最近のアルバムを聴いたものでついついこの古いアルバムも思い出してしまって。僕にとっては高橋幸宏さんはYMOよりこのアルバムの印象が非常に強い。若いねぇ。
◆『古川ロッパ昭和日記』全4巻(晶文社)という本が欲しいのだけど高くて(1冊1万2千円ぐらい)とても買えない。もう古本屋さんにしかないんだろうけど。
◆書かなきゃ。

1月17日(水) 日々
◆いい天気。
◆そうか、直木賞は受賞者なしか。まぁいろいろあるのだろうけど。
◆目立つなぁ。知る人ぞ知る〈渋さ知らズ〉。やっぱりこのバンドはライヴを見なければはじまらないんだろうけど見たことない。こうしてアルバムを聴いただけでその楽しさや熱さは伝わってはくるんだけどなぁ。観たい。ジャズとかファンクとかロックとかなんだかもういろんなものを飛び越えたとにかく熱い音楽。
◆某社のSさんから新連載の資料にと〈ホンマタカシ〉さんの写真集を貰った。好きなカメラマンだったのでマジで嬉しい。Sさんありがとうございます。がんばっていいものを書きます。
◆メールというのは何故かかたまって届くもので、P社さん、M社さん、S社さん、B社さんと各担当さんからほとんど同時刻にメールが届く(^_^;)。
◆去年の後半から一気にあちこちでいろんなものを書かせてもらっているけれど、今年はさらに増えそうです。ちょっと嬉しい悲鳴かも。基本的に来る依頼は拒まずにすべて受けるというポリシーでやっているけど、割りと大ざっぱなところがあるのでスケジュールをまるで考えていない。遅れないように気をつけないとね。
◆いやすでに書き下ろしを三本ほどかなーり長い間待たせているんだけど。本当に申し訳ない。反省してます。いや反省なんかしないでいいから良いものを早く書けってね。
◆書かなきゃ。

1月21日(日) 日々
◆晴れ。
◆家の用事やらなんだかんだと忙しく更新できなかった。
◆幻冬舎のIさんと電話で話す。いろいろと今後の予定など。
◆集英社のWさんと電話で話す。いろいろと新しいお仕事の話や意外なアジアでの話などあれこれと。
◆その他にも新しい仕事をメールで確認したりと。今年の小路幸也はヤバイぐらいに忙しいかも。バタバタ。
小学館さんから『きらら』をいただきました。ありがとうございます。
◆コンサドーレ札幌の新体制も決まったのであれこれ書きたいのだけどまた今度。
◆ちょっと整理しなきゃ。

1月23日(火) 日々
◆くもり。少し雪。
◆ずーっと欲しかったのだけど緊縮財政で買えなかったドリフターズのDVDを購入。もちろん個人的に楽しむためでもあるんだけど、あの時代の資料にと。でも収録されているコントはけっこう新しめの年代(80年代)が多いんだね。もっと古いのも観たいなぁ。
◆学校から帰ってきた次男(小学生)がさっそくそれを見つけて「観る!」と大騒ぎ。晩ご飯を食べてから食い入るように観てケラケラ笑っている。大ウケ。やっぱりドリフの笑いは時代を越えるな。
◆長い間の社会人生活で理解したのは仕事上で〈隠す、騙す〉というのは最悪のこと、ということ。ずっと隠し通すことなどできやしない。でもどうしてそれをわかっていない人が多いんだろうと思う。
◆特にクリエイティブな世界でそれは禁物だ。いいものを創ろうと思えば、それを常に考えていればそんなことはできないはずなのに。
◆あ、男と女のことに関しては別ですけどね。隠し通した方がいいことはありますよねいやホントに。うんうん。
◆書けって。

1月24日(水) 日々
◆雪が降ったり。
◆昨日、次男と一緒にドリフターズのコント、特に80年初頭のものを観ていて思ったのだ。その頃には僕はもう20歳になっていてドリフを観る事もほとんどなかった。なので初見だと思っていい。基本的にはなんらパターンは変わってはいなかったのだけどどこか違和感があった。それを考えてみると、志村けんさんだった。
◆僕の中の〈ドリフターズの志村けん〉は、〈新人〉なのだ。記憶の中では「東村山音頭」でブレイクしてすっかり人気者になって加藤茶と人気を二分するまでに成長していった〈新人〉。それが80年代初頭のコントを見ていると、すっかりベテランになっていて〈場の空気感〉を作りだしていた。志村けんの空気を皆が気にするようにして動いているのだ。はたと思い当たったのは、元々の〈ザ・ドリフターズ〉がミュージシャンであったこと。彼らは、いかりやさんも加藤茶も仲本工事も高木ブーも実はコメディアンではない。ミュージシャンだった。ところが志村けんは大ブレイクした〈コメディグループ〉の〈ドリフターズ〉に憧れて弟子入りした根っからの〈コメディアン〉。
◆そうかぁ、そこなんだなぁと自分で納得した。最近の加藤茶さんが一人でバラエティに出ているのを見るとわかるように、加藤茶はアドリブにまったく対応できない。ミュージシャンである彼はバンド演奏と同じように譜面があってそれをバンドで練習してきっちり合わせて本番で演奏する、という作業しかできないのだ(もちろん音楽にもアドリブはあるけど、元々ドリフターズはそれほど上手なバンドではないしアドリブを必要とする音楽もやっていない)。
◆とまぁそんなことを思いながら観ていたのだけど、やっぱり笑った。
◆ふと彼らの小説を書きたいと思った。1960年代、ミュージシャンを目指しながらもテレビという怪物の波に飲みこまれてコメディグループとして成功してしまう若者たちの群像劇。どこか書かせてくれないかな。

1月25日(木) 日々
◆雪が降ったり晴れたり。
◆そういえば
『ワイルド7』の最終回、「真夏に雪が降ったら皆は助かる」って占い師の予言でユキは飛葉たちを助けるためにヘリコプターから身を投げるんじゃなかったっけ。『ワイルド7』好きだったー。望月三起也さんの漫画は小さい頃本当に好きだったな。『秘密探偵JA』とか『ケネディ騎士団』とか。とにかく日本っぽくないんだよね絵柄や構成が。映画的だったし。あぁなんだかすごい読みたくなってきた『ワイルド7』。僕は八百が好きだったんだよなぁ。
◆で、アルバムは
〈東京ブラス・スタイル〉という女の子だけのビックブラスバンド。これはいわずとしれた〈ジブリ〉のアニメの曲を思いっきりブラスアレンジしたナンバー。最近なんかのテレビに出てなかったっけ? デビューアルバムから見ると勢いだけじゃなくて余裕も出てきたような気がする。そんなに奇抜で突き抜けたアレンジというわけじゃないけど、ブラスって本当にいいよね。元気が出る。運動会と真夏のドライブには持って来いです。
◆ときどき「どうしてこんな物語思いつくんですか」と訊かれるのだけど、だって思いつくんだもん。どうしてなんてわからないですヽ( ´ー`)ノ。
◆書きたいことはどんどん思いつくのに筆が(指が)追いつかない。もっと時間と集中力が欲しい。
◆書け。

1月26日(金) 愛するということ
◆晴れたり曇ったり。
◆これはアルバムではなくて写真集(あ、ある意味ではアルバムか)。僕の好きなカメラマン藤代冥砂さんの
〈もう、家に帰ろう〉という本。藤代さんが奥さんでありモデルでもあるあゆみさんを撮った写真の記録。間違いなくここに、愛するという感情が写されていると思う。日常の断面として切り取られて、同時に永遠に続くかのように存在している。いやこうして表現してしまったのだから、きっとこの二人の夫婦の愛するという感情は永遠になってしまったんだろうと思う。この本が何処かに存在している限り、それを見た人は感じることができる。実はもう僕はこれを見てすっかりあゆみさんを愛している気持ちになってしまっているのだ。人妻なのに。
◆僕の小さい頃、おそらく幼稚園に入る前の時代には〈もらい風呂〉という習慣が残っていた。まだ各家庭にお風呂がない時代だ(そんな時代もあった)。僕の記憶では物心付いた頃にはもう各家庭にお風呂は必ずあったんだけど(もちろん木の桶)、〈もらい風呂〉という習慣のことは覚えている。近所の親しい家に行ってお風呂に入ってくるのだ。「あぁいいお湯でした。ごちそうさま」と言って風呂から上がってくる近所のおばさんの声を僕は覚えている。そうして風呂上がりになんだかんだと世間話をして帰っていく。今では信じられないかもしれないけど、そういう習慣もあったのだ。
◆ユニットバスをなくす、というのはどうだろう。家を建てるときには各家庭が個性的なお風呂を作るのだ。「うちのお風呂、いいよー。入りにおいでよ」「あ、じゃあ今度行く」そんなような会話が当たり前になったら楽しいと思う。きっと今よりもっと良い人間関係、ご近所付き合いが生まれるような気がする。
◆書こう。

1月28日(日) 日々
◆晴れ。
◆ジム・ジャームッシュ監督ビル・マーレィ主演の
『ブロークン・フラワーズ』をようやく観ることができた。いいなぁビル・マーレィ。あのなんともいえない仏頂面がいい。ジャームッシュ監督の相変わらず観る者を放り投げるような演出もいい。誰にでもお勧めできる映画じゃないけどね。大好きです。そうそう、ビル・マーレィ主演の『ロスト・イン・トランスレーション』も大好きなので思わずDVDを買ってしまった。
◆最近まるでテレビドラマを観ていないんですが評判は聞いていました。あのキムタク主演の『華麗なる一族』。主役を代えた方がはるかにおもしろいドラマになるというんですよね。妻が観ていたのでどれどれと観てみました。いくらなんでも主役を代えればおもしろくなるなん……おおぅ、本当だ。申し訳ないが木村拓哉さんを交代した方がいいと思います。どうしてもジャニーズにこだわるなら思い切って長瀬くんなんか良かったかもね。しかしこの分だと映画『武士の一分』も同じ結果かも。
◆書いてるけどマズイ。締切りが……。急げ小路幸也。