2007年11月の日記

11月2日(金) 外出中
◆晴れたり曇ったり。
◆ひたすら書いているうちに北海道日本ハムファイターズは負けてしまった。言いたいことはいっぱいあるが、まずはお疲れさま。楽しませてもらいました。来年も頑張ってください。さぁコンサドーレ札幌よ、日ハムの分も昇格と優勝のWで返そう。
◆写真は、今月の新刊2冊。ネットに上がっていたものをちょいと拝借しました。ちゃんとしたものは見本が届いたときにまた上げます。
『カレンダーボーイ』の方は、デビュー作でも装幀をお願いした坂川栄治さん。『HEARTBLUE』の方はちょっと確認するのを忘れてましたが、たぶんミステリフロンティアをずっとやってる岩郷重力さんだと思います。本屋さんに並ぶのが楽しみです。同じ月に出るから本屋さんの平台に二冊並ばないかなぁ、無理かなぁ(^_^;)。
◆久しぶりにいつもの元同僚たちとご飯を食べに出た。まぁいつものようにバカ話を。
◆集英社が新しく文芸サイトを立ち上げまして、ここです。名前がいいですね。〈レンザブロー〉です。でもどうしてレンザブローと名付けたマスコットキャラがかわうそなのかは訊いてみよう。で、オープニング記念として作家からお宝プレゼントというのがありまして、確かに浅田次郎さんが使っていた万年筆などはお宝になると思うんですが、僕はまったくお宝にならないものを出しています。つまらないものですが、興味のある方はときどき覗いてみてください。三ヶ月連続企画だそうですので、僕が出した品物は来月か、再来月に出るんじゃないかと。

11月3日(土) まずい
◆曇り。
◆昨日、友人たちと行った店がめちゃ古いお店ですきま風が激しくて寒くて寒くて我慢していたんだけど、まずい。今日になって咽が風邪っぽい。ちょっと身体もだるい。さっそくショウガ湯を飲む→さらに晩ご飯にはにんくにやらしょうがやら豆板醤やらぶちこんだ炒め物を作ってもらって食べる→風邪薬を飲んでお風呂に入ってアリナミンV飲んで少し寝る→ドッと汗をかく→復活。こうして風邪を未然に防ぐ、という流れ。これでもう十年ぐらい風邪ひいていない。ただバカだからなんじゃないか? というツッコミは無視。
◆写真は
向田邦子さんと久世光彦さんがこの世に残した名作ドラマのDVD-BOX。いろいろ種類があるんだよねー。欲しいし手が出せない金額ではないんだけど、未購入。うーん。クリスマスプレゼントにサンタさんに買ってもらおうかしら。いやーでもやっぱ手に入れておかないとなぁ。
◆えー、そうだったんだ。知らなかったー。このニュース。てっきりオリジナルのオリビア・ニュートン・ジョンだと思ってた。うーん、これは、まぁ元広告業界の人間としてはまぁアリかなという手法だとは理解できるけど、今となってはどうかなぁ。広告ってのは、どんなに素顔なもの作ったところで〈広告〉である以上はそれはもうスッピンではないんだよね。人間と見分けがつかないレプリカントみたいなもので。ちょっと違うか。この辺の話は長くなるしなぁ。
◆今、日本のあらゆる制作物(映画・音楽・小説・漫画・ゲーム等)は、えーと、どう言えばいいかまだわからないんだけど過度期……じゃないな、うーんとにかく微妙なところに立っていると思う。どう言えばいいのかなぁ。とにかく、もう一度やり直そうよ。魂を〈考え〉直そう。

11月4日(日) エデンを遠く離れて
◆晴れたり曇ったり。
◆まさかねー、オリジナルアルバムが出るなんて全然思っていなかった
イーグルスの新譜〈LONG ROAD OUT OF EDEN〉。聴いてみて軽く眩暈がした。何なんだろうこのデジャヴゥのような安心感は。もう少し変わっていてくれても良かったんじゃないかっていうぐらい変わっていない。いやでもこれが円熟味ってやつだな。ジョー・ウォルシュの曲なんかあの尖った個性が丸まってそれこそ寝かせた何十年もののお酒みたいだよね。なにはともあれ、素晴らしい。酔わせていただきました。酒飲めないけどさ。それはそうと、このそれぞれの曲のタイトルの邦題のつけ方はなんでしょうか。どっかの田舎の青年会議所のイベントに三流広告会社が首突っ込んだようなセンスのないバタくさいパチもん感覚。コピーライター養成学校の生徒でさえこの何倍もの素晴らしいタイトルを考えますよ。ふざけないでいただきたい。怒っておく。
◆新しいMacOSXレパードを入れてしばらく経つけど快調。僕はAppleの神に愛されているらしくて、Macを使い始めて二十年近く経つけど痛い目にあったことはほとんどない。善哉善哉。
◆もうすぐ
河出書房新社からジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』青山南さんの新訳で出るのだ。ものすごく楽しみにしている。池澤夏樹さんの責任編集で出される世界文学全集の一巻らしい。この後の刊行予定を見るとものすごく魅力的なラインナップでわくわくしている。こういうのを、読んでほしい。特に若い人たちは読んでほしい。昼飯抜いてでも買って読め。

11月5日(月) オイル
◆晴れ。暖かい日。10月中旬並みだったとか。
◆季節が変わる前に車のオイル交換やらバッテリーチェックやらに整備工場へ。身内が工場長さんなので非常に安価でできるので助かっているのだ。いつもすいません本当に。タイヤも今週中に換えようかな。あ、それは自分でやります。
◆写真は言わずと知れた日本を代表する国民的RPG
『ドラゴンクエスト1』の交響組曲。ゲームと聞いて顔を顰める向きには申し訳ないのだけど、僕もゲーム世代の一人。高校生のときにインベーダーゲームが爆発的に流行した。ファミコンが出たのが22歳のときで、大人にはなっていたので自制はできましたが(^_^;)、夢中になっていた。『ドラゴンクエスト』を初めてやったときの楽しさは忘れられない。この壮大なテーマ曲を聴くと今も胸が熱くなるのだ。二児の母になって子供がゲームばっかりしてることに胸を痛めている僕の妻も、実は同じようにドラクエのテーマを聴くと血湧き胸躍る人のひとりだ。良いものは、良いのだ。
◆卒業生から電話があった。就職はしたものの、いろいろ悩むと言う。考え続けるのはいいことなのでどんどん考えなさいと言っておいた。悩んで立ち止まってしまうのは、必要なことではあるけどあまりよろしくないので、いい加減なところで歩き出しなさいとも言っておいた。どっちへ向かっていいか判らないと言うので、んなもん俺だって未だに判らねぇよと言っておいた。
徳間書店さんから『本とも』をいただきました。ありがとうございます。

11月6日(火) 三丁目じゃないけど
◆晴れ。暖かい日が続く。
◆文字が小さいよ、というご指摘があり、まぁブラウザーの方で大きくしていただければいいんですが確かに最近小さい字が見難いしな、と思い大きくしてみました。いかがでしょうか。皆さんのマシンの方では読みやすくなったでしょうか。写真はまるで三丁目の夕日のような散歩中の夕焼け。
◆少し小説書きのことを。たくさんの文芸誌に書かせていただいてますけど、それぞれに発行日が違うので当然締切りも違います。今のところ、月末か中旬かというのがいちばん多いですね。したがってその頃に日記の更新が止まってることが多いと思います(^_^;)。枚数もこれまたケース・バイ・ケースでしす、厳密に決まってることもないんですけど、おおよそ少なくて30枚、多くて100枚でしょうか。仕事をこなしてみて、30枚ぐらいならまぁ二日もあれば書けることがわかってきましたけど、100枚はさすがに追い込みで書くのはキツイというのもわかりました。書かせてもらって原稿料をいただいている上に、いろいろ勉強させてもらってます。ありがたいです。
メディア・ファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』を。ありがとうございます。
◆火曜は
『ガイアの夜明け』の日。好きで唯一続けて見てる。何が好きかと言うと、〈ちゃんと働く〉人たちを切り取っているから。自分で言うのも何だけど僕は根が真面目なので、普通に働けば人並み以上にしっかり働ける人間だけど、どうしてもそれが嫌だった。誤解を受けないように言うのが難しくて、簡単に言えば創作することで生きていきたかった、ということになるんだけど。でも、世の中、土台を支えるために真面目に地道に働くということがいちばん大事で、それをちゃんとやってる人に憧れてしまう。今日も、働く人の姿を拝見して「頑張ってください」と頭を垂れる。

11月7日(水) まだ路上
◆晴れ。穏やかな日が続く札幌近辺。
◆新刊
『カレンダーボーイ』(ポプラ社)はもう本屋さんに並んでいます。実はちょっとしたトラブルで見本がまだ僕のところに届いていないのです(たぶん明日には届く)。なので、いつも発売前にここで大きく見せていたのですが、まだできません。プロフィールの方にも明日にはちょっとした解説とともとに掲載できると思います。毎回原稿用紙数枚のウェブ連載だったので書いてるときはそんなに感じなかったんですが、実はまとめるとけっこう長い物語になってしまったんですね。どうぞよろしくお願いします。写真は僕の本ではなくて、先日も早く読みたいと書いたジャック・ケルアック、青山南訳『ON THE ROAD』(河出書房新社)。小説の方で明らかに影響を受けたと思えるのは矢作俊彦さんとアーウィン・ショーというのは前にも書いたけど、実はジャック・ケルアックのこの本。僕が読んだのは『路上』というタイトルの文庫本ですけど、けっこう衝撃を受けたのです。好きな翻訳家の青山南さんがどういうふうに世界を変えてくれるのか。本当に楽しみだー。
◆またここの字が小さくなった? 気にしない気にしない(やっぱり書いているとき変だったので)。
◆地デジになってテレビもレコーダーも新しくなってWOWWOWも接続されてて、ガンガン映画を録画してるんだけど観る暇がなくてどんどん溜まっていく。むー、なんとかせねば。
◆締切りをこなしながら長編の書き下ろしを進める準備をしてる。さらには終わった連載を単行本にするために加筆修正もしなきゃならない。そろそろやらないと本当にマズイ。マズイんだけどそうそう機械的にギアを入れられないのも事実。どうしようどうしようと気ばかり焦る。

11月8日(木) カレンダーボーイ
◆晴れ。少し気温が下がった。
◆というわけで届いた新刊
『カレンダーボーイ』(ポプラ社)です。帯コピーがない書影はこちらにあります。11冊目の単行本になります。半年間に亘り牧野出版さんのサイトでウェブ連載をしていまして、それを加筆修正したものです。ウェブ連載はやはり独特で、単行本にする際には大幅に構成を変えようと思っていたのですが、原稿にして通して読んでみると、この物語はこういう形でいいんじゃないかと思えてきて、ほぼそのままの形で本にしました。結末も実は単行本用の別のパターンを考えてはいたのですが、若干そのアイデアを加味しただけにしました。今までの本の中ではいちばん軽い物語に仕上がった感じがします。ウェブで短い枚数でどんどん進めていったので、余計なことを考えずに突っ走ったからかなぁ。なんか、やんちゃな末っ子って感じがします。どういうわけか、意識だけが過去に戻ってしまい、1968年と2006年を行ったり来たりして、大切なものを取り戻すために、そして未来のために奮闘する幼馴染みの中年男二人の物語。タイムトラベルするからってSFではありませんし、帯コピーから想像できるようなピカレスク小説でもありません。いつもの感じですが、何はともあれ、楽しんでいただければ嬉しいです。
ポプラ社さんから『asta*』12月号をいただきました。こちらに毎月連載中なのは『Cow House』です。で、カレンダーボーイ発刊記念ということでインタビューも掲載されています。ぜひ。
◆牧野出版さんでウェブ連載したのに何故ポプラ社から発刊? というのは大人の事情だそうです。あ、冒頭でいきなり誤植を発見してしまった。おかしいなぁ、これチェックしたはずなのに(^_^;)。増刷かかって直せるでしょうか。願っておきます。

11月9日(金) 気合いを入れ直せ
◆晴れ。寒いよー。
◆デビューして四年と半年。基本的にスランプというものはないと思っている。根がバカだからね。そんなに悩まないし。問題は慣れだ。慣れがいちばん怖い。最近忙しさにかまけてその慣れが出てきているような気がする。いつもデビューの時のような緊張感を保たなければダメだ。そんなつもりは毛頭ないのだけど、余裕かましてはいかんのだ。魂を下げるな。気合いを入れ直せ小路幸也。
◆写真は
〈羊毛とおはな〉という楽しい名前の二人組の〈LIVE IN LIVING' 07〉というアルバム。これがメジャーデビューになるらしいのだけど、素晴らしい。びゅーてぃほー。ボーカルの天性のものだろう声質がスモーキーでいてセンシティブ。オリジナル曲はメジャー感はまるでなくて優しくかわいらしい世界観ばかりだけど、そこがまたいい。メジャーな洋楽のカバーも何曲か入っているのだけど、またそこではオリジナルとは違い、じっくり聴かせる力強さを感じさせる。これはいい。とても良い。オススメだ。ぜひどうぞだ。
◆音楽は、もう物心ついたときから暮らしの一部で、切っても切り離せないものになってしまっている。たとえ今ここで世界中の人が死に絶えても、そこに音楽が残ってくれれば生きていける。まだ世界中には僕の聴いたことのない素晴らしい音楽がたくさんあるからだ。同じように、物語も生活の一部になってしまっている。物語がなくては、映画やドラマや小説やマンガやゲームがなくなってしまっては、なんと味気ないことだろう。でも、音楽も物語も、そこに存在しなくてもいいくだらない作品も現実に存在しているのも事実。たくさんの善き人と一緒に、たくさんの佳き作品を分かち合いたい。
◆願わくば自分の生み出す物語が、善き人に佳き作品として親しまれますように。

11月12日(月) 日々
◆曇りかな。
◆長距離ランナーの孤独を味わっているような気もする。ちょっと疲れているような気もする。何か気分転換をしないとマズイだろうか。写真は
田渕由美子さんの傑作『林檎ものがたり』(集英社文庫)。むろん、もう三十年ぐらい前のこのコミックス版を持っているのは言うまでもない。当時の田渕さんの作品は全部揃っているはずだ。中年男が言うにはちょいと恥ずかしいが、田渕さんの漫画を読んでいたのは中学生から高校・大学ぐらいまでの年。田渕さんの描く学生生活や日常生活に憧れていた。きっと大学生になればこんな素敵な日々が待っているに違いない、などとまではさすがに思わなかったが憧れに近いものを抱いていた。でも、今読み返してみると、田渕さんのストーリーは実にストイックなものが多い。いかにもロマンチックな絵柄を抜きにしてみれば、確かにそこにはしっかりとした日常性があるのだ。僕は間違いなく少女漫画に影響を受けたと常々言ってるけれど、その筆頭株が田渕さんだと思う。さらに恥ずかしいことを言えば、女性の好みまで影響を受けたかも。
角川書店さんから『野性時代』12月号をいただきました。ありがとうございます。
『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』の中で、紺が藍子に階段から蹴り落とされたエピソードを書きましたが、あれは実話です(^_^;)。私が姉に蹴り落とされました。ええ落とされましたとも。

11月14日(水) 東京
◆晴れ。暑いぞ東京。
◆東京に居る。打ち合わせとか顔合わせとかインタビューとかパーティとか。例えば今日は1時過ぎに羽田に着いて、そのまま飯も喰わずにホテルに向かい14:30から某社さんと来年3月の単行本の打ち合わせをして、それが終わったら急いで某社さんに向かい、16:30から新連載用のインタビューをして18:30ぐらいに終わって、じゃあと担当さんとちょっとご飯を食べて、21:00ぐらいにホテルの部屋に戻って一服して原稿を書く。という感じだ。東京滞在中に仕上げなきゃならない締切りも2本あるので相当ヤバイ。じゃあ北海道で書いてれよ、ってなものだが、東亰に来ることはいい気分転換になるのでといいわけしておく。写真はなんの関係もないけど
〈東京スカパラダイスオーケストラ〉。カッコいいよねぇ。こんなバンドの一員になりたいと本気で思う。スカサイコー。
◆自宅にいると、小路幸也は夫であり父でありご主人であり個人であり作家でもある。大抵の人がそうであるようにいくつかの顔を使い分けて生きていく。東京に来ていると作家として存在しているだけでいいので、リフレッシュにもなる。ただ、やはり身体に馴染むのに二日はかかるのだ。長い間家庭人として暮らしていると、周りにあるものがないと落ち着かない。それが抜けて一人で居る空気に馴染むのには二晩ぐらい必要なのだ。で、ようやく馴染んだ頃に帰る、と(^_^;)。でも、たぶん一週間もこっちにいると何度かは家庭の空気がないことに淋しさを感じるのだと思う。そういうものがすべて抜けるのには、やはり一ヶ月ぐらいは必要だろうなぁと思う。
◆別に何かを変えようという気持ちはない。今の状況をとことん楽しんでいる。あるがままに、だ。

11月16日(金) 東京2
◆曇り。今日は少し涼しいけど。でも札幌は雪だし。
◆えーとたくさんの方に会ったりしてます。実業之日本社のSさん、よろしくです。徳間書店のMさんKさん、新連載よろしくです。祥伝社のWさん元気なお子さんを産んでください。Nさんよろしくです。文藝春秋のYさん、Hさん×2、今度はぜひ制服で。講談社のAさん、今度こそ頑張ります。小学館のSさんまたどこか連れてってください。角川書店のKさん、Hくんよろしくです。新潮社のTさん、また空を見ましょう。集英社のナイスガイMくんお子さんによろしく、Wさん本をありがとう! Hさん原稿書いてます。あ、某社から某社に移ったIくん頑張ってね。書きもらした方が大勢居るような気がしますが許してください。写真はiPodのCMで話題の
〈ファイスト〉。いいですよねーこの人。初めて知ったんですけど、惚れました。
◆パーティでは荻原浩さん、石田衣良さん、熊谷達也さん、山本幸久さん、関口尚さん、池永陽さん、北方謙三さんにご挨拶できました。関口さんが僕のデビュー前のサイトを見ていたというのは驚きでした。津原泰水さん飲みにつきあえなくてすいません! 怒らないでください。今度また。
◆ご挨拶報告だけの日記ですいません。原稿書きます。

11月18日(日) 疲れた
◆雪が降ってます。
◆正直いっぱいいっぱい。原稿遅れててすいません。なんとかギリギリで間に合うようにはしますんで。そんな状況なのに実はJ2サッカーに詳しい方ならご理解いただけると思うのですが、我が
コンサドーレ札幌はもう大変だったんです。今日のホームで勝てば昇格決定、負ければ下手したら昇格さえ危ういという状況で札幌ドームはJ2になって最高の動員を記録。今日で六年越しの悲願を! で、結果は引き分け。入れ替え戦の権利だけは獲得で、次節試合がないんですけどそこで他チームの結果によっては昇格と。そうなった場合は次次節の最終戦で勝てば優勝、と。まぁ要するにこの一週間今日の試合が気になって気になって執筆どころじゃないのにまたそれが伸びてしまいました。あぁ。もちろん執筆を最優先にしてます。今日だってドームに行きたいのをぐっとこらえて家で観てました。頑張りますので各担当の皆さん怒らないでください。
◆で写真は実はもうすぐDSでのリメイク発売日が迫っている
〈ドラゴンクエスト4〉の交響楽。実は予約していて発売日には家に届くんだけど、もちろん余裕を持ってできるようになるまでは封を切りません。ええ切りませんとも。ぜったい。たぶん。おそらく。
集英社さんから『小説すばる』12月号を、実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』12月号をいただきました。ありがとうございます。『ジェイ・ノベル』で連載していた『Mouning』は今号で完結です。来年の早い時期には単行本でお届けしますので、よろしくお願いします。

11月21日(水) 疲労中
◆雪が降ったり道路が凍ったり。
◆締切りが詰まってしまってとにかくずーっと書いていて更新できないのでちゃちゃっと。写真は東京のホテルの部屋から見た夕日。よく使うホテルです。各出版社にも近い場所なので便利。椅子がキャスター付きのビジネス用の椅子なので非常によろしいのです。机も広いのでゲラも広げられる。以外とキャスター付きの椅子を備えた部屋って少なくて、ここよりも高いホテルに泊まったときにはそういう椅子がなかったりして。やはりビジネスマンのために用意したホテルの方があるのでしょう。部屋もベッドもそこそこ広いし、もっと余裕ができるまでは当分この辺りかな。
小学館さんから『きらら』12月号、集英社さんから『青春と読書』12月号をいただきました。ありがとうございます。それぞれ、『のこされるもの』『オーヴァー・ザ・レインボゥ 東京バンドワゴン』絶賛連載中です。
◆会社を辞めてからの方が、よく東京に行くようになってます。最近はあらかじめ行く場所の電車のルートを調べることもなく、さして迷うこともなく東京を歩き回ってます。もともと方向感覚は良い方だし。にしても東京の交通網の複雑さは異常だと思います。そういえば先日いろいろお話した作家のKさんは地方に住んでいらっしゃるのですが、混雑した雰囲気に耐えられなくて、東京には行きたくないそうです。僕はそうでもないんですけどね。騒めきの中に居た方が落ち着いたりなんかします。

11月22日(木) そとは白い雪の夜
◆真っ白。
◆まだ根雪にはならずに、融けるとは思うけどいちめんの雪景色になってしまっている。北海道は本格的な冬の始まり。
◆写真は昨日と同じく東京のホテルの部屋の窓から見た夕日。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』は続編も好調のようだけど、はたしてあの時代本当に夕日はきれいだったのか、というニュースがあった。あの映画は昭和33年で、僕もまだ生まれていない。吉岡秀隆演じる茶川竜之介がちょうど僕の亡父ぐらいの年齢かな。公害というものが大きく叫ばれる前夜だったと思うから、かなり空気は汚かったはずだ。川もドブ川がほとんどだったと思う。デビュー作『空を見上げる古い歌を口ずさむ』は昭和47年頃が舞台。公害問題のまっただ中で、僕らの世代は〈公害世代〉と呼ばれてもいいほどだ。光化学スモッグを浴びて、チクロのジュースを飲んでいた。ましてや僕はパルプ町という町の製紙工場のど真ん中の社宅で生まれ育った。風の強い日、工場の高い煙突から吐き出される煙で辺りが白く烟るなんてこともごく当たり前の風景だった。どす茶色の廃液が流れる川で平気で魚を釣っていた。たぶん、日本史上最低最悪の環境の頃に子供時代を過ごしていたのだ。
◆それでも、夕陽はきれいだったのは間違いない。今の東京の夕陽だって捨てたもんじゃない。愚かな人間が何をしようとも、陽は昇り陽は沈む。まだ何億年もそれが続く。
新潮社さんから『小説新潮』12月号をいただきました。ありがとうございます。今号の特集〈ジョン・レノンが撃たれた日〉というテーマをいただいて『J』という短編を書きました。載ってます。この『小説新潮』では不定期でいただいたお題で〈バクシリーズ〉として書いています。〈バク〉という不可思議な存在が綴る物語。今回で三回目かな? まだ続いて、いずれ一冊の本になると思います。

11月23日(金) 眠い
◆晴れたり。少し気温が上がって雪が融ける。
◆道路はツルツルです。ご注意ください。まだ冬は始まったばかりですが、この人の歌声を聴くとなんだか春がやってきたような気がします。まだ発売前だけど
原田知世さんの新譜『music & me』。どうやらセルフカバー集でもあるようですね。懐しい『時をかける少女』がボサノヴァ風のアレンジでかなり心地よいです。前にも書きましたが、ファンというわけではないんですが、この人の雰囲気は好きだったんです。演技も歌もそれほど上手くはないのに、その雰囲気だけで納得させてしまう人。でも最近あることがきっかけになってようやく気づきました。僕はどうやら原田知世的な雰囲気を漂わせる人にとことん弱いようです。ある意味惚れてしまうようです。長年掛かってようやく気づきました。人間いくつになっても自分自身に新しい発見があるものです。というわけで、もう遠回しな言い方はしません。好きです原田知世さん。
◆以前にお知らせした
集英社の文芸サイト『レンザブロー』。オープン記念の〈あの人気作家から超レアお宝プレゼント〉に僕も参加しましたと書きましたが、第二回目になって僕の出した品物が出てきました。ごめんなさいしょぼいものです。以前に購入した〈アイルランド製のニットキャップ〉です。二度ほど被りましたがクリーニングしてます。ホントごめんなさい。でもお値段はそれなりにします。そもそも僕が参加するのが間違ってますよね。僕と並んでる他のメンバーは渡辺淳一さん・加門七海さん・山崎ナオコーラさん・伊坂幸太郎さん・宮部みゆきさん・花村萬月さん・金城一紀さんですよ? 明らかに人気者のレベルが違うじゃないですか。あぁ穴があったら入りたい。
早川書房さんから『ミステリが読みたい! 2008年版』をいただきました。ありがとうございます!

11月24日(土) HEARTBLUE
◆曇り。雪の代わりに紙吹雪。
◆札幌の街では日ハムの優勝パレードでビル街に舞う紙吹雪。できればあったかい季節にできればいいんだけどそうもいかない。雪が降らないだけ良かったかな。そういうめでたい日に見本が届きました。新刊の
『HEARTBLUE ハートブルー』(東京創元社ミステリフロンティア)です。たぶん今月中には本屋さんの店頭に並ぶのではないかと思います。前作『HEARTBEAT』よりも若干値段がお高くなっていますが、ページ数が増えたためですね。40ページほど増えてます。作品自体は、実は一年以上前に仕上がっていたんですが様々な諸事情でこの時期に発売となりました。言ってみれば〈一発芸〉のような前作。その続編を書くにはある意味〈後日談〉のような部分をたくさん出すべきなのかと思ったのですが、できるだけそういうものは排除しようと。しかし主要な登場人物たちは前作の影を引きずって生きている男達なので、そこを描かないわけにはいかない。ならば、彼ら(ワットマンと巡矢)が巡り合った事件でどうその過去に立ち向かい、未来へと歩を進めるかを描こうと。そういう気持ちで書きました。何度も言いますが、前作のような〈仕掛け〉はありません。ストレートな〈ある事件に立ち向かう男達〉の物語です。楽しんでいただければ幸いです。
集英社「小説すばる」担当のHさんがお仕事で札幌に来たので、ついでに打ち合せがてらお食事。プレゼントありがとうございます! 今度何かでお返しします!
◆ついに、ついにDS『ドラゴンクエスト4』が届いてしまった。やりません。やりませんよ。もう今日から緊急モードに突入です。更新しない日が続くかもしれません。書いて書いて書きまくらないと間に合わないのです。心ある方は僕が無事に正月が迎えられることを願ってください。

11月27日(火) アリナミン飲んで頑張ってる
◆曇り。冬の空。
◆特に何もないんだけど更新しておかないと休むのがくせになってしまうので。急いで更新。東京創元社さんのサイトで今月の新刊
『HEARTBLUE』のサイン本を申し込んでくださった方、間もなく我が家にサイン用の本がどんと段ボール4つぐらい届く予定です。少々お待ちいただけばと思います。よろしくお願いします。写真は、『りんごの子守唄』というタイトルで様々なアーティストがビートルズの曲を子守歌として歌っているとても良いアルバム。今まで女性ボーカルの赤盤と男性ボーカルの青盤が出てますが、これが最後の白盤。基本デュエットで、ビートルズ解体後のナンバーを集めているようです。これも必聴。先日紹介した〈羊毛とおはな〉の女の子はなちゃんも参加しているようです。もちろん、アン・サリーさんも。そうそうそういえば大好きな中山うりさんも新譜出したんだ。
◆目標は、一日30枚。とんでもねー。でもそれだけ書いていかないと間に合わない。書けない枚数ではないんだけど、毎日となるとかなりしんどい。それだけ書くともうしばらくの間は頭が働かないので、それをどうやって回復させて毎日続けるかが問題だー。頑張ろう。

11月30日(金) 日はまた昇ってくれ
◆晴れ。昨夜の雪が融けていく。
◆ああああああもう明日から12月だマジでヤバイ。追いつめられていく精神状態。頭の中にはもうすべてのストーリーはあるはずなのにそれを打ち出す指と脳の疲労がページを進めない。脳生理学者とバイオテクノロジストは思考をリアルタイムでテキスト化するシステムを作り上げてください。そうすればきっと日算100枚は行けると思うんだけどどうでしょう。写真は大好きな
中山うりさんのニューアルバム『etranger』。今回も素敵な曲が並んでいますが個人的には前作の狙い目の方が好きかなー。
◆最近息抜きにとマンガをがんがん買っている。映画だとやはり二時間とられるのでちょっと精神的にキツイ。いや二時間ぐらいとられたってどうせ一日中書けるわけじゃないんだからいいんだけど、時間がなくなるというプレッシャーに押しつぶされそうになる。マンガなら休憩十分で終われるしね。今日は
よしながふみさんの『きのう何食べた?』(講談社)を読んだ。おもしろい。私も痩せた40代の男でいるために少し控えねばなるまい。今はまだ若干やせ型標準だが会社に居た頃から比べると10キロ太っている。気をつけよう。
◆新刊
『HEARTBLUE』(東京創元社ミステリフロンティア)は店頭に並んだのかな? どうでしょう。『カレンダーボーイ』(ポプラ社)の感想を上げてくださっている皆様、ちゃんと読んでいます。いつもありがとうございます。コメントをして回る時間がないのでここで失礼します。
◆ひたすら書いているので編集者の皆さん怒らないでください。