2007年6月の日記

6月2日(土) ジューンブライド
◆晴れ。穏やかな春の日。
◆ひたすら執筆中でもうほとんど泣きそうになっている。でも月が変わったので更新しておく。写真は何だかわかるだろうか。家の近くにある高圧線の鉄塔がお化粧直しをしているのだ。初めて見たのでついパチリ。ああやっていくつもの鉄塔に上って色を塗っているのだなぁ、とその仕事をする方々に思いを馳せた。
◆泣きそうになりながらもサッカーだけは観る。観させてくれ。外に一歩も出ずに部屋にこもっていてもうこれだけが息抜きなんだ。というわけで久しぶりの
日本代表はキリンカップ。モンテネグロは正直これでは調整試合にしかならんというぐらいの相手で歯ごたえはそんなに感じられなかった。日本代表も良いのは高原の強さと駒野の素晴らしさぐらいで肝心のチームの総合力を上げる、という部分では何も感じられなかった。まぁ勝ったのはいい。新旧代表の融合というものはいつごろ見られるのか。続けてJ2コンサドーレ札幌は京都を2-0で下す。いやもう首位の戦いだ。もう風格すら感じられる試合でなんというか負ける気がしない。DFの駒落ちが揃ったと思ったらオフェンスが駒落ちしたのに危なげなく勝ってしまうんだから。お見事。
東京創元社さんから福田栄一さん『エンド・クレジットに最適な夏』(ミステリフロンティア)、多島斗志之さん『白楼夢 海峡植民地にて』(創元推理文庫)をいただきました。ありがとうございました!

6月3日(日) また夏がやってくる。
◆晴れ。穏やかな日。
◆先日は次男の小学校の運動会があったのだけど、実は前日に熱を出してしまい次男は欠席。なんてこったい、ですね。写真はそんなことはまったく我関せずとあられもない姿をしている我が家の犬。股間をなめて息を止めていて、ぜぇぜぇはぁはぁとひと休みしている最中を盗み撮りしたものです。むろん彼女へ写真掲載許可は取っていない。
◆おおう! 夏の北海道名物野外ロックの祭典〈RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO〉中山うりさんキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !!! 見に行きてぇぇぇぇ。でもそんな暇あるんだろうかぁぁぁぁぁ。でも行きたい。
◆去年もその前もその前も夏といえば甲子園で駒大苫小牧が道民の血を沸き立たせてくれた。今年も既に春の道内大会で優勝したようだ。そういえば気がつけば北海道日本ハムファイターズは11連勝で、コンサドーレ札幌は6連勝。今年の夏も北海道はスポーツで暑くなるのか。なってほしい。ガンガン行けーっ。
◆品格がどうとか国民性がどうとか民度がどうとかそういう話。そういうものは、図られるものではないし、計られるものでもない。愚かであることを認めることができれば自ずと見えてくる、と言ったのは誰だったか。けだし名言。愚かであることを認め、許し合うことを理解しなければ人に非ず。

6月4日(月) 街
◆晴れ。穏やかな日。
◆僕はHIPHOPというジャンルミュージックのあまり良きリスナーではないんだけど、以前にこのグループのPVを見てあぁなるほどと納得した覚えがある。札幌をベースに活動する
〈THA BLUE HERB〉の新作がこの
〈FHASE3〉というアルバム。しばらく活動を休止していたらしい。以前に見たのは〈この夜だけは〉という曲のPVだったのだけど、雪の積もる札幌を舞台にして実にcoolな映像でそしてその曲もそうかこれもHIPHOPなのかぁと感心して唸った。ポエトリーリーディングじゃないかと思うほどの抑制を利かせたlyricはその後も何度も見てみたいなぁと思わせた。何せ僕は70年代初頭に音楽に目覚めてしまって根がフォークだけにどうしてもHIPHOPの攻撃的な部分やステージングに馴染めないところがあるんだけど、彼らなら〈THA BLUE HERB〉の曲ならぜひ聴かせてほしいと今でも思う。このアルバムももちろん聴いた。同じ地元だし頑張っていただきたい。
◆新刊
『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』及び文庫化された『空を見上げる古い歌を口ずさむ』について、ネットに感想をお寄せくださっている皆様ありがとうございます。目の通せる範囲でちゃんと読んでいます。以前はコメントもできるだけするようにしたこともあったのですが、さすがに最近はちょっと時間的にムリでごめんなさいしてます。これからもよろしくお願いします。m(_ _)m
◆あまりの忙しさにとりあえず距離を稼ぐことに必死になって高みを目指すことを忘れているんじゃないかと思う。一生懸命歩くことは決して悪いことではないと思うけど、無意識のうちに歩きやすい道を選んでいないか。ただ地平線の向こうを見据えているだけではないか。坂道を昇って往け。高い高い空へ向かって往け。

6月5日(火) ブギ・ウギ
◆晴れ。ってここのところずーっといい天気だね。
◆公開時に観られなかった映画
『キンキー・ブーツ』をようやく観られた。評判からまったく心配してなかったけど、やっぱりいい映画だった。オープニングの子供の足音がダンスになっていってBGMにリズムが合っていく場面からもうニコニコしてしまった。あ、この映画はおもしろいぞ、という予感でワクワクする。好きだ。もう単純にこういうものが好きだ。いやブーツが好きとかドラッグクィーンが好きだじゃなくて、笑ってハラハラしてまた笑ってちょっとじわってきてまた笑ってハッピーエンド。それでA・OK。やっぱり楽しい映画っていいよね。
◆それにしてもエンディングの〈Yes Sir, I Can Boogie〉は懐しかったなぁ。原曲は誰が唄ってたんだっけ。70年代のディスコだよね。ディスコなー。通ったよなぁ。
◆サッカー日本代表はコロンビア代表と引き分けでキリンカップを制した。まぁそれはオッケー。いいよね。試合の中身は、となると、試合自体はおもしろかったんじゃないかな。向こうもけっこう真剣に当たってきてくれたしそれなりに。で、日本代表としての出来はとなると、うーん。まぁまだ代表を組み上げている最中なんだから、またしても課題とオシムの考えがハッキリしてきたってことで。久しぶりの中田と稲本は明らかにフィットしてなかったし中村も違うことをやろうとしていたけどね。

6月6日(水) 桜
◆今日も晴れ。
◆こう天気が続くとつい散歩のときに口笛も出るってもんだ。あまり知られていないと思うけどサーフミュージックというジャンルになるんだろうか。ここでも何度か紹介している
ジャック・ジョンソンの友人でもあるらしいテッド・レノン〈テイスト・オブ・タイム〉というアルバム。なーんとあのジョン・レノンの遠縁にもあたるとか。アコースティックな響きが心地よし。ジャックよりはもっとボーカルに力があるので、ちょっとロックっぽいイメージもあるだろうか。気分良し。
〈ダ・ヴィンチ〉さんがウェブの方でも〈ブンゲイ ダ・ヴィンチ〉というコーナーを展開するとか。で、一回目に僕の短編が載っています。こちら。〈卒業〉というお題をいただいたので、それで書いた『あなたが生まれた季節』という短編です。今後のたくさんの人が書いていずれ本になるとか。楽しみですね。
◆ただ、僕はMacなのでこうしてウェブ上で読む文字もものすごくきれいな文字(ぎざぎざになっていない)になっているんだけど、Windowsって、まだ字が情けないものが多いよね(っていうかほとんどそれか?)。興ざめするなぁと思う。みんなMacにすればいいのに。
◆サッカー日本代表U-22。まぁ勝ったのは良し。でもまだまだだー。なんかもう簡単なミスが多すぎてあぁもうしょうがねぇなぁとまるでコーチのような気分になって怒鳴りたくなる。若いとはいえ、2010年には主力になってもいい世代なんだから。もっと自分を磨け。上を目指せ。

6月8日(金) お掃除
◆晴れ。昨夜は雨が降ったけど。
◆ちょっと調子が悪くてだらだらと一日を過ごしてしまいそうになったのだけど、そのままだとどんどん身体の調子がダウンしていきそうになったのでこれじゃいかんと気合いを入れてもう何ヶ月も散らかし放題だった本と机回りを片づけることにした。ちょっと前までは一本仕上げる度にたまった資料やなんかを片づけていたのだけどかれこれ半年以上そんなことできる状態ではなかった。もう机の上にも回りにも本が溜まりっ放し。窓とベランダの戸を全開にして、埃をはたいてモップをかけて本を運んで整理(きれいに積上げ)していると近所を我が物顔で歩いている猫が我が家の車の下でうずくまっているのを妻が発見。空き缶の蓋に我が家の犬のドッグフードを入れて、妻がそっと近くに置いて立ち去ると猫はそっと近寄り食べだした、なんてことに気を取られながらも気づけば掃除で五時間もかかってしまった。これですっきりして遅れすぎている書き下ろしが進むかというとそうでもないのが創作活動というものだ、と言い訳をしたりする。まぁでも本当に久しぶりにすっきりした。探していたappleの白いリンゴステッカーも見つかったのでさっそくお気に入りのアルミトランクに貼った。
◆おかげで調子が悪くなりそうだった身体も復活した。やはり人間身体を動かさなければ駄目だ。写真は掃除とは何にも関係ない
エルビス・コステロバート・バカラックが組んだ最高のアルバム〈Painted from memory〉。まぁ、何というか、大人が黙って聴くものだよね。ガキにはわからんだろうと余裕の笑みを浮かべながら聴く。それでいい。

6月9日(土) SHOW
◆晴れ。暑い。夏かっ。
◆ここには書いていないけどあれやこれや映画を観ていて、おもしろかったものも残念なものもたくさんあるのだけど、正直万人にオススメできないけど記憶に残り続けていくだろうと思える映画っていうのもある。
『カポーティ』もそういう映画かな。写真はその映画の主人公、作家トルーマン・カポーティを浮き彫りにするドキュメント『トルーマン・カポーティ』(新潮社)だ。数々の傑作を世に送り出したカポーティ。作家とは何か、小説とは何か、物語とは何か、創作とは何か。なんてことをたまには考えたりする。たまにね。
◆どうにも身体の調子がパッとしないので昨日の掃除に引き続き思い切ってフットサルの練習に行く。今日はユニフォームも出来上がって僕の番号は〈17〉で名前は〈SHOW〉だ。むろん小路の小。ちょっとカッコよくしてみました。20代30代の体力バリバリの連中に交じるとほとんど役立たずですが、やっぱりチームプレイのスポーツは楽しい。次回の練習は札幌ドームだ。締切りを粛々とこなして参加できるようにしよう。
文藝春秋さんから『別冊文藝春秋』東京創元社さんから『ミステリーズ!』をいただきました。ありがとうございます! 『別冊文藝春秋』さんで始める連載はたぶん秋口から!
◆これからどんどん気温が高くなっていくと、また愛用のPowerBookの熱さが気になってくる。本当に熱いんだよね。執筆中に何度か冷水で手を洗いに行くほど。なので、本気でこういうのを買おうかと思ってる。少しは効果があるのかなぁ。こればっかりは使ってみないとわからんしな。

6月12日(火) 明日に向かって走れ
◆晴れ。東京。暑すぎ。
◆東京に居るのだけど、この暑さと湿気にやられて青息吐息。参考になりそうな写真展を観に恵比寿まで行ったのだけど、マジで倒れそうになってオープンカフェで糖分補給してました。情けないったらありゃしない。
◆今回は
『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』絡みでインタビューと書店さんとの懇親会のゲストとして登場。拍手で迎えられてしまって恥ずかしい恥ずかしい。集英社さん&各書店員のみなさんお世話になりました。今後ともどうぞよろしくお願いします。
◆終了後、担当編集のWさんと新丸ビルのおされーなイタリアンレストランにご飯を食べに行ったのだが、隣のテーブルに座っていたカップルの男の方がおもしろすぎて噴き出しそうになるのをずっとこらえていた。どうも連れてきた女の子をなんとか落とそうとしているらしいのだが、おまえテンパリ過ぎ。少し落ち着け。余りにもハイテンションすぎてWさんとの会話をほとんどしないでお前の話ばっかり二人で聞いていたじゃないか。せっかくのおされーな雰囲気台無し。ま、でも若いからね。許す。むしろお前のその捨て身のがんばりぶりに拍手を送る。あの後彼女とどうなったかわからないけど、人生は長いからがんばれ。しかしWさんと二人でどっかに行くとおもしろい出来事に出会う確率大。
◆あ、写真はまったく内容と関係ないのだが、名作映画
『明日に向かって撃て!』のサントラ盤。いやまぁなんとなく明日に向かって走っていろいろ撃たなきゃ下手な鉄砲は当たらないかなと。

6月13日(水) 何処かで誰かが君を見つめている
◆東京も札幌も晴れ。両方とも気温は30度近く。
◆そういえば楽しみにしていた
佐野元春の新譜〈COYOTE〉が今日発売だ。荒野を往け、と元春は歌う。世界を変えろと謳う。どこかで誰かが君を待っていると。そう思う。この素敵な世界を謳うPOPでROCK 'N' ROLLな音楽を全ての人に聴いてほしい。走り続ける人の背中を押すように響いてほしい。
幻冬舎のIさんにまったく遅れすぎている書き下ろしについてあれこれ言い訳する。まったくもってもうしわけない。己の不明を恥じる。待っててください。必ず仕上げます。鉄板焼き美味しゅうございました。ごちそうさまでした。がんばります。
◆少々疲労気味で帰ってきたけど、なんだかいろいろ収穫もあったようにも思う。元春の新譜を聴きながらあれこれ振り返って考えて少しわかってきたようなところもある。ここは公の場だから事細かに書くことはできないけど自分への確認のためにも表現を変えて少し触れておく。望みはただひとつ。書き続けることだ。本を世に出すのには、その作家が作家として生きていくためには、出版社、編集者、書店、書店員そして読者とたくさんの人の愛情が必要なんだけど作家はその愛情を求めてはいけない。甘えてはいけない。親の手を離れて一人歩き出した子供のように不安と絶望と希望を抱えながらそれでも決して振り返ることなく荒野を歩いて自分だけの道を、地図を、つまり作品を作り上げなきゃいけない。作品に寄せられた愛情に心からの感謝を胸に抱えて。まぁあたりまえのことなんだろうけど、あらためてそう思う。書き続ける意志の無い者は、去れ。自分に言っておく。
角川書店さんから『野性時代』7月号をいただきました。ありがとうございます。この号に、連載中の『ナモナキラクエン follow』が載っています。ぜひ! ポプラ社さんから『asta*』7月号をいただきました。こちらの連載は9月号からです。タイトル考え中。

6月14日(木) ケントとメリー
◆晴れ。いい天気。隣の車庫に雀の巣があるのだけど、そこから三羽巣立っていったようだ。
集英社さんから『小説すばる』7月号をいただきました。ありがとうございます。この号に『東京バンドワゴン』シリーズの短編が載ってます。
『ケントとメリー 東京バンドワゴン』というどこかで聞いたようなタイトルになってますがどこで聞いたのかは写真で。30代後半以降の人しかわからないだろうか。研人が学校のバザーで東京バンドワゴンの出店を開くという物語です。ぜひ!
◆で、個人的に何が嬉しいかって『東京バンドワゴン』のおかげで
あの京極夏彦さんの〈南極夏彦シリーズ〉が十年ぶりに帰ってきた同じ誌面に登場できるというのが何より嬉しい(^_^;)。思えば京極さんのこのシリーズを『小説すばる』で読んでいた頃は〈小説すばる新人賞〉の最終候いやもう何も言うまい当時『小説すばる』の編集者だったCづいやいやお名前を出すのも恐れ多い何度も落とさああいやもう叱咤激励されて涙を流したあの日々いやもう本当にまた〈南極夏彦シリーズ〉が読めて嬉しい椎塚有美子さん大復活ばんざいヽ( ´ー`)ノ
◆冷静になるために一日置いた昨日の
コンサドーレ札幌の試合。愛媛に2-1で負けて7連勝でストップしたのだが、紙面の見出しは〈審判が止めた連勝〉。まさにその通り。いやまぁ確かに前半のうちに惜しいシュートを決められなかったのが敗因と言えばそうなのだが、イエロー8枚にレッド2枚で9人で試合ってなんだよそれ。仏のような慈悲の心でみてもおのれが出したカードの半分はイエローの基準にみたないんじゃぼけぇ! 仮に基準を甘くしてもそれと近い数のイエローがどうして愛媛にでないんじゃごらぁあ!
◆失礼しました。冷静になったつもりが興奮してしまいました。ま、いいさ。まだ余裕で1位独走だ。また次の試合から連勝を積上げよう。

6月15日(金) トムおじさん
◆晴れ。夕方に雷雨。
◆我が家近辺は田んぼの真ん中に出来た新興住宅地なので少し離れれば回りに何もない状態。なので、雷雨のその後に見事な虹のアーチが架かっているのを見ることができた。こんなにきれいなアーチの虹を見るのも随分久しぶりのような気がする。カメラがあれば撮ったのだけどなぁ。あの虹のたもとには宝物が埋まっていないだろうか。
◆写真は我が家の玄関横にあるリンゴの木で膨らんできたリンゴの実。今年は昨年の倍以上に花を咲かせて、倍以上に膨らみかけている。昨年出来たリンゴも、食べられないほどすっぱくはなかった。きっと肥料に気を使えば立派に食べられるリンゴになるのだろうけど放っておきぱなしだからなぁ。
朝日新聞社さんから『小説トリッパー SUMMER』をいただきました。ありがとうございます! 連載中の『わたしとトムおじさん My Uncle TOMU』の2回目が載っています。ぜひ! こちらは季刊なので次は秋口になりますね。それと日本出版株式会社さんから『新刊展望』7月号をいただきました。こちらにですね『読書日記』というページがありまして、そこに読書日記を書きました。あ、それと今発売中の『Men's NON-NO』にインタビューが載っていると思いますよ。
◆ええーっ宮崎あおいちゃん結婚しちゃったの。ふーん。そっかー。まったく関係ないけどJR北海道が来年導入するICカードは〈Kitaca〉だそうで、キャラクターのエゾモモンガはかわいいね。
◆明日ヘ行け。

6月16日(土) なつかー
◆晴れ。風もなく穏やかな日。
チューリップというバンドがある。リーダーの財津和夫が歌う「サボテンの花」がドラマの主題歌になってリバイバルヒットしたから、20代ぐらいの若い人も知っているかもしれない。音楽に目覚めた中学の頃に「心の旅」という曲が大ヒットして、大好きなバンドだった。まさにJ-POPの元祖と言ってもいいぐらいポップな音楽を作りだしてくれた。「夢中さ君に」「銀の指輪」「青春の影」「僕がつくった愛のうた」「悲しきレイン・トレイン」「虹とスニーカーの頃」とヒット曲をあげていけば限りなく出てくる。何曲もコピーしたし、今でもたぶんすぐにでも出来る。そのチューリップが35周年を迎えて、最後のツアーを今まさに行なっている。本当に、これでバンドとしての最期を迎えるそうだ。彼らの歌に「青春の色」という歌があるけど、まさに僕の青春の色のひとつになってくれたのが、チューリップだった。
集英社さんから『青春と読書』7月号をいただきました。ありがとうございます。連載中の『オーヴァー・ザ・レインボウ 東京バンドワゴン』の2回目が載っています。何が嬉しいかって蒼井優ちゃんの特集ページのすぐ後に載ってること(^_^;)。そうかー集英社文庫の今年の〈ナツイチ〉には蒼井優ちゃんが表紙の文庫本が出るんだー。『こころ』『銀河鉄道の夜』『友情 初恋』か。よし、もちろん三冊とも何度も読んだし本棚にもあるけど、買う。ゼッタイ。オリジナルストラップも貰おう。
◆コンサドーレ札幌は悪夢の前節を忘れて徳島とホームで。1-1の引き分け。うーん、まぁ主力3人を欠き、なおかつ中二日での移動連戦という状況を考えれば、まぁ妥当な結果か。ここで勝てれば本当に強くなったと言い切れるんだが、まだまだ頑張れと神様が言ってるんだろう。頑張れ。俺も頑張る。

6月18日(月) まあだだよ
◆晴れ。梅雨のない北海道。
◆以前にこの日記でもいい! と紹介した
〈The sushi cabalet club〉の新譜が出ているようだ。写真はこちら。女の子がかわいいなー。で、彼らのサイトはこちら。日本で活動する外国人バンドなのだけど、実にシンプルでいて骨太なロックを展開してくれている。バラードの美しさなどはかなりのものではないかと思っている。またこのボーカルの声が好きだなー。もっとメジャーになれるような気がするんだけど、ぜひとも頑張っていただきたい。
東京創元社さんから津原泰水さん『ルピナス探偵団の当惑』(創元推理文庫)をいただきました。ありがとうございます! 津原さん元気かなー。また会いましょう。
◆日本人はもっと芸事というものを真剣に考えた方がいいと思う。いやかつての日本人はそうだったと思うのだ。師を師として尊敬し、その技と心を学ぶという、あるいは盗むという真摯な姿勢。今は芸事があまりにも軽くなっていないか。それはそのまま教育の崩壊にも繋がっているんじゃないか。芸事に真摯に取り組んでいる人の背中にはやはり一本ちゃんした芯が通っている。そういう人は迷ってもきちんと自分の道を歩いていけるはずだと思う。むろん、ここで言う芸事とは世の中のほとんどすべての芸術、武術、技術、つまりあらゆる〈学び〉のことを言っている。
◆小さいころに書道や剣道を習ったのだけど、正直その技術はあまり身に付いていないけど、先生に教えられたささいなことは今もこの身体に染みついている。それは先生に怒られながらも1対1で向きあって言われたことばかりなような気がする。

6月20日(水) ウェンズディ
◆晴れ。明日から少し天気が悪くなる、とか。
◆絵を描ける人がうらやましい、と思う。いや描けばそう下手でもないのだ。学校時代、写生なんかは割りと得意でそれなりに上手に描けるのだが、まるで魂がこもっていないしオリジナルで描くことができない。写真のエドワード・ホッパーは80年代にちょっとブームになったけど最近また気になっている。画集でも買おうかなぁと思ってる。実は拙著の装幀の絵などを手に入れたいなぁとも思ってる。それぞれのアーティストの方に折を見て連絡いれてみるつもり。あ、懐の中身と相談しながらね。
◆以前、趣味がないので作ろうと思っている、という話をしたけど、絵を描く、というのを趣味にするのもいいかなぁと。その手の店に行って美しい画材の数々を見てはいいなぁなどと思っている。ま、今はそんな余裕もないんですけど。でも飽きっぽいしなぁ。すぐカタチから入ろうとするし(^_^;)。
◆先日ある映画を観ていて、うわぁなんでこんなに構成が下手なんだろうと思ってしまった。ものすごく素晴らしい傑作になりそうな要素がたくさん入っているのに、散漫な印象しか残らない。素材はいいのに料理が下手という感じ。自分のことは棚に上げておいてその映画を編集し直したくなった。他山の石としよう。
◆ちょっとテンション落ち気味なのでいかんいかんと気合いを入れ直し。がんばれおれ。

6月23日(土) tokyo
◆晴れ。暑いなぁ。
◆先週に引き続き、東京に居た。相変わらず湿気にやられてこっちにいるより元気さが20%ほどダウンするような気がする。三島賞・山周賞・川端賞のパーティには毎年来ているんだけど、今年は人が多かったなー。上京中にお会いした皆さまお疲れさまでした、ごちそうさまでした。いつもすいません本当に。がんばります。
◆写真は何の関連性もなく竹内まりやの久しぶりの新譜〈Denim〉。なんというか、もう日本のポップス界の美空ひばりと言っても過言ではないのではないか。デビューしたときはまだ女子大生で(たしかそうだったような気がする)、中学生だった僕らはきれいなおねえさんだーとドキドキしたものだ(いや今はもう若くなくてドキドキしないとかそういう話ではないが)。とことん安心して聴ける上質のポップス。
小学館さんから『きらら』7月号をいただきました。ありがとうございます。連載中の『のこされるもの』が載ってます。よろしくです。実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』7月号をいただきました。それと担当のSさんから『ロックダッド』vol2、さらには『フットサルワザ本』をいただきました! ありがとうございます! フットサル研究します。祥伝社さんから『小説NON』7月号をいただきました。新潮社のGさんから畠中恵さん『ちんぶんかん』城山三郎さん『本当に生きた日』桂望実さん『明日この手を放しても』(新潮社)をいただきました! ありがとうございましたー。
◆さ、書こう。あ、そのまえにゲラだ。

6月24日(日) 実はお隣の国で
◆曇り。涼しい一日。
◆さて、この写真はあら
『東京バンドワゴン』、ってなんか違う。そうなんです。『東京バンドワゴン』韓国語版です。こちらのサイトによると今月の26日に発売らしいですね。そのページの真中あたりに不思議な本の写真がありまして、なんだろうと思ったらどうやら予約者特典かなんかのオリジナルメモ帳らしい。しっかり表紙に堀田家の絵が入ってるじゃないですか! なんか欲しいかも(^_^;)。韓国の皆さんにも楽しんでもらえるといいですね。
◆実はその他にも2冊ほど韓国からオファーが来ています。無事出版されたらまたお知らせします。
コンサドーレ札幌は東京ヴェルディと。アウェイで1-0の勝利。素晴らしい。攻撃力対守備力。コンサに1点先制された時点でもうヴェルディの負けは決まっていたようなもの。これでコンサは今期完封試合が12試合。23戦して12試合完封ってものすごいよこれ。まさに鉄壁の守備。このまま行けっ!
実業之日本社さんから近藤史恵さん『モップの魔女は呪文を知ってる』(ジョイ・ノベルス)をいただきました。ありがとうございます!
◆東京でベテラン編集者の方にいろいろ話を聞いて、軽くショックを受けることも。本当に小説って売れてないんだと。もちろん売れる小説すべてがいい小説ではないし、セールス的にまったくふるわなくても珠玉の作品というのは確かにある。でも出版社は儲からないとそういう本を出して世に問えない。そのジレンマの中での戦いなのだと思う。編集者はもちろん出版に携わる全ての人が。
◆問題作とか新境地とか代表作とかそういうことは考えたくない。足元を見つめ深度を深め己の領域を拡げることは、プロとしてはあたりまえのことのように思える。できれば、もっと高度を上げたい。ひたすら、高く遠く空へ響いていく歌のように。

6月25日(月) なにということもなく
◆晴れ。穏やかな日。
◆庭の桜の木に実がついている。さくらんぼの一種だとは思うのだけどものすごくちっちゃい。もっぱら鳥のご飯になっているようで、昼間は我が家にはずーっと鳥の声が響いているのだ。近くに山がないのにもかかわらず我が家近辺は野鳥の種類がかなり多いと思う。そんな鳥の歌声を聴きながらのこの写真の歌姫は
ソフィー・ミルマン。女性ジャズシンガーはなんだかもう花盛りって感じでものすごくたくさん出てきているんだけど、その中でもこの人はかなりすごいんじゃないでしょうか。けっこうやられました。ただきれいなだけじゃない力のある声質が好みです。
◆バナナが好きだ。この話をするとめちゃくちゃ年寄りみたいでイヤなのだが、僕らが小さいころはバナナなんて運動会とか遠足とか特別な日だけ食べられるものだったのだ。ところがどっこい今はバナナなんて毎日我が家にある。でも長男も次男も食べようとしない。「別に好きじゃないし」とまで言い切りやがった。父さんがおまえたちぐらいの頃にどれだけバナナに憧れを抱いていたかひざ突き合わせて小一時間ぐらいこんこんと話してやりたいがやめておく。
◆ちなみに長男は小さいころはスイカ大好き小僧だったし次男はミカン大好き小僧だったが今はそれほどでもないようだ。
◆ゲラをファックスで送ったり、原稿を書いたり。あたりまえになってしまった作家としての生活は日々続くけど、まだ慣れていない自分がどこかにいる。なんだか慣れてしまったらダメなような気がする。

6月27日(水) 関西で
◆晴れ。暑い日。
◆拙作の中で唯一と言っていいちょっとだけ売れてる
『東京バンドワゴン』シリーズですけど、どうも関西の方でより人気が高いようなんですね。京都とか大阪の本屋さんがずいぶん押してくれてます。というわけでお知らせです。明日6月28日(木)、 大阪の毎日放送「ちちんぷいぷい」(関西ローカル番組だそうです)の中の 「ぷいぷい本屋さん」というコーナーで、「東京バンドワゴン」と「シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン」が紹介されるそうです。観たいけど観れませんねー。関西の方で観られる方、ぜひどうぞ。 あ、担当編集のWさんが録画してくれるそうです。他にもですね、えーと7月7日発売の〈ESSE〉という雑誌にインタビューが載ります。あといつになるかわかりませんが日刊ゲンダイにもインタビューが。
◆写真はまったく関係ないけど映画
『トニー滝谷』。ようやく観ました。いいな、これ。好きだ。DVDを買って手元に置いておきたいぐらい好きだ。画面と構成から溢れ出すような静謐さが素晴らしい。もちろんカメラワークでの演出が素晴らしいのだけど、イッセー尾形と宮沢りえが本当に良い演技をしている。ま、大学時代のトニーをイッセー尾形がそのまま演じるところでは少し微笑んでしまったのだけど(^_^;)。佳品と呼ぶにふさわしい映画だ。
◆いかん。急がなきゃ。書かなきゃならないものが山ほどある。幸せだ。

6月28日(木) バラが咲いた
◆晴れたり小雨が降ったり蒸したり。パッとしない天気。
◆庭のバラが花盛りになっている。何という名前のバラなのかはさっぱりわからないのだけど、蔓バラの種類であることは確かだ。写真で見るとなんだか我が家の庭がものすごくいい雰囲気で素晴らしい家に住んでいるんじゃないかと思われそうだがそんなのではない。写真のマジック。いずれにしても季節の花を楽しめるというのはいいことだと思う。心に余裕がないと楽しめないからね。
◆昨日の
コンサドーレ札幌はホームに草津を迎えてだったのだが、2-2の引き分け。気迫負け。明らかに草津の連敗を止めようという全員の強い意志に負けていた。それを上回るものさえ出していれば正直楽勝だったかもしれない。まぁ首位を独走するという状況下でのプレッシャーもあったし、そういうときに頼りになる闘将大塚の出場停止、そして本来攻撃の核である砂川の不調、ノッている藤田のU-20での不在など、様々な要因が重なったのもあるな。運の良さもこの首位独走の条件だったのだけど、その運を引き寄せるのもやはり全員が一丸となっての勝とうという意志だと思う。折り返し地点を前にして精神的にも肉体的にも疲れが出るころだろう。リフレッシュして、勝負の後半戦に挑め。
◆賢者が沈黙してしまうのは、真の愚者には何を説いても届かない事を知っているからだろう。真の愚者の声が余りにも大きすぎて、それに乗る愚か者の数が多すぎて、自分がマイノリティであることを自覚しているからだろう。そうして賢者は自分を理解する賢き者だけが判る方法で自分の声を届けようとする。そのひとつが芸術なのかもしれない。

6月30日(土) 転がる石のように
◆晴れ。でも肌寒かった。北海道らしいと言えばらしい天気。
◆時折、無性に車を走らせたくなることがある。CDをガンガン鳴らしながらあてもなく走っていきたいとき。そんなときに、これは、いい。
ボン・ジョヴィの新譜〈ロスト・ハイウェイ〉だ。こういう音には四の五の言わないでいいんだ。細かいことを言う奴はロックを聴くな。どっかに行ってくれ。ロックはこうあるべきなんてものはないんだよ。気持ちよければそれで良し。
◆まぁ他愛のない話題なんだけど、お笑いコンビのナインティナインの矢部が15年つきあった一般人の女性にプロポーズしたら断られて別れたという話。それさえもネタにするのは芸人としてはあたりまえなのだが、それとは別に、その15年という年月に何かを思う男女は多いのじゃないかと思う。誰かと長い間お付き合いをして、その結果、結婚するなり別れるなりというある種のけじめをつけた経験をした人はたくさんいるだろう。かくいう僕もその一人で、男として矢部の思いにシンパシーを感じる部分は多々ある。まぁ人生はかくも長い。思いを抱いて歩き続けるしかない。別れる決断をした一般人のひとみちゃんに幸あれと願う。むろん矢部くんにも。
◆いろいろ考えるのだけど、もうひとつすっきりしない。どうにかここを一歩抜け出したいのだけど、その一歩が進まない。進めない。焦ってみてもしょうがないというのはさすがに年の功で学んでいるのでわかってはいるのだけど。そうそうのんびりもしていられない。もうちょっとなんだ。