8月2日(木) めげる ◆曇りで湿気むんむんで雨も降って雷も。 ◆書けなさと忙しさと蒸し暑さで本当にダウン気味だけど更新しておかないとこのままズルズル行きそうなのでしておく。本当に仕事が進まない。とことん進まない。自分が嫌になるぐらい進まない。かろうじて連載分はきちんと仕上げてはいるけれど、それもかなりの綱渡り状態。もう謝って済むことじゃないぐらいだ。自己嫌悪。変身できないだろうか。ヒーローに。というわけで写真は我らがヒーロー『ウルトラセブン』のDVDBOX。欲しい。 ◆参院選のせいであちこちで花火大会とか夏祭りの予定が狂ってしまってみんなが困ってる。我が町内の夏祭りもそうで一週間延期になったんだけど、どうもそれも台風が直撃しそうでやばいことになりそうだ。楽しみにしている人は多いのにどうしてくれるんだとうちの息子も怒っている。20歳になっても選挙権なんか行使しないとも言ってる。まぁそれもひとつの見識だ。でも本当に夏祭りが中止になると淋しいね。まったく参院選なんかやらなくてもいいのに。選挙と夏祭りどっちが大切なんだって? あぁそりゃもう夏祭りに決まってるじゃないか。 ◆本当にこの執筆の進まないのをなんとかしないとどうにもならない。またしばらく更新されてなかったら苦しんでいるんだと思ってください。でも本当に息抜きも何もしないでどこにも行かないで机の前に座ってるんだけどなぁ。溜息。 8月3日(金) 台風 ◆曇り。蒸し暑さ変わらず。 ◆台風がやってきそうで週末は北海道は注意が必要。明日の夏祭りは中止で日曜日のみに。台風通過して晴れることを祈ります。 ◆それにしても江口寿史さんの描く女の子はどうしてこうも可愛いのか。思うに萌えの感覚は江口さんがデビューしてから始まったのではないかと何の考証もしないで勝手なことを言ってみる。写真は江口寿史さんの『キャラ者』の新刊。祖父江さんの装幀が相変わらずカッコいい。なんでも前二作も祖父江さんの新装版で出たらしいのだけど、それはあまりにも商売上手。買ってしまうじゃないですか。デビューの頃から「すげぇ!」と思った漫画家さんの一人で、今もその質を落としていない希有な方。 ◆徳間書店さんから『SFJapan summer』をいただきました。ありがとうございます。短編連作『蘆野原偲郷』の其の二が掲載されています。この後も連載として続いていきます。よろしければぜひ。イラストの猫がカワイイです。 ◆作詞家の阿久悠さんが亡くなった。一連のヒット作は僕らが子供時代のものが多くて、たぶんほとんどの歌を唄えるはずだ。希有な作家さんだったのだと思う。また一人、という思いがつのる。 8月8日(水) ヤバイって ◆雨が多くて蒸し暑い北海道。こんなのはいやだ。 ◆今月中に締切りのものが9本って。いくらなんでも仕事受け過ぎだ小路幸也。この蒸し暑さの中での執筆はマジで身も心もだるだるでとけていってしまいそうになる。書けるのかオレ。しかしこれもいい経験だ。これを糧にさらに精進しろ。 ◆昨日は東京創元社のKさんとIさんが、ミステリフロンティアから出す予定の『HEARTBEAT2』のゲラを持って来札。お疲れさまでした。いちおうタイトルはついているんですが、どうしてもわかりづらいということなのでさらに考えます。 ◆ポプラ社さんから『asta*』9月号をいただきました。この号から新連載『Cow House』が始まりました。毎月連載ですのでよろしければぜひ。それと、東京創元社さんから『ミステリーズ!』8月号、徳間書店さんから『本とも』8月号、メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』をいただきました。ありがとうございます。 ◆とにかく書いてはいるんだけど連載原稿をなんとかこなしていくだけで精一杯の毎日。前にも書いたけど長い距離は歩いているけど、高度をさらに高くできないような気がする。むろんその両方ともできればなんの問題もないのだけど。やるしかない。 ◆同じご質問メールをいただいたので、連載中の作品の整理を以下に。 ●『ナモナキラクエン』「野性時代」(角川書店)に年4回で掲載。(予定ではあと2回) ●『HERO』「小説すばる」(集英社)に年4回ぐらいで掲載。(予定ではあと5〜6回?) ●『オーバー・ザ・レインボゥ 東亰バンドワゴン』「青春と読書」(集英社)に毎月連載(あと9回) ●『21 Twenty one』「papyrus」(幻冬舎)に不定期で掲載。(あと1回) ●『mourning』「ジェイ・ノベル」(実業之日本社)に不定期で掲載。(あと2回) ●『蘆野原偲郷』「SFJapan(季刊)」(徳間書店)に毎号連載予定。 ●『わたしとトムおじさん』「小説トリッパー(季刊)」(朝日新聞社)に毎号掲載。(あと2回) ●『のこされるもの』「きらら」(小学館)に毎月連載。(予定ではあと6回か7回ぐらい) ●『musician series』「小説NON」『Feel Love(季刊)』(祥伝社)に掲載。(あと4回ぐらい?) ●『バク シリーズ』「小説新潮」(新潮社)に不定期で掲載。(たぶんあと6回かそこらは) ●『Cow House』「asta*」(ポプラ社)に毎月連載。(たぶんあと11回ぐらい) ●『タイトル未定』「別冊文藝春秋(隔月刊)」(文藝春秋)に連載。(たぶん秋ぐらいに開始) ってことは少なくとも小路幸也は頑張ればこの12作品は来年から2年ぐらいかけて本にできるってことですね。がんばろう。 8月9日(木) 青いこころ ◆引き続き雷雨と曇りの日々。じめじめー。 ◆3年連続で北海道の暑い夏を演出してくれている甲子園も始まった。明日は駒大岩見沢(苫小牧じゃないよ)の試合だ。僕は高校時代は音楽に明け暮れていたので甲子園のようなそういう経験はないんだけど、あの時代にただひたすら熱中できるものがあるというのは、確かにあったと思える日々が来たときには貴重なものになると思う。青い夏の日々を楽しんでほしい。 ◆写真は〈THE BLUE HEARTS〉。彼らがメジャーになったころには僕はもう二十歳を過ぎていたので、彼らの音楽に強烈に影響を受けてはいない。その頃は確か僕はジャズ・フュージョン系がいちばん好きだったような記憶がある。ブルーハーツのあまりにもストレートで文字通り青い感覚に少し馴染めなかったような気がする。それでも「こいつらスゲー!」と感嘆したものだ。よく考えたら甲本ヒロトもマーシーもほぼ同年代だったんだね。 ◆文藝春秋さんから『別冊文藝春秋』をいただきました。ありがとうございます。あと、集英社さんから段ボールにいっぱいの掲載誌(書評が載った雑誌等)をいただきました。あ、『東亰バンドワゴン』の韓国版も入っていました。ありがとうございます。 ◆友人から最近日記がグチっぽいと言われた。うむ確かに。なかなか進まない原稿にちょっと気持ちが沈んでいたね。気をつけよう。前向きに行こう。上を向いて歩こう。 8月12日(日) 第三の男 ◆晴れ。暑い。いきなり猛暑になったよ。 ◆お盆で実家への帰省。といっても大きな行事はなく墓参り巡りをするだけで明日には家へと帰って日常に戻るのだけど。 ◆僕はお酒は飲まないのだけど基本的には好きだ。ビールなども普段はまったく一滴も飲まないが味見するのは好きだ。そもそも瓶とか缶が好きなんだね。瓶缶フェチ。お金があるなら様々なウィスキーなどのボトルも集めたいぐらいだ。そういえば初めて自分で買った〈アーリータイムス〉というバーボンのボトルをしばらく取っておいたっけ。 ◆東亰の恵比寿駅に行くとヱビスビールのCMソングでもある〈第三の男〉が流れるけど(流れるよね?)聴いてるとなんだか楽しくなる。ヱビスビールはサッポロビールなんだよね。恵比寿駅にやたらとサッポロビールの看板があるのであーそっかーと納得したことがあったっけ(酒飲みの間では常識なのだろうか)。そういえばバブルのころはビールと言えばジャズフェスとかのスポンサーだったなぁと。バドワイザーのぴったぴたの服を着たおねえさんはまだ居るんだろうか。暑い夏の風物詩。 ◆甲子園の駒大苫小牧。見ごたえのある試合だった。エラーが全てだったね。三年連続で北海道の暑い夏を盛り上げて楽しませてくれたけれど、四年目はあっさりと散ってしまった。でもこれで〈連続〉という呪縛からは解き放たれたんじゃないだろうか。北海道の高校野球のレベルをグンと引き上げてくれたことに感謝。また来年の夏。駒大苫小牧だけではなく、新しい球児たちの活躍を待とう。 8月15日(水) 暑いって ◆本当に暑いって。でも明日からはもう気温が下がるとか。 ◆30度以上の日が四日ぐらい続いたのか。しかもこのお盆真っ最中に。本当に地獄の釜の蓋が開いたのではないかと思うほどだ。まぁでも毎年お盆の時期には母方のお墓がある田舎へ(本当にまるでトトロの世界のような田舎)車を二時間ほども走らせるんだけど、いつも暑いんだ。で、セミの爆撃のような声を毎年聞くんだよね。暑い夏こそ、良い夏だよ。 ◆実家巡りから帰ってきて、買い物と涼を求めて近くの大型ショッピングセンターに行って見つけた〈蚊遣り豚〉。実はミニチュアです。手のひらに乗るような小さいもの。かわいくて思わず買ってしまいました。ながめてなごむ。後ろに見えるのは愛用のPowerBookとそのキーボードの上に乗っているのはやりかけのゲラ。現実逃避ってやつです。 ◆ゲラと締切り前の執筆をただひたすらこなしていく日々。そんななかに小学館のSさんから電話。何かしらと思えば、とある新人さんの推薦文を書いてほしいとか。いやいや僕なんかが推薦したってゼッタイに売れないでしょう、と言ったのだけどいいからと言うので、まぁこれもいい経験かと思い受けました。僕なんぞに推薦される新人さんごめんなさい。怒らないでください。 ◆実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』9月号をいただきました。ありがとうございます。今号に不定期連載中の『mourning』が載っています。ぜひ。角川書店さんから『野性時代』9月号をいただきました。ありがとうございます。特集は金原ひとみさん。ここ何年か続けてパーティで一緒に過ごす機会を得ているんですけど、本当に存在感ある人です。でも金原さん僕のこと覚えてないだろうなぁ。 ◆終戦の日。戦争は、しない。絶対に。繰り返してはいけない。 8月17日(金) 寒いって ◆気温が昨日の34度から一気に22度に。その気温差12度。 ◆コンサドーレ札幌はアウェイで2位の京都と頂上決戦。先制したものの追いつかれ逆転される展開にもかかわらず、わずか5分で追いつき追い越して3-2で勝利。いやー本当に強い。1位の風格さえ溢れる試合だった。まだ試合は続くけど、確信しました。来期はJ1です。スポンサーというよりパートナーだった石屋製菓がバカなことをしでかしたけど、それを吹き飛ばす勢いが今のコンサにはある。ファイターズも連勝中で単独1位で、こりゃあ今年はコンサドーレ札幌と北海道日本ハムファイターズのダブルフィニッシュもあるのではないか。そうなったらいいなぁ。 ◆写真はいわずとしれた〈サンボマスター〉だけど、この中に収録されている和田アキ子さんのカバー曲『あの鐘を鳴らすのはあなた』が好きだ。いい曲だよなぁ。タレントとしての和田さんはともかくとして、シンガーとしての和田アキ子さんはホント素晴らしい。 ◆えーとこんなニュース。甲子園での応援団の学ランと日の丸はちまきが戦争を想起するのでやめろとクレームが入ったので自粛した高校があるんだけどさ。「繊細な問題なので自粛した」ってそれは「問題ないと考えております」という毅然とした一言で済む話しじゃないのか。他人の心情を慮るのはもちろん人として最低限のマナーだ。だが、毅然とした態度を示すのも人としてやらなければならないことだ。ましてや学校が生徒に胸を張って何かを伝えられなくてどうする。甲子園で、応援団が、学生服を着て必死になって野球部を応援することのどこに非があるというんだ。その組合せが戦争を想起させる要素であることは否定しない。ならば『「戦争を思い出す」のであれば、むしろ終戦の日に行なう平和の象徴とも言える若者のスポーツの祭典です。戦争の悲劇を思い出して二度とあんなことはさせないと決意を新たにするきっかけにしようと考えるのはいかがですか』ぐらいのことを言えないのかっ。 ◆集英社さんから『小説すばる』9月号と『青春と読書』9月号をいただきました。『青春と読書』の方には『オーヴァー・ザ・レインボゥ 東京バンドワゴン』の4回目が載っています。 8月19日(日) ささやかなこの人生 ◆晴れ。少し暑さが盛り返した。 ◆二、三日前に講談社の文庫担当KさんからTEL。デビュー作『空を見上げる古い歌を口ずさむ』(講談社文庫)が増刷するとのこと。ささやかな部数ではありますが、目出度い。あ、そういえば集英社のWさんが『東京バンドワゴン』(集英社)の韓国版も増刷がかかるとか言ってたね。こちらもささやかな部数だけど喜ばしいことだ。 ◆ブルース・ウィリスは好きな俳優でこの『16BLOCKS』もけっこう好きな作品なんだけど世間的にはそれほど評価が高くないんだろうか。DVDがもう安い値段で出ている。ま、いいんだけど。買っちゃおうかなぁ。出だしからラストシーンまで好みでした。 ◆コンサドーレ札幌はなんと12試合ぶりに負けてしまった。本当に終了の瞬間に「いやー久しぶりに負けたなぁ」と。しょうがない。いつかは負けるものだ。気持ちを切り替えて、次に行こう。次節は累積で出場停止選手がボロボロ。キツイ試合になりそうだ。 ◆昔と今とどれぐらい違うのかと思う。小さい頃、世間はどんなふうだったのか。それと比べて今はどうなのか。比べること事態が無意味だという人もいるけど、たかが何十年で人間の本質が変わるはずもないだろうとも思う。でも、意識はまるで変わってしまったのだとも思う。 ◆もうすぐ祖母の13回忌があるのだけど、ばあちゃんが「バカだねぇ」と言いながら笑った顔をまだ憶えている。その口調と笑顔は母親と同じだし、妻がうちの息子に向けるものと同じだ。そういう変わらないものを、伝え続けるのも必要なのだと思う。 8月21日(火) 恋と青春 ◆まだ夏の香りが残る日々。 ◆漫画の方は大ファンでこの日記にも何度も書いてきた『ハチミツとクローバー』(集英社)。余談ですが作家だからって漫画の本もホイホイ貰えるかというとたぶんOKと思うけどそこまでずうずうしくなれない小心者。そういえば小学館さんが何でもいつでもどうぞって言ってたなぁ。それはともかく、映画化されたものをようやく観た。思っていたより良い出来で最後まで楽しく観られた。蒼井優ちゃんは間違いなくハグちゃんだったし、真山は確かに真山だった。ファンにとっては納得できる作りなんじゃないだろうか。不満をあえて言うなら、原作を越えたストーリーが見たかったってところでしょうか。原作をなぞることに尺を取られて、もう一歩の踏み込みが足りないとも思いましたが、それは我儘な見方かもしれません。 ◆美大に通う多くの学生の中で森田とハグちゃんの二人だけが天才的なきらめきを持つ、という設定になっていたけど、現実でもおそらくそれぐらいの割合じゃないかと思う。そしてその才能を感じることはできるけど、どうあがいても追いつけない人間がその他大勢。悔しいけど世の中はそうなっている。 ◆僕はいまだにあがいているわけなのだけれども。 8月23日(木) 夏のクラクション ◆晴れ。まだ夏は微かに響いている。 ◆昨日はサッカーファンにとっては嬉しいやら疲れるやらで大変な一日だった。で、まぁ試合を見ながら考えていたんだけど、アフリカ勢はみな独特のリズムを持ってるんだよね。アフリカンミュージックにも通じるような身の内から湧きあがるリズムが、そのままパフォーマンスにも現れている。じゃあ、それと戦うための日本の独特のリズムとは何だろうかなんてことを。 ◆日本の美しさのひとつに〈間〉というものがある。たとえば歌舞伎なんかもあれは〈間〉の美というものを追求しているような部分があるんじゃないか。剣道なんかでも、相手との〈間合い〉というものが勝負を決める。その〈間〉というものは決して〈静〉から生まれるものじゃなくて〈動〉から導き出されるものなんだと思う。日本のサッカーというものを完成させようというときに、必要不可欠なのではないかと思う日本のリズム。それは〈動〉から生じる〈間〉の美学なのではないかとわけのわからないこと書いてるな俺。ごめんなさい。 ◆写真は映画〈ティファニーで朝食を〉のサウンドトラック。オードリー・ヘップバーンってどうしてこんなに可愛いいんだろう。21日の写真からの繋がりなんだけど判った方はハチクロファン。 ◆新潮社さんから『小説新潮』9月号をいただきました。これに『あなたへ』という短編が載っています。バクシリーズの連作短編ですね。祥伝社さんから『小説NON』をいただきました。ありがとうございます。 8月24日(金) そして僕は途方にくれる ◆晴れ。夏の響きを楽しむ。 ◆爽やかな青空が拡がった札幌近辺。気温も27度。カラッとした空気に風が心地よく吹くというまさに北海道の夏という一日。今日観光に来ていた人は北海道の夏を満喫できたのでは。写真は以前にお化粧直ししていた近所の高圧線の鉄塔。犬の散歩のついでに気持ちの良い空だったのでついパチリ。 ◆道路向かいに住む推定4歳のAちゃん(女の子)。人懐こい子で、僕が朝夕の犬の散歩に出たときに会うと「しょうじさーん」と満面の笑みで駆け寄ってくる。おそらくお母さんに「小路さんだよ」と教えられたのを忠実に憶えたのだろうが4歳児にさん付けでしかも大声で呼ばれるのは照れる。しかも近所の推定3、4歳の女の子五、六人がいつもその子と一緒に遊んでいるものだからみんな憶えてしまって、しかもうちの犬は大人しいものだから僕が散歩に出ると5、6人の女子の集団が全員で犬を触りに「しょうじさーん」と手を振りながらだだだっと駆け寄ってくる。小路幸也毎日大モテ。あぁこれが二十歳ぐらいの女の子だったらなぁと日々思っているのはゼッタイ内緒だ。ただでさえ毎日家にいるのを不審がってる近所のお母様たちに危険人物扱いされては困る。 ◆いや、作家だとわかってる方ももちろんいらっしゃいますけどね。 8月27日(月) 引き続き夏の名残りの風 ◆晴れ。気持ちの良い天気。 ◆毎日晴天とカラッとした空気が続いている札幌近辺。今日も日中は窓を全開して心地よい風が通り抜けるのを感じながらの執筆。さぞや進むだろうと思いきや確かに進むが何本書いても終わりがないような気がするのはどうしてだろう。 ◆写真はくらもちふさこさん原作の映画『天然コケッコー』のサントラ盤。レイ・ハラカミさんなんだよねぇ。映画はまだ観てないけど、田舎の風景が心地よいのでちゃんと観ようと思う。 ◆ニュースで、クジラウオッチングの観光船と捕鯨船がバッティングして、捕鯨の瞬間をみてしまった観光客から苦情が出たとか出ないとかうんぬんかんぬん。おかしなニュースだよなぁ。何か恣意的なあるいは意図的なものを感じるんだけど。これに限らず、最近そういうニュースがどうも目につくんだけど気のせいだろうか。 ◆まったくどうでもいい話なのだけど、僕は原田知世さんが割りと好きなんだけど、何故か彼女の名前をすぐ忘れてしまう。CMとかに出てくるといつも「えーっと」となってしまう。別に四十を過ぎて物忘れが激しくなっているのではなく、昔からそうなのだ。原田知世という名前に僕にとって憶えにくい何かがあるのだろうか。謎だ。 8月29日(水) 月が笑ってらぁ ◆晴れ。なんだか夏の名残がずっと続く。 ◆またぞろ嫌な事件のニュースが続いている。惨殺にリンチに暴行になんでもありだ。何の罪もない人が、無自覚な連中に殺されていく。小学生のころから『必殺シリーズ』のファンだったと何度も言ってるけど、同じようにこの『ワイルド7』も大好きだった。世の中の、法律で裁けない悪党どもを始末していく〈正義という名の楯を持った悪党ども〉だ。悪党だけど、彼らは全員〈弱き者〉に優しい連中だったように記憶している。 ◆殺しても飽き足らない連中をどうしたらいいんだろう。法律は彼らを本当に裁けるんだろうか。どう考えてもおかしな頭を持った弁護士が存在することを僕らは知っている。そのことだけを考えていると無力感にそれこそこの世を儚んで死にたくなってくる。心底〈飛葉ちゃん〉とワイルド7の仲間たちに来てほしいと思ったりもする。 ◆〈のさばる悪をなんとする。天の裁きは待ってはおれぬ。この世の正義もあてにはならぬ。闇に裁いて仕置きする〉とは『必殺仕置人』の名ナレーションだ。35年前のあの時代も今もまるっきり変わっていないじゃないか。 ◆幻冬舎さんから『papyrus』vol.14をいただきました。不定期連載している『21 Twenty one』は次回に載る予定です。それが最終回になるはずです。来年、単行本で出せたらいいなぁと思います。 8月30日(水) 元気はなくすなよ ◆今日も晴れの気持ちよい天気。 ◆なのに朝起きると腰が痛い。なにかこう、ぎっくり腰の前兆のような、急に動かしたりしたらヤバイ、というような痛み。夜になってお風呂入って大分楽にはなってきたので助かったけど、一日きつかったー。写真は大好きな〈SION〉の新譜〈20th milestone〉。前作よりも再びロック色を強めて、というか普段通りに侘びたロックを聴かせてくれている。いいな、SION。いつもありがとう。俺ももう少し、ちょっとだけ頑張るよ。 ◆コンサドーレ札幌はいよいよ大詰め。目標はあくまでもJ1昇格の2位以内、あとちょっと頑張ればそこに手が届くところまで来ているが12戦負けなしだったのに負けが続く。疲れもあるし研究しつくされているのもある。がんばれ。 ◆僕の子供の頃の話は、もう大昔だろうか。その頃なら何の問題にもならなかったことが、今は問題になる。親がちゃんと注意していれば防げたなんでもない事故が、建物の安全管理が不十分だったと責められる。子ども同士で解決するはずの問題を、親が大騒ぎにする。親が管理しなきゃならないものを学校に押し付ける。全然大丈夫、と売られていた商品が、店頭に並ぶ前に工場で捨てられる。責任を取る覚悟のない奴に限ってそれを声高に叫ぶ。義務を判っていない奴に限って権利を主張する。真面目で物静かで温厚な人間ほど損をする。神さまはバチを当てることを忘れちまった。 ◆あのさ、もっとさ、いいかげんが良い加減だったころを思い出そうぜ。