2008年10月の日記

10月2日(木) 日々
◆晴れのち曇り。
◆またまた怠慢で締切りが重なってしまって(すいませんすいません)、部屋にこもりっぱなしになっているんだけど、月が変わったので更新。写真は
〈mojoco〉と書いてモロコと読むnewartistのアルバム〈日曜の朝、黒に染まる夜〉。ITMSで見つけたのだけど、これがなかなか良い。力の抜けた少し甘えたようなボーカルの声質が好きだ。
北海道日本ハムファイターズは打ちまくってお祭り騒ぎで最終戦を勝って、さらに西武のおかげでCSに参戦決定! いやぁよかった。これでシリーズ優勝を逃したうっぷんを晴らす機会ができたってもんだ。一方コンサドーレ札幌はダヴィの移籍騒動でごたごた。まぁいい。帰ってきたのなら、あと7試合、チームのために戦ってくれ。まだ残留の可能性は残ってるんだ。ほんの数パーセント。
◆あ、文庫の
『空を見上げる古い歌を口ずさむ』(講談社)が3刷だ。ささやかな数だけど嬉しいぞ。
◆小学六年の次男に「〈アイアンマン〉観に行くか?」と訊くと、「うーん」と渋い顔をする。「なんでそんな顔するの」と訊くと、「なんかさー、なんとかレンジャーみたいな感じで今さらって気も」と。ああなるほどー。君らは生まれたときからずっと〈なんとかレンジャー〉とか観てるよねー。その感覚で考えるとなんで〈アイアンマン〉のような映画を高い金払って観なきゃならないんだ、と。納得です。最近のハリウッドのコミックキャラクターブームは大人のためだもんね。そもそもこの次男は私が『ガイアの夜明け』を観ていると、何がおもしろいのか食い入るように一緒に観てる。10時はもう寝る時間なので「早く寝なさい」と怒られてから渋々寝るのだ。シブ過ぎるぞオマエ。

10月3日(金) ホームタウン
◆曇り、雨、寒い。
◆かなーりやばい感じで締切りが……。更新してる間に書けと怒られそうだけど見本が届いたのでなにはなくとも宣伝。
幻冬舎さんから『ホームタウン HOMETOWN』文庫が出ます。10日発売のはずです。とても渋い感じの装幀でいいんではないかと思います。過去に事件を抱えた主人公が、妹とその婚約者の失踪事件を追ううちに、自分の過去とも向き合っていく、という物語。個人的にはハードボイルドな私立探偵小説のつもりで書き上げました。特にエピソードを追加したとかそういうのはありません。ほんのちょっとした表現の修正などはしましたので、お時間があって単行本を持っている方はどこを直したのか比べてみるのも一興かと。さっき1ページ目を見比べたらけっこう直してますね。裏話でもしようかと思ったんですが、もうほとんどこれを書いたときのことを忘れている(^_^;)。確か、最初はかなり違う話でした。主人公も舞台も全体的なトーンも変わっていないけど、家出した少女を探すうちにそれが自分の過去とクロスしていき、実家を巡る暗く重い事件と向き合う、というような感じだったと。事件そのものに偶然性が高かったので、それを修正しているうちに現在の形になりました。単行本はおそらく流通分以外は入手不可になっていますのでぜひこの機会に。よろしくお願いします。
◆この本を含めて、僕の物語に意外とジープが登場するのですが、最初に買った車が三菱ジープJ58でした。長男が生まれてしばらくしてから買い替えたのですが、今もときどきジープに乗りたいなーと思います。好きなんですよね、あの車との一体感が。タイヤとハンドルと腕が全て繋がってる感じ。

10月7日(火) 東京ダウン
◆東京は雨が降ったり。
◆実は昨日から東京に来ている。が、昨夜、突然原因不明の嘔吐と下痢と発熱に見舞われ、今日の打ち合わせもキャンセルしてホテルのベッドで寝込んでいた。っていうか昨日の夜は何十回もトイレに駆け込んでほとんど寝られなかった(汚い話ですいません)。CIAの陰謀とか拾い食いでもしたのかとかいろいろ説はあるもののはっきりせず。ルームサービスでわがまま言っておかゆを作ってもらって、熱冷ましの薬をもらって、ようやく回復してきて、今この更新をしてる。もう腰が痛くて寝てられません。新潮社の皆さま、せっかくの会食をキャンセルしてすいませんでした。男性編集者のOくんに「お世話しにいきましょうか」と言われたけど男に来てもらっても嬉しくないので丁寧にお断りしました(ウソですありがとうOくん!)。そのあと女性編集者のTさんから電話貰ったときには思わず「部屋に来て」と言いそうになりましたがこらえました(ありがとうTさん!)思えば、月曜に家を出掛けにNTTの工事でネットが繋がらなくなり、悪戦苦闘して結局そのまま放ったらかしにしてきたときからなんかここ二三日は運が悪かった。というわけで、さんざんな日々でしたが、なんとか回復してきました。明日の打ち合わせは大丈夫だと思います。ご心配お掛けしました。何があっても明日があるさ。がんばろう。というわけで写真は
〈ウルフルズ〉『明日があるさ』。なんだかんだ言って、僕は好きですこいつら。
◆今月号の
『ダ・ヴィンチ』で新連載が始まっているはずです。『僕たちの旅の話をしよう』という物語。山奥の限界集落に住む小学生の女の子と、東京の三人の小学生の子どもたちの、不思議な冒険の物語。どうぞよろしくお願いします。

10月8日(水) 緒形拳さん
◆曇り。雨も降る東京。
◆ホテルのベッドで熱でうなされている合間に、眼に飛び込んできた訃報。信じられなかった。なんで? どうして? と思いながら、ホテルの天井を見上げていた。緒形拳さんが、亡くなってしまった。ここに何度も書いているけど、大好きな俳優さんだった。どこかの文芸誌のコラムで、アイドルは緒形拳さんだったと書いた。小学校五年生のとき、『必殺仕掛人』で梅安さんを演じた緒形さんに惚れた。それ以来、ずっと追いかけてきた。患っていたなんて、そんな気配を微塵も感じさせていなかった。きっとこの先も、僕が老人と呼ばれる年になっても、その先を歩く緒形拳さんの演技を見られると思っていた。とことん、悲しい。本当に、悲しい。どこかの会社が、緒形拳さんの軌跡を生真面目に、真摯にまとめたDVDを出してくれないだろうか。永遠にそこに遺してくれることを願います。誰の心の中にも、憧れの男がいると思うけど、僕は、緒形拳さんでした。心から、ご冥福をお祈りします。長い間、ありがとうございました。
◆熱は下がりました。まだちょっとふらふらしてますが、大丈夫です。ご心配お掛けしました。

10月10日(金) 東京の日々
◆晴れたり曇ったり。
◆毎回書いているけど、東京はいつ来ても暑い。水曜日からようやく体調回復して順調に打ち合わせなどをこなしていたけど、ちょっとずつどこか具合が悪かったりしていた。昨日は集英社さんの企画で(あ、言っていいのか? ぼやかしてくか)ほぼ同時期にデビューした作家さんお二人と鼎談。12月発売の某誌に載る予定なので後日お知らせします。楽しかったです。担当の皆さま、お会いした作家のYさんSさん、ありがとうございました。また今度会いましょう。そして今夜は鮎川賞のパーティ。もうここに来るのも何回目か。時が経ったなぁと思う。お会いした関係者の皆さま、ありがとうございました。よろしくお願いします。そして、書店さんでいつも僕を応援してくれている
三省堂書店京都駅店のNさん(お二人)がいらしていて、声を掛けてくれました。さらに故郷旭川市の富貴堂書店のTさんも偶然いらしていました。ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。作家の方々では、久しぶりに会った倉阪鬼一郎さん、メフィスト賞仲間の黒田研二さん、蘇部健一さん、乾くるみさん、石崎幸二さん。そして今回、有栖川有栖さんと我孫子武丸さんにご挨拶できました。ありがとうございました。
◆(ここは私信。shakaさん結局話せなくてごめんね。打ち合せが長引いちゃって。そういえば海猫沢めろん大先生と月曜日にメシ食った。元気だったよ(^_^;))。
◆耳鳴りが持病というのはここに書いているけど、そのせいでパーティのような騒めきが反響するところでは皆さんの声が非常に聞こえ難くなる。これもなんとかしたいんだけど、いかんともしがたい。明日は帰道。いつもの日々へ。

10月12日(日) 日々
◆晴れ。
◆昨日、東京から帰ってきたのだけどいきなり寒い。気温差というより大気の冷たさ。毎回思うけど東京での一人の空気が馴染んできたころに帰ってくると、ちょっとホッとするような淋しいような。そんなご主人に我が家の犬はわずかに愛想をふるだけ。写真は発熱で臥せっていて汗びっしょりになって、起きたときの明け方の東京の空。いつものホテルの窓から撮った写真。どんどん移り変わる空がきれいで、ついつい何枚も撮ってしまった。寝ろよ。
◆東京での発熱やら普段のめまいなんかを、会う人ごとに心配してくださって本当にありがたい。書き過ぎじゃないかとかストレスじゃと言われたけど、物語を書く苦労で具合が悪くなるのなら本望ってもんだ。むしろそれで死にたい。どうせならディスプレイに最後のページを表示させて、キーボードにつっぶしてそのまま。
メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』。お知らせしたように『僕たちの旅の話をしよう』が始まっています。文藝春秋さんから『別冊文藝春秋』河出書房新社さんから『文藝』角川書店さんから『野性時代』PHPさんから『文蔵』をそれぞれいただきました。ありがとうございます!
北海道日本ハムファイターズは見事二連勝でCS第一ステージを勝ち抜け、いよいよ西武との決戦へ。置き忘れてきたものを取りに行こうぜ。
◆自分ではまだ新人作家のつもりなのだけど、パーティで新人編集者さんに「学生のころからファンで、今日はお会いできてとても嬉しいです!」などと挨拶されて驚いてしまう。それぐらいの時間はもう過ぎてしまっているのに、お前はどこに立っているのかと振り返る。まだまだだな小路幸也。

10月13日(月) 渡り鳥は北へ
◆晴れ。
◆毎年ここに書いてますが、我が家の上空は渡り鳥の飛行コースになっているんですよ。白鳥やら雁やらがこの時期になると編隊を組んで空を飛んでいきます。で、今日の夕方、愛犬の散歩中に声が聞こえてきたので空を見上げると、いました。今年初めて見る渡り鳥の飛行です。何の鳥だったのかはわかりませんが、小型なので雁ですかね。写真に撮ったのも今年が初めて。実は今日はこの他にもヘリコプターの編隊やら飛行機やらトンボやらやたら空を飛んでいるものを見かけて写真に撮っていたんですが、その中の1枚に……こ、これはっ。UFO? 六年生の次男を呼んで「ほらほら!」と喜んでいさんで見せると「フッ」と鼻で笑われる父(^_^;)。お前もっとロマンの心を持てよ。
◆長男の大学では学園祭があったようだ。大学生になって初めての学祭は実行委員になったとかで、準備も当日も毎日かなり忙しくしていた。なんか、いいよなぁ大学生って。あぁあのころに戻りたい。

10月14日(火) 街へ帰ろう
◆晴れ。妙に温かい日。
◆先日、東京で鼎談をしてきたと書いたけれど、お相手のYさんは39歳、Sさんは35歳の作家さんだ。鼎談の内容はと言えば、作家デビューを目指す方々へというようなものだった。その中で「デビューしてから良いことがありましたか?」という司会の質問に、三人とも顔を見合わせ「むー」と考え込んでしまった。いや、そんなに良いことなんかないんですよ実は。デビューしても、その先に横たわるのは〈良いものを書き続けなければ生きていけない。良いものを書いても生き残れないかもしれない〉という荒野しかない。デビューしてからそれを実感するんですけど。でも、楽しいよ。物語を書くのは。本当に楽しくてしょうがない。
◆写真は
佐野元春『BACK TO THE STREET』。いつでもそこに帰っていかなきゃならないんだ。
◆以前に故郷の旭川市には姉がいて、義兄(姉の夫ね)が居酒屋をやっていると書いた。姉から「最近不景気だからあなたのサイトで宣伝しておいて」と言われて書いたのだけど、まぁそれでお客さんが来たら苦労しないよなー、と思っていたんですが、なんと! 来ていただけたようです。僕のファンだとおっしゃって、五人ぐらいで来店いただけたようです。ありがとうございます。今後とも御贔屓にお願いします。姉には実家に一人住む母の世話をお願いしっぱなしなので、これで少しは恩返しができたでしょうか姉よ。もう一度書いておこう。〈気晴亭〉というお店です。旭川市三条通り6です。
マガジンハウスさんから『ウフ.』をいただきました。ありがとうございます。

10月16日(木) 日々
◆晴れ。少し気温が下がった。
◆雪虫が飛んでいるんだけど、どうも例年より少しばかり気温が高めの札幌近辺。今年の冬はどういう冬になるのか。雪は多いのかどうなのか、と季節の話をする昨今。一軒家に住んでいると、やはり雪の多さは気になる。除雪の問題なども含めて、雪国に暮らす者にとってはかなり重要なことだと思う。でもまぁそんなのは歳を取ったから思うんだけどね。若いころは何も気にしなかった。写真は素晴らしい小説を素晴らしい映画にした
〈港湾ニュース〉〈The Shipping News〉のサントラ盤。最近のマイブームであるアイリッシュミュージックが心地よいんだ。いや、本当にいいんですよ。この心地よい哀感はやはり北国向きなんだろうかと思ってしまう。
サッカー日本代表は最終予選のホーム初戦を引き分け。むー。最終予選トータルで考えれば、まだ悲観する状況ではないのだけど、どうにももどかしい。岡田監督がどう考えているのか、納得のいかない部分が多い。勝てば官軍だけど、引き分けではなぁ。
小学館さんから『週刊ポスト』が届きました。何だろうと思ったら新刊『空へ向かう花』を書評で採り上げてくださったようです。わざわざありがとうございました!
◆大阪府の園児のイモのニュース。当事者ではないのでうかつなことは言えないのだけど、映像では園児が泣いていた。でも、あれは、経験上から考えると、イモが強制執行で抜かれたから泣いていたのではなくて、周りで大人が泣き騒ぐからつられて泣いていたのだと思う。そうなる前に、園児たちを、笑顔にさせて終わるための手を打つ時間はあったように思える(ニュースを読む限りでは)。そもそも大人の都合でしかない事柄に、何故、わけもわからない園児を巻き込むのか。ニュースの取り上げ方も、取り上げられた大人たちも、違和感がありまくり。書いていたらムカついてきたのでこの辺で。

10月18日(土) 良い男
◆晴れ。
北海道日本ハムファイターズはCS第1戦を大敗したものの、第2戦はダルビッシュの快投で勝利。この勢いで明日も勝ってイーブンにしてくれ。いやーしかしダルちゃんって本当に良い男だ。背高いし顔小さいしスタイル良いしエースだし。もうどうしようもない。出会った瞬間に降参するしかない。美男美女って基本的にそれだけで人生半分得したようなものだからなー。いや美男になったことないんで、ひょっとしたら人知れず苦労があるかもしれないけど。写真はまったく関係ないけど発売されるらしい『ウルトラQ』のDVD。このシリーズ、今でも覚えているシーンが山盛りある。僕はペギラの眼が怖くてしょうがなかった。あと、カネゴンが可哀相で可哀相で、そして自分もそうなってしまうのが怖くて、くれぐれもお金には執着しないでおこうと思った。情操教育にも役立っていたんじゃないか(^_^;)。
集英社さんから『小説すばる』『青春と読書』を。あ、もう次号予告に入ってる。来月の12月号では、僕と江戸川乱歩賞の薬丸岳さん、小説すばる新人賞の関口尚さん、三人の鼎談が載ります。日本出版販売さんから『新刊展望』を、小学館さんから『きらら』を、実業之日本社さんから『ジェイノベル』をそれぞれいただきました。ありがとうございます。
◆笑っていいともに宝塚出身のはいだしょうこさんが出ていた。宝塚出身の方を見る度に思うのだけど、宝塚を引退して、芸能活動しないで普通の主婦になっている方もたくさんいる。ということは、日本全国に美しくて歌って踊れるおばあちゃんおかあさんがたくさんいるということだ。ぜひ会ってお話しを聞いてみたい(^_^;)。

10月19日(日) 敗北と勝利
◆晴れ。
◆次男は小学校最後の学芸会。劇で、悪役武士を立ち回りも含めて演じたのですが(次男は剣道やってる)、実に楽しそうに悪役を演じて場内の笑いを誘っていた。あれはオイシイ役だった。
北海道日本ハムファイターズは見事に連勝。ここに来て勝ちパターンにハマる日ハムが帰ってきた感じで、行けそうな雰囲気もある。そして、我らがコンサドーレ札幌は柏に2-0で負けて、残念ながら来季はJ2への降格決定。J1だろうがJ2だろうが、地元のチームを応援する気持ちに変わりはなく、サッカーを楽しむことには何の変わりもない。むしろJ2の方が試合数が多くておもしろいぐらいだ(負け惜しみではなく)。早々と決まってしまったけれど、最後までもつれるよりすっきりしていい。来季のチーム編成に思いを馳せながら、残り試合を楽しもう。ひとつだけ疑問が。三浦監督はこれ以降も来季を見据えて若手を使うというようなことはしない、あくまでもベストメンバーで戦うとコメントしたようだけど、個人的にはそれは違うと思う。あなたの考えるベストメンバーを使い続けてこういう結果になってしまったのだから、残り試合は何かを積上げるために軌道修正するのが筋ではないのか。それから、試合後に首脳陣を呼び出し詰め寄っていたサポーター達の気持ちはよくわかる。コンサの首脳陣は、サポーターあってのチームなのだということを、よく理解してほしい。どうも、その辺の姿勢は見えてこない。
◆写真は日本を代表するギタリスト
渡辺香津美さんとボーカリスト吉田美奈子さんの二人きりでのジャズデュオアルバム〈NOWADAYS〉。これが、震えるほどすごい。何というか、熟練の剣士の一分の隙もないせめぎあいのようなセッションが心地よい。

10月23日(木) 来年を笑え
◆曇り。風邪が強い。
◆締切りにアップアップしていたらいつの間にか時が過ぎていた。更新しなければと思っていたら続けざまに見本が届いた。まずは、
柏艪社さんという札幌の出版社さんから出たアンソロジー『utage 宴』。ご覧の通り、僕の他に朝倉かすみさん・東直巳さん・中村南さん・鳴海章さん・蜂谷涼さんと、北海道在住の作家さんばかりで編まれています。僕は、天才である兄と、兄思いの妹の短編『Fishing with My Brother』という物語を書きました。柏艪社さんのサイトはこちら
もうひとつはこちら。
ジャイブさんという出版社からの『HeartBeat』という青春と音楽をテーマにしたアンソロジー。芦原すなおさん・伊藤たかみさん・楡井亜木子さん・花村萬月さん・藤谷治さんというラインナップに参加させてもらいました。ここでは『piecemaker』という短編を載せています。中学校で放送部に入った主人公は、かつて姉が果たした学校内の〈ピースメーカー〉の役割を受け継ごうとする……という物語。今後、ジャイブさんから出るアンソロジーの中で、短編連作の形で書き続ける予定です。ジャイブさんのサイトはこちら。どちらも単行本での出版ですが、どうぞよろしくお願いします。あ、アンソロジーが増えてきたので、〈books〉のページはアンソロジーを独立させました。
祥伝社さんから『小説NON』を、ジャイブさんから藤谷治さん『船に乗れ! I 合奏と協奏』をいただきました。ありがとうございます。
◆さて、
北海道日本ハムファイターズは、残念ながら西武に負けて今季終戦。コンサドーレ札幌と共に、いろいろと悩ましい一年だった。でも、また来年がある。球春の到来を心待ちして冬を過ごそう。
◆少しは落ち着いてきたかと思ったのに考えたらそうでもない事実に愕然としたりする日々。急げー。

10月25日(土) なくした
◆曇ったり晴れたり。
◆愛用していた水性ボールペンをなくしてしまった。たぶん、あそこに置き忘れたと思うんだけど、しばらく行く機会はないし、どう考えても誰かに持っていかれていると思うので買ってきた。まぁしょうがない。作品はパソコンで書いてはいるけど、その前にあれこれ考えるのに使うのはノートとペンだ。書き味が変わってしまうと、どうにも落ち着かないのだから。写真は前にも紹介した激熱ゲーム業界マンガ
うめさんの『大東京トイボックス』(幻冬舎コミックス)の新刊。出たばっかりでまだ買っていない。読みたいのに買いに行けない。締切りがありすぎる。ゲーム業界を目指す皆はこのマンガを読んでくれ。ゲームは魂で作るんだ。いや何でもそうだと思うけど。
◆ジャイブのNさんが来札。参加したアンソロジーに載せた短編についてやらなんやらかんやらのお話。いやほとんどサッカーとかプロ野球の話をしていたんだけど(^_^;)。お疲れさまでした。ごちそうさまでした。
エスクァイアさんから『エスクァイア』を、早川書房さんから『ハヤカワミステリマガジン』をいただきました。ありがとうございます。『ハヤカワミステリマガジン』では『僕は長い昼と長い夜を過ごす』を連載しています。今回で三回目です。何回続くかまだわかりません(^_^;)よろしくお願いします。
◆大変申し訳ないお知らせが。既にネットなどでは来月の発売が告知されている新刊
『のこされるもの』(小学館)ですが、諸般の事情により、来月11月には出ない可能性の方が高そうです。発売されることは間違いないので気長に待っていただければと思います。すいません。ついでと言ってはなんですが、来年も新刊が山盛り出る予定です。出来上がったものを寝かすのはなんか性に合わないんで、出版社さんが出すと言えば出します。連載が終了した『わたしとトムおじさん』とか『CowHouse』とか『ブロードアレイミュージアム』とか、あと『オーヴァー・ザ・レインボゥ 東亰バンドワゴン』ですね。他にもいろいろ。新連載も何本か来年始まります。よろしくお願いします。

10月28日(火) ああでもなくこうでもなく
◆曇り後雨も降る。
◆あぁ絶対この人にはかなわない、と思う存命している先輩作家がいるというのは幸福なことだと思う。じゃあ誰ですか、となると僕の場合は
矢作俊彦さんだ。そしてこの方もそう。橋本治さんだ。写真では誰の本だかわからないだろうけど、橋本さんが〈広告批評〉という雑誌でずっと連載していた時評をまとめた『最後の「ああでもなくこうでもなく」 そして時代は続いていく』(マドラ出版)。みんなもっと橋本治さんを読んだ方がいい。ぜったい良い。保証する。
幻冬舎さんから『papyrus』を、筑摩書房さんから『ちくま』をいただきました。ありがとうございます。
◆どうでもいいことなのかもしれないけど、WBCを原監督でいいのか。個人的には、日本人監督というのにこだわるのであれば、野村監督や落合監督の方が〈勝負の場〉にふさわしいような気がするんだけど。どうだろう。
◆サッカー日本代表も、10年後、20年後、世界の舞台で戦った日本人選手が代表監督をする時代が来るだろう。宮本や中田英や中村や小野や稲本あたりなんかいい監督になるんじゃないか。渋いところで藤田とか中田浩なんかどうだ。そういう監督が率いる日本代表が、ワールドカップを制覇するのを夢見て長生きしたい。ワールドカップを見るためだけに。

10月31日(金) 日々
◆曇り小雨も降る。
◆すっかり木々の葉も落ちて山には初雪が降って冬の始まりの季節なのだけど、いまひとつすきっと気温が下がってこない。空気も中途半端な感じだ。とはいえ、渡り鳥も毎日のように上空を飛んでいるので確かに移り変わってはいるのだけど。今年もなんか変な感じで季節が巡っていくのかもしれない。写真は長男も次男も好きでよく読んであげた絵本
『おふろだいすき』だ。林明子さんの絵はあったかくていいですね。この時期になるとお風呂に入るのがうれしくなってくる。なかなか温泉とかいけないので、入浴剤で温泉シリーズばっかり買ってきてる。と、なると、やはりついつい口ずさんでしまうのはドリフターズの『いい湯だな』だ。ババンババンバンバン。
◆先日、ある方に「なぜ
『うたうひと』の最後がドリフターズだったんですか?」と訊かれて困ってしまった。いやあくまでもフィクションなんで。ただ、勝手な想像なんだけど、あの人は最期までミュージシャンの魂を捨ててはいなかったんじゃないかと思っていた。あるCMでウッドベースを弾いていたあの人の佇まいは、紛れもなく、ミュージシャンだったから。
◆お知らせです。
『のこされるもの』(小学館)は、12月には出る感じです。よろしくお願いします。