2008年2月の日記

2月1日(金) 胸焼け
◆晴れたり曇ったり。
◆月が変わっても相変わらずテンションが上がらない。スケジュールを眺めながらマジで心底マズイと思いながらも筆が全然進まない。この指がキーボードの上を滑っていかない。締切りは絶対守りたいんだけどこのままではままならないので、火事場の馬鹿力に期待するしかない。それにしてもこの不調はいったいなんなのか。生活が少し楽になったのでハングリーさが失われたのか? それってなんかもう一生貧乏体質みたいで悲しいんだけど。楽になったって言ってもようやく同い年のサラリーマンに並んだぐらいなんだけどなぁ。それに加えて今日は胸焼けがひどい。別にギョウザを食べたわけではなくて、ケーキのせいだ。家族の誕生日にケーキを買ってきて食べたのだけど、食べ過ぎた。いや、普通のケーキを一個食べただけなんだけど、もう僕の身体はその一個のケーキも受け付けないようになっているのかもしれない。歳を取ったってことですよね。なんかそれもすごく悲しい。
◆なので担当編集の才媛の皆さん、今後打ち合せの際、僕がケーキを食べようとしたら(けっこう食べることがある)「半分にしておいた方がいいですよ」と言ってください。お願いします。
◆某女性ファッション誌から電話インタビューを受ける。広告屋時代にいつも読んでいたファッション雑誌なので、なにか嬉しいような恥ずかしいような変な気分だった。あの可愛い動物がトレードマークの有名女性ファッション誌です(ほとんど言ってるじゃん)。3月には掲載されるとか。

2月2日(土) バランスゲーム
◆晴れ。
◆更新してる場合じゃないのにしてるってのは現実逃避以外のなにものでもない。ニュース番組を観るともう諦めと溜息と怒りばかりが溢れてきてとても執筆どころじゃなくなってしまう。僕は政治家に何も期待していないとここでは何度も書いているけどでもいったいこの国の行く末をどうしたらいいんだろうと考えることだってある(それを考えるのは僕の仕事ではないとは思うけど)。日本のことだけ考えてもダメな時代だろう。世界の、地球のことを考えて、じゃあ日本はどういう国として今後進んでいくのか。今更だけど〈日本のスタンド・ドット〉を考えなくてはならない。こういう話はめんどくさいのでしたくないけど、主要先進国は、その歩みを止めよう。便利な時代を作るのはもう終わらせる。たぶん、人間はもう進んではいけないところまで来ているような気がする。発展途上国の歪みを自分たちの体験から修正してやらなきゃならない。その基準を示さなきゃならない。日本は、その基準を作ることができるんじゃないかとなんとなく思う。あの敗戦からここまで進んできた記憶を持つ人が居るあいだは。今のうちに。
◆写真はまったく知らなかったアーティスト
〈WAZ〉のアルバム。アコースティックでどこかセンチメンタルな薫りのする曲想は日本人好みじゃないかなぁ。けっこう気に入りました。買いました。
◆まるで進まない。なんか最悪のバイオリズムを迎えているような気もするけど気のせいだ。書け。

2月4日(月) なんとかする
◆晴れたり曇ったり。
◆ギョウザを食べる。我が家のギョウザは基本的に妻が皮も全部作るので問題なし。っていうか子供たちは妻の作ったギョウザでなければ納得しない。冷凍物や既製品だと不味いと言って食べないのだ。とはいえ主婦の方ならわかると思うがギョウザをすべて手作りするのは非常にめんどくさいので、妻にとっては嬉しいやら辛いやら。写真は
エレファントカシマシの新譜〈STARTING OVER〉。そういう気持ちでここ何日か過ごしている。とにかく新しく気持ちから入っていかないと何もできない状態。
◆ここ何日かずーっとグチめいた日記になっていて大変申し訳ない。基本的にはニュートラルな性格の人間なので躁鬱うんぬんにはこれっぽっちもならない。ただ書けない自分が悔しいだけで、なんとかこのトンネルを抜けようとジタバタしてるだけです。いつか抜けられるはずなんだか今まで通りのやりかたではダメかもしれないから、さらに悪戦苦闘中。担当編集の皆さんごめんなさい。
◆今月
15日には、『高く遠く空へ歌ううた』(講談社文庫)が出ます。デビュー二作目で、僕にとっても非常に思い出深い作品です。一作目と同じく加筆訂正などはしてません。定価は560円です。装幀も一新してますのでぜひ。なお、講談社の文庫情報誌『IN・POCKET』には、〈もうひとつのあとがき〉として、『高く遠く空へ歌ううた』について書いています。2月号かな?
◆〈pulp-town fiction〉は、3作目をぜひ書きたいと思っていますが、しばらく先になりそうですね。

2月5日(火) ROCK!!
◆晴れ。寒い。
◆雪まつりが始まったとか。地元だけどあんまり縁がない。あぁでも小さい子どもがいる時分は何度か出掛けていきましたね。あと、彼女がいる時代ね。若い頃はどんな状況でも楽しめるもんです。今はもう寒いのはイヤです。あたたかいところが良いです。そもそも雪の塊見たってあんまり嬉しくないかも(^_^;)。
◆またぞろオーラとかスピリチュアルとか。エンターテインメントとしてやる分にはいっこうにかまわない。でもその線引きがわかってない奴が雁首並べて番組を作るからそうなる。きちんと、真っ当にものを作れってば。写真は懐しい
〈フリートウッドマック〉のアルバム〈TUSK〉。よく聴いたなー。ジャケも良し。
◆最近ちょっとした読み間違いの頻度が高くなったような気がする。たとえば【ウエイティング】を【ウエディング】と読み間違えるような類いの読み間違い。歳か? 歳なのか? それとも眼鏡の度が合わないのか? 今のところ小さい字に限ってのことなので後者だと思いたい。思わせてください。
◆今月
29日にもう一冊文庫が出ます。アンソロジーですね。以前〈WEBダ・ヴィンチ〉に掲載された『あなたが生まれた季節』という短編が収録されます。『旅立ち。卒業、十の話(メディア・ファクトリー)です。あさのあつこさんや川端裕人さんや坂木司さんといった人気作家の方の作品が数多く(あ、十作か)収録されてます。モデルさんの可愛い写真が表紙なので目立つと思いますよ。
◆久しぶりに犬を洗った。最後にお風呂に入って、自分が洗い終わると犬を無理やり風呂場に引きずり込んで洗うのだ(入ると大人しくなる)。どうやら風呂場で奮闘しているその間に集英社さんから電話があったようなんだけど、折り返し電話したら誰も出なかった。ちょっと淋しかった。ヽ( ´ー`)ノ

2月6日(水) あんにょんはせよ
◆晴れ。寒い。今年は寒いよ。
◆何やら荷物が届いたと思って開けたら見知らぬ装幀の本がたくさん入ってる。ん? これ
『HEARTBEAT』じゃん! そうかぁ韓国版かぁこんな装幀なんだぁと思って韓国の本屋さんのサイトを見てみると……あれっ? 『シー・ラブズ・ユー 東亰バンドワゴン』の韓国版も出てるんですかっ。知らなかった(^_^;)。というわけで、韓国の本好きの皆様、小路幸也の作品は今のところ三冊出てます。楽しんでもらえるかなぁ。
◆写真は
〈Lumiere〉というユニットの〈Diary フツウの一日〉というアルバム。普通をカタカナにしたのがセンスねぇ、と思ってしまうが、これはきっとレコード会社の勘違いだろう。でもボーカルはお気に入りの〈羊毛とおはな〉のはなちゃん。で、POPの名曲のカバーアルバムとなれば気持ち良いのは当然ですね。「何度でも」「つつみ込むように」「RIDE ON TIME」等々。名曲がズラリです。気に入らない人はいないだろうというぐらい心地よい。
サッカー日本代表は、Wカップ予選初戦を4-1というスコアで勝利。結果はまったく問題なし。むしろ素晴らしい。言いたいことは山ほどあるが、ひょっとしたら今回のWカップはこの後の日本サッカーの将来を決めてしまうような重要なものになるかもしれない、ということだ。岡田監督は、そして選手たちは、どこまで自分たちを高みに持っていけるか。がんばれ。

2月7日(木) 風に吹かれて
◆晴れ。最近天気が良い。札幌近辺。
メディア・ファクトリーさんから〈ダ・ヴィンチ〉をいただきました。ありがとうございます。特集は『よつばと!』だった。もちろん僕も大好きなマンガで新刊を心待ちにしてる。でも親子のほのぼのとか子育て成長とかそういう点に触れてたけど、それはちょっと違うと思う。あれは、シチュエーションコメディみたいなマンガだ。実際、「あぁ子どもを育てたことのない人が書いてるな」と違和感を感じるところがいくつもある。でも別に子育てとかそういうものをテーマにしたマンガじゃないからそれはどうでもいいわけで。写真はまるで関係ないけど、ブルース・スプリングスティーン〈BORN TO RUN〉。カッコイイー。ロックな男になりたかったなぁ。なれなかったけど。
東京創元社さんから〈ミステリーズ!〉をいただきました。ありがとうございます。
◆髪を切ってきた。なんとかして気分転換しようとあの手この手。ついでにTSUTAYAに寄ると、映画のDVDを安売りしていたので何枚か買う。しかし名作映画がこんなに安く買えるのは本当に嬉しい。
◆今日はたくさんの担当編集さんから電話が来た。いち、にー、さん、しー、ごー、六人だ。滅多に会えないのでたまに電話で話すと楽しい。皆さんもっと電話してきてください。淋しいのか俺は。

2月8日(金) 高く遠く空へ歌ううた
◆晴れ。でも寒い。
◆雲ひとつない青い空で、外に出ると眩しくてしょうがない。雪の反射って本当に眩しいんだよね。特にこんなに冷えた日はそう感じる。デビュー二作目になる
『高く遠く空へ歌ううた』文庫の見本が届く。こんな感じです。装画を描いてくれたのはイラストレーターの〈nanome〉さん。前にも書きましたが、同じ北海道生まれでしかも以前は札幌で広告の仕事をしていたので、非常に近い位置でお互いに仕事をしていました。素晴らしい解説を書いてくれた作家の西條奈加さんも北海道出身なのでいつか皆でご飯食べられたら楽しいですね。文庫は15日発売です。どうぞよろしくお願いします。
◆うちの長男は大学受験でまぁたぶん問題なくいくとは思う。それはそれとして、彼は将来どうするんだろうと考えたときに、自分の過ぎてきた日々とどうしても比べてしまう。息子とはいえ、一人の人間。親の価値観を押し付けるのはよくない。ましてや僕は自分で望んで多少平凡ではない道を歩んできてしまったから余計に。以前にある人から「やりたいことを見つけられた人間は幸福だ」という意見を聞いてなるほどと思った。僕自身は中学の頃からもうやりたいことだらけで、それ以外は見えない人間で、曲がりなりにも続けてこられたので、そういう感覚はわからなかった。まぁ息子には何も言うまい。好きなようにやればいい。親父のことは手本ではなく見本として見てもらえばいいだろう。こういう人間もいるんだという。
◆また二人の担当編集さんから「サイトを読んだら小路さんが淋しがっていたのでー」と電話があった(^_^;)。嬉しいです。ありがとうございます。むろんのことだが担当編集さんに眉目秀麗の女性が多いから電話があると嬉しいと言ってるのでは決してない。ないってば。いやちょっとはある。

2月9日(土) 眠い
◆曇り。気温が上がって暖かい。もちろんマイナス。
◆犬を飼っている。ときどきここにも写真で登場するが、白いメス犬だ。メス犬と書くとなんだかとんでもない妖婦が家にいるようだけど違う。最近はソフトバンクの犬に似ていると近所の子供たちに評判だが喋りはしないし先生でもないがどらやきは食べる。家に来た当時は外犬だったのだけど、冬に耳が凍傷になったので家に入れるようにしたらそのままなしくずしに家犬になってしまった。今は玄関の上がり口に置いてある大きなクッションが彼女の寝床だ。ついこの間新しいカバーを妻に作ってもらった(写真のやつ)。ちなみに古くなったユニクロのフリースだ。昼間は割りとあちこちで寝ているのだが、夜はそのクッションで寝ると決まっている。今日は眠いらしい。写真嫌いなのにカメラを向けても薄目をあけるだけだ。写真はどこか主人をバカにするように薄笑いを浮かべているようにも見えるがまぁ気のせいだろう。すいませんね。おじゃましました。
徳間書店さんから『本とも』をいただきました。ありがとうございます。連載中の『早坂家のこと』は隔月連載なので、次号です。文藝春秋さんから『別冊文藝春秋』をいただきました。こちらは隔月刊行です。『ブロードアレイ・ミュージアム』の3回目が載っています。
◆何の裏付けも持っていない戯言なのだが、本当に輸入に頼らないと日本の食は立ち行かなくなるのだろうか? 大量に廃棄するようなムダをなくせばなんとかなるような気がするのは浅知恵だろうか。今回の事件を機に、皆が安心なものを無駄なく食べるという習慣を身に付けることは、悪いことではないような気がするんだが。むろんそれはある分野の経済発展を押し止める結果になるのだろうけど。

2月12日(火) 日々
◆曇りときどき雪。
◆何故そんなことをするのか全然理解できない、という人たちはこの世にたくさんいるわけで。たとえば鯨を殺すなとか鶏を食べるなとかなんでもヌードになりたがる人とかギャグでやってんのかとも思いたいが本人たちは真剣なわけで。前略おふくろ様、本当に困ってしまいます、とでも言いたくなるが若い人は知るまい。まったくLOVEがないねぇと我南人の台詞で済ます。写真は〈いいちこ〉のCMでおなじみの
ビリー・バンバンのシングルかな? 〈いいちこ〉のあのCMシリーズも息が長い。僕にとってはもう三十年以上も前になる「白いブランコ」などの名曲を残した叙情派フォークグループという認識しかなくて、今の世にはどうなんだろうと思っていたんだけど、CMの評判もずっと良くて未だに続いている。嫌いではない。むしろ好きだ。しかしかつてミュージシャンを目指す中で自分では捨てたラインなので今更いいよねぇとは勝手すぎて申し訳なくて言えない。でも、良いよね。
角川書店さんから『野性時代』をいただきました。ありがとうございます。なんと! 心の師である矢作俊彦さんの新連載が始まっている! しかも二村シリーズだッ! 夢じゃないのか。本当に続けていけるのか(失礼極まりないごめんなさい)。お願いだから続けてください。何年でも読み続けます。
ポプラ社さんから『asta*』をいただきました。ありがとうございます。『Cow House』は絶賛連載中です。よろしくお願いします。
◆母が、喜寿だった。次姉の年齢に三十を足すと亡父の年齢になり、僕の年齢に三十を足すと母の年齢になる、という覚え方をしていた。

2月14日(木) 閉ざされた吹雪の山荘
◆吹雪吹雪氷の世界。ブリザード。
◆南極なんか行かなくても僕らはブリザードを知ってる。マジ。伸ばした手が雪に消えるほどの猛吹雪。すなわち視界0。もうご近所が全部ミステリファンが泣いて喜ぶ閉ざされた吹雪の山荘状態ですよ。今日は本当にごく一部がそういう大雪状態。運悪く我が家近辺が当たってしまったようです。雪かきで疲労困ぱい。
ロイ・シャイダーさんが亡くなられた。『オール・ザット・ジャズ』や『ブルー・サンダー』での活躍は今も心に残る。大好きな俳優さんでした。ご冥福をお祈りします。大人になるということは、こうやって大好きだった人たちがどんどんいなくなっていってしまうことなんだなぁと淋しくなることがある。ドリフターズの荒井注さんやいかりや長介さんもそうだ。うーん。
◆写真は
〈TRUCK FURNITURE〉の椅子。以前、野望のひとつに良い椅子を買うというのを書いた。たとえばアーロンチェアのようなね。でもよーく考えると今まで二十何年間普通の事務椅子でやってきて、それほど腰に支障が出てるわけじゃないんですよ。今更人間工学云々の椅子に座ったからってどうなるものではないんじゃないかと。そこで今欲しいなぁと思ってるのはこの椅子。ちょっと高い。実物を確かめてみたいけど、〈TRUCK FURNITURE〉さんは大阪だ。大阪に行く機会があるかなぁ。叔母が住んでるから、生きてるうちに行きたいんだけどね。

2月15日(金) 今日も雪
◆よく降るねー。
◆この日記でもおなじみ集英社の担当編集Wさんと、今度文庫の方を担当していただくMさんが揃って来道。おみやげありがとうございます。チョコまで貰ってしまってすいません気を使っていただいて。文庫のゲラを返して単行本のゲラをいただく(^_^;)。気をつけてお帰りくださいませ。会社によっても違いますが、作家になると単行本、文庫本、文芸誌、と別れて担当編集さんがつくのですね。なので多いときには一社で五人も六人も担当編集がつく、という場合があります。僕は今のところ多くて三人ですけど。もちろん全部一人で担当、という場合もあります。
◆写真は全然知らなかったんだけど
〈45〉というユニット? なのかな。〈HELLO FREINDS 〉というアルバム。ジャズ・ファンクにリミックスというトラックメイクとでも言えばいいのか。かなりイイです。新しさよりむしろ僕の世代にはジャズ・フュージョンヒップリミックスって感じで懐しさもいっぱい。オルガンの音は生音なのかなぁ。流しっぱなしで酔えます。
集英社さんから『小説すばる』講談社さんから『IN・POCKET』をいただきました。ありがとうございます。
◆なんかWさんに言い忘れたことがあるような気がしてるんだけど、思い出せない。年かなぁ。

2月16日(土) よく降った
◆雪が降る。
◆今年は雪が少なかったんだけど、その分を取り戻す勢いでずーっと吹雪が続いて、結果としては去年より多いんじゃないかと。我が家は田舎の田んぼの中の新興住宅地にあるので、少し歩くと田んぼにぶつかる。写真は犬の散歩コースになっている田んぼの横の道。夕暮れ。北海道ではあたりまえの雪野原。
集英社さんから『青春と読書』をいただきました。ありがとうございます。『オーヴァー・ザ・レインボゥ 東亰バンドワゴン』連載中です。あと2回で終了予定です。
実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』をいただきました。ありがとうございます。サイトには出ているのでお知らせします。こちらで連載した『モーニング mourning』が単行本になります。3月19日に発売予定です。よろしくお願いします。
◆そういえば
『高く遠く空へ歌ううた』(講談社文庫)は店頭に並んだのかな。こちらもどうぞよろしくお願いします。
◆昨日会った集英社の文庫担当のMさんは以前は少女漫画の編集をなさっていた方で、同じ四十代。少女漫画の話で盛り上がった。四十男二人が「一条ゆかりさんが田渕由美子さんが槙村さとるさんがくらもちふさこさんが」など熱く語っているのは傍目には気持ち悪かったかもしれない(^_^;)。結論としては、くらもちふさこさんは天才であると。うん。 

2月17日(日) ようやく晴れた
◆晴れたり曇ったり。
◆んー。東アジア選手権北朝鮮戦。今日の先発と選手交代にどういう意図があったのかさっぱりわからない。岡田監督に勝つ気はなかったのか、それとも練習を見ていて今日のような先発と交代で勝てると思ったのか。だとしたら、少なくとも試合内容を見る分にはそれは間違いだったね、という結論しか出ない。試合開始からいきなり攻められて点を取られてゲームプランが狂ったというのは、いいわけでしかない。最初から攻撃的に勝ちにいかなければならない試合じゃなかったのか。それとも岡田監督の中ではそういう試合じゃなかったのか。まぁそうなんだろうな。で、まぁ負けなくて良かったね、という。それでもまぁいい形は作ることはできている。初先発の田代も良かった。次戦に期待。
◆写真はなんかどうでもいい三流ゲームのヒロインのCGみたいですけど
〈サラ・ブライトマン〉〈シンフォニー〉というアルバム。素晴らしい。どこにもない、彼女だけの世界が拡がっています。
◆ゆとり教育の云々。よくわからないけど、社会に出る上でそんなに教育プログラムが重要なんだろうか。もちろん専門の研究に向かうためのトップセレクトのような教育システムはもっと考えた方がいいとは思うけど。学校の勉強で社会に出て役立ったと思えるのは読み書きそろばんしかない。高校を出て初めて一人暮らしをして感じたのは、学校って社会の仕組みは何も教えてくれなかったんだな、ということだった。何も考えてないただの戯言だけど、今の教育システムは昭和の遺物だろう。良いところは残し、悪いところは大胆に変革していかないと〈21世紀〉は作っていけないんじゃないか。僕ら〈昭和の子供〉が夢見た〈21世紀〉は来なかった。来ないなら、作らなきゃならないだろう。子供たちのために。教育は、未来をつくるそのための手段なのだから。

2月18日(月) 時計
◆晴れ。
◆気がつけば日も長くなってきた。夕方の犬の散歩はだいたい4時頃と決まっていて、その頃になると犬が「そろそろ散歩の時間でしょう?」と部屋まで迎えに来る。どうしてわかるんだろうといつも疑問に思う。外に出るとついこの間まで暗かった空が明るい。あぁ春が近づいているんだなぁと実感する。そういえばここしばらく時計を腕につけていない。どうも僕は腕時計に相性が悪いらしくて、なーんと大昔にタグホイヤーを盗まれたこともある。まぁ昔からパソコンに向かう仕事だったから、仕事中は邪魔で外してしまうことも多かったのだけど。そろそろ新しい腕時計を買ってみようかと思う。携帯で時間を確かめるのはあまり美しくはないと思うから。写真はご存知
エルヴィス・プレスリーのカントリーソングを集めたアルバム。エルヴィスの唄うカントリーはなかなか良いんだこれが。染みる。
◆基本的にはケツの穴の小さい男だ(作家らしからぬ表現でごめんなさい)。腹黒いし臆病だし嫉妬深いし悪党だしああぁなんだかいいところがひとつもない。何かひとつでもいいから自慢できそうなところはないかと友人に聞いてみたら「声だけは良い」と言われた。あ、そうそう。声は良いんですよ。

2月19日(火) 失敗
◆晴れ。少し冬が緩んできたような日々。
◆失敗は誰にでもある。僕も広告制作会社に居た新人の頃にとんでもないポカをした。たぶん会社に何百万かの損失を与えたはずだ。つまりその仕事で得られるはずだった利益が丸々なくなりかつ信用を落としたという意味合いで。胃に穴が開きそうな日々を過ごしたっけなぁ。もちろんその他には細かいミスはたくさん。たぶん、それで耐性がついた。社会に出て働くってのはそういうことだろう。人は過ちを犯す動物だ。だから、ミスした人間を責めてはいけない。自分の過失をしっかり認めさせた上で、今後どうしたらそういうミスをなくすことができるかを考えなきゃならない。でも、もし、そのミスが人命に直結してしまったら。
◆失われた命に代えられるものなんか、ない。日々の暮らしの中で、もっと、命の重さをちゃんと考えていかなきゃならない。それを考えたら、たとえば飲酒運転なんかできないはず。話を大きくするなら、農薬だらけの食べ物なんか作っていけないはずだ。排気ガスをまき散らし何百キロのスピードが出る乗用車なんか造れないはずだ。戦争に繋がる武器など造れない。
◆写真は
松任谷由実さんが荒井由実だった時代のベスト盤。この頃は女の子をボーカルにしたバンドをやっていて、よくコピーしてライブでやっていたので、たぶん全部歌える。まだレコードだったなぁ。
日本出版販売さんから『新刊展望』をいただきました。ありがとうございます。

2月21日(木) もしもピアノが
◆晴れたり雪が降ったり。
◆四十半ばを過ぎても人生模索中のような気がするのはどうしてだ。それはともかく
サッカー日本代表。久しぶりにひどい審判の試合を見たね。あれはいったい何なのか。よく我慢したよ日本代表。その点だけでもよくやった。そして勝った。闘莉王がいなくて良かったと思ったのは私だけではあるまい(^_^;)。これで優勝の眼も出てきたか。女子代表もよくがんばっていて、これで両方とも優勝ならいいんだけどね。ガンバ大阪がハワイでパンパシフィックの大会に出てるんだけど、代表に主力を六人も取られているとは思えないチーム力。いやーコンサドーレ札幌は今年J1なんだけど、不安になってしまった(^_^;)。がんばれよコンサドーレ。写真は今井美樹さんのアルバムで〈I LOVE A PIANO〉。ピアノとボーカルだけのアルバムという思い切ったシンプルな内容。いいね。
◆24歳ぐらいのとき、ミュージシャンになることをあきらめて趣味で音楽やろうと思ってキーボードを買った。それからしばらくの間はオリジナル曲をキーボードで弾こうといろいろ練習して、とりあえずコード弾きで弾ける程度にはなったんだけど、もう15年以上弾いていない。今からまた練習も難しいなぁ。基本的に練習って嫌いなんだよね(^_^;)。とにかく音楽的な才能ないし。
◆以前にも書いたけど、趣味を探している。とりあえずギターは弾けるし作詞作曲もできるけど、それを趣味にするのはどうかなぁ。カメラがいいかいや絵を描こうか囲碁にするかチェスをやるかマラソンにするかウッドベースに挑戦するかサックス吹いてみるか。うーん。どれもこれも長続きしそうにない。まぁこの日記も11年やってるんだから趣味と言えなくもないか。誰かいい趣味知りませんか。

2月29日(金) とにかく
◆大雪の日々が去って今日は雪が融ける。
◆とにかく青息吐息で連載原稿とゲラを仕上げていく毎日。マジで更新する気力がなかった。この8日間の間に世間では何があったのかもわからないぐらいだ。ええっととにかく2月も最後だ。
◆そうか、僕はもう〈中堅作家〉になってしまったのか。僕も参加している今日発売予定の文庫アンソロジー
『旅立ち。卒業、十の話』(メディアファクトリー)の紹介ページはこちらなんですがそこに書いてあるぞ。えーでも新進作家って書かれている関口尚さんや坂木司さんとデビューは同時期なんだけどなぁ。むしろ僕の方が遅い。歳は随分違うけど。そうか年齢か年齢だなうん。関口さんお元気ですか。先日は少ししかお話できませんでしたがまた会いましょう。写真は〈Rainbow Hawaii〉というアルバム。ハワイです。ハワイ行きたいー!!
◆なんたって僕と同い年ぐらいの方は宮部みゆきさんとか小川洋子さんとか平山夢明さんとかもうとんでもなく素晴らしい方ばかりだもな。追いつけるだろうか。無理か。いや無理でも志は高くだな。
◆古い話になってしまうがサッカー日本代表。何故日本人選手は球際に弱いのか? これはもう何度となく繰り返されている言葉なのに、またぞろ〈球際に弱い〉が繰り返される。もちろんフィジカル的な部分はどうしようもないが、韓国の選手が全員日本人よりガタイがいいわけじゃない。比べるのは無意味かもしれないけど、2002年WCの際の日本代表は、この〈球際に強い〉と〈球際が巧い〉選手のバランスが実に良かったような気がする。球際の強さは精神面での強さとも同一視されることが多い。気が強くやんちゃな方が、相手に与えるダメージも大きい(そればっかりじゃ困るけどさ)。
祥伝社さんから『小説NON』を、幻冬舎さんから『papyrus』をいただきました。東京創元社さんから高城高さん『墓標なき墓場』(創元推理文庫)をいただきました。ありがとうございます! 小学館さんから『きらら』をいただきました。こちらの連載『のこされるもの』もいよいよ佳境です!
◆祥伝社の担当Nさんと『Feel Love』の編集長Mさんが揃って来道。ごちそうさまでした。ありがとうございました。『Feel Love』では〈ミュージシャンシリーズ〉を少し書きましたが、また新しいものを書かせていただけるようです。ありがとうございます。がんばります!
◆引き続き、連載原稿と、ゲラと、えーと連載分をまとめて単行本にする際の改稿作業に追われる毎日がまだ続きます。幸せだ。とにかく幸せなことだ。倒れるまで書き続けてやる。いや倒れないけどね。