2008年5月の日記

5月1日(木) さくら
◆曇り。風がめちゃくちゃ強い
◆5月になってしまったのでそしてGWは聞けば編集者も同業作家も気を失いかねない合計枚数の締切りを抱えているのでたぶんここの更新は気力がないはずなのでちゃちゃっとしておく。写真は我が家の庭の桜。もう散り始めているんだよね。本当に今年の春は暖かかった北海道。そうそう、見てお分かりのように我が家の桜は葉っぱと花が一緒なのだ。山桜だとは思うんだけど、なんという名前なのか。思えば家を建てたときに実家から分けてもらって植えたときには足の長さしかなかったのに。今では屋根を越えるほどの大きさになった。毎年楽しみだ。
祥伝社さんから『小説NON』を。西澤保彦さんから『腕貫探偵、残業中』(実業之日本社)をいただきました。ありがとうございます! 東京創元社さんから大倉祟裕さん『聖域』をいただきました。ありがとうございます、ええっと他になかったかな、漏れがあったらごめんなさい。
◆あ、あった、雑誌
〈エスクァイア〉をいただきました。書評を書いてますが次回は7月号かな?
◆そうそう、
集英社の文芸サイト〈レンザブロー〉では、『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』について担当編集のWさんが文章を書いています。こちらですね。そうなんですよね、そこにも書いてますけどWさん下町に引っ越したんですよねー。いいなー。
◆そういうわけで。書きます。

5月3日(土) さくら
◆晴れ。温かな穏やかな日。
◆完全に逃避行動な更新。気分転換と称してこんなことをしている。
コンサドーレ札幌は同じ昇格組の京都に1-0で負け。ふがいない戦い方。今期いちばんのダメゲームだったかもしれない。それと三浦監督はもう少しハジケテもいいと思うのだがどうだろう。鉄板なことばっかりやってても、少なくともJ1では裏目に出てることが多いと思う。特に選手起用に関しては。と、まぁ観てる分には好き勝手なことを言えるんだが。頑張ってくださいませ。お願いします。写真は、もう散ってきてしまった庭の桜。緑の葉と白い花は、桜の木の下に咲く雪柳。家の前の歩道に散っているのが桜の花弁。なかなか美しい光景だったので少し写真も大きく載せてみました。
メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』をいただきました。こちらには先日受けたインタビューが載っています。『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』についてですね。見開き2ページにわたってます。よろしければぜひ。
ジャイブさんからたくさん文庫本をいただきました。〈ピュアフル文庫〉というんですね。川西蘭さん『セカンド・ウィンド』木地雅映子さん『氷の海のガレオン/オルタ』楡井亜木子さん『はじまりの空』片山恭一さん『ジョン・レノンを信じるな 青盤』です。ありがとうございました。ピュア吉ストラップカワイイです。と、書くと送ってくれるかもしれませんがお気遣いなく。そういえば相当昔に新潮社の〈YONDA〉のパンダで店頭に置いてあるデカイのが欲しいというと「10万部行ったら上にかけあいます」と担当のGさんは言ったのだ。野望のひとつだ。いやその前に原稿書けよって話だ。

5月7日(水) 犬と雪柳
◆晴れ。穏やかな日。
◆このままだといつまでも更新しないスパイラルに入りそうなのでしておく。GWはどこにも行かずに机の前に座っていたのにちっとも原稿が進まないのはどういう了見だ。マジヘコむ。「締切り? あぁあっはっは」と笑う大先生になりたい。いやそんなのになってもしょうがない。関係する編集者様、すいませんすいませんもう少し待ってください。お願いします。写真は塀の前の愛犬と雪柳だ。満開だ。同じ時期に生まれてずっと隣人(犬)として過ごしてきた隣の家のゴールデンレトリーバーがつい先日死んでしまった。しかしまったく悲しむ素振りも見せずに我が家の犬は元気だ。やはり雑種は強いのか。
◆ヘコむ原因のひとつは
コンサドーレ札幌だ。ふがいない。まったくふがいない。GW全敗ってどういう了見だ。負けても内容が良ければいいのだが内容がひどい。確かに私も原稿書きは毎日全敗で言える身分ではないが。だがしかし、落ち込んでいてもしょうがない。顔を上げて前を見なければ戦えない。勝ち星は落としてもいいが次こそは戦う魂を見せてくれ。
◆だからといって私は原稿を落としていいわけではない。すいませんすいません。書きます。書け。
徳間書店さんから『本とも』をいただきました。ありがとうございます。隔月連載中の『早坂家のこと brother sun』が載っています。早坂家三姉妹の物語です。ポプラ社さんから『asta*』をいただきました。ありがとうございます。こちらは毎月連載中『Cow House』が掲載されています。
◆書けないというのは苦しいことなのだけど、書かなきゃならないものがあるという幸福なことなのだ。

5月11日(日) 生存確認
◆晴れ。だが気温は低い。寒い北海道。
◆まったく更新ができていないのは書けてないから。マズイ。本当にマズイ。正直血の気が引く思いだ。実際一日に何度も血の気が引いている。こんなに書けないのも珍しい。創作の神が病気で寝込んで起きないんじゃないかというぐらいで本当に、心底焦っている。ということを書くだけでお茶を濁す更新。写真も余裕がないので愛犬と散歩したときのもので。我が家の庭で何か匂いを嗅ぎまくっている様子。あぁ犬になりたい。
◆実は金曜日に、一日だけ東京に居た。
『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』関係のインタビューを三本ほどこなして帰ってきました。新聞や週刊誌に載る予定です。終わって六時ぐらいにホテルに帰り、誰にも連絡を取らずに外に食事にもいかずにカップ麺を買って食べて部屋にこもって書こうとしたのだけどあまり進まなかった。マジで情けなかった。30階の部屋の窓から東京駅を見下ろしどうしようもねぇぞ俺、と煙草を吹かしていた。
◆そんなぐだぐだ話を書いている暇があったら小説を書けと怒られそうだが、
コンサドーレ札幌は大宮戦を2-1で勝利! ようやく長いトンネルを抜けた気分になれるコンサらしい勝利だった。それでいいんだとサポーターは誰もが納得しただろう。そのまま進めッ。

5月14日(水) 生存確認2
◆曇り。小雨も。寒いって本当に。
◆絶賛いっぱいいっぱい継続中。どこまで続くのかこの状態。ここのところ火事場の馬鹿力も若干パワーダウンが否めない。こんなことをしていてはいけないと思うんだけどどうにもならない状態。どげんかせんといかん。でもその方法は書くしかないのだ。写真は
矢作俊彦さんの『Manhattan Op』。相当昔の物語なんだけど、文庫で出てるんですねー。
角川書店さんから『野性時代』をいただきました。ありがとうございます。うわっ、今回ものすごく分厚くないスか?
◆えーとマジでテンパってるのでスケジュールが混乱してます。担当編集の方々、できれば早めに「締切り近いですよー」と連絡ください。頭が回ってません。ごめんなさい。
◆お陰様で
『スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン』(集英社)は重版決定です。ありがとうございます。シリーズ中最速での増刷でした。これもスタッフ及び本屋さんそして読者の皆さんのお蔭です。ありがとうございます。実はこそっと『シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン』も増刷していたんですが、こちらもちょっこっと動いているようです。どうぞよろしくお願いします。

5月17日(土) さらに
◆晴れ。久しぶりに暖かい日。
コンサドーレ札幌は名古屋と。1-3で負け。勝てる試合だったのに、力負け。ミスにチーム力の差が如実に出てしまった試合。まぁしかし悲観することはない。良くなってきていることは間違いないんだ。中断時期を使って建て直しを図ろう。写真はサンボマスターの山口の対談本『叱り叱られ』。おもしろいんだこれが。また対談しているミュージシャンがすごいんだ。
集英社さんから『小説すばる』『青春と読書』実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』を、マガジンハウスさんから『ウフ』を、日本出版販売株式会社さんから『新刊展望』を、それぞれいただきました。ありがとうございます。
◆腱鞘炎再発。そりゃあ出るよな。こんだけキーボード打ってたら。今もサロンパス貼って打ってる。
◆なんかゲラとかもどれを返したのか返してないのかわかんなくなってしまって、まったく余裕がない。いかん。本当にもうしわけない。もう少し待っててください。がんばります。

5月20日(火) 叱られ叱られ
◆雨風強し。日本全国そうらしい。
◆『ガイアの夜明け』はネットの闇を特集していた。僕はけっこうがさつで乱暴な人間なので、ネットの法規制なんかばんばんやってしまえって思ってる。正しい使い方をしていれば、ネットなんて何の問題もない世界なんだ。正しくない使い方をする人間がいるからそうなる。道具なんてそんなものだ。だったら正しくない人間を教育するためにも規制してしまえばいい。表現の自由が奪われるとか騒ぐ連中は大抵〈表現の自由〉とはどういうことかもわかっていない連中だ。
◆突然だが、写真のイラストレーター〈べつやくれい〉さんが好きだ。ここなんか観ていただくとわかるが、けっこう美人さんなのに芸人も青くなるほど体を張った芸風いや画風で知られている。この何とも言えない間が好きだ。だがしかし自分の本の装幀には使えないと思うが、この画風に合う物語を書くのもひとつの方向性だろうか。ここなんかでべつやくさんの芸風いや画風の歩みを見ると余計に好きになると思うのでおヒマな方はぜひ。
◆予想はしていたのだが、ここ何日か怒濤のように各担当さんからメールと電話の嵐でひたすら恐縮と懺悔を繰り返していた。お詫びの代わりになんだったら僕を踏んでもかまいませんとまで言ったが基本的にはそんな趣味はない。むろん踏む趣味もない。ただただ平身低頭平謝りしてます。むろん書いています。コツコツと。いや、ガーーーーッと怒濤のように。

5月22日(木) 時間よ止まれ
◆晴れ。穏やかな天気。
◆一日があっという間に過ぎていってしまう。もう人生後半戦に入ったというのにこんなことではいかんと思うのだよ。限りある時間を有効に使っていかないと。などとどうでもいいことを書いているのは特にネタがないからだ。ネタがないというのは、ずっと机に向かっているからだ。写真は阿部芙蓉美さんのアルバム『ブルーズ』。まだ若いのにブルーズ(ブルースじゃないよ)を使うなんざぁスタッフが仕込んだのか本人が知ってたのか。あぁあのCMの歌声の人、と思ったら北海道出身なんですね。なんだか最近北海道出身のミュージシャンが熱くありませんかね。かなりいい感じの人たちがバタバタ出てきている気がします。サカナクションとか福原美穂さんとかね。もういいかげん北海道出身ミュージシャンとかであのハゲは出てこなくていいよね。で、この阿部芙蓉美さん。イイ感じです。伸びろー。
祥伝社さんから『小説NON』を、小学館さんから『きらら』を、理論社さんから瀬尾まいこさん『戸村飯店青春100連発』をいただきました。ありがとうございます!
◆今年はもう2冊出しているんですが、来月の6月にも新刊出ます。それから7月にも出ます。たぶん8月にも出ます。えーと、そうなると、10月、12月あたりも出るんじゃないかと。出し過ぎか。

5月28日(水) 時間よ動け
◆晴れ後曇り。風が冷たかった。
◆ずいぶん長い間更新していなかった。大丈夫生きてます。問題なし。ただちょっと余裕がなかっただけで(^_^;)。大昔、誰の漫画か忘れたけど(手塚治虫さんかなぁ)、時を止めることのできる少年の物語があって、止まった時を動かす言葉が「時間よ動け!」だったと記憶している。 止まった時間を動かすような映画
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』のDVDが届いた。結局劇場では観られなかったんだけど、これに関してはDVDでじっくり観る方がいいかも。一通り観た後は、実写とCGの融合具合を確かめながら観られるからね。しかし、職人の仕事だよなぁ。こういう仕事をしてくれる人が居る限り大丈夫だよ。
講談社の担当Aさんが来札。新刊についての打ち合わせなど。ごちそうさまでした。美味しかったです。実はデビューさせてくれた講談社さんなのに新刊を『高く遠く空へ歌ううた』以来、四年間も出していないという事実。ごめんなさいごめんなさい。なんとか今年中に出すべく頑張っています。ごちそうさまでした。懐しい場所に行けて嬉しかったです。
◆日本代表のキリンカップがあった。むー。いろいろ言いたいことはあるが、応援するしかない。勝ってくれ、と。日本のサッカーというものをもうそろそろ世界に向けて見せてくれと。
◆キャノンのコピー機のCMが好きだ。「無駄じゃないかも」とか「長い間、お疲れさまでした」のCM。僕自身が不真面目でいいかげんな人間なので、真面目にちゃんとやる人たちの素顔が見えるものが好きだ。作り手である以上は、そういうものを作っていきたい。

5月29日(木) お掃除
◆曇り。寒い。
◆事情があって、などと伏せる必要もないか、ある雑誌の〈本棚拝見!〉的なコラムを引き受けたので、写真も撮らなきゃならないので締切りが迫ってきたので慌てて本棚を片づけた。いや片づかない。ただ移動しただけだ。そもそも許容量がもう300%ぐらい越えているのでどうしようもない。あぁ早く作り付けの本棚などを構える執筆部屋を抱える身分になりたいものだ。正直言うとおかげさまで本棚を作るぐらいの貯金はできたのだが何せそんなことしてる時間がない。作ればなんとかなるのだろうけど心に余裕がない。写真は好きな雑誌の
〈switch〉でしかも好きな女優さんの特集。深津絵里さんいいよねー。
◆そういえばアンソロジーに参加要請があったので、その文庫本も今年は出るはずだ。確か2冊ぐらいあったような気がする。おってここに書きます。そうそう、新しい媒体での新連載もいくつか始まります。えーと四、五本ぐらい。こちらも決まり次第ご報告します。
講談社さんから『小説現代』をいただきました。コラムが載ってます。ありがとうございました。実は講談社さんからデビューしたけど、ここに書いたのは初めてだったりする(^_^;)。

5月30日(金) 走る
◆曇り。寒いって。なにこの風の冷たさ。
サザンオールスターズがしばらく休養するようで、今までにも何度もしてるし30年間もトップを走っているグループなんだから騒ぐ必要もないと思う。今でも、彼らを初めて観たときの、音楽を聴いた時の衝撃を覚えている。当時僕は高校生でやっぱり音楽をやっていた。ミュージシャンになりたいと思ってバンドもやっていた。〈殴られたような衝撃〉とはよく使う表現だけど、まさにそうだった。デビュー曲の『勝手にシンドバット』。ミュージシャンになろうなんて奴はだいたい自分勝手で自分の才能を信じてるんだけど、そのときに「あ、こいつらには未来永劫かなわない」と思った。自分にはこんな才能はないと実感した。心底、凄いと思う。日本の財産だと。
◆昨日、本をとことん整理したのだが、筋肉痛だ。会社を辞めて十年近い。歩くことも現場の作業もしなくなってこんなにも身体がなまっていたのだと文字通り痛感する。まぁ確かに何百冊もの本を移動したからなぁ。無理ないけど情けない。本屋さんは大変だとつくづく思う。
◆妻が「金スマ」を観ていて、何気なく観たらエドはるみさんの特集で。「お仕事をいただけて忙しいというのは本当に心底ありがたい。若い方に較べて時間がないので巻きでいきたい」と行っていた。その気持ちよっく判ります。ジャンルこそ違えど僕も四十過ぎでデビューした身。仕事がいただけて食べて行けるのは本当にありがたい。断わるなんてもってのほかだ。息が切れても走り続けたい。

5月31日(土) サッカーは
◆曇り。まだ寒い。春は名のみの風の寒さよ。
◆むー。
コンサドーレ札幌はナビスコカップで川崎と。2-0の負け。川崎は代表組がごっそり抜けていて、正直一軍半のメンバー。それでコンサが有利というわけではないが、きっちり結果を残せるはず。でも、攻めているのにGKのスーパーセーブ連発で1点が取れないコンサに、守備を固めて放り込んで一発を狙う川崎の戦術がハマり、結果としてこうなった。いかんなぁ。負けるのはしょうがない。降格争いをするのも承知の上。でも、その中でもチームらしさを出していかないとサポーターの浮動層は離れていく。立て直しを計れるか三浦監督。写真はサッカーコラムで人気の宇都宮徹壱さんの著書『股旅フットボール』。サッカーは、Jだけじゃない。もっとおもしろくてもっと楽しくてもっとすごいものなんだ。日本中にサッカーの素晴らしさが根づくことを夢見る。
◆整理をしていたら子供たちの小さいころの写真が出てきた。「あぁこの頃はこんなに可愛らしかったのに」と思う(^_^;)。世の中、自殺をしてしまう人も罪を犯す人もたくさんいるけど、間違いなくみんな子供のころはお父さんお母さんが大好きでその腕の中にいることが最大の喜びだったはず。親も、それが幸福だったはず。それなのにどうしてなのかと思うことが多い。でも、歳を取っても、大きくなっても、きちんとその胸に愛情を抱えている人はたくさんいるはずだ。もっと、そういうことを考えよう。闇を背中に感じながらも、光の方を見つめようと思う。そうしてほしいと願う。