6月22日(日) 日々
◆晴れたり曇ったり。暑かった。
◆何が嬉しいかって大好きな作家さんの新刊が出たときほど嬉しいものはない。しかもそれがサプライズズなものだったら。矢作俊彦さんの新刊は『傷だらけの天使 魔都に天使のハンマーを』(講談社)だ。そう、あの『傷だらけの天使』の木暮修の〈今〉を矢作俊彦さんが書いたのだ。これがどれだけ凄いことかは若いやつは判るまい。これに関してはいずれ某雑誌に書評を掲載するのでそれを読んでいただきたい。写真はジョージ・クルーニーが監督した映画『Good Night and Good Luck』。アメリカの伝説のニュースキャスター、エド・マローを描いたもの。エド・マローはいわゆる〈赤狩り〉に報道マンとして立ち向かった勇気ある男だ。クルーニーが役者としてだけではなく、監督としても非凡な才能の持ち主であることを証明した一作。本当に素晴らしい作品。これはぜひ観ていただきたい。
◆僕は広告畑出身のせいか〈引き算の美学〉をもっともカッコいいと思ってしまう。この映画もそうだ。膨大な史実をどのように削ぎ落とし過不足無く表現し、しかもそれを素晴らしいものへと昇華するか。そこに理想を見てしまう。小説は語るものだ。削ぎ落としてしまったものは行間に込めるしかない。いかに多くの人にその行間を魅力的なものとして感じてもらえばいいのか。まだまだだ。まだ全然僕は先へ進めていない。デビューして自分の書きたいものを書けて生活できてそれで終わりじゃない。終わりなんかない。くそぉ、焦るぜ。焦ってもしょうがないんだけど。
◆東京創元社さんからS・J・ローザン『冬そして夜』(創元推理文庫)をいただきました。いやもうこれ大好きなシリーズでゼッタイ買おうと思っていたのでマジで嬉しいです。Kさんが覚えていてくれたのかな。ありがとうございます! こんなふうなね、胸に募る何かが溢れる探偵ものも書きたいんですわ。