2009年10月の日記

10月1日(木) 日々
◆晴れ。さわやかな天気。
◆10月になってしまったのか。今年もあと3ヶ月じゃないか。いや年末進行だから2ヶ月半しかないんじゃないか。やばいって。最近とみに集中力の欠如が。なんとかしなきゃならんのだが。写真は決してカールスモーキー石井ではなく、
シルク・ド・ソレイユ東京シアターで行われている『ZED』のミュージックCD。今年の3月に観にいったときにも興奮気味に書いたけど、とにかく素晴らしい。演目もそうだけど、生バンドで演奏されるジプシー音楽とも民族音楽とも表現しようがない曲目が素晴らしかったのだ。もう一度観たいと思っているんだけど、どうかなぁ。東京には二ヶ月に一回ぐらいは行ってる計算になるけど一人で観に行くのもなぁ。
◆僕もインタビューなどでご一緒したことある杉江松恋さんがサイトの管理人、そして素晴らしい翻訳家の方々が幹事となり
『翻訳ミステリー大賞』を創設された。こちら。もちろん僕は関係してはいないけど、小学校のときからエドガー・アラン・ポー、エラリィ・クィーン、アガサ・クリスティなど翻訳ミステリーが大好きでそれで育ったと言っても過言ではない身として、ひそかに応援したい。今も僕は読書率は海外文学の方が多いのだ。海外を舞台にした拙著『HEARTBLUE』『ブロードアレイ・ミュージアム』を読んだ感想に「翻訳物みたい」とあり喜んでいるぐらいだ。サイトで感想などを読んでいるときに、たまにカタカナの名前が覚えられないから読まない、などというのがあるんだけど、そんなこと言わずに読んでみよう。慣れるから。
◆来週、月曜から東京に居ます。担当編集様、何かありましたら連絡ください。

10月4日(日) ぽーにょぽーにょぽにょ
◆曇り後雨。暗い昼間は嫌だなぁ。
北海道日本ハムがリーグ制覇に向けていよいよ、という状況を横目に、コンサドーレ札幌は攻撃の歯車がまるで噛み合わずに熊本と引き分け。負けなくなったのは確かに成長しているが、こういうときに決める手段を生み出せないのはまだまだJ1に上がってもダメってこと。もう少し頑張ろう。写真は『崖の上のポニョ』の特別保存版。映画と宮崎駿さんを追ったドキュメンタリーと久石譲さんのコンサートをまとめたパック。なかなかお得な内容なのではないかと。特に久石譲さんのコンサートはテレビでも少し観たけど、いいものだったし、宮崎監督の仕事の現場を詳細に観られるのも、後学のために。
◆某社の担当編集さんから「小路さんの本をレジに持っていく女性を偶然見かけました」とメール。まだそういう場面に遭遇していない。きっとその場にいたら何食わぬ顔をしながらもドキドキして柱の陰から見守ると思う。
◆ここのところ迷惑メールの数が減ってきているような気がする。厳密に調べているわけじゃないのでなんとなく、なのだけど。いいことだ。って書いたらまた増えたりするんだなこれが。
◆面と向かって開き直られるのが嫌だ。開き直るというのは多くの場合努力を放棄するということに等しい。そして努力を放棄するような奴と話し合い、納得させるのには多大なエネルギーを消費する。だから、いい先生って本当にすごいなぁと感心する。講師をやっていた頃本当に思い知った。人と真剣に向かい合う職業は、愛がないとやってられない。全国の先生たち頑張れ。あと、生徒も学生も頑張れ。

10月5日(月) 東京1day
◆雨。
◆今週は東京にいるのだけど、天気予報を見たら、ずーっと雨どころか台風が来るんじゃん。今まで地震はあっても台風に当たったことはなかったんだけどなぁ。まぁ打ち合わせとパーティと執筆以外は何も予定がないので別にいいっちゃいいんだけどさ。少し空いた時間に札幌では上映しないマイナーな映画でも見に行こうかと思ってたけどちょっと無理かもね。写真はホテルの部屋から撮った東京の町。東京駅近辺。
◆北海道日本ハムはついにマジック1で札幌ドームで西武戦だったけど、中継ぎ陣がボロボロで負け。リーグ優勝はおあずけ。明日か明後日ならいいけど、その次はアウェイなんだよな。せっかくなら地元で決めてほしいものだ。
◆相変わらずいろいろ悩んで考えるのだけど何も進まない。東京で一人、またじっくり考えてみよう。

10月6日(火) 東京2days
◆小雨。止んだときもあった。
◆幸い大雨にはならずに良かった。でも明日からどんどんひどくなるんだろうな。帰る日には日本列島を通過しそうだから、たぶん問題ないでしょう。今まで東京に来て飛行機が飛ばなかったのは一度だけあったかな。昨日、待たされた
北海道日本ハムファイターズは、今日またしてもじらせて延長12回にサヨナラで決着シリーズ優勝。まぁその前に楽天が破れて優勝は決まっていたというオチで。何にしてもこれでようやくCSに照準を合わせて行けるな。頑張れ。写真はメロウで上質なポップミュージックを作り続ける〈大橋トリオ〉のアルバム〈A BIRD〉。一人でもトリオとはこれいかに。一人でも仙人というがごとし。おそまつ。
◆今日の打ち合わせは
新潮社さんと。Oくんお疲れさまでした。ごちそうさまでした。タイトルもう少し考えてみます。新潮社さんからの新刊『バクシリーズ(まったくの仮題)』は12月に出るそうです。よろしくお願いします。
◆東京に来ても日常のサイクルは変わらない。朝は8時ごろ起きていつもと同じようなメニューの朝食を食べて、執筆して、と。それでもせっかく身軽でいるのだからと有楽町に行って映画を観てきた。気分的に小難しいものはイヤだったので無難なところで
『サブウェイ123』。面白かったけど、犯人グループとか背景とかにもう少し重みは出せなかったか。まぁでもこれぐらいがちょうどいいのかな。

10月7日(水) 東京3days
◆小雨。風強し。明日はどうなるのかな。
◆以前にも書いたが、僕はよく道を訊かれる。それも何故か知らない土地に来たときに限って確率が多いような気がする。それほど人の良い顔もしていないつもりなのだが。今日、東京駅構内で僕に日本橋口の方向を訊いたおばあちゃん、無事に行けましたか。それと僕に背中からぶち当たってきてそのまま何も言わずに走り抜けたサラリーマン風の若いの。人混みでそんなに焦るな。写真は日本の大スター
美空ひばりさんのジャズシンガーとしての素晴らしさを伝えるアルバム。なかなか良いですよ。本当の実力のある人は、何を歌わせても一流だという証。
新潮社から出す〈バクシリーズ〉のタイトルを考えているのだけど、なかなか出てこない。そもそもこのシリーズは『小説新潮』の特集テーマに合わせて物語を書いたものなので、統一タイトルはなかったのだ。かなりあれこれ悩んでいるので、本を見てなるほどこれにしたのかと思っていただきたい。
◆自宅近辺では昨日、ものすごい数の雪虫が飛んでいたそうだ。時期としてはかなり早いし、その数も例年になく多かったとか。雪虫の多い年は雪が少ないというけど、でも飛ぶのが早かったら雪が多いという話もある。どっちなんだか(^_^;)。いずれにしても北国は冬支度へ向かっていく時期だ。

10月8日(木) 東京4days
◆台風一過。暑かった。
◆台風はそのまま北海道へ。朝からJRなどがほとんど止まっていて、打ち合わせ予定の編集さんたちからバタバタと連絡が続いたので、どれぐらい風があるのかと昼前に外に出てみたけど、それほどすごくもなかった。何でも風速の規制強化のせいもあったとか。写真は実写映画化するという
『宇宙戦艦ヤマト』。監督の山崎さんは『三丁目の夕日』などでものすごいVFXを見せてくれて信頼できる監督さんだと思っている。アニメのヤマトっていうのは、所謂〈日本の戦争映画の情緒〉と〈松本零士独特のSF的スケール感〉がうまく融合した例だけど、山崎さんは果たしてその再現を狙うのか。もともと山崎さんは『ジュブナイル』『リターナー』でも見られたように、(昭和)情緒的な筋運びや描き方を好む人だけど、さてヤマトはどうやって描いていくのか。出演者の演技も含めて、いろんな意味で楽しみではある。
サッカー日本代表は香港を一蹴。これぐらいやってもらわなきゃ困るっていう試合。余裕があっただけに、詰めの甘さも目立った試合。6得点のうち、強豪国に通用したと思われるシュートは1本か2本じゃなかったか。逆にそれを決めればこそ凄いというのを何本か外していたような気もする。正直、まだ「これが俺たちの代表だ!」と空元気でも胸張ってワールドカップに望めるチームにはなっていない気がする。

10月9日(金) 東京5days
◆晴れ。
集英社さんとの打ち合せでイタリアンを食べに行ったのだけど、給仕さんがイタリアの人らしく、サーブの度にイタリア語だか英語だか日本語だかわけのわからないミックス言語でにこやかに陽気に話しかけてくるのだが、ランチタイムだったので周りが賑やかなせいもあって、さっぱり聞き取れずにWさんと二人ただにこやかに頷いているだけだった。日本人の悪い癖です。写真は山口百恵さんのザ・ベストテンの完全保存版だとか。なんと7時間。既に伝説となっている山口百恵さんだけど、むろん僕らの年代はリアルタイム。別にファンでないが、あの時代のテレビ番組やアイドルの貴重な資料として、観てみたいとは思う。これはあれかなぁ、この時期にこういうものが出るっていうのは、子供たちが続いて芸能界にデビューしたので、その後押しの意味もあるのかな。勘ぐり過ぎかしらん。
鮎川哲也賞の受賞パーティへ。会場ではいつものメフィスト賞仲間たちやshakaさんやフクさんたちとご挨拶やら軽い話やら、各担当編集さんとよもやま話。その後、荻原浩さんと所帯持ち専業作家の苦労話(^_^;)とか今後の話とか、東京創元社の社長さんとMac話とか。二次会は、作家ではメフィスト賞仲間の霧舎巧さん、黒田研二さん、石崎幸二さん、蘇部健一さん、乾くるみさんに、5年ぶりぐらいにお会いした貫井徳郎さんも一緒に。むろん会話の内容は書けません。皆さんお疲れさまでした。
◆今年も去年も本を出し過ぎの感があるので来年は控えようと思っていたのだけど、いつの間にかもう5冊ぐらい決まってしまった。文庫化も2冊ぐらい。うれしい悲鳴だ。でも、いつまでもあるとおもうな親と仕事。求められているうちに結果を出さないと切られるのがプロの世界。がんばれ俺。

10月10日(土) 帰宅ノ人
◆曇ったり雨が降ったり。地震もあった。
◆打ち合せやパーティでお会いした各担当編集さま、
新潮社OくんIさん、河出書房新社Tくん、角川書店Kさん、集英社WさんCさん、実業之日本社Sさん、祥伝社Nさん、早川書房Kさん、文藝春秋YさんHさん、徳間書店Kさん、お疲れさまでした。いろいろあるんですが、とりあえず書きます。あと、来月も東京に行きますのでそのときにまた。写真はルイ・マル監督の名作『さよなら子供たち』のニューマスター版らしいのだけど、この100%ORANGEのイラストジャケットはずるいなぁ。つい買ってしまいそうだよ。
サッカー日本代表は実質Bチームで、一軍半のスコットランド代表と親善試合。やはり一軍半で強行日程で歯応えのなかったスコットランド代表。おまけにBチームの日本代表は認めてもらおうと必死だったから余計に。連携などではいまひとつだったけど、DF陣の目処はついたのじゃないか。岩政も必死にアピールしていたし、満足できる内容だった。それと個々の力というのも浮き彫りに。やはり石川・森本・本田・松井・阿部・今野・稲本辺りの能力値の高さはすごい。彼らをAチームで使えないというのはもったいない。しかしポジションが被るところもいっぱいあるし、本当に監督って大変だよな。個人的には、W中村を前で使うより、本田と松井を使う方が好きだ。俊輔をボランチで使ったらどうかね。森本・本田・松井の前線を俊輔・遠藤が使いこなし、石川・長友がサイドを駆け抜けるって図はいいと思うんだけどなぁ。

10月11日(日) 連休だったのか
◆晴れたり雨が降ったり雹が降ったり。
◆かなり不安定な天候。次男の中学校は新型インフルエンザで先週はずっと学年閉鎖になっていた。文化祭も延期になり、さらに二日間のところを一日のみの開催。何でも北海道がいちばん流行しているとか。何故なのかは判らず。長男の大学は学祭。彼は実行委員とかでこの数ヶ月かなり忙しくしていたようだ。僕はいつも夜中の二時過ぎに寝るのだけど、それよりも遅くMacで作業していたこともしばしば(彼はデザイン系の学部)。写真はいつも聴いている
〈curly giraffe〉のセルフカバーアルバム〈Thank you for being a friend〉。タイトルの通りに、交友関係のあるトップクラスの女性ボーカリストをフューチャーした素晴らしいアルバム。必聴。
河出書房新社さんから『文藝』文藝春秋さんから『別冊文藝春秋』徳間書店さんから『本とも』小学館さんから『STORY BOX』メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』。そして先日のパーティで東京創元社さんから『ミステリーズ!』鮎川哲也賞受賞作である相沢沙呼さん『午前零時のサンドリヨン』をいただきました。ありがとうございます。
◆どうするべきなのか。東京で一人になってあれこれ考えようと思っていたけど、結局何も見つからず。流れにまかせるという悠長なことで済ませる時間などないし明快な答えなど出るはずもないのだけど。魂を下げることなく、物語の高度を上げなきゃならない。たぶんその道しか僕みたいな作家にはない。そのためにはどうしたらいいんだろう。何かのきっかけでも見つかればいいのだけど。

10月12日(月) 日々
◆雨のち晴れ。穏やかな天気。
◆我が家の女王様である愛犬はもう七十ぐらいになるおばあちゃんだ。その割りにはかなり元気で、散歩していてもいつも「元気ねー」と声を掛けられる。だが最近さすがに寄る年波なのか、熟睡をする。普通に近づいても気づかないぐらい熟睡していて、さわるとびっくりして飛び起きる。今までは誰かが玄関に近づいた時点で「ワンワンワン!」とやかましいぐらい反応していたのだが、それも熟睡していて気づかないことがある。長男の小学校入学と同時に我が家にやってきた彼女だが、あと何年、家の中に彼女の足音(爪の音)が響いてくれるのか。今も階段の踊り場で熟睡してる。
◆基本、出不精で心配性なので常に机の前にいる。周りに何もない田舎のせいもあって、外出することもほとんどない。あぁこれは環境としてはピッタリじゃないかと思って〈twitter〉を始めてみた。たぶん〈twitter〉の原点である〈いまなにしてる?〉というのが判ると思う。こちら。むろん、実のある中身はなにもないです。本当にただのつぶやき。

10月13日(火) 日々
◆晴れたり雨が降ったり。不安定。
◆慶大生が全裸で走り回ったというこのニュース。確かにバカなんだけど、若いときにはまぁ似たようなことをやったもので、目くじらを立てるまでもないかなとは思う。でも、撮影していたり紙パンツを用意したりしていて、いかんせん素朴さに欠けるような気もする。が、まぁ悪意がなかったのならこってり絞ってお咎めナシでもいいんじゃないか。写真は愛読している雑誌〈Coyote〉。スペインは憧れの国。
◆漫画が原作のドラマ
『JIN 仁』村上もとかさんの漫画はいつも買って読んでいるので、さてどんなふうに連続ドラマにするのかと観てみた。なるほど、そこにフィードしましたか。まぁ回数に限りがあるんだから妥当なラインか。後は、原作でもまだ触れられていない最大の謎をどうやって処理するのか。どうやら準主役である坂本龍馬を絡ませるような伏線処理があったけど、はてさて。
◆札幌の古書店での痛ましい事故。重体の女の子の回復を願う。小さな古書店は本当に山のように色んなものが積まれている場合が多い。子供が出入りするところは、出来るだけの配慮をお願いしたい。
◆宇宙のニュースとかをいろいろ読んだり写真を観ていると本当に気が遠くなる。中学生のころに
光瀬龍さんの『百億の昼と千億の夜』を読んだときにも気が遠くなったものだけど。毎日宇宙の研究をしている科学者たちはどんな気持ちになっていくのだろう。それとも研究だったら普通に思えるのか。

10月14日(水) 貫井さん
◆晴れたり雨が降ったり。相変わらず不安定な天候。
◆十年以上も前。もちろんデビュー前。インターネット黎明期。ダイヤルアップ回線で繋いでテキストサイトが主流だった頃。既に作家として確固たる地位を築きかつ作家界きっての〈必殺フリーク〉だった貫井さんに必殺絡みでメールを送ったことがある。きちんと応対していただいて感激したものだ。それから紆余曲折があり、なかなかデビューできずにゲームシナリオの仕事をしていた僕に「道を見失わないように」と真摯な叱咤激励をくれたのは貫井さんだった。本当にありがたくて一人涙を流し枕を濡らした(ごめん少し誇張)。先日久しぶりにお会いしたときは二次会だったのでバカ話しかできなかったけど、また会う機会があったら改めてお礼を言いたい。なんだったらキスしてもいいのだけどそれは嫌がられるだろう(当たり前だ)。写真はその
貫井徳郎さんの新刊『後悔と真実の色』(幻冬舎)
サッカー日本代表はトーゴ代表と親善試合。予想通りに何の歯応えもない相手に5-0。さて得たものは何だったのだろう。チームコンセプトが確実に浸透しているのは見えた。攻撃の形も熟成されてきた。では、それが通じなかった場合にはどうなるのか。そこのところを積み上げないとWCは闘えない。
角川書店さんから『野性時代』ポプラ社さんから『asta*』をいただきました。ありがとうございます。

10月15日(木) 言葉
◆晴れたり豪雨が降ったり。なんだ最近。
◆もちろん今は作家なので〈言葉〉というものを扱っているけど、24歳のときに広告業界に入ってライターとしても〈言葉〉を扱ってきた。それ以前も、高校時代にはミニコミ誌を作った。中学のときから音楽始めて、自分で歌詞を書いていた。さらに振り返ると小学六年生のときには放送劇の台本のようなものを書いていた。作家になろうと決めたのは30歳だけど、随分昔から言葉には縁があったんだ。写真は愛読している雑誌
〈BRUTUS〉最新号。まだ買ってないんだけどさ。
◆別に美しい日本語を遺そうとか書こうとかは考えてはいない。言葉は時代とともに変遷するものだ。ただ、〈言の葉〉と、文字通り美しい表現で〈ことば〉を捉えた日本の感性のようなものは大事にしたいと思う。
◆犬の散歩中に草むらに入ると、いきなり子猫が足下を駆け抜けていった。愛犬もまったく気づいていなくて子猫がピューと走り去ってから「なんですか?」と振り返っていた。どこの猫だったんだろう。
太田出版さんから『Quick Japan』をいただきました。ありがとうございます。おお特集は『銀魂』だぁ。僕もいつか『Quick Japan』にインタビューされたいけど守備範囲が違うよなぁ。

10月16日(金) 日々
◆晴れ。今日は穏やかな天候。
◆おー、楽天が勝ったか。勢いあるなぁ。これは日ハムの相手は楽天かな。まぁその方が楽かもしれない。正直、まだ楽天は優勝するには早過ぎるチームだ。目に見えないプレッシャーに耐え切れるとは思えない。が、やってみなきゃわからないのが勝負事。写真は戦争映画の名作
『史上最大の作戦』。小さい頃にわくわくしながら観たし、大人になってもおもしろくてしょうがなかった。まぁ史実においては日本が負けた戦争だし、現実として戦争はもう起こしてはならないものだけど、映画作品としてなら話は別。また観たくなった。
◆札幌近辺の方以外にはあれな情報ですが、
11月8日(日)に、千歳市立図書館朝倉かすみさんと二人でトークをします。詳細は図書館にお尋ねくださいね。何を話すのかは出たとこ勝負です。トーク終了後サイン会をするとのことですが、どれでも何冊でも構いませんよ。よろしくお願いします。
日本出版販売さんから『新刊展望』実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』をいただきました。『ジェイ・ノベル』さんではまた来年から新連載が始まります。あ、ポプラ社さんの『asta*』でも。内容はまだ詰めてないんですけどね(^_^;)。

10月17日(土) 加藤和彦さん
◆晴れたり曇ったり。
◆音楽に目覚めた小学六年生ぐらいの頃から、憧れの人がたくさん出来た。先頃亡くなられた忌野清志郎さんと同じように、加藤和彦さんもそのひとりだった。その音楽性はもとより、日本人離れしていたセンスに憧れた。大昔に買ったLPは押入れの中にに眠っているけれど、今でも折りに触れて加藤さんの曲は聴いていた。高校のときにコピーした
『シンガプーラ』は今でも大好きな唄だ。何故あの加藤さんが自殺を、という思いは強い。あの人ほど自分のスタイルというものを持っていた人もいないと思えたのに。そしてそういう人は、強い信念を持って歩き続けると信じていたのだけど。ただただ、残念でならないけど、安らかに眠ってくださいと祈る。写真は大好きな一枚。『それから先のことは』
◆何の関係もない個人的な思いだけど、作家・景山民夫さんのことを思い出した。僕は景山さんのエッセイが大好きで、そこに描かれた個人的な考え方や生き方も大好きだった。再び繰り返した、あの人が何故、という思い。
小学館さんから『きらら』を、集英社さんから『小説すばる』をいただきました。ありがとうございます。
◆悲しくてやりきれないけど、残された者たちは生きていくしかない。生きていかなきゃならない。

10月19日(月) サムライ・ノングラータ
◆晴れたり曇ったり。
◆妙に湿度が高いような、温度が高いような、なんとなくいやな気候の札幌近辺。まさかこのコミックが再販されるとは思っていなかった。伝説といってもいい、
矢作俊彦さん&谷口ジローさんコンビの『サムライ・ノングラータ』(フリースタイル)。本当にフリースタイルさんは素晴らしいと思う。よくぞ発売してくれました。もちろん17年前に発売されたコミックは持っているけれど、絶対に買う。ただしこのマンガ、素晴らしい作品であることは間違いないんですが、男のキザを理解できない人たちは読んでもちっともおもしろくありません。たぶん。
◆今月中には発売されるはずの文庫書き下ろしの新刊
『僕たちの旅の話をしよう』(メディア・ファクトリー)ですが、カバーがもう出てるようなので言っちゃいますと、イラストを書いていただいたのは、なんと漫画家の志村貴子さんです。もう大好きな漫画家さんですよ。『放浪息子』『敷居の住人』も全巻持ってますよ。それだけでも嬉しいのにさらに解説を書いていただいたのは翻訳家の金原瑞人さんですよ! なんでしょうこの辺境端境作家小路幸也にはもったいないほどの豪華な布陣は(^_^;)。このお二人の仕事を見て読むだけでもお値段以上の価値はあるってもんです。
集英社さんから『青春と読書』をいただきました。ありがとうございます。

10月22日(木) 僕たちの旅の話をしよう
◆晴れたり雨が降ったり。本当に不安定。
◆と、そんな日に見本が届く。初めての文庫書き下ろし
『僕たちの旅の話をしよう』(MF文庫)です。初めてだけどノベライズで『うた魂』はあるし、この作品も〈ダ・ヴィンチ〉で3回連載した続きを書き下ろしという感じ。前回の日記にあるように、カバーイラストは漫画家の志村貴子さんです。やーなんか嬉しいッスね。好きな漫画家さんが自分の作った登場人物を描いてくれるって。解説の金原瑞人さんも恥ずかしいぐらいに褒めてくれていて本当にありがたいです。東京に住む三人の小学生のもとに、赤い風船につけられた手紙が届くところから物語が始まります。手紙の主も小学生。様々な事情を抱えたこの4人が、夏休みに一緒に遊ぶためにいろいろ考えるのですが、さて、というお話。実を言うと、もう少し大きな話にしようかなどと考えていた部分もあったのですが、書き上げてみるとこれぐらいで良かったなと。子供向けに書いたつもりはないですけど、全編、彼らが語っていて大人の語り部は出てきませんので、それこそ小学生でも読める内容になっていると思います。どうぞよろしくお願いします。
祥伝社さんから『小説NON』トーハンさんから『新刊ニュース』筑摩書房さんから『ちくま』をいただきました。『ちくま』では『話虫干 story debugger』連載中です。しかしどう考えても『ちくま』の連載陣の中で僕は浮いてるよね。いいんだろうかとまだ思う(^_^;)。
北海道日本ハム、昨日はすごい試合を観たね。長年プロ野球を観ているけどあんな劇的な幕切れはそうそうあるもんじゃない。コンサドーレ札幌も試合内容に不満はあれど、キリノのビューティフルオーバーヘッドキックが決まって勝利。来季へ向けて、しっかりと戦っていこう。

10月25日(日) 日々
◆晴れ。もう夜は寒い。
北海道日本ハム楽天と熱戦を繰り広げて日本シリーズへ。いや掛け値なしに良い試合ばかりだった。近年希にみる名CSだったのではないかと思う。勝敗を分けたのはやはり経験値じゃないかな。日ハムの選手たちの方が明らかに勝つためには何をしたらいいのかを考えながら戦い、それを実践できる一日の長があったように見えた。勇退する野村監督を両チームの選手が混じって胴上げしていたのはいい図だったね。さて日本シリーズだ。日ハム頑張れ。
◆で、実はひっそりとJFAの、そして
サッカー日本代表のエンブレムがワールドカップに向けてお色直ししている。日本代表をWCに導いた三本足のやたがらすの顔をもう少し精悍にできないものかとも思うが(^_^;)。Jリーグも佳境に入っているのを皆さん忘れないでね。
◆そのJリーグ、
コンサドーレ札幌は昇格をほぼ決めそうになってる仙台とアウェーで。1-0の負け。チーム状況そのままの差かな。決して大きな差ではないけど、決定的な場面で決めた仙台と決められなかったコンサ。試合自体はスピーディで両チーム気合いも入っていておもしろいものだった。
◆月面に縦穴。そこを月面基地にするって、本当にできたのならSFの世界が現実になるのになぁ。月に作家を連れて行くってどうかね。一人閉じこもって仕事をしていても大丈夫な人多いし(^_^;)。

10月28日(水) 日々
◆晴れ。穏やかな日。
◆どうしてこう〆切に追われてしまっているんだろうと毎日反省の日々。何もかも間に合わないかもしれないけど最後まで死力を尽くす。今月に入ってからは四、五回しか走っていないので足腰も弱ってしょうがない。なんとかせんとな。写真は日本を代表するギタリスト
〈Char〉のデビューアルバム。もう30年も前、確かまだ21歳かそこらだったと思うのだけど、そのテクニックと存在感に圧倒された覚えがある。今聴いてもまったく古さを感じない。凄いよCharさん。
幻冬舎さんから『papyrus』光村図書出版さんから『飛ぶ教室』PHPさんから『文蔵』をいただきました。ありがとうございます。『文蔵』では『ラプソディ・イン・ラブ』を連載中です。どうぞよろしくお願いします。
◆各テレビ局が何十周年記念番組とかやっているけど、どうなんだろ、せっかくの盛大な周年記念なら、全てを一新するつもりで全ての番組を取りやめて、まったく新しいテレビ番組を考える期間を設けたら。むろん、スタッフも何もかも一新する。そもそもが海外を模倣する形で始まった日本のテレビプログラム。模倣する中で日本独自の感性を生かしたものもたくさん出てきて、海外に模倣されるようにもなったけれど、もう日本のテレビプログラムはとっくに終焉を迎えているよね? 文化という言葉をどう解釈するかっていうのもあるけど、改めて、日本の文化としてテレビっていうのを考え直すテレビ局は出てこないものなのか。そこまで気が利く奴がテレビ業界にはいないか。特にトップには。

10月31日(土) 日々
◆寒い寒い。
◆12月並みの寒気が入り込んでかなり冷え込んでいる。雪が降ったところもあるようだ。昨日のうちにスタッドレスに替えるかどうか悩んだけど、寒気が去ればまだ気温が戻るだろうとしばし待つ。写真は無条件にいいなぁと思ってしまう
原田知世さんのアルバム〈eyja〉。何せこういうタイプの女性に弱いもんで。
◆日本シリーズ第1戦は、
北海道日本ハムが惜敗。んー、残塁が多かったなー。金子がまるでダメなのが痛かった。まぁしょうがない。打線も投手もそれほど調子は悪くなかった。ダメージを喰らう負け方ではないのが救いだ。明日勝とう。さらにコンサドーレ札幌も天皇杯でJ1清水に敗退。まぁ力負けだね。しょうがない。残り試合を気持ちよく戦って来シーズンに繋げていこう。
◆マナーを守らない人間というのは、犯罪行為をしても気にならないんじゃないかと思う。つまり、犯罪行為を平気で行う人はマナーを守ることも少ないんだろう。言い切ってもいいんじゃないか。たぶん、マナーというものを理解できないんだろうな。マナーを守らずにバーベキューを行う人が多くて困ってるという記事を読んだけど、その人たちは全員犯罪者予備軍ではないかと思う。極論かね。