2009年11月の日記

11月1日(日) 日々
◆曇り。かなり寒い。
◆ワンワンワンで犬の日だなんてことを言ってる場合じゃないぐらいヤバイ。どうして進まないのか。白いワニでも来ているのか。もうちょっと待ってくださいお願いします。
◆高校時代の同級生が、今はギターメーカーでアコギを作っている。先日その彼から所有のギターを少し整理したいので貰ってくれないかとメールが来た。いやいただきますともいただきますともいいんですかってものすごい勢いで貰ってしまった。かなり珍しいギターで、知ってる人ならもう垂涎ものなのだ。自慢したくて写真を載せてしまったけど、Tよまずかったらメールくれ。ギターを弾かなくなってもう随分経つ。思い出したように引っ張り出してつま弾くことはあるけど、すぐに指先が痛くなってしまう。昔はここが堅かったんだよなぁと指先を触る。
北海道日本ハムはダルビッシュはじめ投手陣の快投で勝ち。これで五分の星。さぁ仕切り直しだ。
◆そんなことに目くじら立ててる暇なんぞないので無視しているけど、僕は中居くんが少し気に食わない。まぁ中居くんに限らずタレント全般に言えることなんだけど、少しでも自分の能力を向上させようという気概がまるで感じられない。しばらくぶりに観たときに「あぁこの人(話術・演技・歌唱・その他が)巧くなったなぁ」と思わせる(テレビに出ている)タレント(俳優・歌手含む)は全体の2割もいないんじゃないか(むろん(タレントじゃないけど)自戒を込めて)。あ、中居くんを槍玉にあげてしまったけど、決して彼のことは嫌いではない。むしろSMAPの中では好きな方だ。

11月2日(月) 寒いって
◆冷えまくる北海道。
◆家の中はTシャツ1枚でも平気なぐらい暖かいのだけど、僕の部屋は空気清浄機がぐわんぐわん風を送り、立ち並ぶ本で床と壁に隙間が生まれすきま風が侵入して足下が寒い。写真はたぶん先月でほとんどが渡っていった渡り鳥。犬の散歩中に撮った写真。我が家近辺の上空が飛行コースになっているのは毎年お伝えしているけど、下にチラッと写るテレビのアンテナが、かなり低く飛んでいることを示しているかと。
早川書房さんから、矢作俊彦+司城志朗『犬なら普通のこと』(早川書房)をいただきました。ありがとうございます! 心の師、矢作俊彦さんの新作を読めるのが何よりも幸福です。若い人は〈やはぎ〉と聞くとおぎやはぎを思いだすようですが〈やはぎ〉といえば矢作俊彦です。
◆あんたこの世をどう思う。どうってことねえか。あんた、それでも生きてんの。この世の川を見てごらんな。石が流れて木の葉が沈む。いけねぇなあ。面白いかい。あんた、死んだふりはよそうぜ。やっぱり木の葉はピラピラ流れて欲しいんだよ。石ころはジョボンと沈んでもらいてえんだよ。おい、あんた聞いてんの聞いてんのかよ……あら、もう死んでやがら。あー菜っ葉ばかり食ってやがったからな。と、突然すみません(^_^;)。
『必殺仕業人』。早坂暁さん作のOPナレーションでした。語りは宇崎竜童さんでしたね。

11月3日(火) さらに寒かった
◆晴れたり曇ったり。
◆12月並の寒さもおそらく今日までで明日から平年並みに戻るとか。今のうちにタイヤをスタッドレスに替えようと思う。写真は雑誌〈BRUTUS〉。どうやら〈仕事〉の特集らしい。僕は30歳のときに一生の仕事として作家になることを決めて、なんとかやってきてる。最近、長男も大学生になり、次男も中学生。彼らが何年後かにどういう仕事に就いてどういう生き方をしていくのかと少し考える。もちろん親がどう考えたって、彼らの人生なんだから任せるしかないんだけど。若いころは考えもしなかったけど、今になって思えばやはり仕事は、どう生きるかに直結したものだと思う。どんな仕事を選ぶかではなく、自分が何をやりたいのかをいちばんに考えていくべきではないかと。やりたいことが見つからないというのは、それはきっとまだ考えていないからだと思う。もちろん、考えるのに期限はないけど、時は残酷にあっという間に流れていく。だから人生は難しいし、おもしろいんだけどね。
東京創元社さんから桜庭一樹さん『製鉄天使』をいただきました。ありがとうございます! 著者自らのコスプレとか(^_^;)何かと話題の本ですよね。桜庭さんしばらくお会いしてませんがお元気ですか。
北海道日本ハムは負けて1勝2敗。うーん、梨田監督には申し訳ないけど、采配に疑問が残る。まぁたらればを言ってもしょうがない。攻めの采配が裏目に出たということだろう。
◆来週、東京にいます。担当編集の皆さん、何かありましたら連絡ください。

11月6日(金) 反省
◆晴れ。気温も上がる。
◆相変わらず〆切の重なりに死にそうになって書きまくっていた。ようやく一息ついて、次の〆切のかたまりへ突き進む。写真は発売を待っていた映画
『レスラー』『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』『ナインハーフ』での反則的なカッコ良さを知っているからこそ、今のミッキー・ロークの凄みが伝わってくるかもしれない。とにかく最後まで席を立たないで観てほしい映画。最後に仕掛けがあるわけじゃなく、ブルース・スプリングスティーンの主題歌から立ち昇る余韻にひたってほしい。
徳間書店さんから『本とも』メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』をいただきました。ありがとうございます。
◆えー、岩見沢駅舎がグッドデザイン大賞? ふーん。いや隣町の駅だし喜ばしいことなんだけど、何度か利用したことあるけど(申し訳ないけど)デザインにありがちのコンセプトでっかちにしか思えなかった。いや他意はないし含むところもありません。関係者の皆様ごめんなさい。個人的な感想です。
◆日ハムのサヨナラ負けは試合途中から想定済みだったのでショックはなし。札幌で二つ勝とう。
◆毎度のことながらいろいろと自分がちいせぇ男でイヤになる。もっとどっしり構えた肝の太い男になれないものか。無理か、無理だな。

11月7日(土) 惜敗
◆晴れ。穏やかな日。
北海道日本ハムは札幌ドームに帰ってきて、王手を掛けた巨人と。2-0で敗戦。今季が終わった。非常におもしろい日本シリーズだった。どちらのチームもそれぞれの特徴を出し、文字通り一進一退のゲームを繰り広げてくれた。いかんせん、巨人の基礎体力が日ハムを少し上回っていた感じだ。それを跳ねのけるわずかな運が巡ってこなかった。振り返ればCSでその運を使い果たしていたのかもしれない。この悔しさをバネに、来年も楽しませてください。写真は懐かしい〈嘉門雄三〉のライヴアルバム。LPを持ってる人はサザンファンですね。サザンオールスターズのフロントマン桑田佳祐の初期のソロアルバム。これ、好きだったなぁ。LPなのでしばらく聴いていないけど、何度も繰り返し聴いたっけ。やっぱりパソコンに繋げてiTuneに落とせるプレーヤーを買わなきゃダメだな。
◆自宅のWiiがウンともスンとも言わなくなった。家族の誰もがしばらく使っていなかったので機嫌を損ねたのかもしれない。パソコンの感覚と言うと、たぶん電源周りの回路が逝ったような気がする。次男が本体メモリに入っているデータをなんとかしたいと言うので、任天堂さんに修理に出してみる。考えたら長年任天堂のゲーム機を使っているけど修理に送るのは初めてだな。
◆明日は、千歳市立図書館朝倉かすみさんと漫談、いやちがう公開対談をしてきます。

11月10日(火) 東京
◆雨が降りだしたのかな?
◆月曜日から東京にいる。今回は打ち合わせも少なく、かなりゆったりしたスケジュールで過ごしている。ということはもう小路幸也は用無しになってきたんだな、と考えて、さらに精進しなければなるまい。頑張れ俺。昨日は
新潮社のOくんとホテルの部屋で夜中の二時まであれこれと未来について雑談していた。Oくんお疲れさまでした。頑張ります。男同士でホテルに篭っているとそこには墓場の匂いが漂うと書いた作家は誰だったかな。今夜はメディアファクトリーのNさんとSさんに打ち上げをしていただいた。ありがとうございましたごちそうさまでした。写真はロック好きなら観なきゃウソだろうっていうぐらいの映画『パイレーツ・ロック』のサントラ盤。これも買わなきゃウソだろうっていうぐらい。既にBGMに流れている。サイコー! もうROCK 'N' ROLL!! とホテルの窓から叫んでいる。まだ映画を観ていないロック好きはすぐに映画館に走れ!
◆日曜日、千歳市立図書館での朝倉かすみさんとの対談に来ていただいた方々、どうもありがとうございました。おかげさまで無事に終わりました。図書館職員の方々もお疲れさまでした。気をつかっていただいて本当にありがとうございました。いろんな学校関係者や図書館関係の方々もいらしていたようですが、僕でよければ講演依頼がありましたらお気軽にメールください。基本的になんでもやりますので。朝倉さんもお疲れさまでした。また何かあったら呼んでください。ご迷惑はお掛けしません(^_^;)。

11月11日(水) 東京3日目
◆雨が降り続く。
◆どうも雨は苦手だ。傘をさして歩くことがあんまり好きではない。今回は大丈夫かと思って傘を持ってこなかった。できればレインコートにレインハットで歩きたい。若いころはよくそうしていたんだけど、今やると危ない人に見られるかも。しかも今、このホテル近辺やたら警察官多いし。絶対不審尋問されるよな。写真は
ボン・ジョヴィのニューアルバム『THE CIRCLE』。前作よりポップになったのか? まだ全曲聴いていないんだけどそんな印象だ。
◆新潮社のOくんと二日連続でホテルの部屋で会ってしまった。いや別にイヤだと言ってるわけじゃないからね。
◆あんなにも同じニュースを繰り返し事細かに番組で伝える必要性があると番組制作者たちは本当に思っているのだろうか? 逮捕時に何を着ていたかとか知りたいか? 両親に何十本もマイクをつきつけてコメントさせなきゃならないのか? それがいったい世の中のなんの役に立つというのだ? 生きていくのに必要なのか? この時代、テレビというメディアはいったい何をしなきゃならないのか真剣に考えている奴はいないのか?
◆政治とは国をどう進めるかを考える仕事ではないのか。国民のご機嫌を取って我儘にいちいち答えるのが政治じゃないだろ。だからお前たちは頭が悪いと何度も言っているんだ。
◆もういいや。傘がないけど、君の家に行かなくちゃ。

11月12日(木) 東京4日目
◆曇り。
◆もうすごい数の警官や機動隊が出ていると思ったらそういうことだったのか。気づくの遅過ぎ。街を歩いていてふと見ると、御年配の警察官の方が「よぉ山さんじゃないか久しぶり」「おお長さんこっちへ担ぎ出されたのかい」なんて感じで笑顔で会話して敬礼していて、なんだか微笑んでしまった。そういう場面を見た後は、「あぁ警察小説書きたいなぁ」などと妄想しながら歩くのだ。だからというわけではないけど写真は
武田鉄矢の名作映画『刑事物語』の第2作〜5作のDVDBOX。どうやら権利の関係で別会社から先行して出た第1作も収納できるようになっているとか。グッジョブ!!。愛のある仕事だよね。
◆昼間は
文藝春秋のHさんとランチしながら打ち合わせ。Hさんごちそうさまでした、お疲れさまでした。頑張ります。イタリアのバールをコンセプトにしたお店なのに、何故かずーっとディキシーランドジャズが流れていてそれはどうなのよと最後まで気になっていた。ホンキー・トンクとかといろいろ勘違いしてないか。
◆来月に出る新刊のタイトルは
『リライブ』(新潮社)に決まりました。担当編集の皆さんがいろいろ知恵を絞って考えてくれました。中旬には出るんじゃないかと思います。よろしくお願いします。
◆コンビニに買い物に行ってホテルに帰る途中、ちょっとした段差を踏み違えて腰が一瞬イヤな感じになった。「あ、やべぇ」と、まるでおじいさんのようにそーっとゆっくりゆっくり腰に力を入れないように歩いて帰ってきた。ベッドで横になったりお風呂に入ったりしてなんとか治ったみたい。良かった。

11月14日(土) 帰道
◆また雨降り。
◆最近の東京行きは雨になることが多い。集英社のパーティにて
集英社さん、文藝春秋さん、新潮社さん、講談社さん、小学館さん、角川書店さん、幻冬舎さん、徳間書店さん、祥伝社さん、東京創元社さん、実業之日本社さん、河出書房新社さん、PHPさん、ホーム社さん(あともし忘れてたらごめんなさい)各担当さんとあれこれお話。いろいろご迷惑をお掛けしておりますが、もろもろ頑張ります。パーティ前に花村萬月さんに初めてご挨拶して名前を知っていてもらったことに感激(同じアンソロジーに参加していたのだった)。会場では山本幸久さんとお話して、倉阪鬼一郎さんにご挨拶。その後浅暮三文さん津原泰水さんにお会いする。杉江松恋さんに写真を撮られて、小説すばるの二次会にずうずうしくも顔を出して、荻原浩さんに執筆の悩みをいろいろ聞いてもらった(荻原さんすみませんでした)。twitter仲間の関口尚さんとも犬の話とかあれこれ。朝倉かすみさんには会ったばかりだから手を振って、帰り際に池永陽さんに顔を思い出してもらって矢野隆さんにご挨拶して。皆さんお疲れさまでしたありがとうございました。
◆写真は雑誌
〈Casa BRUTUS〉。ハワイ特集。前に行ったときに床屋でおばちゃんに「ブルース・ウィリスみたいに(まだハゲる前の)してくれ」と言ったら「ブルース・リーなら知ってるけど」とみんなで雑誌めくってウィリスを探していた。おばちゃんがいろいろ話しかけてくれて楽しかったな。
◆角川書店さんから
『野性時代』、小学館さんから『STORY BOX』をいただきました。ありがとうございます。

11月15日(日) 日々
◆雨が降ったり晴れたり
◆勤め人ではないのでいろいろと考える時間だけはたっぷりとある。だからといってずっとネタを考え続けることもできないので、どうでもいい妄想も老後の生活の心配も子供の将来も老いた母のことも元気のない友人のこともわがままな飼い犬のことなども考える。そして当然これから作家としてどうやって書き続ければいいのかということなども考える。なんかね、やっぱりそうなんだよなって思うところもある。やれやれまたかよって思うこともあるし、そうじゃねぇだろうと考えることも。何を言いたいのかわからないだろうけど申し訳ない(^_^;)。とにかくあれこれ考え過ぎて頭でっかちのいいわけにならないうちに書きます。写真はホテルの窓からの東京の景色。
集英社さんから『小説すばる』実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』をいただきました。ありがとうございます。
◆北海道ではもうすぐ雪が降り始めます。皆様、温かいものをしっかり食べて、お身体ご自愛ください。

11月17日(火) 日々
◆晴れたり曇ったり。
◆流星群は見られそうもないかな。野球はシーズンオフになり、Jリーグも消化試合のところが増えて来季の話が続々と入ってきている。
コンサドーレ札幌ではベテランの曽田選手が引退を発表した。もう何年在籍したんだろう。たぶんいちばんの古株だったはずだ。FW登録からDFに転向していろいろと楽しませてくれた。最後のシーズンはその雄姿を見ることはできなかったけど、サポーターはきっと君のことはずっと覚えている。お疲れさまでした。思えばプロスポーツ選手の寿命は短い。活躍できたとしても引退後もその世界で仕事ができるのはわずかな人たち。ほとんど多くの選手たちは、文字通り第二の人生を歩むことになる。厳しい世界だ。
◆写真は大好きな
マイクル・Z・リューインの短編集、現代短編の名手たち『探偵学入門』(ハヤカワミステリ文庫)。間違いなく一時代を築いたリューインだけど、Amazonを見ても多くが手に入らなくなっている。心の師と思う作家は矢作俊彦さん、アーウィン・ショー、デイモン・ラニアンの三人をよく挙げているけど、このマイクル・Z・リューインも相当に影響を受けた作家さんだ。もっとたくさんの人に読んでほしいと切に思う。
新潮社のOくんから12月の新刊『リライブ』の装幀がデータで送られてきた。タイトルも装幀の雰囲気も今までなかったものだと思います。ぶっちゃけ新潮社さんから出した2冊の本は(いや僕の本は悲しいかなほとんどなんだけど)まったく売れていないんで今度こそ! という思いがひしひしと(^_^;)。
日本出版販売さんから『新刊展望』をいただきました。ありがとうございます。

11月18日(水) SNOW
◆雪が積もった。
◆ひょっとしたら生まれて初めて覚えた英単語は〈SNOW〉だったかもしれない。というのも、いちばん近しく、一緒に住んだこともある叔母が旭川市の〈雪印乳業〉に勤務していたのだ。むろん商標に輝いていたのは〈SNOW〉の文字だった。信じられないかもしれないけど、叔母が勤めていた会社によく遊びに行き、アイスクリームをタダで貰って食べていた(しかも友人も一緒に)。さらに工場に併設されていた社員用のお風呂に、学校帰りに入らせてもらったこともよくあった。高度成長期とはいえ、今から見れば本当にのどかな時代だったのだ。
◆写真は大好きな
イアン・ランキンリーバス警部シリーズ『血の流れるままに』(ハヤカワミステリ文庫)。早川書房さんの本が二日続いたけど別に何か言われたわけではない(^_^;)。個人的に〈翻訳ミステリーをもっと読んでもらおう〉キャンペーン実施中。その理由は来月!(^_^;)。
サッカー日本代表はアジアカップ予選で香港代表と。まぁ4-0と順当に勝ったわけだが、チームの熟成が本当に進んでいるのかというのは相変わらず疑問。申し訳ないが、もっとスマートに徹底的に潰すような試合が出来ないと、ダメだったんじゃないか。むろんサッカーは何が起こるか判らない。そのときの選手のコンディションとかいろいろある。南アフリカから戻ってそのままという日程のきつさもあるけど、それでも、だ。確かに素晴らしいコンビネーションはいくつか見られたけど、チームとしてもしくは個人として局面を打開する動きに成長が見られたかというと、首を傾げてしまう。収穫が長谷部と佐藤寿のゴールだけじゃあ、とてもベスト4の夢は見られない。まぁしかしどうしても相手に合わせてしまうのが日本のサッカーの特性だ。失礼だが、香港代表相手ではこれで納得の結果かもしれないかな。
集英社さんから『青春と読書』を、小学館さんから『きらら』をいただきました。ありがとうございます

11月20日(金) 日々
◆雪が降ったり晴れたり。
◆朝日新聞のサイトのインタビューで、ある女優さんが『女優はある意味水商売みたいなもの』って言ってるけど、ある意味じゃなくて水商売そのものではないだろうか(^_^;)。人気商売って意味なんだからね。それは作家も同じことだ。でもまぁ新聞のインタビュー記事の内容はねー、
大きな声じゃ言えないけどむにゃむにゃむにゃ
◆『市川海老蔵さんと小林麻央さんがご結婚なさるそうですよ(ニコッ)』という一言で終わらせて以降まったくニュースとして報道しないというテレビ局があったら全力で応援する。むろんあのお二人には何ら含むところはない。
◆『新春かくし芸大会』が幕を閉じるという。一人暮らしを始めた頃からまともには観ていなかったけど、小さいころには間違いなく〈お正月の家族の楽しみ〉だった。テレビの前で家族全員あるいは親戚も含めて楽しんで観ていた番組だった。一抹の淋しさはある。写真は久しぶりに聴きたくなった
ロン・カーターのアルバム〈It's the Time〉。あー、いいな。やっぱりジャズはいい。沁みる。
◆たとえば原稿を書く気になれなくてゲームで現実逃避しているとき、頭の中から鼻に〈嫌な匂い〉が流れてくることがある。その匂いは作家になるチャンスを逃し続けて悶々としていた日々や、デビューできても売れなくてものすごい耐乏生活を送っていた日々を思いだす匂いなのだ。それで「あぁこんなことしてちゃいけない」という気持ちになる。これは一種の〈体内ブレーカー〉なのかなと思ってる。

11月21日(土) 日々
◆雪が降ったり晴れたり。
◆一度融けると思うけどなかなかしぶとい。このまま根雪になることはないと思うんだけどな。ユニクロの騒ぎはすごいな。何故あんなに並ぶのか理解に苦しむ。でも混乱するのはよくわかる。実は〈人が並ぶ〉というのは一番基本で一番難しいイベントなのだ。以前、広告会社でイベントプランナーという日本一怪しい商売をしかもバブルの時期にやっていた。そりゃあもうまだ二十代の頃なのでいろんな失敗をして学んだ鉄則は〈イベントはプロがやらないと失敗する〉というもの。まるで外事警察の篤郎のように〈人は何かをしでかすもの〉〈人間は卑しいもの〉という眼で百歩先まで読まなきゃダメなのだ。失礼だが店員としての教育を受けただけであろう店長さんと店員さんにああいうイベントを丸投げするのは、上層部がその辺をわかってないってことだ。わかってやってんならすごいけどね。さすが一流企業の経営陣だと感心する。
◆まぁ、そういう仕事をやってきたってことは、僕は人が集まるイベントを行う際には常にそういう眼で集まった人を見ていたってことですけど。〈何が起こってもいいように全ての準備をする〉。それを理解できたときにはバブルが弾けてイベントの仕事がなくなりました(^_^;)。写真は、とてもいい映画
『扉をたたく人』。人が人を信じるというのはどういうことかというのを、きちんと描いた佳作だと思う。
祥伝社さんから『小説NON』をいただきました。ありがとうございます。

11月22日(日) 日々
◆晴れ。だいぶ雪が融けた。
◆〈だいぶ〉もしくは〈だいぶん〉って〈大分〉と書くんだけど、どうしても最近〈おおいた〉としか読めなくて、自分の小説の中では〈ひらいて〉いる。もしくは他の言葉で代用する。そういうのって作家さんそれぞれにいろいろあると思うよ。
コンサドーレ札幌はアウェイで岐阜と。4-2で逃げ切り。全体的には良い試合だったと思う。チームとしてどう戦うかというのが最後まで全員に感じられた。細かいミスで2失点はしたけど、それを来季の課題にしよう。石崎監督の続投も決定したし、大幅なメンバー変更もなさそうだ。昇格も天皇杯もないコンサドーレ札幌の来季はもう始まっている。しっかりとした地力をつけるために頑張ろう。そういえば、九州にJリーグのチームは5つあって、来季は全部J2になってしまった。北海道にはまだコンサしかない。まぁ九州には県がたくさんあって、北海道は道でしかないという事情はあるし、札幌一極集中という現状もあるのだけど、もう少しなんとかならないものかと思う。あ、僕が住んでいる江別市には〈ノルブリッツ北海道〉というクラブチームがあって、JFL入りを目指している。ぜひ頑張って将来J2、J1へと進んでほしいけど、コンサドーレの中心である札幌市と江別市では近すぎるとは思うんだよなぁ(隣町です。JRで20分ぐらい)。
◆テレビで
ブルース・ウィリス『16ブロック』をやっていた。たぶんB級だと思うんだけど、けっこうこの映画好きなんだ。DVDも持ってる。

11月25日(水) 日々
◆曇ったり晴れたり雨が降ったり。
◆二日間も更新しなかったのはtwitterに入り浸っていたわけではなく、自分の立てたプロットのあまりのお粗末さに泣いて破り捨てて再度もがき苦しんでいたため。今も絶賛苦悩中。苦しんでいると言いながら、その苦悩を感じることが出来る状態は実は幸せなことなのだというのを忘れないようにしなきゃ。
◆妻が熱を出して寝込んだ。幸い一晩で回復したけど、お母さんの丈夫さはすごいと思う。自分の母親のことや、母となった妻の今までの日々を振り返ると、子供と夫の世話しなきゃならないんだから風邪なんか引いてられないわ、という心が身体を動かしているのだと実感する。とはいえ、それに感謝する気持ちになれるのは歳を取ってからなんだよね。もしここを読んでいる若い男の子がいたら、今のうちにお母さんに感謝しておこう。親孝行したいときに親はなしというのは本当だ(あ、いやうちの母はまだ存命だけど)。お父さんにも、たまにはね。写真は映画
『20世紀少年』のBOX。やっぱ観ておくべきだろうなぁ。
PHPさんから『文蔵』をいただきました。『ラプソディ・イン・ラブ』連載中です。
◆年末進行の〆切にはち巻きして(マジで)机に向かってスクランブル体制続いています。更新が飛び飛びになっても探さないでください。たぶんtwitterではつぶやいています。

11月26日(木) 日々
◆晴れ。
◆スクランブルと言いながら更新しているのは逃避ではなく、うっかり30分ほど眠ってしまったので頭慣らしと指慣らしのため。キューピー人形が可愛かったので妻と二人いそいそとミスドに向かって購入してポイントを提示したのに「申し訳ありません、品切れです」と言われて「えー」と落ち込みそうになるのを大人の良識で堪える。昨日始まったキャンペーンで今日もう品切れって早すぎるだろうダスキン。あこぎなキャンペーンを張るんじゃない。電通か博報堂か知らんがこんな世の中なんだから広告業界の辞書にはない〈誠実さ〉をクライアントに求めないと広告業界はダメになるぞって広告業界を(しかも辺境の)引退した人間が偉そうに意見したことをお詫びします。写真は映画監督
ヴィム・ヴェンダースが尾道を撮った写真集〈Journey to Onomichi〉。だいぶ以前に東亰で個展をやっていて観たかったんだ。ヴェンダースが小津安二郎に心酔しているのは周知のことで、記憶がおぼろげだけど個展を特集した記事ではヴェンダース夫妻が子供のようにはしゃぎながら尾道を歩き回っているのが印象的だった。Amazonで注文したけど届くのはかなり先のようだ。それこそ子供のようにわくわくしながら楽しみにしていよう。尾道行きてぇ。
◆犬が吐いてしまって落ち込んでいる。我が家の犬は吐いたりくしゃみをすると猛烈に落ち込むのだ。
◆老醜ってあるよね。決して容貌のことじゃなくてさ。まだ先の話になるけど他山の石にしよう。

11月28日(土) 日々
◆雪が少し降る。
◆北海道日本ハムもコンサドーレ札幌も契約更改が始まって、行く人来る人が決まりつつある。野球とサッカーのそれを比べると、印象にしか過ぎないけどサッカーの方が来季に与える影響が大きいような気がする(あくまでも印象ね)。どちらもチームプレイの競技ではあるものの〈中心選手〉と〈その他大勢〉の試合に与える影響の大きさがかなり違う(ような)気がする。サッカーでは〈その他大勢〉が奇跡を生む可能性が野球よりたぶん低い。まぁどちらのチームも来季がもっといい結果で終わるようにと祈る。写真は久しぶりにブルーズを聴きたくて流している
B.B.KING〈One Kind Faver〉。あー沁みる。
◆たぶん何もかも吐き出した後からが勝負になる。けれど、どこまで自分が吐き出せるのか、そしてそこまで辿り着けるのか、辿り着けたとしてもそのときにもプロとして生活していけるのは、誰にもわからない。自分に正直になるとほざいて何もかも捨てて何もかも変えることが吐き出すということではない。全てを守り通してかつ貫き通せるかが問題なんだ、と教えてくれたのは、今まで愛してきた全ての物語だった。
筑摩書房さんから『ちくま』をいただきました。『話虫干 story debugger』連載中です。ぜひよろしくお願いします。