7月1日(水) バラが咲いた ◆曇り。パッとしない天気。 ◆それでも何日か暑い日が続いたせいか、緑が急に濃くなった気がする。我が家のツルバラも花が咲き始めた。庭にはここで話題にしている桜の木やリンゴの木の他に実は胡桃の木が植えてあるのだが、何年経っても実をつけようとしない。が、今年はひょっとしたらあれは実ではないか? というようなものがひとつだけある(高いところなのではっきりしない)。そういえばリンゴの木は今年はものすごい数の実をつけている。さて今年は食べられるほどになるだろうか。 ◆幻冬舎さんから『papyrus』をいただきました。早川書房さんから、片岡義男コレクション3蒼空と孤独の短編『ミス・リグビーの幸福』(ハヤカワ文庫)をいただきました。ありがとうございます。実はこの片岡さんの『ミス・リグビーの幸福』は愛読書。文庫で持ち歩けるとは! 嬉しいです。 ◆雑誌〈マリクレール〉も休刊かー。広告屋時代にはいつも読んでいた雑誌だ。少し淋しいな。 ◆7月になってしまった。相変わらず締切りに追われている。怒っている編集さんもいる。ごめんなさい。いろんなことを考えているのだけど、なかなか難しい。どう書いていけばいいのか。どうあればいいのか。作家になって7年目になっている。どうやらプロの作家として生活しているけど、それだけで満足していてはダメだ。デビューする前から抱えている焦燥感は消えていない。頑張ろう。 7月3日(金) 日々 ◆曇り後晴れ。気持ちの良い天気。 ◆7月になって一気に気温も上がるかと思ったけど、まだ夜は涼しい北海道。1枚羽織るものは欠かせない。我が家の桜の木にはよく雀たちがやってくるのだけど、夕方その雀たちが異常な声で鳴き出した。何事かと思って庭をのぞいたら、あっ、猫だ。猫が桜の木の近くにあるコンポストの上に乗っかって上を見上げて、雀を狙っている! いや雀にしてみれば死活問題なのだが、思わずにやにやしながら庭に出たら猫はそそくさと立ち去っていった。さてはこの間庭にウ●チをしていったのはお前だな? そんな私の追求を尻尾でひらりと躱して、猫は悠々と道を歩いていった。いたずらするなよー。写真は『スタートレック』の映画版ボックス。新しい映画も観てみたいなー。 ◆うわぁ〈スタジオボイス〉も休刊か。うーん。バックナンバーもけっこう我が家にある。そうかー。 ◆東国原知事のやってることは実に正しい方法だと思うな。自分のネームバリューを利用して最短の方法で国政を司る位置に立とうとしている。もしあの二つの条件のどちらかでも取り下げて入閣しちゃったら残念だけどね。でも彼が総理大臣になっても何の問題もないと思う。だって誰がやってもこの国の政治は良くならないんだもん。むしろどんどん悪くなってく。どうぞ総理大臣になってください。なってこの国の政治を内側からぶち壊してください。お手並み拝見したいです。マジで。 7月4日(土) Jリーグ ◆晴れたり曇ったり。 ◆もうひとつスカッとしない天気なのだが、コンサドーレ札幌もホームで水戸と戦い1-0で負けた。負けたのはしょうがない。決める力が無かった。誰かのせいにはしない。弱いから負けたのだ。でもひとつだけ言いたい。今日は特別イベントのホーム試合だった。3万人を集めようとスタッフもサポーターも様々な努力をして、その結果、2万2千人が集まったのだ。だからホームに有利なジャッジをしろとはもちろん言わない。公平なそして試合を熱く盛り上げるジャッジをしてほしかった。審判のジャッジは試合の流れをつくるとても大事な要素だ。それを、不安定なジャッジでカードを連発してホームチームの選手をいきなり退場まで持っていくのは何事かと思う。Jリーグは興行ではないのか。お客さんを楽しませてナンボの商売ではないのか。目の肥えたサポーターは始まって早々に気づいた。「今日の試合は、駄目だ」と。明らかに審判のせいでぶち壊しになる試合だと。せっかくの特別イベントが、新たなサポーターを増やすスタッフやサポーターの全ての努力は、Jリーグが送り込んだ審判のせいでぶち壊しになったのだ。むろん審判も人間だ。間違えることもある。それも含めて試合だというのはよく判っている。判っているが、それは最低限〈試合を作る〉技術を踏まえた上での話だ。Jリーグを愛する者として、一言苦言を呈しておく。まぁ、やっぱり負けたから悔しくて言ってるんですけどね(^_^;)。 7月5日(日) ショーケンのカッコ良さは ◆晴れ。気持ちの良い天気。 ◆三日連続で更新しているのは気分転換だとか言ってるけど明らかに逃避行動。新しいドラマ『官僚たちの夏』を観てみた。評価はともかくとして、最近、ポツポツと昭和の熱い時代を(ノスタルジーではない方向で)マスコミが露出させているのは先祖返りなのか? と疑ってしまうのは悪い癖か。きっと小さな危機感の萌芽じゃないかと思うがどうか。時代が巡って熱い男たちの時代がまた来るのか。写真は『太陽にほえろ!』のショーケンこと萩原健一ことマカロニ刑事のDVDBOX。いやマジでこの頃のショーケン、信じられないぐらいにカッコいいッスよ。今テレビに出ているイケメン俳優とか騒がれている連中なんか足元にも及びません。むろん言うまでもなくジャニーズたちも。昔は良かった的な視点ではなくどう冷静に判断しても。文句のある奴は一人ずつ話を聞くから一列に並んでくれ。いいから並べ。 ◆徳間書店さんから『本とも』をいただきました。そういえばここに連載していた『早坂家のこと』は現在ゲラ進行中です。夏が終わる前にはお届けできるのではないかと。よろしくお願いします。 7月7日(火) 事件は現場で起きてる ◆晴れ。暑い日。 ◆平凡な日常の中ではちょっと出会えないある場面に居合わせた一日。ドラマや小説なんかではお馴染なんだけどね。どんなことかは、ひょっとしたら進行中なので、差し障りがあるといけないので秘密。いやでも本当にあるんだなー。事件は現場で起きているんだ。お疲れさまでした。 ◆写真は〈ナショナルジオグラフィックが見た 日本の100年〉。〈ナショナルジオグラフィック〉を知らない人はリンク先を参照してもらうとして、この本は、日本の明治から昭和までを、その時代に日本を訪れた海外の記者や識者が〈日本〉を撮り、そして書いた記事をまとめたもの。これはぜひ読んでほしい。この国には、どんな人たちが住んでいて、どのような国だったのかが、偏見のないニュートラルな視点できちんと描き出されている。私たちは何を失い、何を得たのか。たとえば1911年、ウィリアム氏はこう記事をまとめている。〈日本人ほど幸せで、日々の暮らしに満足している国民はいない。その理由のひとつは日本人のシンプルライフである。もうひとつは、美しいものに対する素直な感動と他人に対する思いやりである〉。ウィリアム氏がそうまとめた日から90年程しか過ぎていないのに。 ◆メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』、河出書房新社さんから『文藝』をいただきました。ありがとうございます。 7月10日(金) 日々 ◆朝から雨。気温も下がる。 ◆吉田拓郎が体調不良でツアーを中止してしまった。頼むから無理はしないでくれ。縁起でもないけど清志郎が逝ってしまった上に拓郎までそんなことになってしまったら、どうすりゃいいんだ。若い人はその名前さえ知らないかもしれないけど、吉田拓郎は日本の音楽界を改革し続けてきた。彼がいなかったら〈J-POP〉なんて呼ばれている音楽はなかったかもしれないぐらいだ。フォークだロックだ歌謡曲だ演歌だと騒いでいた時期に、彼が何もかもをぶち壊して突き進んでいった(商業的に、という意味合いも含めて)。彼が全部の道筋をつけたと言っても過言じゃないと思う。のんびり、休んでください。写真は拓郎とは何の関係もない、ついに発売される〈ドラゴンクエスト9〉。むろん、発売日(明日)に届きます。ええ買いましたとも。もちろん大人ですから数多く控えている締切りから逃避してこればっかり、なんてことはいたしません。いたしませんとも。たぶん。おそらく。そうなることを願う。 ◆岐阜の高校で講演をしたときに、「ゲーム脳についてどんな考えをお持ちですか?」と生徒さんに訊かれた。詳しい話をする時間はなかったので、とりあえずあの説を唱えた大学教授を僕は信用してないと伝えた。それから、昔僕らが小学生だった頃「漫画ばっかり読んでると目が悪くなってしかもバカになる」「テレビばっかり観ていると目が悪くなってしかもろくでもない大人になる」と、ほとんどの大人が言っていた事実を教えた。まぁ漫画やテレビばかり観て大人になった我が身を振り返ると、その説はあながち間違いではなかったかもしれないけど(^_^;)。新しいメディアは面白くて夢中になるが故に批判される。でも人間は常に新しいものを求めるが故に人間であり、新しいものは、面白いのだ。 7月13日(月) 永遠の嘘をついてくれ ◆雨。一日中部屋の中が暗かった。 ◆3日ほど更新していないからってドラクエばっかりやっていたわけでは決してない。まだオープニングしかやってない(^_^;)。何度も言うが任天堂さんはMac使いにも優しくなってほしいものだ。DSiが繋がらないので三時間悩んじまったよ。写真は雑誌〈BRUTUS〉の巨人軍特集。もちろん今は北海道日本ハムのファンだが、巨人軍栄光のV9時代に少年時代を過ごして、毎日のように野球中継を父と一緒に観ていた身としては、このマークに愛着はある。あの時代の打順は今でもそらで言えるぐらいだ。ま、今はアンチなんですけどね(^_^;)。 ◆コンサドーレ札幌はホーム厚別で思い出したくもない最低の試合をしてしまった。日本一温厚で知られるコンササポーターが罵声を浴びせたほどだ。開幕のときのあの新しいコンサドーレスタイルはどこへ行ったのか。完璧に煮詰まっている感じだ。補強など望めない貧乏チームがここを打開するのはやはりチームとしての団結力しかないと思うのだが。とにかく、戦え。走れ。 ◆どうしてみんな文句を言いたがるのだろうか。本当にきちんと考えて伝えることをなおざりにして、キーボードを叩いて脊髄反射のような考えなしのコメントを垂れ流す。沈黙は金雄弁は銀だが、自己中心的でしかない文句はゴミ以下だと思う。自己主張は気が強くないとできないが、胸の内に秘めることは、心が強くないとできないのだ。 ◆言わぬが花。秘すれば花なり。 7月16日(木) 日々 ◆雨のち晴れ。涼しい風が心地よい。 ◆3日ほど更新していないからってドラクエばっかりやっていたわけでは決してない。いや少しはやった。少しです。まだ転職もしてません。写真は宮崎駿さんの仕事ぶりを記録した番組。頑固なおじいちゃんって感じですよね宮崎さん。一言で言えば、宮崎さんの作るアニメーションはあきらかに他とは違うということ。技術さえ真似すれば同じ物を作れるというものではないはず。アニメーション作家と呼ぶに相応しい人は、今現在の日本には、この人とあと何人ぐらい居るのだろう。 ◆何人かの編集者からメール。その全てに「今日の東京はサウナです」という表現。札幌近辺は、午後からカラッと晴れて、とても涼しい風が吹いていました。 ◆いただきものが溜まってしまった。日本出版販売さんから『新刊展望』、角川書店さんから『野性時代』、集英社さんから『小説すばる』、実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』をいただきました。祥伝社さんから『Feel Love』、こちらには連載中の『ピースフル』が掲載されています。東京創元社さんから、高城高さん『函館水上警察』をいただきました。これ、おもしろそうです! ありがとうございます。 7月19日(日) 愛の花 ◆雨。どうも梅雨前線が北海道に来ているらしい。 ◆3日ほど更新していないからってドラクエばっかりやっていたわけでは決してない。いや少しはやった。少しです。日照不足で農家の皆さんは困っているようだ。今年の夏は冷夏みたいだし、なんともすっきりしない北海道。早くドッピーカンの夏がやってきてくれないものかと思う。夏の楽しみのひとつである、風が通り抜ける和室の畳の上でごろんと昼寝、というのをしたい。写真は言わずと知れた〈ユニクロ〉。〈ユニクロカレンダー〉というのが6月ぐらいから始まっていて、そこの音楽が非常に良くてヘビロしている。大好きなミュージシャン清水靖晃さんがサキソフォンを吹いている。曲はクラシックの名曲リストの〈愛の花〉。きっと誰でも聴いたことがあるはずだ。こうやって素晴らしいアレンジで聴くと、名曲のもつ強さというのは不変なんだと改めて気づく。 ◆集英社さんから『青春と読書』、小学館から『きらら』をいただきました。ありがとうございます。 ◆大雪山系の山で悲しい事故。ニュースを読んでいくと無謀としか言いようがない状況。旭川生まれの僕にとって〈大雪山〉は幼い頃から親しんだ山だ。旭岳には何度も遠足で登山をしているし、黒岳や赤岳にも行ったことがある。亡くなられた方々のご冥福を祈る。 7月23日(木) 日々 ◆晴れ。少し天気回復。 ◆執筆の調子が悪いのはいつまでたっても天気がはっきりしないからではないか、といいわけをしてみる。札幌近辺はなんだか地面が乾くヒマがないようなぐずついた天候。とにかく何もかもが進まない。むろんドラクエばっかりやっていたわけでは決してない。むしろやりたい。気の済むまで。まぁこういうときもあるさ、とは思うものの、たくさんの編集者に謝ってばかりいる。本当に申し訳ない。写真は大好きな俳優クリント・イーストウッドの『グラン・トリノ』。観なきゃ。早くこういうじいさんになりたい。 ◆同じようにコンサドーレ札幌もパッとしない。北海道日本ハムが頑張っているのが救いといえば救いか。 ◆次男がハリーポッターの新作映画を友だちと観に行った。掃除当番で遅れたそうで、待ち合わせのJRの時間に間に合わないので車で駅まで送ってあげた。何故かあいつはハリポタが大好きだ。家にはDVDがあるが、僕は一作目しか観ていないような気がする。 ◆中学校のとき、友人と『エクソシスト』を観に行った。まだCGもない時代の恐怖映画。内容はしっかり覚えているけど、誰と行ったか覚えていないのはどうしてだ。たぶん男だったんだろうな。女の子と行った『ジョーズ』の方は覚えているから(^_^;)。 7月25日(土) 『東京公園』文庫化 ◆雨。庭で蛙がずーっと鳴いている(^_^;)。 ◆しとしとと雨が降り続く。せっかくの町内会の夏祭りだというのにぐずついた天候がまったく回復せず。一応開催したものの、雨で何もかもがぐずぐずで、楽しみにしている子供たちがかわいそうだった。明日の本祭はせめて雨だけは上がってほしい。北海道に梅雨はないのに、今年は完全に梅雨入りしている。もっとも各地で雨の被害が尋常ではないのだが。被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。 ◆写真は、月末か来月頭には発売になるはずの拙著『東京公園』(新潮文庫)。新潮社さんでは初の(アンソロジーはあるけど)文庫です。あれ? 同じ新潮社の『そこへ届くのは僕たちの声』の方が早いのでは? という疑問にお答えしますと、大人の事情です(^_^;)。振り返ればこの作品はけっこう悩みながら書いていたのですが、それから全然成長してねぇなぁと反省しきり。それはともかく、大好きな映画へのオマージュとともに、ある出来事がきっかけになってできあがった思い出深い作品です。中身は単行本と変わっていませんが、この機会にどうぞよろしくお願いします。 ◆相変わらず締切りに追われているのだけど、進まない。限界とかスランプではなく、なんというか、砂利道をずっと走ってきて、ようやく舗装道路を走り出し、そして運良く高速道路に入ったのはいいけど、パーキングエリアをどこにするか決めあぐねている感じだ。このままではきっと高速道路を下りなくてはいけない状況になってしまう。それは自分の走りの下手さ故だろうからしょうがないけど、どうにかしなくてはならない。どういう状況になろうとも、最後まで自分でハンドルを切るために。 7月26日(日) 日々 ◆曇り少し雨。 ◆蛙はまだ元気で庭で鳴き続けている。どこにいるんだお前は。早く水辺に移動しないとそのうち晴れてきたらひからびるぞ。最近の梅雨のような天気のせいか、犬の散歩をしていると道路で轢き潰された蛙をよく見かける。田んぼに居ればいいものを。 ◆いただきものを。写真は光村図書出版さんの『飛ぶ教室』。『コレッタの夏休み Collete's Summer Vacation』という短編を書きました。載ってます。早川書房さんから『ハヤカワミステリマガジン』、『僕は長い昼と長い夜を過ごす』が載ってます。次週最終回。祥伝社さんから『小説NON』、筑摩書房さんから『ちくま』をいただきました。ありがとうございます。 ◆『COW HOUSE』(ポプラ社)はおかげさまで少しだけですけど増刷しました。応援していただいた方々のおかげです。ありがとうございました。 ◆ハッピーエンドな物語に「リアリティがない」って。いや世の中何もかもが不幸でできてるわけじゃないですよ。幸せだって、ありますよちゃんと。 ◆コンサドーレ札幌はようやくホーム厚別で勝った。内容は褒められたものじゃないけど、FWが得点をして勝ったことは今のコンサにはとてつもなく大きい。ここから少しずつでも上がっていこう。