2010年1月の日記

1月2日(土) 明けましておめでとうございます
◆晴れたり曇ったり。
◆かなり雪が降ったり新年から荒れ模様の北海道だったらしいけど、幸い実家の周りと自宅の周辺はそれほどでもなく、平穏。むしろ気温が高くて融けかかった雪のせいで実家巡りから帰ってきたときの雪かきが重くて大変だったけど、息子一号と二号がフル戦力になるので助かる。あと数年は大丈夫だろう。
◆昨年はお世話になりました。今年もどんどん書いていきますので、どうぞよろしくお願いします。写真は映画
『小さな恋のメロディ』から。この年になると恥ずかしいけど、映画館でテレビでDVDで、人生でいちばん数多く観た映画だと思う。たぶん僕はこの映画が好きでしょうがないんだ。理屈抜きで、瑞々しさに溢れた夢物語。そしてこの映画を好きであることを、いつまでも忘れたくないんだと思う。たとえ誰に何と言われようと。
◆昨年の1月に走って運動不足を解消しようと書いたけど、多少は走ったが中途半端になってしまった。ダメだなー。今年こそもう少し運動して落ちてきた筋肉と腹周りの肉をなんとかしようと思う。
◆こども店長、休ませてあげてくださいお母さん。お願いします。
メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』をいただきました。ありがとうございます。
◆実家巡りで少し乱れてしまった生活を元に戻して、今日からまたがんばろう。

1月3日(日) もういつもの日々
◆晴れ。
◆世間的にはまだお正月なのだけど、自宅に戻ってしまえば気分は日常。さっそく仕事始め締切りのコラムを2本仕上げて、長編のゲラも終わらせた。まだまだ気を緩めることはできないスケジュールなのだ。新年早々ありがたいありがたい。写真はドラマ
『深夜食堂』で脚光を浴びた鈴木常吉さんのアルバム『ぜいご』。ご本人のサイトから直接買うシステムになってました(その方が良かったらしい)。あのドラマのオープニングもそうだけど、車に乗ってゆったりと東京の街を走るシーン。あれが好きだ。映画『ロスト・イン・トランスレーション』でもそういうシーンがあって引き込まれた。僕はああいうシーンに弱いらしい。どうしてか判らないけど。
◆twitterで大森望さんに責任編集している〈NOVA〉に「書いていいですか?」と営業をかけたら許可されて嬉しかった。ずうずうしい奴だと思われたらどうしよう。大森さんすみませんなんか押し掛けたみたいで。申し訳ないです。頑張って書きます。
◆ミュージシャンが俳優やったり俳優がバラエティ出たり漫才師が俳優やったり俳優が歌を唄ったり。それはそれで素晴らしければいいと思う。文句を付けるわけではない。でも、拡散しちゃって神格化された存在になっていくことはないだろうな、と思う。いやそれが良いというわけじゃないけど。情報が届かないで、輝きを増すという事態はもう起こらないんだろう。

1月4日(月) いいものはいい
◆晴れたり曇ったり。
◆まだ圧倒的に積雪が少ない札幌近辺の我が家(江別市です)。怒濤の締切りラッシュを前にしてほんの少し余裕があるように思えるけど実はまったくない。前倒しでやれば少しは楽になるのにね。なかなかそうはいかないんだこれが。写真は好きなアーティスト
阿部芙蓉美さんのニューミニアルバム〈birthday〉井上陽水さん『いっそセレナーデ』、下田逸郎さん『sexy』という名曲のカバーも入っているんだけど、これがぞくぞくするほど素晴らしい。彼女のハスキーヴォイスがこれほどまでに陽水さんや下田さんの楽曲に合うとは考えていなかった。ますます磨きがかかってきたこの人のボーカルがひょっとしたら今いちばん好きかもしれない。いいものはいいのだ。
◆イエメンの情勢がますます不穏になっているようなのだけど、本当に大丈夫なのだろうか。きちんと試合ができるのか。試合どころか若き日本代表たちは無事に帰ってこられるのか。それだけが心配だ。
◆『ガイアの夜明け』は江口洋介さんに交代か。役所広司さんの飄々とした部分は消えちゃうかな。でも思えば江口くんも昔はそんな感じだったんだよね。期待して観よう。それとappleが何やら新製品を出すようなのだ。iPhoneは今のところ必要ないので買ってないんだけど、どうなるか。これも期待してる。
◆今年の目標をまだ立ててなかった。いやいつも立てたことはないんだけど。現状維持ではあまりにも情けないけど、基本はそこ。そこからどれだけ遠くへ行けるかを模索する毎日になると思う。

1月5日(火) 日々
◆晴れたり曇ったり。
◆荒れるとか言ってたけど、明日の朝にはどうなっているだろうか。年に一回ぐらいミステリファンが泣いて喜ぶ〈閉ざされた吹雪の山荘〉状態になるけど、今年はどうかな。
◆火曜の夜は
『ガイアの夜明け』。江口寿史いや違う江口洋介さんに変わったけどなんだかちょっと笑ってしまった。慣れるまで時間が掛かるかも。写真は少女漫画で岩本ナオさんの『町でうわさの天狗の子』(小学館)。なんかさ、絵柄もストーリーもこういう普通の少女漫画でいいんだよっていう気持ちにときどきなる。このまま素直なドキドキ可愛らしい展開で進んでいただきたい。で、引き伸ばしせずにすっきり終わっていただきたい。いや同じような商売である漫画家さんの身になれば、生活のためにはできるだけ長く連載は続いてほしいのだけど。
◆不況だ不況だと騒いでいて実際そうなのだろう。僕はバブルの時期を経験してむろんバブルが弾けたときも社会人だった。そしてその影響をもろかぶりの広告業界だったけどとりあえず普通に生活はできた。それからすぐに会社を辞めてフリーになってもなんとか生き延びてきた。僕に高い能力があったとは思えないので、それはやはり運が良かったのだろうか。仕事をして暮らしていくとはなんだろうと考える。
◆また年賀状を出したかどうかチェックし忘れてた人がいた。もし届いていない人がいたら申し訳ない。

1月8日(金) 日々
◆曇り。今日も道路はツルツル。
◆なかなか雪が降らない。気温は低いので相変わらず歩くのに全神経を集中する道路になっている。あたりまえだけど雪国の人は凍ったような道路を歩くのは上手い。というより道路の雪の状態を経験上きちんと判断できるのだ。写真は言わずと知れた
マイケル・ジャクソン〈THIS IS IT〉。やはりこれは買っておくべきかなぁ。熱心なファンではないけど、記録として。
◆新年早々、世の中にはまともな人間がいないのかと思えるぐらいどうしようもないニュースが並んでいる。福音館書店の件もそうだしシーシェパードの件もそうだし日本の政治家は相変わらず馬鹿だし多々色々。愚衆と呼びたくなる気持ちもわかる。正直世の中の愚かな連中を全部集めてどこかに島流ししたい(むろん自分のことを賢いなどとは思ってないよ)。テレビドラマは相変わらず一部を除いてひどいものだしドラマどころが全てのTVプログラムがおかしい。持ち直したと思った邦画もここのところなんだかなぁって思うし。そういうことにいちいち怒って商売になるならいいけどメシの種にはならないし(したくないし)罵倒したところで世の中良くなるとも思えない。
◆結局のところ強い気持ちで仕事をきちんとして、やさしい気持ちで毎日をちゃんと生きるしかないのじゃないか。名もなき一般大衆として。

1月9日(日) 日々
◆晴れたり曇ったり。
◆大雪のところもある北海道だけど、我が家近辺は相変わらず積雪が少ない。そのうちにドカッと来ると思うのだけど、できれば少しずつ降ってほしいものだ。冬になると庭先に小鳥の餌置きを差す(雪にね)。どうやって知るのか、野鳥たちが次々にやってきて、家が小鳥のさえずりにつつまれる。小鳥の声を聞きながら執筆するのも良いものだと思う。そんなネイチャーでスローライフなことをほざいておきながら写真は
ダウンタウン〈ガキの使いやあらへんで〉の傑作『松本一人ぼっちの廃旅館1泊2日の旅』だ。本当にこれはもう何回か観ているのに、観る度に笑ってしまうのはどうしてだ。松ちゃんビビり過ぎなのだ。夫婦仲が悪くなったら二人でこれを観ればいいと思うよ。いや家の夫婦仲が悪いというわけではないからね。
◆僕は都会で過ごすのも好きだし、田舎で過ごすこともできる。小さい頃祖母の茅葺き屋根の家で周りは山と田んぼだけというところで夏休みを過ごし、普段は巨大な工場のど真ん中で暮らしていたという経験があるからだと思う。妙に田舎や都会にこだわっているのを見るとムズ痒くなる。どっちでもええやん、と思う。住む場所にこだわる必要はまったくなくて、自分がそこで何をするかということ。まぁそういう心境になれるまである程度の時間はかかるのだろうけど。常にニュートラルでありたいと思う。

1月12日(火) 日々
◆晴れたり少し雪が降ったり。
◆夜に降りだした雪はすぐに止んだのだけど、少し上がった気温と急激に冷えた温度差で、結晶が大きくなって静かに積もっている。今、外に出るとうっすらと積もった雪は街灯や月明かりでキラキラと小さくまたたくように光っている。ダイヤモンドダストと似たような輝きと思ってくれればイメージできるだろうか。まぁロマンチックと思われるだろうが、そう思って一分も経つとただ寒いだけで早く家に入りたいのでキラキラなんてどうでもよくなってしまうのだ。写真は
ブレット・ウォーカー著 浜健二訳『絶滅した日本のオオカミ その歴史と生態学』(北海道大学出版会)。こういう本をゆっくり読みたい。
◆江口洋介さんに代わって二回目の
『ガイアの夜明け』。あ、もう見慣れましたね。相変わらず小芝居ですけど。
◆巡回でやってきた警察署のお巡りさん。家族構成などを確認して、僕の職業が会社員になっていたので今は作家だと訂正すると、読書好きだそうで話が弾む。さらに同郷で同い年でしかもすぐ近くの中学校出身と判り、ローカルトークでさらに盛り上がる(^_^;)。お巡りさんは勤務中でそうそう長話もしていられなかったけど、あと五分も話せばきっと共通の知り合いが見つかったと思う。思わぬ楽しいひととき。
◆以前、所用で地元の警察署に行ったときに、俳優のように渋いイイ男の刑事さんがいた。向こうで眉間に皺を寄せ何やら仲間たちと話し込んでいたのだけど、ドラマの場面のようだと一人喜んでいた。むろん僕の頭の中では『太陽にほえろ!』のテーマ曲が流れていたのは言うまでもない(^_^;)。

1月14日(木) 雪だ
◆晴れ。いい天気。
◆昨夜降った雪はパウダースノー。15センチほどは積もったと思うけど、雪かきも楽にできるので助かる。
◆勝ち組負け組とか格差社会とか努力しろとか頑張るなとかああだこうだとなんだかやかましい。えーとね、きちんと仕事をしようと思ったら、より良い方向へと向かおうとするのは努力でもなんでもなくて当たり前のことです。呼吸をするのと同じくらいのことです。それができるってことが、普通の真っ当な人間なんです。そして普通の人が努力しなくちゃいけないのは、きちんと仕事ができない、つまりより良い方向へ向かうという感覚を持たない人に合わせたりすることなんです。正直者がバカを見たり善人が早死にしちゃったりするのはそういうことでしょうきっと。写真は映画
『ハゲタカ』。見たい。
◆僕の小説は娯楽。真っ当にきちんと暮らしている人たちが一生懸命稼いだお金で本を買ってくれるのだから、そういう人たちの一時の慰めや喜びや楽しみになってもらえればそれでいい。物語を書くことが楽しいから書いているのに、それで人様に喜んでもらえるとしたらそんな贅沢な商売は他にないだろう。だから、いろんな意味で、贅沢を言ったらバチが当たるよマジで。
◆誰が何といおうと、どんな理由があろうと、適切な治療を受けさせずに子供を死に至らしめる宗教なんか僕は絶対に認めない。てめぇが親にもらったその手はな、祈りと願いを求めて合わせるためにあるんじゃねぇ。いつか動かなくなる日まで自分と誰かのために動かすためにあるんだ馬鹿野郎。

1月16日(土) 雪だ2
◆吹雪いたり晴れたり。
◆札幌近辺の冬もようやく本腰を入れたようだ。入れなくてもいいのだけどまぁしょうがない。救いは気温が低めでパウダースノーが続いていること。雪かきは本当に楽だ。寒いけど。
◆どこかの馬鹿野郎が「検察が正義と思ったら大間違い」とかほざいている。もちろん検察や警察が全て正しいなどと頭から信じるほどこちらも馬鹿ではない。でも、検察や警察は正義でなければならないのではないか。正しき力のある場所であることをあなたたちが作って示さなければならないのではないか。
◆写真は、映画
『レスラー』。DVDが届いた。ミッキー・ロークが衝撃的な復活を遂げた記念碑的な作品になった。映画館でも一人で観たけど、DVDも一人で観る。また泣いてしまうから。ブルース・スプリングスティーンの主題歌もまた、泣ける。
集英社さんから『小説すばる』日本出版販売さんから『新刊展望』実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』をいただきました。さて、『ジェイ・ノベル』では今月号から新連載が始まりました。『coffee blues』というタイトルです。『モーニング』という小説で語り手だった弓島大(ダイ)が再び登場です。『モーニング』では40代の中年男になったダイが大学生の頃を回想しながら物語が進みましたが、今回はダイが30歳のとき、1990年頃が物語の舞台です。ある事情で広告会社を辞めたダイが、その事情の古傷を抱えながら自宅を改装して喫茶店をやっています。そこに近所の小学生の女の子が……。喫茶店の常連や、ダイの家に住む刑事、昔の同僚、様々な人を巻き込んで事件がゆっくりと動き出します。どうぞよろしくお願いします。

1月18日(月) 日々
◆晴れたり曇ったり。
◆庭に簡単な餌箱を突き刺して鳥たちに餌を上げているのだが、今年の冬はすごい数の雀が来ている。桜の木の下に餌箱があるのでみんな木の枝に留まっているんだが、もう100m先から集まった雀たちの声が聞こえているのだ。賑やかでいいのだけど、用意したくず米が底を尽きそうで困る。写真は
手嶌葵さんの映画音楽カバーアルバム第2弾〈La Vie En Rose〉。このシリーズは本当に素晴らしい。手嶌さんの声とニュアンスを存分に生かし切ったアルバムになっていると個人的には思う。タイトル曲はもちろん〈バラ色の人生〉という意味だが、それもやっぱり素晴らしい。そういう気分で生きていきたい。
◆何か訃報が続いた一日だった。
浅川マキさんの訃報には少し驚いた。音楽に興味を持ちだした中学生のころから、気になる存在の人だった。あれほどの存在感を持った女性ボーカリストはそうはいない。ご冥福をお祈りします。
◆いつもブラウン管(古い表現)で見ていた方たちが亡くなる度に妻と話すのは、突然死んでしまったときのために、後始末などをきちんと書き残しておかなきゃならないということ。僕などは一応著作権の関係もあるからなおさらだろう。ドナーカードなども持っているから、そういうことも含めて。
集英社さんから『青春と読書』をいただきました。ありがとうございます!

1月20日(水) 日々
◆曇り。気温が上がった。
◆道路は融けてびちゃびちゃの状態。明日は冷え込むというからまた凍ってツルツルになるのだろう。そんなことの繰り返しの北海道の冬。
コンサドーレ札幌はグアム合宿へ出発。ゴン中山のおかげで注目度も抜群。間違いなくチームに何かをもたらしてくれているはずだ。それが結果的に、成績としてマイナスになろうがプラスになろうが、若いコンサドーレ札幌というチームには大きな財産になる。中山雅史という選手はそれだけの存在だ。もちろん、結果を残しかつ将来は磐田に戻るとしても、中山ができるだけ長く札幌に留まってくれることを願う。写真はまさにOne Night Standと言うにふさわしいサム・クック〈SAM COOKE LIVE THE HARLEM SQUARE CLUB〉。久しぶりに聴いたけどやっぱいいなー。シャウトの心地よさ。
◆ハイチはどうなってしまうのだろう。ニュースを見る限りでは事態は何も好転していないように思える。ささやかな協力はしているが、あとは願うしかない。仮にこの時期の北海道に、しかも夜間に大規模な地震が来たのなら大変なことになる。北国では簡単に人が凍死する。除雪のできていない住宅街の道路は、車が通ることさえままならない場合もある。想像するだけで恐ろしい。それぞれの市で対策は考えられているのだろうか。冗談抜きで、冬山装備並みの震災対策グッズは必要かもしれない。
角川書店さんから『きらら』をいただきました。ありがとうございます。

1月22日(金) きみはぼくのともだち
◆晴れたり曇ったり。
◆帳尻を合わせるように雪がどんどん降り積もって今日も朝から雪かき。雪かきのコツは力を入れ過ぎないこと。淡々と一定のペースでできるだけ遠心力やてこの原理を使ってやることです。写真は
仲井戸"CHABO"麗市さんが、盟友忌野清志郎さんのために歌ったライブ〈I STAND ALONE〉。ライナーノーツに書かれたCHABOさんの文章を読んでいるうちに眼の奥が熱くなってきた。二人は、友達だったのだ。仲の良い友人だった。同じ道を歩んできた友だったのだと思う。一人の男として、この二人がとことん、うらやましい。
◆ここにも何度も書いているけど、ある出版社のパーティに出席したCHABOさんと奥さんにお会いできた。自己紹介をして、サインを貰い、握手もしてもらった。「本を読んでなくてすみません」なんて声を掛けてもらった。後日、拙著を送ると丁寧な手書きのお礼状をいただいた。作家なのにありきたりの表現で申し訳ないけど、まるで初めてRCサクセションを聴いた中学生の頃の戻ったように、胸がドキドキしていた。キヨシローは空の上で歌っているけど、CHABOさんはまだ僕らと同じ地平に立ってくれている。
早川書房さんから鳥飼否宇さん『このどしゃぶりに日向小町は』(早川書房)をいただきました。祥伝社さんから『小説NON』をいただきました。ありがとうございます!

1月25日(月) 日々
◆曇ったり雪が降ったり。
◆気温が急に上がってかなり雪のかさが減った。明日はかなり荒れるそうだが、スキー授業の次男がどうなるか。北国にはたいていのところでスキー授業なるものがある。まぁ要するに冬の遠足みたいなものなんだけどね(^_^;)。近場のスキー場に皆で出掛けて一日滑りまくるのだが、学校に帰ると部活があるので体育会系の連中は死にそうになる(^_^;)。高校時代は学校が丘の上にあったので距離スキーもやらされた。クロスカントリーですね。ノルディックスキーを履かされて林の中をひたすらスキーで歩くのです。あれはキツかったなー。思い出せば楽しかったけどね。写真は10年ぶりに活動を再開してアルバムを出したという
シャーディ〈soldier of love〉。なかなかいいっす。
◆口にもしたくないしニュースを見たくもないけど、また親の虐待で子供が死んでいった。過剰に反応する気はさらさらない。今この瞬間にも死んでいく子供たちは世界中で大勢いるだろう。悲しいのは、悔しいのは、死んでいく子供たちは死の瞬間まで、その小さな手で親の手を求めたと思えることだ。その親にも幼少期のトラウマがあったかもしれないとかそんな一文にもならねぇ心理分析なんか犬に食わせてしまえ。親になったのなら、死ぬまでその責任を果たせ。
筑摩書房さんから『ちくま』をいただきました。『話虫干 story debugger』連載中です。PHPさんから『文蔵』いただきました。『ラプソディ・イン・ラブ』連載中です。光村図書出版さんから『飛ぶ教室』をいただきました。『コレッタの冬休み』が載ってます。ありがとうございました。

1月27日(水) 日々
◆晴れたり曇ったり。気温が高かった。
◆人それぞれ身体の異変の感じ方がいろいろあるだろうが、僕の場合は肩甲骨の辺りだ。疲れたり風邪の引き始めには必ずその辺りの筋肉が強ばってきてひどくなってくるとこわばりが肩まで拡がってくる。肩甲骨は翼の名残という本もあったがまさに疲れて想像力の翼を広げられなくなる感じだ(誰がそんなロマンチックなことを言えと)。そんなときはストレッチをするか、それでもダメなら市販の風邪薬を飲んで風呂入ってアリ○ミンV飲んで仮眠する。今まさにそうして起き上がってきて、指慣らしに更新している。ま、なんとかなったか。更新したら仕事する。写真は渡部さんはやっぱりこういう役じゃなくっちゃ、という感じの
『外事警察』。ラストにはちょいと不満があるのだが、DVD買おうかしら。
早川書房さんから『ミステリマガジン』をいただきました。ありがとうございます。〈犬〉の特集で僕もエッセイを書かせていただきました。我が家の犬の〈ミル〉と一緒に写っています。なお妻が撮ったものなので写真の出来にはご容赦を(^_^;)。
◆これは素晴らしい! と思わせてくれる〈芸能ニュース〉を流したマスコミがもし仮にあったとしたら、心から称賛の拍手を送る。
◆もうすぐドラクエ6が来るので、急いで連載分原稿を書かなきゃと焦っている。あぁ本棚も来るんだった。

1月28日(木) 日々
◆曇り一時雪。
◆バタバタの一日。まずは排雪。道路の幅を狭くしている降り積もった雪をガシガシと専用車両がぶっとばしダンプに積んで行くのだ。シーズン中に一回しかやらないので、この後大雪が降ったりするとあーあ、という気分になる。午後からは頼んでおいた本棚が到着して、ひたすら本の片づけ。ようやく形にはなったけどまだこれからしばらくゆっくり整理をする予定。特注なのでけっこうお金が掛かってしまったけれど、予想以上に良い出来だったので満足。
◆そうして、いよいよ発表された〈iPad〉。基本的には予想を上回るものではなかった。でも、だいたいこんな感じだろうなぁという理想のものがしっかりと製品化されていてその辺りはさすがApple。値段もかなり抑えられていて発売したら買ってしまいたくなるほどなのだけど、うーんと立ち止まる。基本的に僕はMacBook Proで全てをこなしているし、上京する際にも持っていく。仕事場=自宅の部屋なので、複数台持つ必要もない。なので、iPhoneすら必要性を感じていないので、iPadを買っても「使う場面ねぇなぁ」というのが僕の感想。やっぱり僕が欲しいのは〈進化したMacBook〉なんだよなぁ。スタンドでキーボードもつけられるようだけど、今のところ日本語入力はできないみたいだし、むろんいいワープロソフトもない。結論としては、待ち、です。さらなる進化を遂げるのを期待してます。あと、新しいMacBook Proにも。

1月29日(金) 日々
◆曇り。
◆インタビューがあったので久しぶりに札幌の中心部へ。マジで久しぶりかもしれない。最近は札幌より東京に行くことが多かったりする。よく聞かれるのですが、私の住む江別市は札幌市の隣町で、JRで20分ほどで着きます。写真は大好きなミュージシャン
中山うりさんの新譜、カバーアルバムで〈7color〉。選曲が渋過ぎる(^_^;)。さすがうりさんだ。ちょっと書きだすと『夜霧よ今夜もありがとう』『夢であいましょう』『愛のサンバは永遠に』『お前とならば何処までも』『空飛ぶくじら』『悲しき天使』『夜の翼をポケットに』というラインナップだ。これだけバラエティに富んだ曲を全部自分のものにできるというのがすごい。必聴。ところでこのアルバム、以前に対談したのが縁で、マネージャーさんからいただいてしまったのだ。Uさんありがとうございます。自分でもちゃんと買います。
◆ここ何日かバタバタしたせいか、ちょっとエアポケットに落ちたかのように原稿が進まないのだけど気を引き締めなければならない。ありがたくも頼まれているものは山ほどあるのだ。怖いのは〈慣れ〉なんだとわかっていても、そいつはやってくる。
◆毎日デビューの頃のような気持ちで書かなきゃいけない。必死に、真摯に。そう思ってはいても難しいのだけど。

1月30日(土) 日々
◆月がきれいだー。
◆月を見ていてふと予備校時代のことを思い出した。満足に顔も出さないでバイトとライブに明け暮れるとんでもない男だったのだが、テストにだけは真面目に顔を出した。何の順番だったか忘れたけど、テストのとき隣りはいつも同じ女の子だった。バイトの帰り道、月の綺麗な夜に地下鉄駅の入口でバッタリその子に会った。「バイトの帰り?」と訊かれてそうだと答えると、その子に説教された。親の金で予備校入って勉強もしないとは何事だ、と。一瞬ムカッと来たが彼女の目を見て思い直した。片岡さんというその女の子は、単に怒っているのではなく真剣に僕の将来を心配してくれているのが伝わってきたからだ。予備校を出て以来片岡さんとは接点がなくなってしまったけど、今でも月の冴え冴えとした光の下、地下鉄入口脇の電柱のところで二人で話したシーンははっきりと覚えている。片岡さん、ショートカットで、きつねみたいな顔の女の子だった。考えてみれば、身内以外で、素面で女性に説教されたのはそのときだけかもしれないな。写真は
平出隆さん『鳥を探しに』(双葉社)。素晴らしい装幀に一目惚れして購入してしまった。
◆僕の名は幸也というのだけど、考えてみればなんて能天気な名前かと思う。〈幸なり〉だ。幸せなのだ。たとえどんなことがあろうと、生きている限り僕は幸せな男として存在していられる。そんな能天気な男が書いた物語を読めば、みんな少しはハッピーな気持ちになれるんじゃないだろうか。