2010年3月の日記

3月2日(火) 日々
◆晴れ。一日中心地よい天気。
◆三月弥生。春の気配がいちだんと強くなる。ここより南の方では三月と言えば春なのでしょうけど北海道ではまだまだ春の足音ぐらい。卒業式には桜というのが日本の大いなるパターンでしょうが、僕らの卒業式は雪が融けて道路がぐちゃぐちゃの時期で桜なんかまだ芽も出ていない。中学のときグラウンドに面した入口からずらりと並んだ在校生に見送られて卒業生は学校を出ていくのですが、足下はみんな長靴かスノトレ(スノートレーニングシューズ@北国原産)でした。写真が大好きな
クリント・イーストウッド〈ダーティ・ハリー〉のブルーレイBOX。悪人はぶっ飛ばしていいよホント。世の中の馬鹿どもを一掃したい。むろん政治家含めて。
◆DVDは欲しいけど観られる環境作りをしなければ。
MacBook ProのCDDVDドライブがまた壊れてしまったのだ。もちろん居間や台所にはテレビとプレーヤーがあるので観られるけど、煙草吹かしながら観たいものがたくさんあるんだ。どうしようかなぁ。
倉阪鬼一郎さんから『さかさ』(角川文庫)を、徳間書店さんから『本とも』をいただきました。ありがとうございます!
◆オリンピックは終わったけれど、いよいよ球春だよ。野球もサッカーも始まるよ。楽しみだぁ。
◆えー、電子出版? マジで? とりあえず詳細を。

3月3日(水) 雛祭り
◆晴れたり曇ったり雪が少し降ったり。
◆姉が二人居たので、小さい頃は雛祭りが楽しみだった。普段はしまい込まれているお雛さまを押入れの奥から出して、ひとつひとつ出していくのもおもしろかった。確か、五段飾りぐらいあったと思う。雛あられや、白酒代わりの甘酒も美味しかった。隣りに住んでいた同じ年頃の幼馴染みも姉妹だったので、小さい頃は本当に女性に囲まれて育ったのだ。写真は
〈渋さ知らズ〉のニューアルバム『渋夜旅』。DVDも付いてきて渋さ知らズの真骨頂を見せてくれるとか。
サッカー日本代表はアジアカップの実質消化試合をバーレーンと。海外組を揃えてほぼベストメンバーで、2-0の勝利。判っていたことだけどやはり俊輔(もう海外組じゃないけどね)や松井が入ることでアイデア溢れる攻撃の形が増える。そして本田が攻撃的なポジションを取ることで吹っ切れたように前へ出て圧力が増した。長友も松井との素晴らしいコンビネーションでチャンスを作りだした。長谷部もボランチで精力的に動き回りペースも保った。とりあえずサポーターを納得させる内容ではあった。が、驚かせてくれるにはほど遠い。ただ、キーマン(岡田監督はそうするんだろうね)である中村俊輔が国内組になったことで、オプションである海外組(森本・松井・長谷部・本田)をより生かすためのチーム作りというのは進むだろう。もっともその機会が後は親善試合しかない。スペインに行ったのが邪魔だったなぁと個人的には思う。現時点での個人的なベストは松井・本田・森本・岡崎・中村という攻撃的な前の選手をとにかく完璧なまでに融合させること。あと、闘莉王は前に行くな(^_^;)。

3月5日(金) 日々
◆曇り。
◆いよいよJリーグが明日から開幕する。
コンサドーレ札幌、プレシーズンマッチを1試合観ただけだが、新加入の選手たちのおかげでゴールへ向かうパワーは増えた気がする。ただボール捌きは昨季と変わらない。DF力も昨季並みかなという印象だ。石崎監督の言うようにやはりボランチが重要になるだろう。上里と宮澤がどこまでそのセンスを発揮してくれるのか、DF陣との融合をどこまでやってくれるか。昇格はそこにかかっているような気がする。頑張れ! 写真は大好きなウィルソン・ピケットのアルバム〈THE EXCITING WILSON PICKET〉。そして、またぞろ虐待のニュースが飛び込んでくる。何度も言う。我が子にいらいらして手を上げてしまう気持ちは理解できる。僕も経験している。そこから虐待へと続く心理はまったく理解不能だ。それから、どんな理由があろうと小さい子を残して外出するという行動も理解できない。頼むから、考えてくれ。立ち止まって、自分を省みてくれ。
◆世の中きっとどこを見ても不満に感じることだらけなんだろう。そして今はその気持ちをダダ漏れさせるメディアがたくさんある世の中なんだろう。でもそんな気持ちを吐き出し続けてどうするんだと思う。それは、生きる力になるのか。
集英社さんから『すばる』をいただきました。4月号にコラムを書いています。初登場です。あ、幻冬舎さんから『papyrus』をいただいていました。ありがとうございます!
◆クレイジーヘッドにクールハート、クールヘッドにクレイジーハート。

3月6日(土) 日々
◆曇りときどき晴れ。
◆どんどん雪が融けていく。我が家の廻りは腿の辺りぐらいまでの高さで線路の枕木を積んで塀代わりにしているのだが、冬の間はもちろんすっぽり雪に覆われる。それが、この時期になってから雪を掘り、枕木を露出させると太陽の熱をどんどん吸い廻りから雪が融けていく。そういうのも、春の風物詩になる。写真は見逃してしまった映画
『イングロリアスバスターズ』。評判どうだったのかなぁ。面白いのかぁ。
◆いよいよ
Jリーグが開幕した。鹿島の試合を観たけど今年も強いなー。我がコンサドーレ札幌は明日。楽しみな毎日の始まりだ。北海道日本ハムはオープン戦真っ最中。今日はダルビッシュが登板したけど、いやいやそれ取っておいてくれっていうぐらいの快投。今年も神さまダルさまになりそうだ。あと、去年ブレイクした糸井はなんだかすごく巧くなってるぞ。今年はさらなる飛躍を期待している。
◆漫画家道を熱く語る漫画『バクマン』。おもしろいなぁ。開始当時からおもしろくて、でもどうやってストーリーを続けていくのかと思ったけどなるほどねー。こんな感じなら、15巻ぐらいまでは行けるかもね。
◆親として子供の学校の成績云々は悩みどころだ。でも、自分のその頃のことを考えると、結局自分自身が決めてやらなきゃなんにもならないんだよね。まぁそれで僕は結局やらなくて高校落ちたりいろいろあったんだけど、なんとかなってしまって今こういう場所に立ってるものだからなー。ちゃんとした手本にならない親なんだ。見本にはなるだろうけど。

3月7日(日) 日々
◆昨夜雪が降って、日中は晴れ。
コンサドーレ札幌は開幕戦を鳥栖とアウェイ。1-1の引き分け。追いつかれての引き分けで、アウェイとはいえ勝ちを逃した感があり。良かったのは、新加入のFW近藤を生かした攻撃の姿勢が全選手に見えたこと。悪かったのは、攻撃陣のバランスがまだ悪くて、動きがかぶり過ぎ。それぞれが活かされる場面が少なかった。あと、やっぱり懸念されたボランチとDFのバランスだなーと思う。昨季途中のダニルソンのワンボランチのときが非常に良いバランスだったので余計に目立ってしまう。まだまだチームとして熟成が足りない。とはいえ、チーム力を落とすことなく昨季並みのことはできる。後はどれだけ上積みできるか。ゴン中山はちょっとだけ出て見事なシュート。決まれば良かったけどなー。それから今年こそtoto当たってくれないかなぁ。写真はキヨシローの未発表曲が収められた新譜忌野清志郎『Baby#1』。清志郎がもういないことに慣れない。慣れてしまいたくない。どこかで歌っているはずさ。
小学館さんから『STORY BOX』メディアファクトリーさんから『ダ・ヴィンチ』をいただきました。ありがとうございます。『ダ・ヴィンチ』には『DOWN TOWN』(河出書房新社)のインタビューが載っています。
◆いろいろと考えなきゃならないことが多い春。それでも春がやってくることに喜びを。

3月10日(水) まったくもう
◆曇り。
◆スケジュールがびっしりなのは本当にありがたいことなのだが、どうも最近ポロポロと抜け落ちている。別に逃避ではなくて本当に忘れているのだ。いかんなー。ちゃんとスケジュールに書いておかないと。というわけでポプラ社のYさん本当にすみませんでした。今月の締切りは忘れません。あと、連載終了作品の単行本化のスケジュールとかも、もう忘れまくっている。書き下ろしなんかもってのほかというぐらい遅れているし。いかんなぁ。なんとかしなきゃなぁ。どうしたらいいかなぁと悩む49歳の春。写真は
東京スカパラダイスオーケストラの新譜『world ska symphony』。スカサイコー。
◆規制されるべき表現はあるかという問題。簡単に答えは出ないだろうけど基本はひとつ。創作における多種多様な表現を規制すべきではない、というもの。それだけははっきりしている。その上で、実写の児童ポルノの制作者・販売者・購入者には重い刑罰を与えるべきだと考えている。死刑にしてもいいとさえ僕は思う。では、フィクションなら何を作ってもいいのか。基本は、規制すべきではない。そこから先は人間としてどう生きるか、どう社会を形作っていくかの問題だ。議論はあって然るべき。行き過ぎた(と、社会情勢の中で考えられる)制作物に何らかの規制の枠組みはあって当然。だけど、全ての表現は自由であるべきだ。そうでなければならない。

3月11日(木) 日々
◆晴れ。一日中穏やか。
◆歴史は繰り返すというけれど、国というシステムも世界中で過去何度も潰れてきたはずだ。出来上がったものはいつか崩れゆく。遠い過去でなくても20世紀を体験した僕らは実際にそれを見てきたはずだ。緩やかであれ、急激であれ、いつか国は変わっていく。ひょっとしたら崩れ落ちる。その瞬間を生きている間に見るかもしれない。実際に僕らの父母はそれを体験したのだから。そのときに、何をしているのか。何を考えるのか。写真は一生追い続けるミュージシャン
佐野元春のDVD『MOTOHARU SANO LIVE ANTHOLOGY 1980-2000』。国のための準備はできているかい? 覚悟をしているかい?
◆男が中心の社会になっているというけれど、広告業界では何十年も前から女性中心の考え方だ。それは今も変わっていないはず。消費の主役は幼稚園からおばあさんまでひっくるめて女性上位だ。美しい女性を主役にすることを男を満足させる目線だと怒る人もいるようだけど、違う。美しさでは男は女にどうあがいても叶わないのだ。だから崇めるのだ。
◆僕は泣かせようとか懐かしがらせようとかそんなこと考えながら書いたことは一度もない。読んでくれた方がそう思ってくれることはものすごく嬉しいけど、狙って書いたことなんかまったくない。ただ、自分でおもしろいと思った物語を組み立てているだけだ。フレームが出来上がったらそこに似合うものはなんだろうと考えチョイスして、そのフレームの中に映し出しているだけ。そういう書き方。
徳間書店さんから『SFJapan』をいただきました。ありがとうございます。

3月12日(金) 日々
◆曇り。少し寒い日。
◆デビュー作の頃から、基本的に作風が暗めだと言われた。どこかに淋しい色が漂っていると。それは意識したものじゃなくて、自然にそうなった。まぁカッコつけて言うとブルーズなんだね(^_^;)。それで、「今度は明るいものを書きましょう!」と、デビュー前から僕の作品を知っていた集英社のC塚さんに言われて書いたのが
『東亰バンドワゴン』だ。だから、これはポップスかな。結果として今現在小路家の生活を支えている(^_^;)作品になっている。ってことは明るい物語の方が僕の文章や制作力(変な言葉だけど)には合っているんだろうかとも考える。だからといって無理やりにそういう物語を捻くりだせるはずもないのだけど。いろいろ考えてしまうのですよ。逆に思いっきりヘビーなロックな物語を書いてみようかなとも思う。写真は懐かしいアーティスト、彼もまた寂しげな色が似合うクリス・レア『オン・ザ・ビーチ グレイテスト・ヒッツ』。渋いッス。
角川書店さんから『野性時代』祥伝社さんから『Feel Love』をいただきました。ありがとうございます。『Feel Love』に連載していた『ピースフル』は今号で終了です。加筆修正して、いずれ単行本でお届けできるかと思いますので、よろしくお願いします。
◆プロフィールのページ、以前の写真入りに戻してみました。写真も、フォトグラファーの
岩崎美里さんに以前に撮ってもらったものを載せています。岩崎さんありがとうございます。彼女はこういう写真集を出していますよ。

3月13日(土) 日々
◆曇り。
コンサドーレ札幌はホーム開幕戦、福岡と。これがまぁ0-3の完敗。まず、福岡が昨季とはまるで別のチームになっていて、その完成度に驚いた。これは素直に拍手を送りたい。この調子を保っていけたなら間違いなく昇格候補の一角に食い込むと思う。それに対してコンサドーレ札幌は初戦で感じた不安が一気に噴出した。とにかく中盤で勝てないのだ。中盤を担うのは古田・藤田・上里・宮澤という20歳前半の若き4人なのだ。才能に関しては折り紙付きで藤田も宮澤も年代別日本代表だ。だが、この4人が未だに機能していない。そして新加入FWの近藤や内村ともマッチしていない。素晴らしい場面を作ったりもするのだが、根本的な競り合いや位置取りに負けてしまっているから続かない。いくらゴン中山が残り10分で出てきてチームの雰囲気を変えても限界がある。確かにゴンが出てからは攻め立てるシーンが続いたが、それは福岡の余裕の現れだ。今季開幕して1分け1敗。ホーム開幕でいいとこなしの惨敗。この結果を受けて、さぁどこまで奮起できるか。そして石崎監督は手を打つのか。次節に期待する。
◆写真はシャーロック・ホームズの映画公開記念(^_^;)。〈名探偵〉の称号は永久にこの男のためにある。永遠の名探偵
アーサー・コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』(創元推理文庫)
ポプラ社さんから『asta*』をいただきました。おまけもいただきました。ありがとうございます! 今号から『HELLO!! Mr.SAINT! 花咲小路四丁目の聖人』が連載開始です。イギリスで〈泥棒紳士〉と謳われた老人が住む日本のある商店街。どんな出来事が起こっていくのか。よろしくお願いします。

3月14日(日) 日々
◆晴れたり曇ったり吹雪いたり。
◆札幌市のグループホームで火災。動けないお年寄りが7人も亡くなった。まったく無かったと言ってもいい防火体制と、現在の老人介護施設の状況に憤る。地元の事件でもあり、また、実家の母も、まだ身体が元気とはいえ、いざというときの話を姉としているのでなおさらいろいろ考えてしまう。老人介護の問題は、この場で簡単には話せないぐらい、多くの現実と辛い実情が横たわっているのだろう。児童虐待に関してはその根がはっきりしているので言いたいことも言えるのだが。写真はファン待望のDVD化。
〈桑田佳祐の音楽寅さん あいなめBOX〉。マジでこれは待っていた。
◆サントリーの缶コーヒー〈BOSS 大人の流儀〉のCMが良い。こちらで見られるかな? 北大路欣也さん、加藤剛さん、松坂慶子さん、そして加藤茶さん。四人とも喪服だ。設定として、旧友の葬式か法事かに集まった仲間なのだろう。若き日を共に過ごしたのだろうと思わせる。この四人のキャスティングにも驚いたが、北大路欣也さんと加藤茶さんが実年齢でも同い年だったというのに驚き。そして『大岡越前』を幼い頃にずっと見てきた身としては、加藤剛さんのやつれ具合に胸が痛む。お身体ご自愛ください。
◆しかし最近良いドラマより良いCMにばかり目が行く。CMにはジャニーズを使わなくていいから楽しいんじゃないかなんて勘ぐりもしてしまう。ドラマ制作者、もっと頑張ってくれ。

3月17日(水) 日々
◆曇り。寒くなってしまった。
◆都条例の問題。何度でも書くが、実写の児童ポルノの制作者・販売者・購入者には重い刑罰を与えるべきだと考えている。死刑にしてもいいとさえ僕は思う。海外に出て少女少年を買う大人も同様だ。むろんレイプなど性犯罪者にだってもっと重い刑罰を与えてもいい。けれども、創作における多種多様な表現を規制すべきではない。誰かが決めて規制すべきものではない。世に出されたものに対する責任は制作者と販売者にある。と、僕は思う。写真は
〈THE BLUE HEARTS on TV DVDBOX〉。ブルーハーツのテレビ出演したものをほとんど集めたとか。これはファンならずとも一度は観てみたいのではないか。資料的価値も大。
◆上記の都条例に関して、様々な信頼できる資料を読みあさった。結果として思うのは、やっぱりどうしてこんなに何かに凝り固まった人が多いのだろうということ。簡単に言うと馬鹿が多くて疲れるということだ。こんな国で作品を作っていていいのかとも思う。それでも、絶望なんかしないけどね。だって地球は丸いんだもん。
日本出版販売さんから『新刊展望』朝日新聞出版さんから『トリッパー』集英社さんから『小説すばる』実業之日本社さんから『ジェイ・ノベル』をいただきました。ありがとうございます。『ジェイ・ノベル』では『coffee blues』連載中です。よろしくお願いします。

3月18日(木) 日々
◆晴れたり曇ったり。
◆そろそろ住宅街の中通の道路もアスファルトが顔を出して、冬の景色もここまで、という感じになっていた。犬の散歩に出るときもダウンから衣替えして少し薄手のものに替える。でもこれからの季節がいちばん犬のお腹が汚れる季節なのだ。我が家の犬はお腹をタオルで拭かれるのが嫌いらしくていつもうーうー唸る。我慢しろっ。
◆恥ずかしながら初めて自分で選んで買った服というのは自衛隊払い下げのアーミージャケットだった。当時そういうのが流行っていたのだ。実家は自衛隊の眼の前で、そういうものを扱う店が近くにあったのだ。その店に行くと、自衛隊が使っていた本物の服やら鞄やらブーツやらがところせましと並んでいた。今では信じられないがナイフなんかも店の奥に並んでいた。飯ごうやらズタ袋をそこで買って、自転車で北海道を回ったときには持っていったっけ。
◆中学校の頃、夏休みにクラスの仲の良い友人たちと祖母が暮らす海辺の町に泊まりに行った。何泊したのかは覚えていないけど一日中海で遊んでいた。同じ仲間で何時間も掛けて積丹半島の方へキャンプにも行った。保護者もなしで三泊か四泊した記憶がある。今よりちょっと大らかだった時代だと思う。
◆中学生の次男の生活を見ていても、今は僕らの時代より親も学校も世間もいろんなことに過敏になっている。たぶん、信じられないんだ。自分の子供を信じてはいても、他人の子や親や周りに信じられない人間がいる、ということを不安がっている。僕らが中学生だったあの時代と、いつどこで何がどう変わってしまったのだろう。要因として考えられることはいくつかあるけど、長くなるので終わり。

3月19日(金) 日々
◆晴れたり曇ったり。穏やかな日。
◆デビューして七年が過ぎたというのにいまだに時間の使い方が下手だと思う。とにかく、一日中時間があるのだ。寝てる時間以外は自由に使えるのだ。いくらノッていたって三時間も四時間も連続で書き続けられるわけじゃない。個人的な感覚では、明日にダメージが残らない感じでは、一日の合計で六時間が限界なような気がする。ってことは睡眠時間を七時間にして食事や風呂や犬の散歩で五時間使ったとしても、六時間も残るじゃないか。いったい僕はその時間を何に使っているんだ。あぁ情けない。写真はますますノッてきた感じのある札幌出身
サカナクション『kiiUUiki』。いいねー。
◆考え方がおかしい人間が世の中にたくさんいるという現実をこうも突きつけられるとさすがに気が滅入ってくる。一見普通に見えても気が狂っているとしか思えない連中が、当たり前の顔をして何かを取り仕切る立場に居たりする。それに対抗する術はあるのだろうけど、自分の人生の貴重な時間を浪費することは明白だ。周囲の人間にも多大な犠牲を強いることになるだろう。それでも、もし、戦わなければならないときが来たのなら、立ち上がらなければ、こんなところで文句言ってる自分が情けないだろうなと思う。
小学館さんから『きらら』をいただきました。ありがとうございます。

3月20日(土) 日々
◆雨が降ったり。
北海道日本ハムは開幕戦を札幌ドームで。エースのダルビッシュで落としてしまった。まだ若いダルビッシュの青さが出たかな、という試合だったが、打撃陣の好調さは見て取れた。まぁさほどがっかりする内容ではない。心配ないさ。
◆映画
『20世紀少年』を全部観た。長くなるので一点だけ。もし僕があのマンガを実写映画にするから脚本を書けと言われたら、絶対に譲れないのが〈ケンヂとともだちの関係の、物語内リアリティ強化〉だ。マンガも映画も〈何故ともだちはともだちになってしまったのか〉という点にどうしても弱さを感じてしまう(それに関連する〈ともだち〉の数々の行動も)。それでもマンガならまだ許される範囲だったけど、実写ではそこの弱さ・緩さは許されないと、僕は感じた。原作に忠実に作り上げることもまたひとつの方法だろうけど、個人的な好みとしてはもっと仲間たちの葛藤にスポットを当てて、大胆に改変した映画を観てみたかった、というのが素直な感想。写真はこれもマンガ原作で、ドラマ制作者の熱さが感じ取れた『深夜食堂』のDVDBOX。これを観るのが楽しみだ。
祥伝社さんから『小説NON』集英社さんから『青春と読書』をいただきました。『青春と読書』には『フロム・ミー・トゥ・ユー 東亰バンドワゴン』コウさんの巻後編が載っています。来月も載りますよー。

3月22日(月) 日々
◆昨夜降った雪で一面真っ白。午後には融けたけどね。
コンサドーレ札幌は日曜日に栃木とアウェイ戦。1-0で勝利。機能しないところのメンバーを入れ替えて望んだ一戦。石崎采配が実を結んだ感じ。っていうか最初からそうしろよって(^_^;)。CBに入った藤山はベテランかつJ1での経験を十二分に生かして身体を張り、芳賀はボランチとして昇格に貢献した年を思い出させる活躍。危ないところに顔を出しなおかつ攻撃のリズムを作った。前線のキリノと近藤もようやく二人で動くリズムを掴んだようでチャンスを演出していた。1点しか取れなかったのは得点力不足だが、早い先制点を守り切ったのは、攻めていたからこそ。これで前を向いて勢いに乗ってほしい。で、連敗した北海道日本ハムは、今日、笑うしかないゲーム展開で14-5という快勝。目が覚めたかな。写真は〈風〉のファーストアルバム〈風〉〈かぐや姫〉というフォークブームを担ったグループのメンバーだった伊勢正三さんが、解体後に結成したデュオだけど、伊勢さんの才能と功績はもう少し認められてもいいと思う。彼の作る曲の美しさは当時活躍した人たちの中でも群を抜いていたと思う。
◆世の中のおかしな部分を何とか修正するために自分が何かできるのかと考える。たぶん何かしらの方法はあると思うけど、果たしてそれは自分のやるべきことなのかと自問する。逃げるのではなく、今与えられて掴んだ小説家というスタンスで戦うしか、作品を書くことしかないのだとその思いを振り
切る。結局人一人ができることなんか高が知れてる。自分の書いた思いを1000人の人が読んでその内の1人にでも何かが伝われば充分だと思う。思い上がるな。勘違いするな。特別な人間じゃない。お前はただ物語を書くことしかできない人間なんだ。だったら脇目も振らずにそれを一生懸命やるしかない。書け。

3月24日(水) 日々
◆湿った雪が降り続く。
◆心の傷、とはなんだろう。心許せる人が傍にいて、話を聞いてもらって慰めてもらってそれで満足したとしても、聞かされた人が本当の意味で理解できるものではないだろう。それぞれが文字通り自分の心の中にそっとしまっておくものではないだろうか。もし、その心の傷が、通常の社会生活が営めないほどのダメージを受けているものならば、それは当然そのダメージを与えた相手に何かしらを求めるべきだろう。責任の所在がはっきりしているのなら尚更のこと。でも、もし、心に傷を受けているとしても、通常の社会生活ができるのならば、それをことさら表に出すことはどうだろう。関係のない人にまでその傷を、幾重にもオブラートにかけたとしても、わからせて理解を求めるのはどうだろう。僕には、それは、はしたない行為に思えてしまう。我慢しろと言うのではない。傷をしまっておける程に心は強くはなれないのだろうか、と思う。それとも強くなることを求めるのは、今の時代には合わないのだろうか。写真は名作
〈マイライフ・アズ・ア・ドッグ〉
◆雪が融けてくると、冬の間毎日のように庭の餌箱に来ていた野鳥たちの姿が見えなくなってくる。どこかに移動しているのかなぁ。ちょっと淋しかったりする。アカゲラは普段はどこにいるんだろう
新潮社のOくんとAちゃんが来道。お疲れさまでした。ごちそうさまでした。また仕事をいただいてありがたい限りです。ひたすらがんばります。

3月26日(金)
◆晴れ。気温が下がって少し肌寒い。
◆働くというのは基本、とても大変でキツイものなのだ、という認識は古い考えなんだろうか。職業に貴賎はないし、どんな職業でもきちんと毎日こなしていくのはそれなりのスキルと向上心が必要なのだ。いろんな考え方の人間がいるし、はっきり言ってどうしようもない人間もたくさんいる。そういう人が同じ仕事をしていて上司になる場合だってある。理不尽なことがまかり通って当たり前という場合もある。そんなのはおかしいと叫んだってどうしようもない。それが現実なのだ。それなのに仕事が上手く回るのは、ちゃんとした人も多く居るからだ。卒業して就職する人も多いと思う。進級進学して将来のことを考え出す人もいる季節。夢は見るべきだし、目標は高く掲げた方がいい。でも、どんな仕事でも大変なんだという覚悟もしておいた方がいい。そして、ちゃんとした人間になろうと心に決めてほしい。写真はようやくDVDが発売になった傑作ドラマ
『外事警察』。暗い、ひたすら暗いビジュアルだ(^_^;)。
北海道日本ハムは惨敗でしたねー。ひどい試合だったな。つけいる隙はあったように思ったんだけど。
筑摩書房さんから『ちくま』をいただきましたありがとうございます。『話虫干 story debugger』を連載中です。よろしくお願いします。どうしても〈ちくわ〉と打ってしまいそうになるのは内緒だ。

3月28日(日)
◆曇り。まだ気温が低いなー。
◆うーん
北海道日本ハムは守護神(のはずの)武田久がダメダメでしょっぱい試合続き。確かにシーズン始まったばかりで守護神の調子を見るのは必要だろうけど、2試合続けてこれではファンのモチベーション下がるわー。もう少しなんとかならなかったのか。対してコンサドーレ札幌はホームで岡山と。今季のファーストFW近藤の得点魂みなぎるの2得点で見事なホーム初勝利。だが全体としては決して良い試合ではなく、どうもまだ守備の面での不安が顔をのぞかせる。たぶんボールホルダーへの寄せの問題だと思うんだよなぁ。攻撃陣の連携も良いときと悪いときの差が激しい。とはいえ、これで連勝。少しは上向きの気持ちで次に臨めるかな。あとは、もう一人のファーストFWキリノの爆発が見られればノって行けると思うのだが。写真はいわゆるB級アクション映画なんだけど、ルドガー・ハウアー大好きだしこの映画に出てくる彼の部屋が素晴らしい。あんな部屋に住みたい。『WANTED』
PHPさんから『文蔵』をいただきました。ありがとうございます。『ラプソディ・イン・ラブ』連載中です。よろしくお願いします。
◆また虐待で子供が死んだ。基本的に自由というものを重んじるタイプの人間だけど、こういうニュースを聞かされると本気で管理が必要じゃないかとさえ思う。それでも信じて願うしかないんだけど。

3月29日(月) 満月の夜
◆晴れ。まだ気温は上がらず。
◆カラオケは苦手だ。今までの人生でカラオケで歌ったのは3回ぐらいしかない。会社員時代に社長に言われて歌ったのと、同僚の結婚式の二次会と、クラス会で歌ったのと(空気を読んだってやつですね)。そもそもが音痴なせいもあるが、『20世紀少年』でケンヂがカラオケを歌わなかった理由と同じような感じだ。ステージでギター持って歌っていたのになんでカラオケ、と変に意固地になった部分がある。今ならまぁ歳を取ったので楽しめるとは思うが、そもそも酒を飲まないので宴会に参加することもなく行く機会もない。写真は
〈LOVE PSYCHEDELICO〉の新譜『ABBOT KINNEY』。あいかわらずカッティングが小気味よい。
西澤保彦さんから『こぼれおちる刻の汀』(講談社)をいただきました。西澤さんありがとうございます!
◆気を抜くと襲ってくる「なんでこんなしょうもないものしか書けないんだ症候群」。いかんいかん。
◆拙著
『DOWN TOWN』(河出書房新社)。主人公のショーゴが〈ぶろっく〉に行くきっかけになったエピソードは、そのまんま僕の経験談。中学の先輩にばったり楽器屋の前で会って「おいでよ!」と誘われたのだ。なので、ユーミさんにもモデルがいる。そしてカオリさんも。30年以上も前の日々を物語の形にできて、自分でも少し嬉しかった。